ようこそホワイトルームが無くなった世界へ 作:好きjaなくないない無い
一番やばいと思ったのは『あ』を30回くらい気絶しながらタイピングしていたことです。
いつのまにかモンスターは常備品になり不味いです。
何より思ったことをうまく伝えられない自分の文章力に腹が立って仕方ありません。
そんな僕の作品ですがこれからも応援よろしくお願いします。
突如起こった四つのグループの試験終了。その騒動が鳴り止まぬうちにオレ達兎グループはディスカッションをしなくてはならなかった。オレは一之瀬と一緒に5分前に着くように行ったが既にオレ達以外の生徒が集まっていた。
そこでオレは違和感を覚えた。いつもは強気な態度の軽井沢が顔を青くして席に座っている事。そして、Cクラスの生徒だろうか。その女子がニヤニヤしていたことだ。
とりあえず席に着くと隣にいた三宅が話しかけてきた。
「おい綾小路、どこにいたんだよ。一緒に行こうと思って探したんだぞ。」
「それは悪かった。なんせあんなことが起こったからな。少し調べてたんだ。」
「なら仕方がないな。博士と2人きりだったんだが、いきなり好きな方言ランキングなんて聞かされて少し疲れたんだ。」
「それはご愁傷さま。」
他愛のない話が終わるとアナウンスが流れた。
『ではこれより第一回のディスカッションを行います』
始まるや否や一之瀬が席を立ちいつものように大きな声でみんなにいう。
「はいちゅーもーく!大体の名前は分かっているけど、まずはこのグループのみんなで自己紹介をしたいと思うんだけど、どうかな?」
確か最初に互いに自己紹介をしろとか言われたな。特に反対する理由もないし、皆進んで自己紹介する流れになる。だが反対する者もいた。Aクラスの男子だ。
「今更自己紹介の必要なんてあるのか?学校側も本気で言ったとは思えない。自己紹介をしたい奴だけがすればいいんじゃないか?」
「勿論それでもいいけどもしこの部屋のどこかに音声を拾うマイクがあって教員側に聞かれていたらどうする?不利になるのはAクラスだと思うんだけど。」
そんなふうに言われてはAクラスも折れざるを得ないが何故か沈黙をし始めた。仕方がないながもう一押ししてやるか。
「オレは全面的に賛成だ。現に名前と顔が一致する人が少ない。Aクラスの男子もな。」
嘘だ。なんだったらこの町田という男とは一度面と向かって接触をしている。
「オレは町田浩二だ。人のことを覚えないとは記憶力のない奴だな。」
「オレは無駄なことをすぐに忘れる男なんだ。今ちゃんと覚えたよ。これからよろしく町田くん。」
うっかり自分の名前を名乗ってしまった彼は自分が言い負かされたことに気づき黙り込む。他の2人の生徒も町田が折れたのを見て手軽に済ませた。
他の人達の自己紹介を終えると一之瀬は再び話を切り出した。
「さてと。 それでこれからのことだけど、色々進めていく前に私が進行役で嫌な人がいれば言ってもらえる?」
こんな切り出し方をされると他の人達は反対をできなくなってしまう。もしここで反対すればこの先最大で三日間司会進行を務めなければならないからだ。グループは既に一之瀬の術中にハマっていた。
「特に希望者がいないみたいだし私が進めるね。まずは今回の試験を始めるにあたって、わからない点や疑問点、気になる部分があったらみんなで話し合いたいと思っているの。」
司会を務める一之瀬を遮ったのは町田だった。後ろにはAクラスの2人も続いている。
「話し合いをするのは構わないが俺達は参加しない。この試験は最初から最後まで話しあわないことが最善だからな。」
「なるほど。Aクラスにとってはそうだね。だけど他のクラスは違う。」
「どういう事だ?」
一之瀬の言葉に町田が質問する。
「確かにどこのグループも話し合わなければ結果は必然的に1か2に絞られる。そしてどのクラスも均等なポイントを獲得することになる。」
「そうだ。Dクラスにも全員に50万ポイントが手に入る。どこにもデメリットのない作戦だ。」
「確かにそれでいいんじゃない?ポイントもらえるならこちらとしてはなんでもいいし、デメリットも無さそうだしさ。」
軽井沢は賛成のようだ。また他のみんなも賛成派に偏ってきてる。
「そいつはどうかな?」
俺はその流れを止めなくてはならなかった。このままではプライベートポイント的には見えないデメリットがある。
「何が言いたい、綾小路」
「その作戦はオレ達B、C、Dクラスにデメリットがある。だから納得するわけにはいかない。」
「デメリットがあるのか?綾小路。」
三宅が驚いたようにこちらを見る。彼も賛成派になりかけていたのだろう。経済的な理由を考えれば仕方がないか。
「先程の作戦、おそらくは葛城から授かった物だろうが、確かに全員が平等にポイントを得ることができる。しかしそれではお互いのクラスポイントは縮まらない。それはAクラスを目指す3クラスにとってはデメリットでしかない。」
「っ!」
「確かに!」
「危なく乗せられるところだった。確かにそんな作戦には賛成できないな。」
「私も。」
三宅やCクラスの生徒もこちら側を賛同してくれている。気づかれて居心地の悪い思いをしたのか奥歯を噛み締めている。
「なら好きにしろ。最初に言った通り俺達Aクラスは話し合いに参加しない。話し合いについてはルール上参加しなくても問題ないからな。」
それだけ言って彼らは部屋の隅にあるソファに腰をかける。その3人に続くように軽井沢もそちらへと向かった。
「おい軽井沢!どこ行くんだよ」
三宅が慌てて引き止めるが
「だってあたしは考えるの好きじゃないし話し合いなんて面倒くさいから外れとこって思ったのよ。どうせ綾小路くんもいるんだしなんとかなるでしょ。」
他力本願な彼女はそれだけ言って町田の隣に腰をかけ携帯を触り出す。
「なんなんだよあいつは」
「まぁまぁ落ち着いて、なら残ってるわたしたちだけで話してみよったか。最初の話し合いは....コレとかどうかな?」
そう言って一之瀬は四つの通知をみんなに見せる。それは先程学校側からオレ達生徒に一斉送信された鼠、虎、馬、鶏の試験終了の通知だ。
「この事についてなんてどうかな?」
そこから40分ほど意見を出し合ったがまともな意見が出ないまま第一回のディスカッションは終了した。
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初めてのディスカッションが終わる度同時に部屋を去ろうとする軽井沢に話しかける人物がいた。真鍋というCクラスの女子だった。
「ねぇ軽井沢さん!コレから一緒にカフェにでもいこーよ!」
「ハァ、嫌よ。第一私達初対面じゃ..」
「いいじゃない!親睦会的な感じで!」
激しく拒絶する軽井沢にメゲずに腕を組む。息吹を除いたCクラスの女子2人も同様に賛成したのか軽井沢にくっついて外へ向かった。オレ達もここに長居する必要性はない。Aクラスや三宅、伊吹も続いて出ていく中で、
「あれれ、わたしもカフェ一緒に行きたかったなぁ」
みんなで仲良くがポリシーである一之瀬が誘われなかった事に少しばかり落ち込んでいる。Bクラスのクラスメイトである浜口が慰め出す。
「まぁまぁ、そんな最初から大人数でカフェに行っても緊張して何も喋ることはできないでしょう。明日はきっと誘われますよ。」
「うん、そうだね。なら私達も先に仲良しになれば良いね。綾小路くん!」
「遠慮しとく」
「えー!なんでよぉ」
「オレは人と連むのが苦手だ。第一、一之瀬はこの高校で一番の友達だと思っているし信頼をしているんだからそんな....どうしてそんな顔が赤いんだ?」
オレの言葉を聞けば聞くほど顔が赤くなる一之瀬。なぜだ?特に問題発言はしていないはずだ。それにこの言葉はこの前も彼女に伝えたはず。オレの思考が終了する前に浜口がオレに話しかけた。
「綾小路くん、コレはアドバイスとして受け取って欲しいのだけれど、年頃の少女に向けてそんな言葉をポイポイと投げてしまってはタラシだと思われますよ。」
タラシ?いわゆる女タラシか?それはまずい。オレは急いで一之瀬に謝罪するため振り返るが一之瀬はオーバーヒートさせながらフラフラと歩き回っている。
「浜口、このケースの場合どうすれば良い?」
「僕は別に恋愛マスターではないのですが。まぁ謝罪は今度するとして一旦距離を取ったほうが良いでしょう。」
「そうか。すまん、ならお先に失礼する。」
浜口に感謝を述べ部屋を出る。
「タラシか....」
実際に会ったことはないが知識としては身についている。誰にでも「可愛い」とか「好き」という言葉を放つ輩のことだ。オレは一之瀬以外には....いや一之瀬にも言ったことがないが、オレのとっている行動は十分タラシに見える行動だったのだろう。
「オレは一之瀬に嫌われてしまったのか?」
人間関係の構築は一言で言ってとてつもなく難しい。理由は簡単、相手の心を読めないからだ。言葉は悪気がなくても簡単に人を傷つけてしまう。そしてその関係は修復不可能になるかもしれない。
「このまま一之瀬と話せなくなるなんて......嫌...だな。」
自分の身の回りから一之瀬が消える。そんな未来を想像しただけで言葉が詰まる。呼吸がしづらくなる。
謝ろう。
自分の中にある誠意を全て見せて。
オレはそう決心して中に入ろうとするが一つ気がかりができてしまった。なぜかは知らないがカフェに向かっているはずの軽井沢達がボイラー室に入って行ったからだ。
ネクスト綾小路sヒント‼️!
軽井沢と真鍋の関係って......
次回も見てね!!
これ一回やってみたかったんです、ごめんなさい。