股間の刃   作:スピリタス3世

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第三十九話 まずあの可愛らしいな顔がエッチ。次に声。キャハハと笑う貴女は世界中を平和にするでしょう。次に実は隠れ巨乳。服を脱いだ瞬間に見える谷間がエッッッッ!そしてやっぱり脚‼︎太ももぉぉぉぉ‼︎

  side 善逸

 

 出汁介が丸ちゃんを見つけた。

 

「これでもう、逃げられないな。」

「そう………じゃのぅ………出汁介………」

 

 その絵面は、まさに鬼が人間を見つけるかのようだった。実際は逆なのだが。

 

「どうして………俺を避けてたんだ?」

 

 チンコ丸出しだからだろ。

 

「それは…………」

「言いにくい………ことなのか?」

 

 そりゃそうだろ…………

 

「………正直に………話すしかないのぅ。」

「ありがとう。」

 

 側から見たら、いたいけな少女に迫る下半身丸出しの大男。完全に事案だ。普通なら、すぐにでも変態を退治するだろう。彼女からは恐怖の音がするはず。だが、そこから聞こえたのは……………

 

「出汁介、俺禰豆子ちゃんで45ってくるから、ちょっと離れるわ。」

「…………分かった。気遣い、感謝する………」

「気にすんな!」

 

 2人だけで存分に話し合ってほしい。そう思って、俺は2人から距離を取った。

 

 

 

  

  side 朱紗丸

 

 妾が、出汁介を避けてた理由………それは、あの事を知られたく無かったからじゃ。あのような事をしてしまったのでは、お主に合わせる顔が無かった。でも、お主から近寄られたのでは………

 

「それでば………話すぞい。」

「ああ…………」

 

 話すしかあるまい。

 

 

 

 妾と出汁介は家が隣で歳の同じ、幼馴染じゃった。

 

「丸ちゃん、蹴球野球をしよう!」

「おお!いい提案じゃのぅ♪」

「俺のおちんちんに、勝てるかな?」

「妾の脚のが強いぞい!」

「確かに。エッチだし。」

「そっ、それ………あんまり他の人には言わぬ方がええのじゃ……///」

「そう………なのか?エッチって褒め言葉だと思ってたんだが………」

 

 よく2人で遊んだり、

 

「出汁介、お前は丸ちゃんと結婚したいのか?」

「へっ⁉︎///」

「はい、父上。」

「やっぱり♪2人はお似合いだものねぇ〜♪」

「そう言って下さり、ありがとうございます。母上。」

「うう、照れるのじゃ………///」

「出汁介君なら、丸の事を任せられるな!」

「ありがとうございます、義父上(ちちうえ)。」

 

 おじっちゃん・おばっちゃん(出汁介の両親)や妾のおっかちゃんと仲良く暮らしたりしておった。お主は少し変わっておったが、

 

「やぁ、お嬢ちゃん♪」

「俺たちと蹴鞠より楽しい事をしようよ!」

「わ、妾は忙しくてのぅ………」

「「いいからとっとと来い‼︎」」

「きゃあ!」

「そこまでだ、貴様ら‼︎この珍棒が、目に入らぬか‼︎」

「「うわぁぁぁぁあ、変態だぁぁぁぁ!」

「あ、ありがとなのじゃ………」

「気にするな。俺とお前の仲だろう?」

 

 優しく面白くて、とても楽しかったのぅ!

 

 じゃが、そんな日々も長くは続かんかった。

 

 

 

 お主が官能小説を買いに家を離れておった時、

 

「嫌じゃぁぁぁぁ!鬼になどなりとうなぁぁぁい!」ブツッ

 

 妾は無理やり鬼にされた。

 

 

 

 

 そして、目が覚めたら………

 

「「……………」」

「おじっちゃん………おばっちゃん………?」

 

 妾はおじっちゃん、おばっちゃん(出汁介の両親)を食い殺していた。大好きだったあの2人を、そして大好きな人にとっての大切な人を、殺してしまった。

 

「嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 出汁介には、合わせる顔がない。大切な人を殺しておいて、どの面下げて会えるのじゃろう。幼馴染が親の仇と知ったら………優しいお主はさぞ苦しむじゃろう。

 

 そしてその日、妾の一家は出汁介に合わずして引っ越した。それ以降、出汁介に会うのを避けとった。じゃが、ここで会ってもうた。しかも逃げられぬ。じゃから、正直に話すしかないじゃろう。

 

「そんなの、知ってたぞ。」

「へっ…………?」

「お前が俺の両親を殺したことくらい、淫獄さんから聞かされてたぞ。」

「な、なるほど………」

 

 そう………じゃったのか。なら、妾が一人で要らぬ心配をしとったのか………

 

 

 

 

  side 淫獄

 

 出汁介を拾った時………正直に話すか迷ったんや。せやけど………

 

「丸ちゃんが鬼に………。なら、俺の両親を殺したのは………もしや………?」

「そ、それより稽古しようや!今日は捌の型やで〜!」

「淫獄さん、正直に言ってください。鬼になった丸ちゃんが、俺の両親を殺したのでしょうか?」

「……………せや。」

 

 出汁介の真っ直ぐ見つめる目と、真っ直ぐ突き刺す魔羅を見たら、嘘はつけんかった…………

 

 

 

 

  side 朱紗丸

 

 ああ、なんて惨めなのじゃろう。謝ることすらせず、知られてないと思って、ずっと逃げとった。全く、なんて妾は最低なのじゃ………

 

「それじゃあ…………ほら、お主の両親の仇の首じゃ。一思いに殺してよいぞい。」

「……………」

 

 せめて、最期くらいは、素直に首を差し出そう…………

 

「嫌だ。俺はお前を殺したくない。」

「ぬっ⁉︎」

 

 此奴、どこまで優しいのじゃ…………

 

「わ、妾は!お主の両親を………っ!」

「知ってる。でも本当に悪いのは、お前を鬼にした奴だ。」

「でも………でも………っ!」

 

 普通なら、怒鳴り散らすじゃろうに……………

 

「おい。隠れてないで出てこい‼︎世界一エッチじゃない女ぁ‼︎」

 

 え?もしや居るのか…………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだい、変態?人の娘を誑かすんじゃないわよ。」

「あれっ?勃起不全、治っちゃったのですか?」

 

 おっかちゃんと、医者の犬子さん………

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