股間の刃   作:スピリタス3世

40 / 47
第四十話 自己中傲慢糞女

  side 朱紗丸

 

 おっかちゃんと………犬子さん………

 

「あれっ、犬子さんも居たんですね。」

「はい。」

「ちなみに、勃起不全は治りましたよ。」

「まさかですね………。私の血鬼術が敗れるなんて………」

「は?まさかアンタ、犬子ちゃんの攻撃をぶち破ったわけ⁉︎」

「うるせえ糞婆。俺は俺で勃たせる使命があるんだよ!」

 

 出汁介が犬子さんと面識あったのが意外じゃ。

 

「ホント下らない。これだから男は!」

「テメェこそ、丸ちゃんを自分の為に鬼にしたくせに‼︎」

 

 そして、妾は………おっかちゃんの希望で、犬子さんから血をもらって鬼にさせられたのじゃ。

 

「その子が親孝行したいって言ってたからね。鬼になれば体力が増えて、ずっとできるでしょ?」

「丸ちゃんが孝行したかったのは、おじさん(朱紗丸父)の方だろうが⁉︎」

「そんなことないよねぇ〜?ねぇ⁉︎」

 

 そう言って、妾に包丁を向けて脅すおっかちゃん。

 

「う、うぅ……………」

「あら〜、聞き分けのいい子ね〜♪」

 

 おとっちゃんがおっかちゃんに包丁で殺されてるのを見て以来、妾はそれを向けられただけで怯んでしまう。おっかちゃんは人間で、妾は鬼なのに。

 

「くそがよ!とっとと黄泉へ送ってやる‼︎」

「でしたら、私がお相手致しましょう。」

「ありがとう〜、犬子ちゃん♪ホントに貴女は可愛いね〜♪」

 

 マズい、出汁介が犬子さんと戦ってしまう。彼女は上弦の参、お主だけじゃ厳しいから、妾も協力せんといかんのに…………おっかちゃんの包丁が怖くて、動けない…………

 

「あらっ、藪医者さんじゃないですか〜!」

「うわっ、出た。毒女。」

「しのぶさん、来てくれたんですね!」

「残念ながら、ね。」

 

 どうやら、柱の方が来て下さった。ひとまず、犬子さんはなんとかなるじゃろか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「動かないで。私はレズよ。」

「「「⁉︎」」」

 

 嘘じゃろ⁉︎おっかちゃんがしのぶさんの背後に回って、拘束したじゃと⁉︎

 

 

 

 

  side 朱紗丸母

 

 アタシはレズ………故に、夫との無理矢理の結婚が嫌だった。

 

 そんな中、現れた天使…………

 

「今日はどうされました?」

 

 医者の犬子ちゃん!あどけない表情と落ち着いた声に、気がついたら虜になってた。

 

「こ、恋の病よ!」

「ごめんなさい。私恋愛に興味なくて………。他を当たってください………」

「嫌!他も悪いから視姦()て〜♪」

「わ、分かりました………」

 

 こうして、アタシは夫に金を稼がせ、それを犬子ちゃんに貢いだ。こうすれば、振り向いてくれるはず!

 

 

 

 だが、

 

「おい!これ以上金を使うのはやめろ!丸が学校行けなくなるぞ‼︎」

 

 夫がキレて、アタシの行動を邪魔してきた。だから………

 

「うるせえ死ね。」

「うっ………」

 

 殺した。

 

 そして、アタシはレズの勘で犬子ちゃんが鬼だと分かっていた。だから娘を鬼にすることを思いついた。鬼にして24時間働かせれば、かなりの金になる。そしたら、アタシがもっといっぱい犬子ちゃんに貢げる!そしたら結婚できるかも〜♪

 

 

 

 

  side しのぶ

 

 くそっ!この女、力が強すぎる‼︎しかも人間だから、迂闊に殺せない‼︎

 

「血鬼術 勃起不全。」

 

 しかもマズい!出汁介君がまた勃たなくなる!

 

「無駄だ。丸ちゃんに視姦()られてる今、萎えるはずがない。」

「「「なにっ⁉︎」」」

 

 嘘でしょ…………

 

「それでしたら………血鬼術 狂犬病!」

「いけ〜、犬子ちゃん!やっちゃえぇぇぇぇ!」

 

 そして、次の攻撃は狂犬病か!あとおばさんは耳元で騒ぐな!うるせえんだよ!

 

「気をつけて!目に見えないウイルス飛ばしてるから!」

「珍の呼吸 玖の型 奥義・淫獄!」

「なっ⁉︎精子をばら撒いて消した……?」

 

 流石は出汁介君。戦闘力なら、正直私の方が劣る。そして、相手は逆に戦闘力なら下弦に毛が生えたくらいの鬼。これはイケる!

 

「動いたら、この人死んじゃうよ〜♪」

「「しのぶさん⁉︎」」

 

 と思ったけど………私が人質だった………。柱のくせに人質、本当に情けない………。しかも非力が祟って、この女から抜け出せない‼︎

 

「それではこれで………血鬼術 熱中症。」

「くそっ!しのぶさんが人質なら……」

「うう…………」

「水分と塩分を………」

 

 出汁介と何故か味方してる鬼も動けない。くそっ、どうすれば……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雷の呼吸 玖の型 淫獄一閃。」

「善逸⁉︎」

 

 は?善逸………君?ナニ………してんの?

 

「精液をぶっかけて水分と塩分を補うとは………」

 

 いや、水分も塩分も熱中症回避できるほど入ってねえよ。犬子(コイツ)やっぱ藪医者だろ。

 

「お前ら鬼のせいで寸止めされた俺の気持ち、分かるのかぁ⁉︎あぁ⁉︎」

 

 どうやら、自慰してたら呼び出されたらしい。可哀想に………

 

「善逸、すまない。せっかくの禰豆子ちゃん45なのに………」

「仕方ねえよ、出汁介。悪いのはそこの女医鬼だ。」

「ですって、しのぶさん♪」

「うるせえカス。」

 

 犬子(おまえ)が言うなっつーの。

 

「よしっ、それじゃあやるぞ!」

「おう!」

 

 とりあえず、状況は好転した。あとは私がこのおばさんの拘束を解くだけ!




元々朱紗丸父を悪役にする予定でしたが、鞠が父からの貰い物だと分かって急遽変更しました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。