スパイたちの日常   作:固床式

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Caseエルナ

エルナは、廊下を歩いていた。

「筋肉量が落ちても、先生は化け物なの·····」

先程の襲撃、どれだけ強い先生でも肉体が弱体化すれば瞬間火力はどうしても下がり、拘束する糸口くらいは掴めるだろう、という意図で行った襲撃だった。そこさえ掴めば、体がグレーテである間に“降参”と言わせることも可能になるのでは、という算段だったが全て瓦解した。

「先生はどこなの····?」

エルナは既にシャワーを浴びて埃を落とし終わっている。そして失敗の要因を考えていたのだが、やはりと言っていいほどアネットの暴走しか出てこない。なので、クラウスに慰めてもらおうとしていた。すると、浴室の方から声がした。

「ティアお姉ちゃん、なの?」

見に行ってみよう、と体を向けた時に目に飛び込んできたのは

「お前、なぜそれがさっきの襲撃で出なかったんだ」

「さっきはさっき、今は今でしょう?!ほら!先生!早く来てちょうだい!」

「なにしてるのっ!」

服がはだけた状態で、追いかけられているグレーテ(クラウス)と、服を脱ぎ捨てて追いかけるティア(猛獣)だった。

「なにしてたの」

「襲われていた」

「違うわよ!あなたに湯船に放り込まれたからこっちも襲っただけじゃない!」

「想像以上に状況がカオスなのっ!」

2人に服を着せ、落ち着かせてから話を聞くことにしたエルナ。しかし、話を聞こうとしたのが間違いだった。この2人、相性が悪いのか仲が良くないのか言い争いをし続けていたため、エルナは後悔していた。

しかし、この時エルナは考えていた。クラウスは気付いているのだろうか。段々と普段あまり出さない感情が出ていることに。体が変わったことによる症状のひとつなのかもしれない。未だに言い争う2人をみて、このことを利用してみよう。そう、エルナは思った。

「2人とも喧嘩ばっかりなの!頭冷やしてくるがいいのっ!」

そう言い、エルナはクラウスとティアの手を引き、それぞれの自室に連れていく。そして、クラウスと一緒に部屋に入る。部屋には、特徴的な灰桃髪のツインテールを携えた人物がいた。

「俺様、再戦ですっ!」

「お前は、いつも邪魔なのっ!」

アネットとエルナのじゃれ合いが始まり、1人放置されたクラウスは改めて今の状況を考える。アネットとグレーテに襲われて体が入れ替わり、アネットを詰問していたら全員に襲われ、汚れを落とそうとすればティアに襲われる(?)

最後に関しては本当に意味が分からないのだが、混乱している場合ではない。2人を制止し、話を聞こうとした。その時──────

「やめるのっ!」

「俺様、エルナちゃんには負けませんっ!」

「だからって爆破するななのっ!!!」

「え」

見事に、エルナを中心に爆ぜた。




短い上に訳分からん上に時間かかってすんませんした
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