卯月と別の夕立についても今後書くかもしれない
「おい半端者」
「何ですか?主神」
相変わらず偉そうな態度で主神が僕に話しかけてくる。
そして僕は半端者じゃなくて天使と悪魔のハーフだっての。
「ちょっと創作世界でバカンスしてこい」
バカンスとは言ってるが休暇などでは無い。
「どこの世界に救援に入ればいいんでしょうか」
別世界に赴いて世界のピンチを救う。しかしそんな大それた任務などではなく、時間だけやたらと使うのでその時間を観光に回すのが多いからバカンスと言っているだけだ。
「艦これだ」
ある意味ハズレ。
女の子いっぱいだ(⌒▽⌒)なんて考え方もできるが命の価値は軽い。
いくら自分がピンチにならないとしても、人が死ぬのを見て心地よくなるほど、まだ僕は心が荒んでいるわけではない。
「...それ別の人z「ダメだ」...ソッスカ」
主神、言葉を遮らないで。
「行ってくれるな?」
すごく行きたく無いです。
「拒否権は」
分かっているけど一応聞く。
「ないぞ、お前の答えていいのはyesだけだ」
い つ も 通 り
「分かりました、行きますよ」
だったら聞くなって話。
「よし、今年の賞与は期待していいぞ」
そう、救援任務についたものは特別賞与が着く。人によっては一喜一憂する任務なのが救援任務。その世界の生き物をどういう捉え方で見るかで難易度が変わってくる。
「それで、やっぱりTSですよね?」
艦これ世界の救援任務は基本的に艦娘への憑依転移が多く、提督側へなる事は948000年の歴史の中で一度しかない。
「そうだ。チートを積んでいるから変に訓練を積まなくていいぞ。効率悪いだけだからな」
そう、チートは救援任務で一番重要だ。
わざわざ鍛錬をしていると時間の無駄であり、突発的に発生した任務に対応できなくなる為、圧倒的なチートを授かって世界に臨む。
尚、作戦実行に支障のきたす存在は抹消しても構わないとされていて、よくあるケースとしては、
軍で訓練を強制されまくった
↓
うるさいので脱隊
↓
独立勢力として敵勢力を蹂躙
これである。
この対処法は世界救援マニュアルにも記載されており、『助けてやるんだからこっちのやり方に口出しすんな』という子供じみた主張の上で成り立っている。
まぁ、これが一番合理的だと思う。
変に現地の人間と馴れ馴れしくなると、『〇〇くんが心配だから!』とか、『〇〇くんはもっと私達を頼ってよ!〇〇くんは1人じゃ無いんだよ!』とか、非常にめんどくさい事態になる。
この例は別の主神に仕えている同僚の話だ。『あの時はなんか下に見られている気がしたので全員半殺しにしてあげた』と宣っていたのでたいした問題では無いんだろうがそう言ったイベントが発生すること自体が非効率的なのである。
「考えがまとまったか?さっさと世界へ送るぞ、こっちも定時が迫ってるんだ」
「あ、はい。どうぞ」
「んじゃ、健闘を祈る」
僕は艦これ世界へと飛んだ。
...そういや何の素体を使うのか聞いてなかったな。
「あぁ、それは夕立改二だな。大丈夫、轟沈したばかりの素体を深海棲艦化する前にサルベージして浄化してから改造したから汚染の心配は無いぞ。強いて言えばチートの影響で艤装や容姿が違うだけだから」
飛んでる最中でも答えてくれるのね。
「サポートはある程度するさ」
さいですか。
本当は失踪したく無いんですけどねぇ...