ぶくぶく茶釜が復活す   作:タイタンの掟

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守護者統括アルベドのお話

 ぶくぶく茶釜から託された手紙。

原作:オーバーロード
タグ:R-15 残酷な描写 アンチ・ヘイト オリジナル展開,独自設定,キャラ崩壊?,短編集,ご都合主義


守護者統括アルベド01 至高の御方からの手紙

 

「ぶくぶく茶釜。復活せよ」

 

 

 

 王座の間に積み上げられた、ユグドラシル金貨は5億枚。溶けるように流れ、シーツに包まれた、シーツに包まれたぶくぶく茶釜様の遺体に集まり、黄金の渦に巻き込まれていく。黄金色の渦は、徐々に集まるように、黄金の塊となって集まり、ピンク色の肉棒を形成していく。

 

 

 

<守護者統括アルベド>

 

 あの日、あたしが動けるようになった、あの日あたしには、モモンガ様(アインズ様)への想いが刻まれた。あたしの記憶は、霧がかかったように曖昧になっていて、昔のことが上手く思い出せない。そして、あたしには、パンドラズ・アクターに託された、ぶくぶく茶釜様の言葉が代筆された手紙となっていた。

 

「これは、わたしから守護者統括へと託された手紙です、アインズ様に渡すかどうかは、守護者統括殿に任せるそうです」

 

 アルベドではなく、守護者統括としての、あたし。

 

アルベドへ

 

 この手紙は、私が、守護者統括である貴女を通して、アインズ・ウール・ゴウン様へ伝えたいことを記した手紙です。今、この手紙を書いている私は、記憶を失う復活した私の中には居ないので、死ぬと思います。

 

 守護者統括アルベド殿

 貴女への願いは、アインズ・ウール・ゴウンを名乗る方を、助けてあげてください。復活した私は、アインズ・ウール・ゴウンではなく、その中に居るギルド長モモンガ君、さらには、りあるという世界で戦っていた、鈴木悟という方を見ています。

 

 悟君も私も、荒れ果てた世界で生き残るため、必死に戦っていました。私は声優という仕事で、声で命を吹き込む力を得て、結構知られるようにもなったんですよ。りあるの仕事が忙しくなり、ナザリックに訪れることも少なくなってしまい、アウラやマーレと疎遠になってしまいました。もし、アウラやマーレが怒っていたら、どんなことをしても謝ります。悪いお母さんだったから、本当にごめんなさい。

 

 天罰だったのかもしれません、ナザリックや貴女達を忘れて、時折、インしてもアウラやマーレに逢いに行くこともなかった、悪いお母様への罰。

 

 私は、りあるの世界で、声を喪いました。

 

 私は、声を失わないために、必死で金をかき集め、治療して、金をかき集めて、治療して、金をかき集めて、治療して、金をかき集めて、治療して、金をかき集めて、治療して、金をかき集めて、治療して、金をかき集めて、治療して、金をかき集めて、治療したのですが、声を失うことを止めることはできませんでした。りあるな世界では、私達は、強大な力も無く、必死で生きる、凡人でしかなかったのです。

 

 残ったのは、膨大な借金だけとなり、そこからは、借金返済の日々となりました。

 

 借金返済の仕事をやっていた私に、ウルベルトさんから連絡が入ったのです。私は、仕事なのかと思って、綺麗にして、ウルベルトさんに逢いに行くと、そこには、源次郎さんと音改さんが居たのです。

 

 源次郎さんと音改さんはりある世界では、アーコロジーと呼ばれる、ナザリックのような世界に住まわれる、金持ちであり、私の借金を代行したいと申し出てこられたのです。ウルベルトさんは、りある世界で、弁護士という名の調停者を務めておられました。ウルベルトさんの話だと、借金を資産整理という形で、債務処理を行い、残った債務を源次郎さんが引き受けることで、借金を整理するということになったのです。

 

 源次郎さんと音改さんは、ご夫婦で子供がおられないこともあり、ギルドのメンバーを自分の家族のように思っておられたそうです。源次郎さんと音改さんは、ナザリックを棄てたのではありません、ナザリックに行けなくなったのです。何故そのようなことになったから、復活した私が知っていますから、彼女に聞いてください。

 

 私は、大恩ある方達に、頼まれたことがあるのです、それが鈴木悟君のことです。

 

 時々インして、知っていたのですが、鈴木悟君は、一人でナザリックに残られ、ギルド長モモンガとして、ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」を護っていたのです。

 

 そして、ナザリックだけでなく、貴方達すべてが滅びるような、災害が訪れようとしていました。それを知った、私達は、貴方達を救いたかったのですが、力が及ばず救えなかった。それでも、鈴木悟君だけは、救える可能性があった。鈴木悟君を救うことを、私は、三人だけじゃない、エロ弟やあなたの主を含めて、タッチさんや他の人たちも望んでいた。

 

 最初ね、断ったのよ、私。

 

 私は鈴木悟が好きだった、愛し合いたいって思っていて、実際にナザリックで結ばれて、皆にお祝いされたカップルになった。アルベドなら判るかな、そんな、鈴木悟を、私は声優という夢の為に、裏切って見捨てたのよ。とてもじゃないけど、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、恐くて、逢いに行けないって言ったの。

 

 そんな私に、一緒に行ってあげると言ってくれたウルベルトさん、世界最期の日には、源次郎さんや音改さんも入れると判ると、ナザリックに皆で一緒に行こうと言ってくれた。そして、貴方達と一緒に、世界の最期を迎えるハズだった。

 

 アルベド。私がナザリックで死を選んだ日が、本当なら世界の最期だったハズの日だった。

 

 死を選んだ理由は、源次郎さん、音改さん、ウルベルトさんがりある世界で亡くなり、私の借金は残ってしまった。結果として、鈴木悟という人を、寂しいそうにナザリックに残った、好きな男を、助けることができなくなってしまった。

 

 アルベド、そしてナザリックのみんな、ごめんなさいね、ナザリックを死に場所に選んだのは、少しでも、あの人と一緒の場所で死にたいって思ったからなの。笑えるでしょ、見捨てて、裏切った女が、それでも一緒にいたいなんてさ。

 

 

 

 アルベド。貴女の設定を、モモンガさんが書き換えたのは、知っているわよね。多分、結果として、アルベドの記憶には、混濁が生じているんじゃないかな、それが貴女の余裕を失なわせているのだと思います。貴女の記憶は、モモンガ様と一緒になることで、塗りつぶしていけば良いわ、百年もすれば記憶の混濁も消えるわよ。

 

 貴方達が受け入れてくれて、私が復活すれば、すぐには動けないから、療養ということになると思います。アインズ様が自室に戻られたら、一人で、アインズ様を訪ねなさい。二人で居る時に、アインズ様に願えばいいわ、「モモンガ様」って呼んでいいですかってね。

 

 許可がでなければ、私に言って、ぶっ飛ばしてあげる。(笑)

 

 受け入れて貰っっても、それ以上は、望んじゃ駄目よ。そのまま、モモンガ様の自室を引き上げなさい。もし引き留められて、モモンガ様から許可がでれば、貴女に渡したペアリングをアインズ様へ渡しなさい。そこから先は、モモンガ君に任せて大丈夫よ、しばらく動けなくなるから、気を付けてね。

 

追伸

 この手紙は、貴女へのアドバイスが成功した後で、アインズ・ウール・ゴウンを名乗る、至高の御方、鈴木悟様に渡してくれると嬉しいです。

 

 

 





 個人的な考えなのですが、記憶が無くなるという、復活したとしても、記憶を持っている「その人」は死んだという風に捉えています。
 著者が、書きたかったのは、シャルティア・ブラッドフォールンが、アインズ様に殺される時の想い、アインズ様を愛するという魂に刻まれた記憶そのものを、大切にしたい残したいという思いから、書いたところがあります。シャルティア・ブラッドフォールンを救うための、トリガー要素として、ぶくぶく茶釜というキャラクターを創ったのです。
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