超古代竜 メルバ
登場
第1話
『八幡…貴方は……』
声が…小さい。よく…聞こえない……
『貴方は光…』
光?こんな俺がか?
『光であり…』
光であり…何だ?
『八幡…貴方は光であり…や…………………』
閑話休題
「はぁっ!ま、またあの夢か…」
俺の名は比企谷 八幡。
比較の比に、企業の企、谷で比企谷。八幡製鐵所の
最近、俺は変な夢に魘されていた。
見知らぬ女が、俺に向かって何かを囁いているのだ。
ここの所、毎日…
「はぁ、最悪だ…」
そのせいでマイ・ラブシスターや部活仲間の雪女みたいな部長とかに…
「お兄ちゃん、ゾンビみたい!」
「あら、ゾンビ谷くん。本当にTウイルスに感染してしまったみたいね。自前の菌で相殺出来なかったのかしら?」
とか、ボロクソに言われる始末だ。
というか、其処まで比企谷菌は強くねぇよ。
カプコンに出れるなら、まぁ…
…いや、絶対に嫌だな。
働きたくないし…
まぁ、そんな事はどうでも良いか…
「おーい、小町?あれ、居ないな…」
一階に向かい、愛しの妹の名を叫ぶが、全く反応が返ってこない。
辺りを見回していると、テーブルに書き置きが置いてあり…
『お兄ちゃんへ。今日は小町が日直なので、早く行きます!朝ごはんは適当に宜しくね♪あっ、車には気を付けてね♪…これって、小町的にポイント高くない?』
「最後のが無けりゃな…」
仕方がないか、適当にパン焼いて食べるか…
閑話休題
「はぁ、眠い…」
最近、あの夢のせいで眠すぎる。
でも、二度寝したら平塚先生に…
黒のレース…
ゾクッ!
「はっ、今誰か…」
何か殺気を感じた様な…
…気の所為か。
うん、これ以上考えるのは止めよう。
『はちま…』
「ん?誰か俺を…」
『目覚めて、八幡!奴が来る!』
「来るって誰が…って、うぉっ!?」
誰かの叫び声が聞こえたと思った瞬間、地面が揺れ始める。
思わず倒れそうになり、必死に近くの電信柱にしがみつき…
「じ、地震か!?酷い地震だな…」
だが、この事態は俺の想像を超えていく。
『ギジェアアアアァァァァァァァァァァァッ!』
「なっ!?」
地面を裂き、その中からは…
赤黒くガッチリと引き締まった身体…
…所々岩石みたいな鎧を着た様な巨大なトカゲみたいな化け物が現れる。
しかも…
『ピィギャアアアァァァァァァァァァァァッ!』
高速で空を裂きながら、朱色に染まる姿をした…
…巨大な鳥みたいな化け物も現れたのだ。
「一体、何が…」
この時の俺は知らなかった。
この出来事が、超古代の因縁…
…この地球を巡る壮絶な戦いの幕開けだという事を。
そして、何より…
…その渦中のど真ん中に俺自身が巻き込まれてしまうという事を。
続く
空と大地は裂かれ、街は破壊されていく。
そんな時、超古代の時間を超えて、光は少年へと受け継がれる
次回、第2話
『光を継ぐ者』