知らない人間に憑依していきなり遊戯王のアカデミアに入ることになったことについて 作:ウィングゼロ
マスターデュエルで軽く組んだので矛盾はない……はず
都内にあるカードショップ。
毎日、デュエリストを目指す子供達がわいわいとカードを見て楽しく騒いでいる中。彼は展示されているカードをじっと見ていた。
「…………」
「いらっしゃい、気に入ったカードはあったかい?」
「……いや、デッキに入れたいというカードはあまり……それに金もそこまで持ち合わせていないから」
「なんだい?あんた
「デュエリスト会員?」
「ほら、あそこのポスターに書いてあるだろ?デュエリストとして
「へえ……知らなかった」
「入会料金は3000円。年間制で1年に10000円もしくは
「なるほど……考えてみるよ」
「そうかい。なら気が向いたら声を掛けてきな。手続きはここでも出来るからね」
そういって彼はカードショップから出て行き、少し離れたところで空を見上げた。
天気は雲一つない青空で日差しも遮ること無く照らしている。
「はぁ……融合だけっていうのはやっぱりきついな……」
不満そうに呟くその言葉は誰にも反応されることなく。都会の空へと消えていった。
所変わり、都会の裏路地。
様々な人々が往来する場所とは打って変わりジメジメとして荒くれ者達が潜むその場所で息を荒くして走る少女。その後ろを中年の荒くれ者達が追いかける
「はぁ……はぁ……っ」
「ヒャッハー!」
徐々に追いかけてきていた荒くれ者達との距離が縮まっていく中、角を曲がった少女は突如として足を止めた。
「い、行き止まり!?」
「ははぁ~追いついたぜ」
目の前に聳え立つ壁に足を止めざる終えなくなった少女。後ろを振り返ると追い詰めたと歓喜する荒くれ者達が数人、少女を逃がさないと一定の距離を保ちながら少女の逃げ場を塞いでいる。
「袋の鼠だな。観念することだ」
「アニキ!」
「っ!(どうしてこんなことに……)」
後から悠々とやって来た荒くれ者達のリーダーは少女を見て不気味に笑い。少女は何故こうなってしまったのかと自分の浅はかな判断に後悔する。
普段なら裏路地など使うこともなかった少女はこっちの方が駅への近道だということで裏路地に入ってしまい。容姿も中々よかった少女は荒くれ者達の絡まれる標的になってしまった。
「さて、追い詰めたことだからお楽しみといこうか」
「っ!」
その言葉と共に荒くれ者達は徐々に少女との距離を狭めていき、恐怖から身を震わせる少女。絶体絶命の中、荒くれ者達の後ろから三者の声が響く。
「おい」
「ん?ああ?なんだてめえ」
(だれ?)
声が響き荒くれ者達は後ろを振り返るとそこに立っていたのはカードショップにいた少年。
彼の一声で動きを止めた荒くれ者達は裏路地の住民ではないことに不思議がりながら少年に問いかけ、少女も見知らぬ少年が割って入ったことに不思議がる。
「別に、たまたま通りかかった一般人だが、流石に見過ごしたら目覚めも悪いから割って入っただけだ」
「そりゃあ、相手が悪かったな……そのまま素通りしてれば、おめえも痛い目を見ずに済んだのによ。」
お楽しみタイムを直前で割って入ったことに苛立つ荒くれリーダーは少年をどうしてやろうかと睨みつけると腰に付いているデッキケースに気づく
「お前……決闘者《デュエリスト》か」
「……だったら?」
「俺も決闘者《デュエリスト》でな。俺に勝ったらお前らのこと見逃してやってもいい。だが……」
「負けたら俺もあの子も……ってことか?」
「ああ、そうだ……悪い話じゃないだろ?」
「…………」
荒くれリーダーの提案に無言で考える少年。荒くれ者達の先にいる少女の顔を見ると明らかに不安そうな顔をしている。
「ま、それしか俺も彼女も助かる道はなさそうだ。いいぜ、そのデュエル受けて立つ。」
「ふっ、おい!デュエルディスクを渡せ!」
「はい!アニキ!」
デュエルの提案をのんだ少年はデュエルディスクを取り巻きに持ってくるように指示する中、少年は荒くれ者達の横を通り過ぎ、少女の隣に立つ。
「……すまない。完全に巻き込んでしまって」
「い、いえ……私の方が巻き込んだみたいですし」
勝手に提案をのんで彼女も危険にさらす行為に素直に謝罪する少年に少女は元々の原因は自分にあることから少年を責めることはなく寧ろ少年を巻き込んだことに負い目を感じていた。
「あの……勝てるんですか?」
「ああ、少なくとも君に危害は加えさせるつもりないよ」
二人は軽く言葉を交わした後、荒くれリーダーの方に顔を向ける。
既にデュエルディスク*1が装着されディスクにはデッキもセットされている。
「さあ、お前もデュエルディスクを付けろ!」
「言われなくても」
そういって彼は懐から取り出したpad型の端末を左腕に装着すると外側へとくの字のソリッドビジョンが投影され、デッキケースからデッキを取り出し差し込み口にセットする。
[デュエルモード スタンバイ]
「おいおい、最新式*2かよ!まだ市販にも出回ってないはずのディスクを持ってるとはてめえなにもんだ?まあ、俺が勝てばそれも俺のもんだ。」
「…………」
俄然やる気がでた荒くれリーダーは歓喜に震え、少年は無言の中、相手を見据える。
そしてお互いに戦い開始の合図を叫んだ。
「「
少年
LP8000
手札5
アニキ
LP8000
手札5
戦端が切って落とされ、手札を確認しどちらが先行か確認する。
「この
新しくなったルールを説明した後、ディスクが提示した先行は少年からだったため、少年からターンが進む。
「俺は手札から『
少年はモンスターカードを横向きにセットすると彼の前に鳥人のモンスターが身を守るように現れる
『
星2
闇属性
鳥獣族
ATK 900
DEF 1400
「このモンスターは自分フィールド上にカードは存在しない場合。特殊召喚出来る。更に『
『
星3
闇属性
鳥獣族
ATK 800
DEF 1500
「このモンスターは自分フィールド上に表側表示でこのモンスター以外の
「このカードは1ターンに1枚だけ発動できる。自分フィールドに鳥獣族のみで異なるモンスターが2体以上の時、LP600支払い、2枚ドローする」
少年
LP8000→7400
「……俺はリバースカードを二枚伏せて、ターンエンド」
少年
LP7400
手札2
フィールド
『
『
伏せカード×2
アニキ
LP8000
手札5
「俺のターン、ドロー!堅実な出だしじゃねえか。俺は『サファイアドラゴン』を攻撃表示で召喚だ!」
『サファイアドラゴン』
星4
風属性
ドラゴン族
ATK 1900
DEF 1600
「攻撃力1900……」
「バトルだ!俺は『サファイアドラゴン』で『逆風のガスト』に攻撃!」
「この瞬間、『逆風のガスト』の効果が発動する。相手モンスターがBFと戦闘行うとき、攻撃力は300下がる」
『サファイアドラゴン』
ATK1900→1600
「だが!下がったところでそいつを葬り去るには充分だ!」
「くっ!ガスト……」
「さて、ターンエンドだ。次のターンが来たら今度はそのモンスターを破壊してやるよ」
少年
LP7400
手札2
フィールド
『
伏せカード×2
アニキ
LP8000
手札5
フィールド
『サファイアドラゴン』ATK1900
「俺のターン。ドロー…………よし、俺は『
『
星6
闇属性
鳥獣族
ATK 2200
DEF 1200
「何!?上級モンスターを生け贄無しで召喚だと!?」
「『漆黒のエルフェン』はフィールドに
『サファイアドラゴン』
ATK1900→DEF1600
「バトル。『エルフェン』で『サファイアドラゴン』を攻撃!」
「くそ!だが守備表示だからライフは減らないぞ」
「ああ、これで俺はターンエンド」
少年
LP7400
手札2
フィールド
『
『
伏せカード×2
アニキ
LP8000
手札5
「俺のターン……そろそろ小手調べも終わりだ。俺は手札から
「っ!」
「この効果で俺はデッキのトップ5枚を確認し好きな順番に入れ替える」
そういって荒くれリーダーはデッキトップの5枚を確認しそれを見て不敵に笑った。
「来てる、来てるぜ……そして俺は速攻魔法『手札断殺』を発動する!このカードはお互い2枚ドローしその後2枚捨てる」
「さっきの『カード・アドバンス』で順番を変えたからあんたにとっては望むカードが来るわけだ」
手札断殺でお互いに2枚ドローし、2枚墓地に捨てると、荒くれリーダーのターンは進む。
「俺は『キラー・トマト』を召喚!」
『キラー・トマト』
星4
闇属性
植物族
ATK 1400
DEF 1100
「バトルだ!『キラー・トマト』で『エルフェン』を攻撃!」
「え!?どうして攻撃力が劣るモンスターで攻撃を!?」
「いや、自ら破壊したんだ……『キラー・トマト』の効果を使うために!」
自ら攻撃して自滅するプレイングに困惑する少女だが、『キラー・トマト』の効果を知る少年はわざと戦闘破壊されて効果を発揮しようとしていると息を飲む。
アニキ
LP8000→7200
「『キラー・トマト』が戦闘で破壊されたことで効果が発動する。デッキから闇属性、攻撃力1500以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚できる。俺は『ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者』を特殊召喚!!」
『ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者』
星4
闇属性
魔法使い族
ATK 1200
DEF 1100
「『ロード・オブ・ドラゴン』……まさか、手札には『ドラゴンを呼ぶ笛』が……」
「いいや、残念なことに手札にはない……だが……これでいいんだよ!バトルフェイズを終了しメインフェイズ2に以降。俺は『カード・アドバンス』の効果で通常召喚とは別に一度だけ生贄召喚が可能だ!俺は『ロード・オブ・ドラゴン』を生贄に……『邪帝ガイウス』を召喚する!」
「『邪帝ガイウス』!?」
『邪帝ガイウス』
星6
闇属性
悪魔族
ATK 2400
DEF 1000
『ロード・オブ・ドラゴン』が消えて、それによって召喚された暗黒の帝王ガイウスの迫力に少年と少女は圧倒される中、荒くれリーダーはガイウスの召喚時効果を口にする。
「『邪帝ガイウス』が召喚に成功したとき、相手のカードを1枚除外しそれが闇属性モンスターなら相手LPを1000ポイント、ダメージを与える。除外するのは当然『漆黒のエルフェン』!!やれ!『ガイウス』!」
荒くれリーダーの叫びの指示と共にガイウスが放った暗い球体に少年の『エルフェン』は飲まれ、その余波で発生した落雷が少年を襲う
「ぐっ!うっ!!」
少年
LP7400→6400
「これで、お前の上級モンスターはいなくなった。戻ってくることもできねえ。だがまだ俺のターンは終わらねえ。俺は
「『
「この効果は自分フィールドか墓地の融合素材を除外して融合モンスターを融合召喚する!俺は墓地に眠る『ロード・オブ・ドラゴン』と『神竜ラグナロク』を除外して融合!」
「『竜魔人キングドラグーン』をEXモンスターゾーンに融合召喚!!」
『竜魔人キングドラグーン』
星7
闇属性
ドラゴン族
ATK 2400
DEF 1100
「まさか、融合召喚を……!」
「『キングドラグーン』の効果で俺のドラゴン族は効果の対象にできない。そして1ターンに1度だけ手札のドラゴン族を特殊召喚できる。俺は手札の『ラビードラゴン』を特殊召喚!」
『ラビードラゴン』
星8
光属性
ドラゴン族
ATK 2950
DEF 2900
「そんな……1ターンで上級のモンスターが3体も」
「…………っ……!」
「これで俺はターンエンドだ。どうだ、俺の実力はそこら辺の雑魚とは違うんだよ。雑魚とは」
少年
LP6400
手札2
フィールド
『
伏せカード×2
アニキ
LP7200
手札0
フィールド
『邪帝ガイウス』ATK2400
『ラビードラゴン』ATK2950
EXモンスターゾーン
『竜魔人キングドラグーン』ATK2400
「俺のターン……ドロー……俺は
「これにより、俺はカードを2枚ドローし手札の闇属性モンスターを1枚除外する。俺は『ダークネス・シムルグ』を除外……ターンエンド」
「どうやら天に見放されたみたいだな!俺のターン!」
少年
LP6400
手札3
フィールド
『
伏せカード×2
アニキ
LP7200
手札0
フィールド
『邪帝ガイウス』ATK2400
『ラビードラゴン』ATK2950
EXモンスターゾーン
『竜魔人キングドラグーン』ATK2400
「へへ、このターンで決めてやるよ。俺は『アックス・ドラゴニュート』を攻撃表示で召喚!」
『アックス・ドラゴニュート』
星4
闇属性
ドラゴン族
ATK2000
DEF1200
「攻撃力2000……!」
「これで相手のモンスターの攻撃力の総数は……9750……か」
「これで終わりだ!!バトルフェイズ!『アックス・ドラゴニュート』でその雑魚モンスターを攻撃!」
「『白夜のグラディウス』は1度だけ戦闘では破壊されない!」
「ちぃっ!『アックス・ドラゴニュート』は戦闘後守備表示になる。だが!次は『ガイウス』で攻撃だ!」
「っ!!」
「これで壁モンスターはいねえ!『ラビードラゴン』でダイレクトアタック!!」
「この瞬間!!手札の『
『
星3
闇属性
鳥獣族
ATK0
DEF1600
「今更、壁が出てこようと止められるわけが「更に!」なに!?」
「
「このカードは
少年
LP6400→8800
「だが劣勢なのは変わりはしない!『ラビードラゴン』で攻撃だ!!」
ラビードラゴンがキブリを攻撃したことで、少年のモンスターは今度こそ全滅し少年も俯いている。
「手こずらせやがって、だが次のターンで終わりだ。『竜魔人キングドラグーン』でダイレクトアタック!」
「……何とか……」
「あ?」
「これで5体……この
「ま、まさか!?」
「
「この効果は墓地に
「だが、俺が破壊したモンスターは3体、後、2体は……っ!!」
「そうさ、お前が使った『手札断殺』その時に2枚墓地に送ったのさ」
「そうか……あの時に……!しかし!『キングドラグーン』の効果でドラゴン族は効果対象には」
「個別対象だろ?この効果は全てのモンスター……つまり『キングドラグーン』の効果は発動しない!」
「なんだと!?」
荒くれリーダーが動揺するとともに発動したカードの説明をする少年。彼のディスクの墓地ゾーンから5つの
「すごい……」
「これで、お前のモンスターは全滅、バトルフェイズも終わりだ。これで振り出しに戻った。勝負はわからないぞ」
「ぐっ……ターンエンド……」
少年
LP8800
手札2
アニキ
LP7200
手札1
「俺のターン……ドロー!!」
お互いにフィールドががら空きになり、少年のターン、ここで勝負の行く末が決まると踏んだ、彼は意気込み共にカードを引き、引いたカードを見て、微笑んだ。
「俺は
「墓地から戻すのは『熱風のギブリ』『逆風のガスト』『精鋭のゼヒュロス』『白夜のグラディウス』『蒼炎のシュラ』」
呼び戻すモンスターカードを宣言し墓地ゾーンから5枚のカードをデッキに戻しディスクのシャッフル機能でデッキがシャッフル。そして少年は二枚のカードをドローし引いたカードを見て笑みを溢した。
「よし!このターンで決められる!」
「なに!?」
まだLPは7000以上あるというのに削りきれるというのかと信じられない事実に驚きの声を出す中、少年は自身のターンを進める。
「俺は永続魔法『黒い旋風』を発動。そして手札の『
永続魔法の『黒い旋風』という魔法を発動した後、続けて手札のモンスターの効果をすると手札のモンスターを除外ゾーンに送る。
「この効果で
「なに!?デッキから魔法カードだと!?」
「そして!この『毒風シムーン』はこの効果発動後、通常召喚扱いで特殊召喚する!」
『
星6
闇属性
鳥獣族
ATK1600
DEF2000
「
「『黒い旋風』は召喚した
「サーチカード!?しかも2枚も手札に……!」
「そして俺はまだ通常召喚を残している俺は『毒風のシムーン』をリリース。『
『
星5
闇属性
鳥獣族
ATK2000
DEF900
「『暁のシロッコ』が通常召喚されたことで再び2枚の『黒い旋風』の効果が発動『暁のシロッコ』の攻撃力は2000。2000以下の
「これで準備が整った。手札から『残夜のクリス』『黒槍のブラスト』『疾風のゲイル』を特殊召喚!!」
『
星4
闇属性
鳥獣族
ATK1900
DEF300
『
星4
闇属性
鳥獣族
ATK1700
DEF800
『
星3
闇属性
鳥獣族
ATK1300
DEF400
「一気にモンスターが4体!?攻撃力総数は6900!?」
「凄い……けど……これでもLPは……」
「いいや、問題ない。俺は『暁のシロッコ』の効果を発動!自分フィールド上
『
ATK2000→6900
「一体何を!?」
「バトルだ。『暁のシロッコ』でダイレクトアタック!」
「この攻撃は食らうが……まだ俺にチャンスは」
「残念ながら次はない。手札から『月影のカルート』の効果発動!」
「なに!?」
「ダメージステップ時このカードを手札から墓地に送り。『カルート』の攻撃力をモンスターに加える!『カルート』の攻撃力は1400……これで『暁のシロッコ』の攻撃力……」
『
ATK6900→8300
「攻撃力……」
「8300!?」
「これで……終わりだ!」
「ばかな……この俺が……うおおおっ!?」
アニキ
LP7200→-1100
「そんな……アニキが……負けた……」
「本当にあの状況で勝っちゃった」
ダイレクトアタックの反動で吹き飛ばされた荒くれリーダーを見て取り巻き達と少女も唖然する中少年はディスクのデュエルモードを解く。
「俺の勝ちだ。約束は守ってもらうぞ」
「この……俺が……お前ら!絶対にそいつらを逃がすな!!!」
「え!?約束が違う!?」
おぼつかない、足取りで立ち上がった後、負けたことへの腹いせもあって激情した荒くれリーダーが取り巻き達に叫んで指示し、約束を違えたことに少女は叫ぶ。
「まあ……こうなるよな……こっちも時間は充分だろう」
「何を……」
「この音……サイレン?」
「このディスクは通信も出来てね。お前らと会う前に警察には通報済みだ。それとGPSも付いてるから場所も直ぐにわかる」
「なっ!?」
「あ、アニキ……」
「ちぃ!?覚えてろよ!!」
用意周到に進めていた少年に怒りを募らせるも迫り来る警察に捕まるわけにもいかず。その場を逃走する荒くれ者達。
その後少年達は駆けつけた警察達に保護され交番まで連れて行かれ事情を聞かれ、約1時間で解放。その後2人とも各々の自宅へと帰っていった。
そして夜。自宅の少年の部屋では机にもたれため息を吐く少年の姿。
「はぁ……2人にくどくどと怒られた……いや、心配なのはわかるけどさ……」
少年が帰ってきて直ぐに母親と妹に怒られる少年……勿論怒られたのは裏路地での一件だ。その一件は警察経由で親にも伝えられた。
「……それにしても今回の
もっと楽に勝てたのにと愚痴る少年。デッキの強化のため昼間に聞いた会員の加入を本気で考えるのであった。