ようこそホワイトルームが無くなった世界へ 作:好きjaなくないない無い
ありがとうございますそしてごめんなさい。
コメント欄でも行ったかもしれませんがここでも言わせてもらいます。
この作品は見切り発車です。主に僕の妄想に出てきたよう実のアナザーストーリーですのでたくさんの矛盾がこれからも生じると思います。でもこのアナザーストーリーをみんなにも聞いてもらいたいという一心で書いています。
こんな僕ですがこれからもよろしくお願いします。
「あ、おはよう綾小路くん。」
「おはよう平田。やけに早いな。」
「うん。なんだかんだで楽しみだからね。」
集合5分前にエレベーターから降りると既に平田がロビーで待っていた。女子達はまだ来ていないがあと5分ほどで来るだろう。
「昨日の今日でごめんね。どうしても軽井沢さんが綾小路くんを連れて行きたいって言うから。」
「別に構わないがなんでオレなんだ?」
「僕と軽井沢さんの関係は嘘なものだけど...あ、それも軽井沢さんから聞いてるよ。見破ったって。だから彼女はもしかしたら本当の関係を見つけたんじゃないかな?」
「なんのことだか......」
話しているとエレベーターが一階に降りてきている。おそらくは女子達だろう。
「ちなみに今日は誰が来るんだ?」
「ええと、昨日の時点では軽井沢さん、佐藤さん、あと松下さんだね。もしかしたら増えるかもって言ってたけど...」
そんな話の中エレベーターは一階に着いた。
「あ!平田くーん、綾小路くーん。おっはよ〜。」
「綾小路くん...おはよ。」
勢いよく出てきた軽井沢、その後に続く佐藤、そして松下、3人とも軽く化粧をしていて、クラスでもトップの美女3人がいつも以上の美しさを放っていた。
「おはよう」
「おはよう、じゃあ早速行こうか。」
平田が仕切ってくれたおかげであまり直視せずにすみそうだ。コミュ障にとっては美女3人が目前にいるのはとても辛かった。
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「で、なんでオレを呼んだんだ?」
オレ、平田、軽井沢、佐藤、松下の5人でプールに向かって行っている中、オレと軽井沢は3人から少しだけ距離を置いている。さんに3人に聞かれたくないことを質問するからだ。
「その様子だと平田くんから聞いたのね。でも理由なんてない。」
「じゃあ尚更なんで?」
「あたしがあんたと....遊びたかったから...」
なぜか顔を赤らめながらそう言って彼女は前にいた3人に追いついた。
「ねね、軽井沢さんとなんの話してたの?」
オレも追いつくと佐藤が興味津々に聞いてきた。
「いや、平田の事についてだ。平田の好きなものとかを聞かれてな。サッカー以外はよく分からないって答えたんだ。」
先ほどの話を聞かせるわけにもいかない為適当に誤魔化す。
「じゃあ私には綾小路くんについて教えてよ。中学校の話とか...」
え?
「それは私も知りたいかな?綾小路くん。」
突然の話題に松下も混ざり、右に佐藤、左に松下と挟まれてしまう。ただでさえ美人なのにこんなに近くまで寄られたら少しばかり理性にグッとくるものがある。
「えーっと...そうだな...」
「2人とも何してんのー?早くプール行くよー!」
「あ、うん。分かったー。」
「いいところだったのにね。」
困っていると軽井沢が2人を催促してくれたのでこの話題は中止となった。軽井沢には感謝しないとな。
「じゃあ綾小路くん、続きは後でね。」
「ちゃんと教えてね。」
中止ではなく保留となった。だが時間が作れたので本当のような嘘の話を今のうちに作っておかないとな。
「軽井沢さん、なんでいきなり2人を呼んだんだい?」
「..........なんでもないから......」
平田と軽井沢のやりとりはオレ含め3人には聞こえていなかった。
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「この学校は本当にすごいな。丸々一個のショッピングモールがあるのに、まさかここまで大きなプールがあるとはな。」
男子更衣室で平田と着替えている時ふとつぶやいた。いや、きっとこの学校に入った生徒が初めてそのプールを見た時、誰もが同じことを言ったであろう。流れるプールやウォータースライダー、浮き輪の貸し出し数の多さにジェットブレード、バレーまでできるときた。ハッキリ言ってそこらのプールより何倍も楽しいだろう。
「あはは、確かにそうだね。夏しか使わないのにこんな施設があるとは。」
「言いたくはないが税金の無駄遣いじゃないだろうな。」
そう言いながらオレは上の服を脱ぐ。水着は元々履いていたのでズボンを脱げばいいだけだ。
「それよりも綾小路くん、筋肉すごいね。制服の上からだとわかりずらいけど何かスポーツをやっていたの?」
「いや、全くだ。親からは体を鍛えたほうがいいって言われてな。毎日ってほどではないが知り合いが経営していたジムに行っていたんだ(嘘)。」
「そうだったんだ。君のご両親はすごい人だね。子供にそんな熱心になるなんて。」
「まぁ...な。」
オレは着替え終えて携帯や服などのプールにいらないものをロッカーに入れて鍵を閉める。プールは一日中無料で入れるらしい。なんとも贅沢すぎるな。平田も準備が終わって2人でプールサイドへ向かう。そこには日の光と共に広大なプールが一面に広がっていた。
「ここまでとはな。」
「うん。学校の専用ページで画像は見ていたけどまさかここまでとは...」
この学校は夏だけこのプールで商売した方がいいんじゃないか?そう思えるほどに広かった。さて、とりあえず女子達と合流したいがどこにいるのだろうか?
「綾小路くん、あれ」
「ん?」
平田の指差した方向に目をやるとそこには探していた女子3人がいた。男子達と共に。と言っても男子達がしつこくナンパしているようで女子達は何度も断っている。男子達の執念にエールを送りたいがこの学校だ。問題が起こってからでは遅い。
「止めにいくぞ。」
「もちろん。」
平田も勿論同じ意見だったのか、オレに続いて女子達の方へと向かう。近づくにつれ
「いいじゃ〜ん。オレらと遊ぼうよ〜。」
「男女の方が絶対楽しいって!」
「だから、私達クラスの男子友達と来てるので....」
「え〜。じゃあ連絡先教えてよ。また今度一緒にこよ。」
「あの....」
「じゃあさ、いまここに3人いるけど俺とこいつとこいつだれが1番のタイプ?」
オレ達が到着するほんの20秒の間にここまでしつこく絡めるのは尊敬に値するな。でもこれ以上は彼女達が可哀想だ。一方で向こう側もこちらに気づいたそうだ。
「あ、綾小路くん!」
「チッ、来やがった。」
男子の1人が露骨に舌打ちした音が聞こえたが面倒なんで無視をする。
「え?もしかして君達の連れってこのお男達?」
「はいそうです!もう向こう行ってください。」
「ちょっと待ってよ〜。まだ連絡先聞けてないじゃん。それにそんな地味な奴と遊ぶんだったらオレ達と遊んだ方が良くない?」
コイツ、唐突にオレのことをディすりやがった。はー、本当に穏便に解決したかったんだけどな。
どれ、少しコイツらで遊んでやるか....
「あんた達さ、彼女達があんたと話してて困ってるの分からないの?遠目から見てもすっごい怯えてたよ?」
予想通り乗っかってきた。こういう奴らは自分がイケてると勘違いしている。だからこそ言われたくないことを言われるとすぐにキレる特徴がある。
「あ?なんだお前、一年のくせに生意気だな。」
ほらのってきた。
「あれ、もしかして先輩でしたか?すみませんタメ口聞いちゃって。先輩達がやってた事がどう見たって高校生がやることじゃなかったんで...」
「何おまえ?喧嘩売ってんの?」
大分キレてきたな。あと一押しだ。
「違いますよ先輩、オレはただ可愛い後輩としてアドバイスしてるんですよ。
もっと乙女心を学ばないとモテませんよ?センパイ」
「テメェふざけんなよ?」
咄嗟にオレの肩を掴んで殴りかかってくる。もちろんそんな拳当たるつもりは毛頭ないためオレは手で受け止める。
「なっ!」
「いいんですか、センパイ?ここは公衆の場ですよ?今殴ったらそれは学校側に報告しませんとね...」
「くっ.....チッ..」
殴りかかった男が帰ったので残り2人もそれぞれその男に続く。これで一件落着だな。
「大丈夫だったか?」
オレは一緒にきた女子3人の方を向く。幸と言えばいいのか3人とも特に問題なかった。
「助かったよ、ありがとう綾小路くん。」
「本当はちょっと怖かったけどね...」
2人からお礼をもらったが軽井沢からは小声で「...ありがと」だけだった。まぁ3人とも無事だったから問題ない。それよりも今オレの目の前には新たな問題が起こっていた。女子の水着がとてつもなく似合っていることだ。誉めなくてはいけないのは重々承知なのだがこういったことを誉めたことは今までの人生上一回もない。そんな時オレは池と山内の不毛な会話を思い出した。
『なぁ、もうすぐプールだぜ。楽しみすぎる。』
『ああ、まぁどんな形でもまずは紳士的に褒めないとな。』
『そうだよな。その為に一ヶ月間、普段あまり読まないラブコメのラノベを読み漁ったんだ。』
『これで夏休みは完璧だな。おい綾小路、お前もこのセリフだけは覚えといたほうがいい。こっち来い』
『すまん。ちょっと目立つから辞めとくわ。』
..............ちゃんと聞いておけばよかった。
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「それー。」
「平田くん、そっち行ったよー。」
「了解!それ!」
プールでトラブルはあったもののオレたちは今プールでバレーをしている。チームは先ほどグッパーで分かれたチームだ。オレと松下がチームでただいま9対7でリードしている。10点マッチなのであと1点で勝利だ。平田が上げたボールを軽井沢が目一杯の力でオレたちのコートにボールを運ぶ。オレの方向に来たので落ち着いてレシーブをして松下に渡す。
「松下。」
「了解!」
松下は両手でセットしてくれた。どうやらスパイクをお望みらしい。水の中でジャンプするのは難しいがその分ネットは普通よりも低くなっている。出来ないことはないだろう。オレはジャンプして平田に向けて程々の速さのスパイクを打つ。
「クッ!」
平田はなんとかレシーブしたがそのボールは後ろに飛んでいった。10対7だ。見事オレ達の勝利だ。
「ナイストス。」
「ナイスキー。」
オレと松下はお互いを褒めながらハイタッチする。負けた3人もこちら側のコートに来た。
「すごいね、綾小路くん!さっきのスパイク凄くカッコよかった!」
佐藤が駆け寄ってきてオレに言ってれた。誰にでも褒められるのは嬉しいことだな。軽井沢も平田と一緒に話しながらこちら側のコートにやってくる。
「惜しかったね、あとちょっとで上げられたのに。ごめんね、僕のせいで。」
「いやいや、あれは綾小路くんが凄かったな。ところでさ、ちょっと休憩しない?あたし結構疲れちゃった。お腹もすいたし...」
「私も...今もう12時前だし午前中から結構遊んだしねー。」
「私も疲れちゃったね。男子2人は?」
どうやら女子はだいぶ疲れているようだ。午前中からウォータースライダーやバレー、流れるプールと遊びまくったらそうなるだろう。
「オレもお腹空いてきたな、平田は?」
「僕もだね。それならみんなで一緒にご飯買いに行こっか。今ならまだ食堂も混んでなさそうだし。」
平田の案に反対する人はいなかった。
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オレ達は海の家ならぬプールの家にやってきた。焼きそばやかき氷はもちろん、タコライスなどもあってメニューはとても豊富だった。
「それにしても綾小路くんってガタイ良いよねー。」
5人お揃いで買ったサンドイッチを頬張りながら佐藤が話を振ってきた。
「親からは体を鍛えたほうがいいって言われてな。毎日ってほどではないが知り合いが経営していたジムに行っていたんだ(嘘)。」
筋肉について聞かれたらこれからはこの嘘で統一しよう。隣に座っている佐藤にそう説明した。
「それでも大変なんじゃない?その身体をキープするのは....」
今度は佐藤の反対側に座る松下が聞いてきた。ここでひとつ疑問が生じる。なんでオレの両側に彼女達が座っているんだ?目の前に平田がいるのに?イケメンの隣になぜ座らない?そんな疑問を考えている余裕は今のオレになかった。
「そんなことないぞ。1日5分か10分くらいの筋トレで済む。」
「そんなものなのかな?」
松下はオレの方に身を寄せてくる。頼むから近くに来ないでくれ、ホワイトルームのカリキュラムには女性と接することはなかったんだ。
「そろそろ行くぞ。オレ達は食べ終わったし今は食堂もピーク時だ。他の人達に席を変わらないと。な?平田。」
この2人から逃げる為にもオレはこの場の最高権力者を味方につけることにした。
「そうだね。もうみんな食べ終わってるし、取り敢えずプールに戻ろっか。」
「さんせー。」
平田がこちら側につけば軽井沢も必然的にこちらにくる。これにて賛成多数となった。
「確かにそうだね。結構先の取り合いしてるし...」
佐藤もこちら側に来たことで全員が立ち上がった。耳元で松下が「逃げたね。」と囁いた気がしたがオレは気のせいだと信じた。
「あ!すみません、ここ今から開きますか?」
早速この席を取りに来た女子生徒がいた。
「はい、今かわりま.....す?」
オレは後ろから声をかけられ振り向き様に返事をする。そこには意外な人物が立っていた。
「一之瀬?」
「綾小路くん!!」
願ってもない偶然ってあるんだな。
物語書くの大変だけど楽しいです。
これからもよろしくお願いします。