乗り鉄探偵南 達仁 北陸特急・万葉集殺人旅行 作:新庄雄太郎
「と言う事は、彼女はひとり旅したって事は考えられるんじゃないのかな?。」
「うん、新横浜から新幹線に乗ったって事は。」
「それも考えられるな。」
「うん。」
「わかったよ、被害者の足取りが。」
「えっ、穂乃果分かったの。」
「うん、最終ひかりに乗って高岡へ行ったって事は。」
「そうか、横浜から東京で新幹線に乗ったのか。」
「ええ。」
と、達仁は時刻表を調べて見ると。
東京発 20時00分 新幹線「ひかり185号」に乗車
京都着 22時53分 下車
京都発 22時56分 北陸本線急行「きたぐに」に乗車
高岡着 3時48分 下車
「そうか、被害者は夜行急行「きたぐに」に乗って高岡へ行ったのね。」
「うん、恐らく高岡で降りて誰かに車を乗せて雨晴海岸へ行ったんだ。」
と、そこへ十津川警部がやって来た。
「いやー、よくわかったね、達仁君。」
「あっ、十津川警部。」
「被害者は、最終「ひかり」と夜行急行「きたぐに」に乗って高岡へ行ったのはよくわかったね、私も寝台特急「北陸」か夜行急行「立山」と急行「越後」に乗ったんではないかと推理したのだが、やはり被害者は急行「きたぐに」に乗っていたとは。」
「と言う事は、犯人は誰なのかだ。」
と、穂乃果は言った。
「あっ、わかったよ達仁君、この事件の犯人が。」
「何、何か分かったのか。」
「その女は、この事件よ。」
「何だね。」
「えっ、何々。」
「犯人はこの人じゃないかな。」
「恐らく、海岸の女はその男たちを見て口封じで殺されたんだよ。」
「なるほど、高岡駅で下車したらその男に声を掛けて連れ去ったって事か。」
「そう、その通りだよ十津川警部。」
「そうか、犯人は高岡駅のロータリーで待ち伏せしたって事か。」
「うん。」
「そう言えば、最近家出人を連れ去る事件が起きたって、帰りの会で先生が言ってたわ。」
「じゃあ、やっぱりこの事件は。」
「多分、この男だわ。」
「穂乃果、わかったの。」
「うん、多分この人だわ。」
「何々、この男か。」
「うん、その男が犯人に間違いないよ。」
と、穂乃果は言った。
「うん、なるほど、多分達仁君と穂乃果ちゃんの言う通りなら可能性が高いな。」
「ええ。」
「よし、その線で我々は捜査してみるよ。」
「うん、後は頼むぞ。」
「わかったよ、達仁君。」
と、言って十津川警部は達仁と穂乃果の推理で捜査してみることにした。
次の日、達仁と穂乃果は海未と絵里に高岡へ行って来た事を話した。
「へぇー、高岡へ行って来たんだ。」
「うん、行きは「雷鳥」で帰りは「しらさぎ」に乗って帰ったんだよ。」
「私もいつか乗って見たいわ。」
「でも、雨晴で殺人事件に遭遇するなんて。」
「絵里ちゃん、達仁君は旅行すると事件に会うんだから。」
穂乃果は絵里に行った。
そして、犯人は?