楽しい楽しい料理人修行生活   作:食戟のソーマはいいぞぉ

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思いつき投稿。
続く、かな…?


プロローグ
第0話


ある日のこと、今日も何をするでもなく家でゴロゴロとしていた。

スマホの画面を眺めつつソファで横になりながら今日は何作ろうかな…なんてことを考えていた午前の時間帯。

 

そこへピコン♪とひとつの音が鳴った。

出処は手に持つスマホ。なにやら着信が入ったようだった。

 

スマホの上部に出てくるバナーに書かれていたものは…

 

━━よっす、元気かー?

 

そんな小気味のいい一言だった。

送ってきたのは…

 

「……無視だな」

 

名前を見た途端面倒くさいことになりそうだと感じた俺は即座に無視を決め込む。

関わったらろくな事がない。そんなこと昔からわかっている俺は余計なことはしないと決め込み暇つぶしに見ていた『ようつべ』動画の続きに目を向けていた。

 

━━おーい

 

「……」

 

━━寝てるのかー?

 

「……」

 

━━返信しろー!

 

「……はぁ」

 

……通知を切った。

さすがにうるさい。大体1分おきに来る着信。

相も変わらず我が道をゆくやつだななんてことを思いつつスマホをソファに投げ出し立ち上がり冷蔵庫へと向かう。

 

冷蔵庫の中から取り出すのは我がソウルドリンク、コーラ。

慣れた手つきでキャップを開け飲み口を口に当て喉へと流し込んだ。

 

「━━フゥ」

 

ひとしきり飲み終えそんな満足気に息を吐き出した時、家のインターホンの音が部屋に鳴り響いた。

 

「…誰だ?」

 

来客の予定は無いはずだし、宗教勧誘あたりの人が来たのかななんて思っていると玄関の方で母親がテンション高めにインターホンを鳴らした人と何やら盛り上がっていた。

 

「ん?」

 

まあ気にすることもないかと目線をスマホに戻す。すると、

 

「あなたにお客さんよ」

 

そう言って部屋へと入ってくる母親。

 

「あ?俺?」

 

誰だろう。思い当たりがない。

そう思いながら頭に浮かぶのは先程のメッセージ。

まさかな…と思っていたが、

 

「よぉ!元気か!」

「ゲッ…なんでお前いんの…」

 

そう言って顔を出したのは先程連絡してきた黄色い猫目の赤みがかった茶髪をしたギャル系の2個上の先輩だった。

 

 

「遠月学園?」

「ほうほう、ほまえほこにほい」

「うん、口にあるもん飲み込んでから喋れ?」

 

とりあえず有り余っていた食材でチャーハンを作りこの面倒臭い先輩に振る舞いつつここに来た要件を聞いていた。

 

要約すれば、日本一の料理学校と呼ばれる遠月学園という場所に入学しろということだった。

うーん、めんどい。

 

「うぐ……あーお前今めんどくさいとか思ったな?そういうのよくないと思うぞー。何事も積極的にやっていけー?」

 

積極性の塊のお前と一緒にしないで欲しい。

 

【小林竜胆】。2コ上の先輩。

初めましては小学生の時。いつも一人で居た俺に興味を持ちずっと付きまとってくる面倒な奴。

挙句家まで付いてきて俺の親父が居酒屋、母親が喫茶店をやってるってことを知ってからさらに興味を持たれた。

それから『お前も料理できんの!?できんの!?』と詰め寄られてとてもうるさかったです。

……よくよく思えばこいつが料理に興味を持ちはじめたのってこの時からなのかもしれん。

 

そんなこんなで親とも仲良くなりやがって休日は俺の家に入り浸るようにもなったし、挙句、俺が包丁の使い方とかも教える羽目になったし…。いい迷惑だ、こんちくしょう。

 

ちなみに居酒屋と喫茶店は隣同士で並んでいてその上の階が家になってる。毎日階段が大変だ。

基本、夜に居酒屋で昼に喫茶店を開いてる。小さい店で来るのはほぼ近所の人だが親の料理は何故かくそ美味くて小さいながら繁盛してる。

 

「親父さんも言ってただろ!人生は冒険や!って」

「それは多分麦わら被ったクソガキだな。……どういう間違い?」

 

なんて会話をしてると、「お邪魔するわね」とドアを開けて入ってくる母親。その手にはケーキと紅茶を乗せたお盆があった。

 

「来たー!ママさんのケーキ!」

「あらあら"ママ"だなんて……うふふ」

 

……その含み笑いをやめろ。こっちをニヤニヤしながら見るな。

 

「じゃ、ごゆっくりね……頑張れ我が息子。既成事実さえ作っちゃえばこっ━━」

「出てけ!アホが!」

 

近くに置いていた辞典を投げつけるが、「キャッ」なんてわざとらしい悲鳴をあげなから扉を閉めた。結果当然辞典は扉にかなりの音を立ててぶつかって落ちた。

 

「相変わらず面白いなー、お前ん家」

「……頭が痛くなってくる」

 

糖分摂取だ。

そんなことを思いつつ母親の持ってきたケーキを早速口に運ぶ。

……腹立つが美味い。それがまた腹立たしい。

 

「かーっ!やっぱウメーなこのケーキ…!」

 

酒飲んだジジィかよ。

 

「で?」

「あ?」

「遠月に来んの?来ないの?」

「行かんわバカタレ」

 

そんな面倒くさそうなとこ行くわけが無い。

そこら辺の近くの高校で青春を謳歌して、卒業したらここで働く。たまに手伝いで料理作ってるけど正式な従業員でもないしね。完璧な計画だ。

 

「……はぁ、そっか…分かったよ」

 

そう言って立ち上がりドアへと向かう。

 

「とりあえず今日は帰るから、じゃーなー」

 

そんな言葉を残し部屋を去った。

あいつがあんなにすんなり帰るなんて……なんか、嫌な予感がする。




感想、評価待ってます。……モチベをね下さいな。
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