僕と名前と契約者   作:火猪

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どーも、火猪です。

最初に言っておきます。今回もやらかしました!

たぶん、は?なにこれ?って思うのがあるかもしれません!

なのではじめに謝っておきます!

スミマセン!

と、とりあえず本編、どぞっ!






康太と秀吉と明久 弐

秀吉side

 

まだ太陽が顔を出してまもない頃、僕は毎日の日課である発声練習をしていた。家が神社なので周辺には木しかない。しかも簡単に言うと山だ。だから結構大声を出してもいいのだ。え?お姉ちゃん?今は神社でなにかやってる。よくわからないけど、この神社のためらしい。

 

一通り朝練を終わらした僕は、この神社と町を繋ぐ階段に腰を下ろし、朝日を背にしながら町を眺めていた。お姉ちゃんはこの町が好きだなぁ、ってよく言っている。けしてわからない訳じゃないんだけど、小さい頃に比べて今は素直に好きになれない。

 

秀「ハァ~、学校いきたくないなぁ。」

 

 

皆が学校に行きたくないって思うときはどんなとき?勉強?部活?それとも友達関係?.......いじめ?......理由なんて人それぞれでいろんな不満をを持っているんだろう。だけど僕の場合は少し違う。別に勉強は嫌いじゃない。理数系は苦手だけど.......それに部活にしたら楽しみで仕方がない。演劇は一人では成り立たない。仲間、観客、裏方の仕事をする人、主催者、どれかひとつでも抜けると演劇は成り立たない。だから皆でできるのはいいことだ。だとしたら友達との友好関係はどうか、これも違うと思う。確かに親友という親友はいないけど、僕にイジメまがいのことをしてくる人もいない。どちらかと言われれば、良好って言ってもいいかもしれない。まぁ、理由は今言わなくても学校にいけば追々わかると思う。

 

こんな考えにふけていると、

 

優「秀吉ぃ~!朝ごはんできてるよ~!早く食べなさ~い!」

 

と、お姉ちゃんが呼んできた。時刻をみるといつもよりも早いくらいなのだが、

 

秀「ッ?!ヤッバ、今日日直だ!」

 

日直だでした。

 

 

そう言って石段を後にした。

 

秀吉sideout

 

 

 

 

 

 

明久side

 

僕こと吉井明久は、

 

明「あ~、1人で登校かぁ、昨日のこともあるし気まずいなぁ」

 

絶賛1人で登校中だった。

 

イヤ、わかるよ?ほら先人の言葉にも『思い立ったが吉日』って言うしね。だけどね、この周りから受ける視線は1人じゃ結構きついものがありますよ。

 

でもまぁ、それで雄二が少しでも辛い顔をしなくてすむんだったら、安いもんだよね。ってあれ?

 

明「誰だろ?」

 

学校についたはいいものの、玄関で1人の(・)男(・)子(・)生(・)徒(・)が自分の下駄箱のなかを見てため息をついていた。

 

明「あ、あの~、顔色悪いけど大丈夫?」

 

しかも真っ青だった。

 

?「え?あ、うん.........大丈夫」

 

明「ホーッ!すごい量の手紙だ~、見ていい?「コクン」じゃあお言葉に甘えて、どれどれ?ってん?」

 

僕がその生徒の下駄箱の中にある手紙をひとつとると、そこには『田中 武志より』と、いかにも男ですって感じのする名前の人からだった。

 

ちょっと冷や汗

 

僕は顔をひきつらせながら、

 

明「ねぇ、この手紙入れる場所を間違えたのかなぁ? だって差出人が男だよ?...あ、これもだ!ってえ?....全部じゃん!え?何これキモッ! え?ちょっと待って君は男だよね? まさかただならぬ事情があって男子の生服を着ているとか?」

 

?「え?今なんて!?」

 

明「え?嫌だから、君は男だよね?間違ってたら申し訳ないけどってどうしたの?! 何で泣いてるの?! やっぱり間違ってたのかなぁ?」

 

アルゥレ?おっかしいな~、僕、泣かせることしたかな? あ~、でもなんか泣いてる顔可愛いな...ッじゃないよ僕のバカ!!よく考えろ!......... ん?イヤ、待てよ、もしかしたら僕の顔があまりにもヒドすぎて見てられなくなったとか!どうしよ、今さら何処かのア○パ○マンみたく顔の交換とかできないし、覆面とかかぶってももう手遅れだし........ハァ、やっぱりここは僕の108の特技の1つ、『光速土下座』をしなければならないか?たぶん懇切丁寧に謝れば許してくれるハズ!!こうなったら腹をくくれ明久!!!

 

この間、1.5秒

 

そうと決まればと片膝を曲げかけたとき、

 

?「あの、イヤ違うんだ!その、僕のこと男だってどうしてわかったの?」

 

僕が思考を巡らせている間に泣き止んだのか、

 

明「え?えっと雰囲気........かな?確かに見た目女の子に見えないこともないけど、やっぱりどうしても男女の骨格の違いが出てくるんだよ。あ、あとそれに男子の生服だしね。あ、そうだ、僕の名前は吉井明久、君は?」

 

とりあえず自己紹介は必要だよね?

 

?「...............木下秀吉....」

 

明「よろしく!」

 

秀「よ、よろしく」

 

明「...........」

 

秀「...........」

 

......................................なんだろ、気まずい..........

 

えーっと、なんか話題は......あっそうだ、失礼かもしれないけど、泣かせた理由聞かないと、

 

明「えっと、で、でもなんで泣いてたの?」

 

秀「えっ!、あっ、う~ん、」

 

明「あ~、えっと、別に無理しなくてもいいよ?」

 

秀「え?あっ、ううん、違うんだ、ただ今日僕、日直だから......」

 

明「あ~、あの太陽に 「イヤ、それは日食!」 月がみごとに重なる神秘的な現しy って最後まで言わせてよ!」

 

秀「イヤ、言わなきゃいけない気がして....」

 

ホッ、なんとか少しは空気が軽くなった、イヤ、けして素で間違えた訳じゃないよ?でも『日直』と『日食』ってにてるよね!

 

明「日直か、もしよければ僕も手伝おうか?迷惑じゃなければだけど」

 

秀「別に迷惑じゃないけど.....いいの?」

 

明「うん!ここで会ったのも何かの縁だしね♪」

 

というより、大体は察しているんだけどね.....ほら、よく考えてよ....僕らが今いるところは『玄関』=『生徒が必ず皆通るところ』=『今の時間登校ラッシュ』どうゆうことか分かるよね♪.....うん!木下くんを泣かせたことからなのか知らないけど、周りからの殺気が凄いんだよね.......しかも男子の......ここまでくれば分かるでしょ?

 

明「じゃあ教室行こっか?同じクラスだよね?」

 

秀「え?よく覚えてたね?昨日朝のちょっとした時間しかいなかったのに.......」

 

明「.........あっ、そっか、そうだったね.....でもクラス表を先生から事前にもらったから覚えるのには時間かからなかったよ」

 

秀「へぇ、記憶力がいいんだね」ニコッ

 

明「危ない僕!!」ザシュッ←目潰しの音

 

秀「!?急にどうしたの!?てか血の涙って朝からホラーすぎるよ!!」

 

明「イヤ、今のを見てしまっていたらきっと僕は明日から平穏な日常を過ごせなくなりそうだったから....」

 

秀「そんな変なこと言ったかなぁ?」

 

うん、世の中には知らない方がいいこともあるよね?

 

明「まぁ気にしないで、ほら、もうすぐ教室着くし」

 

秀「前見えてないのに」

 

そんな会話?をしながら僕らは教室に入った........ちなみに最後まで僕には男子からの殺気がバンバン当てられていた.....

 

 

明久sideout

 

 

 

 

康太side

 

俺は今、何をしているかと言われれば朝早くに学校に来てカメラの手入れをしている。家ですればいいと思うかもしれないが、俺はカメラが1つだと言った覚えはない。まぁ、察してくれ。......だが、やはり今手入れをしているカメラが1番時間がかかる。少し傷がついていて少し汚れている、紛れもなくこれは、母が生きていた頃に使っていたカメラだ。俺が納得できる、最高の写真が撮れるまでこのカメラは未だ現役と言っていいだろう。

 

俺がカチャカチャとカメラの手入れをして、それが終わると同時に、昨日の話題の主役とも言っていい『吉井明久』が教室に入ってきた.........なぜか『木下秀吉』と一緒に....。

 

分からない、接点などなかったハズ.......いったいイツ?.....可能性があるとすれば.......。

 

俺は、黒い四角の板のようなモノを取りだし、家のPCを起動し、玄関にある(・)隠(・)し(・)カ(・)メ(・)ラ(・)のデータを読み込み、朝の玄関での出来事を確認した。

 

なるほど吉井がいつものに巻き込まれただけか、そっから発展したと.......これは校内が荒れるぞ.......。

 

転入初日に問題を起こした、今や校内で知らないものはいないあの『悪鬼羅刹の右腕』と称された(※この時点で問題児が確定していた)時の人『吉井明久』と、男であるがなぜか『彼女にしたいランキングNo.1』という偉業を成し遂げた『木下秀吉』。

 

この2人が朝2人で登校してきた.....まぁ玄関から教室までだが.....そんなことしたら『秀吉親衛隊』が黙っていないだろう。

 

あぁ、『秀吉親衛隊』というのは、木下に告白してフラれたモノたちが結成した、『木下を愛でる会』なんだそうだ。なんでも、木下に近づく輩を暴力や権力を使って排除する組織らしい。確かに、『ヘタな女子より女子』と言われるだけあって、女装をしていたら見分けがつきにくい。まぁ、なにがともあれ、その親衛隊にお世話になりたくなければ、木下に近づかない方がいいのは、一目瞭然、この学校の暗黙の了解と言っていいだろう。近づけないからといって、あの量の手紙は流石にドン引きだ。

 

さて、どうしたものか......これではますます吉井に近づきにくくなった。

 

?「オイ、お前」

 

お?早速ご指名か?

 

?「土屋お前だよ!」

 

......は?俺?

 

呼ばれて横をみると、廊下側の窓から筋肉質であることがシャツごしからみてもわかるような男子生徒が窓を開けイスに座っている俺を見下ろす形で睨んでいた。。

 

ム「.......なんのようだ? 田中武志」

 

田中武志、空手部主将、何度も大会で優勝している実力者だ。顔もそこそこいいと言っていいだろう。ファンもいるらしい。だが、裏では色々しているという噂からいい印象はない。そして何より趣味もいただけない。いわゆる木下信者だ。

 

田「なんのようだ、じゃねぇだろ?お前、なに鼻血出しながら木下さん見てんだよ!」

 

鼻をさすり手をみると確かに血がついていた。

 

田「ちょっとこい、その手に持っているカメラも持ってな」

 

流石に周りの目があるなかでは殴ることはできないのだろう。俺も殴られたくはないが、大事(おおごと)にしたくない。田中武志の部下2人に退路を断たれ体育館の裏へと連れていかれた。が、せめてもの抵抗と、

 

ム「.........吉井は見張らなくてもいいのか?」

 

田「今は、他のヤツに見張らせる。」

 

今はということは、初回限定みたいなのがあるのだろうか?主将だけあって、初めは見逃すようだ。警告というやつか?どうやら評価と噂の訂正を見直す必要があるようだ。なら上手くすれば見逃してくれるかもしれない。

 

田「今は誰かを殴りたい気分だ。オイ!お前らは誰も来ないように見張ってろ!」

 

前言撤回、コイツは紛れもないゲス野郎だ。こんなヤツと1対1とはなぁ.....正直嫌だ!!

 

田「さぁ~て、土屋くん。君はナゼ、カメラを持ちながら鼻血を出していたんだ?寛大な俺のことだ、話ぐらいは聞いてやろう。」

 

ム「.......鼻血は今朝、コケたときについたもの.......カメラはクラスの写真係だから......」

 

嘘はついていないが、恐らくこんなのは時間稼ぎにしかならないだろう、何故ならコイツはさっき、(・)話(・)ぐ(・)ら(・)い(・)は(・)と言った。世間体を気にしてだろう。まぁつまりは話を聞いたところで『結果は変わらない』ということだ。

 

田中武志は案の定流すようにして、

 

田「そっ、んじゃあそのカメラに木下さんの写真がないか確認しようか」

 

貴様は何様だ! そう言いたくなるのを必死に耐える。

 

ム「.........クラスの写真係だから、木下の写真を撮るのは、必然的......」

 

田「じゃあその写真を全部くれないかなぁ?あぁそうそうこれはお願いじゃなくて..........命令だから」

 

まるで人を殺すような獰猛な眼差しで田中武志は俺を見下ろした。俺は時折撮った写真を秘密りに売ったりしている。カメラを整備するのになにかと掛かるからな。しかも、この学校では、木下が1番売れる。買うのならいいが、奪うとなると話は別だ。まだ母を越えるような写真を撮ったことのない俺だが、それなりにプライドがある。だから...タダで渡す気はさらさらない!

 

ム「.........お前、分かっているのか?.....木下は、男だぞ.....」

 

そう、木下が男なのは初めて会ったとき、1年の春の入学の自己紹介で、自分で言っていたし、なにより、今の俺には色恋沙汰などどうでもよかった、ただ写真が撮れれば.....

 

田「..............だからなんだ?仕方ないだろ?欲しいものが近くにある、だから手を伸ばす、何が悪い?お前も、同じようなことしてるじゃねぇか?!」

 

...........正しいだけあって言葉がでないな、だけど、だけど、自分のエゴだって分かっていても......

 

ム「..........それでも.....渡せない!.......」

 

田「交渉決裂だなぁ......今日で木下さんを見納めにしようと思って、穏便済ませたかったんだけどなぁ」

 

ナニ?コイツが穏便に済ませる?写真を渡せば見逃してくれた?......イヤ、渡しはしないが.....問題はそこじゃない! 『木下親衛隊』隊長のコイツが木下を見納め?

 

ム「.......どういうことだ.......」

 

田中武志は食い付いたとばかりの醜悪な笑みをこぼしていた。

 

田「お前はこの学校では誰も追い付けないという写真家だそうだなぁ。誰も撮れない写真と情報収集が得意だと聞く。そんなお前に依頼だ。俺が聞いた話によると木下さんには瓜二つの姉がいるらしい。そいつの確認と写真が欲しい。」

 

ム「..........何を考えてる?」

 

田「さぁな、ただ、木下さん似の姉がいるなら会わない手はねぇよな。」

 

ム「.....分からないな......あれほど木下を追っかけていながら.....今さら手放すのか?」

 

田「手放す?バカか?両方手に入れればこっちのもんだろ?」

 

どうやら自分がどう思われてるかわかってないらしい。なら、

 

ム「......いいだろう...ただし、報酬は貰うぞ...」

 

田「ハァ?報酬?さっきも言ったけどなぁ、これはお願いじゃなくて、命令だから。何?俺らを敵に回したいわけ?まぁ、いい仕事すれば、これからお前の後ろ楯になってやってもいいけどよぉ。あぁ、そうそう、今回のはこれでチャラにしてやるよ。木下さんの写真で。ほれッ!さっさと渡せ!」

 

ッチ!逃げ場なしか........とりあえず時間が欲しいな、

なら

ム「........しゃ、写真は、いろいろと手順がある.......まとめて来週でいいか?...それと、姉の情報が欲しいなら木下に近づくのも許可して欲しい 」

 

田「...........欲しいなら.....ね.............まぁ、それぐらいはいいだろう、だが......裏切ったらどうなるか........分かってるよな?」

 

ム「.................」コク

 

フゥ、なんとか乗りきったか......

 

田「よし、じゃあ他のヤツにも見せしめのために...」

 

ハッ?.......言葉の意味を理解したときには、時すでに遅し、気がついたときには放課後、なぜか保健室のベットの上だった。

 

 

康太sideout

 

 

 

???side

 

康太がボコられて気を失っている間、

 

?「ハァー、これは手を打たないとね.......ピッピツピッ...プルルルルル.....あ、もしもし僕だけど、ちょっとお願いしたいことが...うん....じゃあ詳細はあとで...じゃ」

 

そう言って影は保健室から姿を消した。

 

 

???sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ど、どでした?

面白いと思ってくださったら幸いです!

つまらんとお思いでしたら、出来るだけ面白くできるようにしたいので、感想の方にいろいろと書いていただけると、と思います!

イヤ、自分でもビックリするほど明久の出番がない!あれほど気をつけていたのに!前回の後書きで予告までしたのに!

しかも、まさかのムッツリーニが.........ハァ、ホントにスミマセン....。

こんな私の作品でもいいと思いの方、いるのでしたら、ありがとうございます!

これからも文才がないなか、精一杯やらせていただきます!

では、また次回!
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