股間の刃   作:スピリタス3世

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第四十四話 初体験

  side 井守犬子(恋雪)

 

 過去を思い出したところで、今更どうしようもない。

 

「病人だって介護すれば治ります!苦しみから抜け出せます‼︎」

「そんなことはない………だって私は………っ!」

 

 ただ目の前の剣士を殺すのみ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君がそうだったように‼︎」

 

 私が………そうだった………

 

「狛治さんが………看病してくれたから………」

 

 そうだ………この人が居てくれたから………苦しみから解放されたった。なんで今まで忘れてたんだろう。そうだ。病は殺さなくても、救われることもあるんだ………っ!

 

「いえいえ、貴女の力ですよ。」

「そんなことない!私は狛治さんが居てくれたから………っ!」

「ならば、一緒に来てくれませんか?」

「はいっ!」

 

 もう、剣士を殺す必要がない。鬼である必要もない。ただあなたとそばに居たい。あなたを病気から守れる、あなただけの医者になりたい。

 

「おかえりなさい、あなた!」

「それはこっちのセリフですよ!」

 

 そんな思いから、私は狛治さんと一緒に地獄へと堕ちていった。

 

「行ってらっしゃい、2人とも‼︎」

「あなたたちの幸せを祈るわ!

「お父さん、お母さん‼︎」

「はいっ、行ってきます!」

 

 天国にいる、お父さんとお母さんに見送られながら。

 

 

 

 

  side 作者

 

 ここからR17.9くらい?引っかからないように頑張ります!

 

 

 

 

  side 出汁介

 

 上弦の参、井守犬子。強大な敵だったが、なんとか倒すことができた。

 

「これで上弦全滅‼︎帯状疱疹も治った‼︎」

「後は鬼舞辻無惨を倒すのみ‼︎」

 

 さぁ、後は鬼の頭を残すのみ…………

 

「いえ、違います。そこにもう1匹、鬼がいるでしょう?」

「そうじゃのぅそうじゃのぅ!」

 

 ではなかった…………。丸ちゃん、彼女も鬼なのだった。だがしかし‼︎俺は賢い‼︎ここまでバレずに禰豆子ちゃん、響凱先生、亜美ちゃんを守ることができた‼︎それをしのぶさん相手にも誤魔化すだけ‼︎

 

「安心してください、しのぶさん。俺は丸ちゃんとエッチするので、大丈夫です。」

「なんだよそれ。絶対誤魔化せねえだろ………」

 

 善逸、甘いな‼︎しのぶさんは意外と変態だから、

 

「……………いいでしょう。」

「いいの⁉︎」

 

 誤魔化せる‼︎

 

「やっふぅぅぅぅぅ‼︎これで大好きな丸ちゃんと、ヤれるぞぉぉぉぉ‼︎」

「善逸君、先に鬼舞辻の元へ向かいましょう。」

「………わかりました。」

「妾も賛成じゃ‼︎なんせ…………」

 

 ついにやって来た、童貞卒業の時‼︎善逸たちに先を越され、気づけばちんぽこ隊で唯一の童貞に。だがそれもお終い‼︎大好きな丸ちゃんと一緒に、大人の階段を登るのだ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お主の精液で、殺して欲しいからのぅ。」

 

 鳥よりも高くなるほど浮かれていた俺は、丸ちゃんのその一言で地獄へと叩き落とされた。

 

「…………あっ……?」

「お主の精液………それなら妾を殺せるじゃろ?」

 

 浮かれるあまり、忘れていた事実。それは丸ちゃんとエッチすると、彼女を殺してしまうということ。あまりの残酷さに、さっきまで湧いていた性欲はどこか遠くへ行ってしまった。

 

「嫌………だ。エッチ………したくない………」

「どうしたのじゃ?さっきまでと違うぞい?」

「嫌だ!嫌だ‼︎俺はお前とヤりたくない‼︎」

「据え膳食わぬ男はダメじゃと、おじっちゃん(出汁介父)に言われんかったか?」

「嫌だぁぁぁぁぁぁ‼︎」

「ほれほれ〜♪」

 

 それでも、丸ちゃんは俺を逃してくれなかった。まるでさっきまで俺が追い詰めてたように。

 

「こうして大好きな人と初体験出来るの、楽しみじゃったのぅ!」

「あぁ………うう!」

「ほれっ、どんな感じじゃい?」

 

 イきたくない。射精()したくない。その気持ちに反するように、身体が反応してしまう。

 

「嫌だ‼︎中に射精()したくない‼︎ 射精()したくない‼︎」

「ダメじゃ‼︎全部残らず、中に射精()すのじゃ‼︎」

「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 好きな人の身体は、どんな絵や小説よりも官能的で、残酷なまでに美しかった。

 

 

 

 そして、全て終わった時には、もうどうすることもできなかった。

 

「あぁぁぁぁぁぁ‼︎丸ちゃん‼︎」

「すまんのぅ………妾のわがままを聞いてもらって………」

「嫌だ‼︎消えないでくれぇぇぇ‼︎」

「…………妾も………大好きじゃぞ………出汁………介………」

「あぁぁぁぁ、丸ちゃぁぁぁぁぁん‼︎俺のわがままも聞いてくれよぉぉぉお‼︎」

 

 崩れゆく恋人の身体を見て、ただ泣き叫ぶことしか出来なかった。




ここまでシリアスが長かったですね……。ただ、後は無惨を倒すだけなのでギャグです!しかも無惨如きに時間を割くのも勿体無いんで、すぐに終わると思います!お楽しみに!
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