ようこそホワイトルームが無くなった世界へ   作:好きjaなくないない無い

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あと4、5話でこの章終わりです。アニメ編一期がやっと終わる。

長かった様で短かったな。フッ(^_-)


(8)

 

 

 

 

オレが部屋を借りてから数分で全員が集まった。たった今一之瀬が最後に来た。

 

「こんにちわー。ってみんな早いね。もしかして遅刻しちゃった?」

 

一之瀬が申し訳なさそうな顔をするのでまた丁寧に断っておく。

 

 

「安心してくれ。まだ集合5分前程だ。」

 

 

「今回の試験のタネを早く聞きたかったからな。俺も少し早くきたんだ。」

 

 

神崎も続いて説明する。一之瀬はオレと神崎の間に座りオレの方を見る。座り方で言うと右から幸村、堀北、オレ、一之瀬、神崎だ。平田にもきてほしかったが生憎軽井沢の件がある。俺と同室なので今日の話は後で教えてあげよう。

 

 

「よし、じゃあ説明してもらってもいいですか?」

 

 

「ああ、じゃあまずは初日オレ達がいなくなったことについての話だ。」

 

 

オレは淡々とあの日について話し始めた。

 

 

_______________________________________________________

 

 

 

 

「今回の特別試験のことなんだけど、全員でリタイアしようと思うんだ。」

 

試験1日目、平田が全員に向かってそう言った。

 

「え?」「どういう事だ?」「さぁ。」

 

当然の反応だな。いきなり試験を放棄しようって言っているようなものだ。

 

「ごめんね。少し言葉が足りなかった。これには僕と綾小路くん達が考えた作戦があるんだ。」

 

 

綾小路くん達と言えば大抵のクラスメイトが堀北と幸村も入っている事に気付くだろう。この一ヶ月ほどの間、何かあればこの4人で話し合いをしていたからだ。たまに須藤が混ざっていたが.......

 

 

「作戦って言われてもなぁ、確かに全員リタイア1週間船で快適に過ごせるけどそんな事しちゃったらポイントが入んないだろ。」

 

「うん。だから、この島には綾小路くんともう1人が島に残ってもらおうと思うんだ。」

 

「なんで残るの?」

 

座っていた軽井沢が手を挙げて質問した。

 

「島に残った2人でスポットのポイントや他クラスのリーダーを当てるためだね。大丈夫、ルールに書いてあった事だけど、ポイントは0ポイントを下回ることはないし、失敗してもこちらにマイナスはない。」

 

「なら何で綾小路が残るの確定なんだ?」

 

「それは_____________________

 

 

「それはオレがリーダーだからだ。」

 

 

 

 

「.....リーダーってもう決めてたの?そこはクラスで話し合いとかした方がよかったんじゃない?」

 

つまり、オレは適任じゃないのか。遠回しにそう言われたような気がして少し傷つく。

 

「もう一つ言っておくとこの作戦を立てたのがオレってことだ。この後の動きや対策を一番理解しているのはオレだ。」

 

それなら適任じゃないか?と言う声が聞こえてくる。畳み掛けるならここだ。オレは平田に視線を送り合図を出す。

 

「みんな、この前の定期考査の一位獲得ポイントを覚えているかい?」

 

「うん。確か100ポイントだった。」

 

「僕はそれが基準になると思うんだ。今回の試験、100ポイント以上取る為にはこの作戦が一番だと思うんだ。」

 

「....成功する確率はどれくらいあるのかなぁ?」

 

座っていた櫛田が顎に手を当て、首を傾げながら質問をする。

 

「十中八九成功すると思うよ。その為にはもう1人この島に残ってもらう必要があるけどね。」

 

「もう1人って平田君や堀北さんじゃないの?」

 

そこまで座っていた沖谷が立ち上がってビックリしている。今の話の流れだと、まぁそうなるよな。

 

「うん。今回は僕たちが残るよりも適任がいるからね。」

 

「誰誰?気になる!」「俺だろ?」「そんなことあるか?」

 

 

クラス中が気になる中オレはその人物の前まで行ってから話を再開した。

 

「池、お前が今回の試験のキーパーソンだ。よろしく頼む。」

 

「.......ハ?」

 

 

池のやる気のない声がこの森全体に響いて聞こえた。

 

 

 

_______________________________________________________________________

 

 

 

「....とまぁ、こんな感じだな。クラスメイトも最初は納得しなかったんだが事情を説明すると納得する人たちもいた。」

 

 

「その事情というのは池を選んだ理由でいいんだよな?」

 

 

神崎が確認してくる。

 

 

「ああ、そうだ。その理由というのは」

 

 

と、ここで話を掘北に遮られる。

 

 

「ここは私が説明するわ。でなきゃここにきた意味がないでしょう。」

 

 

「オレとしたら別に構わないが...」

 

 

「そう、なら遠慮なく。ごめんなさいね。なんだか空気にされていた気がして怒りが溜まってしまったわ。」

 

サラッと怖いこと言うなよ。お前は怒ると本当に怖いんだ。

 

 

「それで池くんを残した理由なんだけど彼はサバイバル知識が豊富だったからなの。それも実際に家族などでキャンプする事も多くて今回の試験ではとても頼りになったわ。」

 

 

「成程な。ある一点が優れた生徒か。」

 

 

「ええ、実際彼は私達が無人島を離れるまでのわずか数時間で火起こしや釣りのコツなどを丁寧に教えてくれたわ。彼以外に適任がいないほどに。」

 

 

堀北がここまで他人を褒めるとは。会ったばかりの時は池の事を不要な存在と思っていたはずだ。そう思うと成長が素晴らしいな。

 

 

「なるほどね。これで第一の疑問解決っと。」

 

 

一之瀬が手を叩いて注目を集める、と言ってもここには彼女含め5人しかいないが。

 

 

「次の疑問に移ってもいいかな?綾小路くんはその後どこで何をしていたのかな?Bクラスも気になってなかなかの時間を費やして探していたんだ。だけど、見つからなかった。」

 

 

一之瀬の疑問は尤もだろう。いわば知り合いが六日間ほど音信不通だったのだ。心配をするのも動向を気にするのも当然だろう。これには説明が必要だな。

 

「今回の試験の島は2キロ四方の無人島だ。そして、それぞれ四つのエリアに分けることができる。Aクラスの洞窟エリア、Bクラスの井戸エリア、Cクラスの浜辺エリア、そしてDクラスが元々いた川エリアだ。学校側はオレ達が過ごしやすい様にかそう言った拠点を用意してくれた。」

 

「うん。ある程度だけどスポットもそこらへんに固まっていたね。」

 

一之瀬も同意した。

 

「ああ、オレもこの資料を見るまでは各クラス分である四つしか拠点がないと思っていた。だが、違ったんだ。今回の作戦は五つ目の拠点があったから実行できたんだ。」

 

オレは地図が載っておるページを開いてみんなに見せる。そして島のある地点を指指す。

 

「ここって」

 

「ああ、特別試験開始時の集合場所からすぐの海辺にもあったんだ。スポットが集中している拠点がな_____________________

 

 




第一回特別試験結果詳細③

Cクラス

残Sポイント 140

獲得ボーナスポイント 95

各クラスリーダー指名(cpはクラスポイントの略)

Aクラス  戸塚弥彦  +50cp
Bクラス  白波千尋 +50cp
Dクラス  綾小路清隆 -50cp

各クラスリーダー被指名

Aクラス  龍園翔    0cp
Bクラス  なし 0cp
Dクラス  金田悟 -50cp

(この結果によりCクラスのボーナスポイントは無効)

獲得クラスポイント   140

暫定クラスポイント   785

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