僕と名前と契約者   作:火猪

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ど、ど~も、火猪です。

大変遅くなってしまい、スミマセンでした!

批判ならなんでも受けます!バッチコイです!

あ、スミマセン、今の嘘です.....。

とりあえず、本編どぞ....。








康太と秀吉と明久 壱

康太side

 

俺の名は、土屋康太。

 

皆からはよく『ムッツリーニ』なんて呼ばれている。確かに、女は好きだが、それは俺から言わせれば、的確に的を得てないと言える。だが、その事を話すには、明久との出会いとあの事件を話さなくてはならない。そう、あの時からだ..........

 

 

 

 

 

俺が明久と出会った、っと言うより明久のことを知ったのは、転入してくる前の日だった。

 

俺はどちらかと言うとまわりから嫌われている方だと思う。まぁ理由は明らかだが.............だから、常にまわりから避けるために持ち前の影の薄さを利用して隠密?と情報収集をしていた。明久のことはその時に知った。勿論学校へのハッキングをしてだ。(※犯罪です)

 

俺は調べるとき、顔と名前は勿論、家族構成や過去に何をしていたか(ネットなんかに載っている程度だが)などを調べている。だが、明久を調べたとき、調べた情報に何かモヤモヤする違和感を感じた。

 

例を挙げるとするなら、まずは顔写真、俺は...............なんか自分で言うのもなんだが、ボッチだ。人間観察なら幾度もしてきた。 そのせいか、大体ならソイツの本質がわかってくる。だが、明久をみたとき俺が思ったのは『ワカラナイ』だった。

 

他のヤツとはどこか違う。強いて言うなら目が違った。感じたことをそのまま言うと、なにかを悟っている大人のような深い目をしていた。

 

俺は、世の中は2つの人種に別れると思っている。それは、なにかを持っている人間と、持っていない人間だ。少なくとも学力や実績、金なんかじゃないとだけ言っておこう。

 

コイツの過去には何かあるかもしれないと確信に近しいものを思い、手当たり次第調べてみたが、特にこれといって特別なものはなかった。

 

だが、特別なことがないからこそ、不可解な点がいくつも浮上してきた。おかしいのだ。家族構成から過去の経歴、プロフィールなど、まるで模範解答のような普通の人、普通の人生だった。そもそもこの時期に転入してくるのがおかしい。なにか理由があってもいいハズなのだが、なにもない。

 

今までにこんなヤツをみたことなかった俺は明久に興味を持つようになり、転入してきた時に勇気をだして話しかけようと決心していた。

 

が、結果から言うとその決意は、ハンマーかなにかで粉々に砕かれてしまった。イヤ、比喩だぞ?

 

誰にかと言うと、知ってるヤツもいるだろう。そう、“転入当日の招かねざる客人たち”によって............。

 

 

そしてその次の日

 

 

ム「..................ハァ~、まさかあのタイミングで乗り込みがあるとはな..............。」

 

俺は登校中に昨日の出来事を思い出していた。

 

まさか転入生の紹介が終わってすぐに、また絶妙なタイミングで雄二を狙った不良どもの乗り込みがあり、まさか転入初日だと言うのに明久も戦い?に参戦し出したりするとは誰も思うまい。

 

ム「..........だが、収穫はあった........。」

 

そう、収穫はあった。

 

俺の趣味は、写真撮影だ。と.......とう....と、盗撮はその延長線と言っていい。俺は美しいものが好きだ。そして美しいものほど、その瞬間は長くなく、儚いほどに短い。盗撮と呼ばれるのは、その一瞬をなんの許可もなしにとるからだろう。分かっていることなのだが、俺はボッチで人見知り、そんなリア充みたいに『はーい! 笑って~!』てきなことができたなら、俺は今ごろ友達100人だ。

 

俺が趣味に高じた理由は、やはり今は亡き母の影響が大きい。俺の母は、写真家だった。母がとった写真は、どれも輝いていた。その写真をみるだけで心から暖かくなる、そのぐらい美しい写真だった。小さい頃に俺が

 

小ム『ねぇ、どうしておかあさんの写真は笑っている顔がいっぱいなの?どうしたらおかあさんみたいに撮れる?』

 

ときいたとき、母が笑って言っていたことがある。昔の俺はおしゃべりだった。

 

ム母『写真はね、写っている人の一番いい顔、一番輝いている顔を撮すとお母さんは思っているわ。でもその顔をどうやったら上手く撮れるか、それは撮る側の実力にかかっているのよ。だから、康太がここがいいと思ったときに精一杯撮るといいわ!康太が一生懸命相手の輝いているところを撮りたいって思いが伝われば、自然とその人も、応えてくれるハズよ。』

 

そのときの母は本当にいい笑顔だった。写真には撮れなかったがまだ俺の心に焼き付いている。あのときはまだ幸せだった。

 

だが、母が死んだ後、イヤ、ガンで入院して、もう写真が撮れない身体になってしまった時ぐらいからだろうか。俺は写真撮影に没頭した。それこそ学業を本の少し怠るぐらいに.......。たぶん母はそんなこと望んでいないハズなのに、俺はなにかに憑かれたように撮り続けた。

 

なぜそんなことになったかっと言われると、母に俺の撮った写真をみてもらいたかったからなのかもしれない。どんどんやつれていき、抗がん剤の痛みと闘い、細くなった辛そうな母をみていると、何かしてあげたくなり、以前俺が母の写真をみて元気になったのを思いだし、母に元気になってほしかったからだ。だが、現実は甘くなく、俺が母のような写真を撮る前に母は他界してしまった。後悔から、現在も奮闘中だ。

 

話を戻そう。明久の件での収穫というのはあの強さだ。

 

ム「...........校内レベルでも、相当な上位者........イヤ、校内1位の坂本とタメを張るぐらいか............これはデータを変えないとな.............。」

 

この学校での喧嘩の強さではNo.1の雄二とタメを張るというのは、正直驚いた。前も言っただろうが、俺がみて調べた以上、明久はどこにでもいる普通の学生だ。そんなヤツが、毎日のように喧嘩をしている雄二とタメを張るハズがないのだ。

 

ム「.........と言うことは、やはり何かある......。」

 

俺は今一度再確信し、教室に入った。

 

 

 

康太sideout

 

 

 

秀吉side

 

わしの名は、木下秀吉じゃ。

 

本当の名は別にあるのじゃが、今回は関係ないのでまたの機会にするとしよう。そうじゃのぅ、わしが明久と出会ったのはわしが原因といってもいいアノ事件じゃな。そう言えばちょうどその頃に康太とも出会ったと言っておったのぅ。アノ事件で皆に助けてもらった恩は一生忘れんだろう。

 

 

ワシには、イヤ、この頃は“僕”か..........。僕には双子の姉がいる。僕からみても僕たちは瓜二つで、姉はいわゆる美少女なんだと思う。だから、僕も、よく女の子と間違えられてしまっていたし、男子からの告白なんかも多々あった。まぁ今もだけど.......。

 

とりあえず、本題に入りたいと思う。

 

 

 

 

 

 

秀「今日の乗り込みスゴかったなぁ、なんて言うのかなぁ、天下無双って感じだったよ。」

 

?「なんか物騒なこと言ってるわねぇ......大丈夫なの?...その学校.....しかも天下無双って....たぶん間違ってるわよ?」

 

僕は今、双子の姉『木下優子』と夕食を食べているところだ。

 

僕の家は.........なんというか他の人とは違う。どんなところがというと、まず僕の家はアパートでもなく、ましてや一軒家でもない。まぁ簡単に言うと神社。しかもこの神社もただの神社なく、祖父母の話ではある神を祀っているらしい。実際に姉は不思議な能力(ちから)を持っている。身内に本物がいるのだ、信じるしかあるまい。

 

そしてこの神社は代々能力を持つものが、男なら神主、女なら巫女という具合にその神を護っている。

 

そんなワケで、神社のことはほとんど姉に任せきりだ。イヤ、神社のことだけではない、家の家事もほとんど姉がしている。まぁそのせいか、料理が家庭科の授業レベルしかない僕とは違い、姉の料理は絶品である。もっと言うと、掃除も巫女の仕事も今まで完璧にこなしており、学業も家の事情を言い訳にはせず、つねにトップクラス。実に優等生という言葉がピッタリな人であるかがわかる。ただ、姉にも弱点があり、完璧人間というワケではない。

 

なんだかここまで姉について語っているとシスコンと呼ばれそうなのでここで自重しようと思う。まぁ嫌いではないから別に呼ばれてもいいと思うけど、たぶん今までの経験上、『美人姉妹の百合自慢』とか言われそう.......というより十中八九言われるだろうなぁ。まぁ、言われたんだけど.................っと続き続き

 

僕はというと小さい頃からの夢だった『役者』になるために、演劇部で技術を磨いている。だけど昔姉が疲労による高熱を出してしまったとき、家の事をほとんど全て押し付けてしまっている罪悪感と姉が高熱を出してまで苦労しているのにどうしてという自暴自棄から、姉に演劇部をやめて家の手伝いをすると言った、すると案の定、

 

優『......ハァ、ッ!バカッ!!......いい秀吉!これはアタシがやりたくてやっていることなの!秀吉が気負うことなんてないんだから!..........ケホッケホッ......だけどまぁ、そういう気持ちや気遣いは嬉しいわ!...ケホッ......でも、アタシは秀吉が大好きな演劇をして、輝いている姿をみるのが大好きなの........小さい頃から一途にひた向きで、一生懸命に頑張る秀吉の姿をみるとアタシも頑張らなきゃ!って思うの.........だから秀吉.......自分のやりたいことを思う存分やりなさい!.....アタシにはできないことなんだから......誰になんて言われても胸を張りなさい!.......それでこそアタシの自慢の弟なんだから♪』

 

と、ただでさえ高熱で意識がもうろうとしてキツくて辛いハズなのに、説教から始まり、最後は満面の笑みで僕の背中を後押ししてくれた。だから僕は誰になんと言われようとも、この演劇という自分の信念は絶対に曲げないようにしようと思う。

 

えーっと、それでなんだっけ?あっ、そうだそうだ。

 

祖父母たちはというと、なんかなんとかっていうとこで、まだ仕事をしているらしい。もうだいぶ年だったと思うけど?

......僕たちの収入源は祖父母の仕送りのみだ。なので正直ありがたいです。

 

っとまぁ、思うところを言うと、やっぱり僕の家は他の家とは違うのだろう。

 

秀「でも、ホントにスゴかったんだから。」

 

優「ハイハイ、わかったから。でもめずらしいわねぇ~、ケンカが嫌いな秀吉がそんなこと言うの。」

 

確かに僕は喧嘩が好きじゃない。というより、あの行為になんの意味も見いだせないと言った方がいいのだろうか。殴って殴って互いに傷をつける、喧嘩を仕掛けられたことのない、ましてや本気で誰かとぶつかったことのない僕には分からなかった。だけどあの喧嘩のあの舞台は、何て言うか、僕のやっている演劇の舞台のようで、美しいとは言わずとも、迫力があり、なぜか憧れてしまった。

 

秀「ねぇ!お姉ちゃんは、坂本雄二って知ってる?ほら、『悪鬼羅刹』って異名の。」

 

優「えぇ、知ってるわよ?なんでもここら周辺の不良たちのNo.1らしいわね。でもそれがどうかした?」

 

秀「イヤ、今日うちの学校に転入生が来たんだけど、なんかその人も転転入初日なのに一緒に喧嘩しはじめて。」

 

優「へぇ~、どんな人なの?喧嘩するぐらいだから筋肉粒々?」

 

秀「う~ん、たいして大きくなかったと思うよ?僕より少し大きいくらい。でも2人で50人くらいの人z「ちょ、ちょっと待って?!」え?どうかした?」

 

優「相手は50人もいたの?!」

 

秀「う、うん」

 

優「そんなのいくらあの『悪鬼羅刹』だって勝てるわけないじゃない!」

 

秀「まぁ僕らもはじめはそう思ったんだけどね。ほら、さっき僕が言った転入生、その人がスゴかったんだよ!何て言うか長年連れ添った相棒みたいにさ!坂本君のカバーをして一撃で相手を沈める!本当に息のあったコンビネーションだったんだ、そのせいもあって2人とも無傷!」

 

優「........そんな話聞いたら、秀吉が興味持つのもわかる気がするわ。あ、でもいくら興味があるからってそこまでの喧嘩はしないでよね」

 

秀「はぁーい分かってま~す!」

 

優「ウム、分かればよろしい!」

 

秀「............プッ!」

 

2人「「アハハハハハハハハハ」」

 

優「はぁーあ、おっかしぃ~、よし!じゃあ秀吉はお風呂にでも入ってきなさい。片付けはアタシがやっておくから!」

 

秀「わかった~」

 

そう言って僕は脱衣場に向かい、

 

秀「............これ以上お姉ちゃんには迷惑かけられないよね」ボソッ

 

そう呟きながら僕はお風呂に入った.........。

 

 

 

 

 

 

 

 




この駄作品をみてくださっている方々、本当に遅くなってしまい、申し訳ありませんでした!

とりあえず、気を取り直して

今回はムッリーニと秀吉のちょっとした過去編でしたね!

サブタイトルに明久の名前も入れておきながら、1回も出てこないという.....。

で、でも、次回はこの過去編の続きで、明久もたぶん活躍すると思うので、今回は勘弁してください!

それでは、次回また!


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