股間の刃   作:スピリタス3世

31 / 47
第三十一話 珍古強襲

  side 炭治郎

 

 俺は今、鋼鐡塚さんを無理矢理逃げさせた後、伊之助と逃げていた。

 

「悔しいなぁ…………何か一つ出来るようになっても、またすぐ目の前に分厚い壁があるんだ…………」

「泣くほどのことか⁉︎」

「凄い変態(ひと)はもっとずっと先のところで戦っているのに………俺はまだそこには行けない………こんなところで躓いてるようじゃ………俺は…………」

 

 くそっ、このままじゃダメだ…………。自分の性癖について、ちゃんと見つめ直さないと…………

 

 

 

 

  side 半天狗

 

 童磨に任せて、隠れていようと思ったのに……………

 

「逃げるなぁぁぁぁぁ‼︎変態から逃げるなぁぁぁぁぁ‼︎」

「ひぃぃぃぃぃぃぃ‼︎」

 

 儂は今、下半身丸出し珍珍ギン勃ちの大男に追われておる。分身も全て、あの男に猥談で殺されてしまった。というか何故、儂の攻撃が機能しない⁉︎そして奴の猥談はなんだ⁉︎新手の血鬼術か⁉︎なら何故無惨様の味方をしない⁉︎

 

 とにかく、このままでは分身を出しても機能せん‼︎なんとかしないと………

 

「…………」

「君、危ないぞ‼︎」

 

 まあいい。ちょうどいいガキがおった。ひとまず此奴を食って、強くならねば……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「妊娠した男の子のボテ腹。」

「ぐわぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 このガキ、なんて性癖をしてるんだ⁉︎その歳で歪みすぎじゃろ!第一男は妊娠出来んし………。それに、此奴の猥談から衝撃波が………っ!日輪刀でもないのに、身体が再生できない‼︎首も切れてしまった………

 

「君、随分と変わった性癖を持っているな。名前は?」

「小鉄です。よろしくお願いします!」

 

 くそっ、こんなガキにいじめられて倒される………なんて儂は、可哀想なのじゃ……………

 

 

 

 

  side しのぶ

 

 姉さんの仇…………その鬼の使う武器は………2対の扇…………

 

「やあやあ、初めまして!俺の名前は童磨!早速だけど、俺と猥談しない?」

 

 間違いない、この鬼だ‼︎

 

「初めまして………ですって?この羽織に見覚えがあるでしょうに………っ!」

「ああ、それね!とてもおっぱいが大きくてムチムチしたお姉さんが着てたよ!懐かしいなぁ〜!」

 

 くそっ、本当にムカつく‼︎姉さんを性的な目で見るな‼︎確かに私よりボインボインだけども‼︎

 

「あれ〜、猥談が効いてないのかな〜?」

 

 それにしても………これは最悪な状況ね。せっかくコイツのために身体中に毒を溜めたのに、猥談結界とかいうふざけた血鬼術のせいでそれが使えない。更に、コイツと猥談しない限り、倒すことは出来ない。

 

「よしっ、それじゃあもっと猥談しよう!君は1人エッチをするのかな?」

 

 そして、人に向かってエッチなことを言うの……………めちゃめちゃ恥ずかしい‼︎

 

「うるさい‼︎///」

「どうしたの〜?怒ってばっかりじゃ、痛くも痒くもないよ〜♪あっ、もしかしてさっきの図星?」

「黙れ‼︎私の姉を殺しやがって‼︎///」

 

 とりあえず、辺りを見渡さないと…………他の人が居たら、私の猥談が聞かれる‼︎右は?左は?後は?よしっ、誰も居ない‼︎

 

「やっぱり君、1人でシてるよね〜♪どんなことを考えながらするの〜?」

「言わない‼︎自分の脳みそで考えたらどうだ⁉︎///」

「シてはいるんだね。」

「そうだよ‼︎///」

「ぐっ………!この程度の猥談で、この威力…………っ!」

 

 それにしても………何故奴の猥談(こうげき)は効かないのだろう………?もしかして、この血鬼術の主が猥談と判定してないのか………?

 

「えっ、嘘でしょ?半天狗殿も死んじゃった〜!大切な親友だったのに………」

 

 どうやら片方の上弦は死んだみたい。あと、涙は流すのに血の気を感じない。脈拍が変化したような感じもなく、顔の色も全く変わらない。これはもしや…………感情が欠落する病気…………失感情症(アレキシサイミア)

 

 猥談の猥は、エッチという意味…………そして感情の無いこの鬼は当然、エッチな感情もない‼︎そしてこの結界内は、本人がエッチだと思うことしか猥談判定されない。故に、奴は何を言っても………猥談にならない‼︎

 

「貴方、何も感じないんでしょ?」

「はい?」

「この世に生まれてきた人たちが当たり前に感じている、喜び、悲しみや怒り、体が震えるような感動、エッチな気持ちを、貴方は理解できないんでしょ?」

「…………」

 

 当たりだ‼︎図星も図星‼︎

 

「貴方 何のために生まれてきたの?」

「……今まで 随分な数の女の子とお喋りしてきたけど………君みたいな意地の悪い子、初めてだよ。何でそんな酷いこと言うのかな?」

「それは………私の姉を殺したからよ‼︎」

 

 さて、後はエッチなことを言うだけ…………凄く恥ずかしいけど、これも姉さんの仇を討つため………っ!さあ、言うぞ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「冨岡さんのチンチンをツンツンしたい……///」

「胡蝶⁉︎」

 

 えっ、冨岡さん?いつから居たの………?さっきの、聞かれてないよね………?

 

「………俺は変態じゃないので失礼する。」

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎///」

 

 聞かれてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎

 

「冨岡さんのチンチンを……ツンツンしたい………いい…………猥談だね………っ!」

「うるさい‼︎とっととくたばれ、糞野郎‼︎///」

「失礼する。」

「そんなんだから皆に嫌われるんですよぉぉぉぉぉ‼︎///」

 

 こうして姉さんの仇討ちは、全く釈然としない結果に終わった…………




しのぶさんにエッチなことを言わせたかったので、この話を書きました。あと、小鉄君は性癖歪んでそうなイメージがあったので。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。