見慣れた設定の世界で生きる   作:貝SAW

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誤字脱字の報告待っています。筆が進みすぎて、かなり長文になってしまった……。それでも一万字には程遠いですが。最後まで楽しんでください。


フラグ回収

ん?んんん?

 

真上にあった太陽が、だいぶ傾いたとき。ゼラーニは、一番下の弟ぐらいかそれよりも幼い子供たちのあいてをするのが、落ち着いたとき、自分の弟たちの姿がないことに気が付いた。どれだけ周りを見渡してもいない。かくれんぼをしているかもしれないが、ゼラーニはそうではないような気がした。子供たちの相手を、一緒にしてもらっていた同い年の女の子に任せて周りの子たちに聞いてみることにした。

 

「なあ、リナとベルがどこにいるのか知らないか?」

「あいつら?一緒にかけっこしてたけど終わってから見てねぇよ。ゼラにい。」

「僕も見てないなあ。」

 

「私は知らない。あそこの木陰でベルがぼーっとしてたのはしってるけど。」

「リナはペルとかガッシュとかとチャンバラしてたけど、その後別れたみたい。それだけかなあ、知ってることは。」

 

知らない。わからない。みんな、リナとベルが誰とどんなふうに遊んでいたか知っていてもその後を知らない。

 

(川遊びに行ったのか?あともう少し聞いてから川に行ってみよう。)

 

この後どのように行動するか考えながら、残りの子供たちに弟たちのことを聞いていくと、みつけた。

 

「しってるよ?リナとベル、それにバラとペトが探検って言って川の上の方に行くって言ってた。」

「川の上って、どこまで?」

「なんか、父ちゃん、母ちゃんに止められたところまでってリナとベルが話してた。」

 

ベルが休んでいた木の上で、会話を聞いていたらしいその子の話は、ゼラーニが、自分の予感が杞憂でないと感じるのに十分だった。ゼラーニはすぐにその子にお礼を言い、こどもたちのあいてをまかせっきりなままだった女の子に今日は帰ることを伝えて、ある人のところへ駆け込んだ。ゼラーニが感じた予感は、最悪なもので、実現してしまうと誰もが悲しむものだったから……。

 

 

 

 

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その後は、誰にも見つかることなく、上流の方へ進んでいくことができた。普段から通ることが少ないからなのか、上流に進むにつれて俺の腰ぐらいの高さの草が雑多に生えていて、俺より3歳年上のリナにいはともかく、俺や、俺の一つ下のバラとペトは、歩くのに苦労している。

 

「ちゃんとついて来いよーお前ら。はぐれたら探すのメンドウなんだからな。」

「「「はーい」」」

 

リナにいが作った道を辿って、ついて行っているが、進行速度はゆっくりとしたもので、既に真上にあった太陽は目で見てわかるぐらいには傾いていた。この道を帰る時にまた、通ると思うと気が滅入る。

 

「ねぇねぇ、ベルにい、川の上って、どんなとこだろうね!」「ね!」

「うーん、どうなんだろうね。しいて言えば、こんな草が生い茂ってるところは嫌だなあ」

「それはバラもいやー」「ペトもー」

「リナにいはどんなとこだと思う?」

「俺か?俺は、魚がいっぱい取れるところがいいな。いっぱいとって、母ちゃんに焼いてもらう。」

 

代り映えしない光景に飽きた俺たちは、そんなことを話しながら歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

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しばらく歩いていると、川の幅がだんだん狭くなり、先は薄暗い森の中に吸い込まれているように続いていた。俺たちは、変わらない景色がやっと変わったことと、このままでは帰れないという、少しも刺激のある出来事が起こらなくて、無駄骨に終わることに不満に感じ、そのまま入っていった。

 

「おい、お前ら!ちょうどいいぐらいのところだぞ!ここ。」

「おぉ、ホントだ。」

「「わあー!」」

 

幸いにも、それほど森の奥深くに行かなくても、いつもの川遊びで使える程度の広さの川辺と川幅があるところを見つけることができた。

 

「よし、じゃあここで遊ぶかー!」

「「「おおー!」」」

 

この場所は人っ子一人いないから、思いっきり遊べるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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川というものは、様々なモノに恵みを与える。流れる水は、削った石を運び堆積させて新しい地形を生み出す。また、植物に、虫に栄養を運び、魚は栄養満点の餌を食べることができる。その魚を狙って足を運ぶ動物もいる。そして、水を飲みに来るものもいる。

 

それは、水を飲むために、群れから離れて、森の中にある、比較的ひらけた場所にある川の方に足をすすめていた。

 

ハラガヘッタ、水を飲んでこの飢えヲごまかそウ。誰もついてきてイナい。あそこには、魚を狙ってやってくる自分よりも大きな敵に遭遇する可能性があるが、その時はその時、逃げてしまえばいい。

 

「おらっ、ベルくらえっ!」

「わっ、やったなリナにい!」

「「キャッキャ」」

 

川の方から聞きなれない鳴き声がする。低木からそっと覗くと、4匹の小さな生き物がいる。オレだけでも食い殺せそうダ。仲間を呼ぶか?イヤ、待ちきれない。食いたくて食いたくてしょうがナイ。しとめよう、そうしよう、独り占めにしよう、あれはオレだけのものだ。

 

「グルルルッ」

「?ねぇリナにい。何かきこえなかった?」

「いやあ?どうせ鳥が鳴いたんだろ。」

「そうかなぁ。確かこっちから聞こえたんだけどな。」

 

こっちに近づいてくるまでまとう。ほら、いまちょうど一匹、こっちに近づいてくる。

 

「危ないからあんま遠くに行くんじゃねぇよー。」

「うん。」

「「なになにー」」

 

まだ、まだだ、もうちょっと、もう少し、まだ……まだ……

 

獲物と目があった。

 

「ッ!オオカミだ!」

「「「ッ!!!!」」」

 

アア、モウスコシダッタノニ。

 

 

 

 

 

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何か面白いものがあると思って、鳴き声のするほうへ近づいてしまった。いたのは、ところどころ黒い毛並みを持つ灰色のオオカミだった。黄色がかった茶色い瞳でじっとこちらを見てくる。

 

「ッ!さがれッ、こっちまで戻ってこいッベルッ!」

 

リナにいの声に従って、目をそらして、背を向けて川の流れに足を取られながら、オオカミから離れた。

 

アア、にげられてしまウ。そうはなるモノカ。なかま。ひとりじめできなくなるケド。食べられなくなるよりマシダ。よばなきゃ。

 

アウオオオオオオオオオオオン

 

リナにいのところまで来たとき、あいつは遠吠えをした。

 

アウオオオオオオオオオオオン

            アウオオオオオオオオオオオン

     アウオオオオオオオオオオオン

 

遠くの方から同じような遠吠えか聞こえてきた。

 

「……ベル、お前はバラとペト連れて今すぐ森から抜けろ。」

「……えっ。に、にい……リナにいはどうすんのさ。」

「…お前らが逃げられるよう食い止める。」

「そんなの無謀だよッ!い、一緒に逃げよ?」

「それこそ無理だろ。いいから、早く、いけよ。」

「で、でも「でもじゃねぇはやくいけやッ!」ッ」

 

その時ちょうどオオカミが茂みから出てきて、全体を見ることができた。その大きさは、俺がテレビで見たよりも大きく、離れていても大型犬ぐらいはあるように感じた。俺は改めてオオカミを見て、怖くなった。

 

「うわあああああ!!」

「ぁ…」「っ…」

 

気づくとバラとペトの手を取ってきた道へ走っていた。

 

アア、にげてしまう。それハ、ダメ。まずは、にげてない、ヤツ。

 

「ぎゃああああっ」

 

耳にした普段聞いたことのない叫び声に心配が恐怖に勝って振り向くと。

 

右腕を嚙みつかれながらオオカミにのしかかられているリナにいの姿があった。

 

 

 

アア、血がウマイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ふと目にすると、つまらなさそうにしている弟がいた。

 

気づいたのはいつだっただろうか、わかるのは、あの顔をまたするようになったのはガベルが、ベルが、5歳の時だったはず。

 

初めての弟ができた。これからリナはお兄ちゃんになるよと、お腹が膨らんだ母ちゃんにから言われたときは、ちゃんとお兄ちゃんができるか不安になった。ベルが生まれると、父ちゃんと母ちゃんは、ベルに掛かり切りになって、母ちゃんたちがとられた気がして、嫌いになった。俺もベルの世話をさせられたことと、俺と兄貴より早く歩けるようになったことを母ちゃんが嬉しそうにしていることも理由だった。

 

「にぃちゃん。お外行きたい。」

 

少しつっかえるが、ベルがちゃんと喋れるようになったとき、そんなことを言われた。俺は嫌だった。ベルはたまに母ちゃんが外に連れてっているようだし、たまたま畑仕事の手伝いがないきょうは、仲がいい友達と遊びたかった。兄ちゃんに言われなければ連れて行かなかった。

 

兄ちゃんと俺で、ベルを挟んで手をつないで、母ちゃんが連れて行ったところを通ったがベルは何も反応はしなかった。いやいや連れてきてやったのに、下を向いたままのベルを見てむかついたのであれを見せることにした。

 

「ベル、もっと別の場所見ていかねぇか。」

「!見る。」

「兄ちゃんもそれでいいな。」

「うん、いいとおもう。行こうか。」

 

兄ちゃんもここまで反応のないベルを見て、どうにかしようと思ったのだろう。食い気味に答えたベルを連れて離れたところに行った。

 

「わあー!すげー!」

「いいだろここ、花がいっぱいで綺麗だろ。」

「ここは今の時期しか見られないからね。この時期になると、村のみんなは必ずここを見に来るんだよ。」

 

赤、黄色、ピンク、紫。色とりどりの花がいっぱいに咲いたこの場所は、ベルを驚かせるのに十分だったようだ。家では見たことのないようなキラキラした顔をしている。

 

それからも俺たちはベルに村の風景を見せた。太陽がちょうど真上になるとき、村長の屋根の上から見えるキラキラした川、物見やぐらから見る村の姿、子供たちの秘密の遊び場。ベルか見たことない景色をみせた。ベルは、いつもと違ってあまりにもいい反応をするから、ベルのことが嫌いなのを忘れて、いっぱい喋りまくった。兄ちゃんも、たのしんでいたようだった。

 

「ベル、楽しかったかい?」

「うん!すっごく!」

「そりゃあよかったなぁ。」

 

日も暮れて、歩き疲れたベルを、兄ちゃんがおんぶしながら今日のことを聞くと、嬉しそうに言うもんだから、俺が反応してしまった。その後、ベルがきれいな青の瞳を輝かせて、今日一番の笑顔で言ったことを忘れない。

 

「にぃちゃん、ありがとう!」

 

そこから、ベルのことが嫌いじゃなくなった。

 

 

 

 

今日ベルを誘ったのは、ベルがまたつまらなそうにしてたから。けど、あの時みたいに村を一緒に見て回ろうにも、見つくしてしまった。ベルは物足りなく感じるだろうから、ベルが知らないところに連れて行った。そのせいでこうなってしまったが。

 

「うわあああああ!!」

 

駆けていく音が遠ざかっていく。この音が聞こえなくなるぐらいには、ここでこいつを相手にしないといけない。

 

グオッ

 

アイツ、川の岩を飛んで一気にこっちまで来やがった。

 

グルルルッ

 

アイツとの距離はもうそんなにない。ここまで近づかれると、いやでもその大きさが目立つ。俺はもう8だぞ?どうして同じ高さに目が合うんだよ。歯がカタカタなる。足が震えて動かない。こうやって立っていられるのは、後ろに俺の弟と、俺のせいで危ない目に合わせてしまった双子の兄妹がいるからだ。

 

ガアッ

 

とうとう襲いっかかってきた。早ぇ。遊びでやってるチャンバラと全然ちげぇや。とっさに右腕を前につきだした。噛みつかれる。鋭い痛みが走る。 

 

「ぎゃああああっ」

 

腕が熱い。のしかかってくる。どうすることもできない。倒れこんでしまった。頭に鈍い痛みを感じる。運悪く石にぶつかっちまったか…?目がかすんでいく。痛みがなくなっていく。あぁ。

 

(”無謀”ってどういう意味だ?)

 

最後に考えたのは、ベルが言った言葉。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで俺の意識は暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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その光景を見たとき、頭が真っ白になった。その後に浮かんだのは……

 

(リナにいを助けなきゃ)

「バラ、ペト、お前らは先に逃げろ。」

「「えっ!?」」

「俺はリナにいを助けに行く。」

「待って!」「ベルお兄ちゃん!」

 

二人の声を無視して、偶然落ちていた丈夫そうな木の棒を拾う。

 

「おらっ、くらえっ。お前の相手は俺だ!」

 

木の棒片手に、周りに落ちていたものを手当たり次第にぶつけていく。

 

アア、目障りだ。誰だ、俺の食事の邪魔をするヤツハ。誰だ。

 

オオカミが俺に目を向けた。その目が怖くて、けど、邪魔なものを見る目が相手にされていなかったことがわかり、苛立ちで自分を奮い立たせた。

 

忘れていタ。のこりヲしとめないと。

 

グオッ

「ぐうっ」

 

オオカミが口を開いて襲い掛かってきた。棒を横にもって噛みつかせることには成功したが、突進に耐えられずに押し倒されてしまった。棒を支えるので精一杯で、押し返すことも出来ず、押されてしまう。棒がミシミシなっている。あと、1秒もたたずに棒を取られてしまうだろう。そうしたら、終わってしまう。二度目の人生が。リナにいも、助けられない。楽しくないまま、終わってしまう。

 

それは嫌だ!こんなところで終わってしまうとか何の冗談だ!あきらめてたまるか!諦めてたまるもんか!

 

 

 

≪『不屈の光』発動≫

 

 

この時、バラとペトは見た、ガベルは押し倒されていて、どうやったって助からないはずなのに、徐々に、ガベルの方が押し返しているありえない光景を。

 

「うっおおおおおおオオオオオオオオ!!」

 

ブオン!ドスッ!

 

ギャッ!

 

ガベルは完全に押し返して、自分にのしかかっていた体重が無くなった瞬間、すぐさま抜け出し、()()に輝いた瞳を喉元に焦点を当てて、木の棒を突き立てた。

 

イタイ、イタイ、ヤラレタ、ヤラレタ

 

ひるんだオオカミはせき込みながら少し後ずさる。

 

「かかってこいよ!お前なんかこわくねぇ!」

 

ガベルは鋭く睨みつけながら叫ぶ。

 

ヤッカイダ ヤラナイト ニゲテシマウ ハラガ、ヘッタ

 

オオカミは警戒してか、無鉄砲に襲い掛かってこない。ガベルは、次も反応して攻撃できるように身構える。しかし徐々に緋色になった瞳が青に戻っていくと、ガベルは、力を籠めることができなくなり、崩れ落ちてしまった。

 

ッ!ガアアアッ

「まずッ!」

 

迎え撃とうにも、体の反応が遅い。体に鉛がつけられたような感覚になりながらも、決してオオカミから目を離さない。頭はどうにかしようと回転し続けている。

 

だが、何も案が浮かばずに、視界いっぱいに、やつの口の中を見るだけとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドン!

ギャンッ!

 

最後までどうにかしようと、目をいっぱいに開いたから、わかった。オオカミは突然、よだれを俺にかけながら、横に吹っ飛んだ。代わりに目の前にあるのは、革靴と麻でできたズボンをはいている足が、蹴った後のまま静止していた。誰の足なのか、顔を見ようと辿っていくと、しわの目立つ頬、鷹を連想させる鋭い茶色の瞳、白髪が目立つぼさぼさな髪形、額に一本の傷跡のある、老人だった。

 

「なにが……」

「ベル!無事か!」

 

聞きなれた声が後ろから聞こえて、振り返ると。不安そうなバラとペトの後ろに血だらけになったリナにいを抱えたゼラにいがいた。

 

「ゼラにい!」

「こっちにこい!あとはティムじいがやってくれる!」

 

もう一度いかつい顔をした老人を見る。こんな人、村にいたか?

 

「坊主、邪魔だ、さっさとどけ。」

 

足を下して、俺をオオカミから守るように、背中を向けて、さっきは確認できなかったが、後ろにある鞘から剣を抜いて、俺に言い放った。そうはいっても、この体に力が入らない。一歩も動くことができなそうだ。

 

「い、いや体に力が「ガウッ」!」

 

ここからだと姿が見えないが、攻撃をあちらから仕掛けてきたのがわかった。

 

「ふんっ!」

 

ザンッ

ドス

 

上段にかかげられた剣が、振り下ろされるのが見えた。その後の真っ二つにされたオオカミも、みえた。あいつの最後の姿を見ていると、いつの間にか剣を収めたティムじいという人が、振り返った。

 

「おい、帰るぞ。」

「あ、うん……。」

 

抱きかかえられた俺は、もう終わったからか、緊張が切れて、まぶたがおもたくなった。よかった、みんな無事に帰れる、そうおもっていた。

 

「ティムじい!あれ、仲間が!」

「あん?」

「ッ!」

 

グルルルッ

          グルルルッ

     グルルルッ

 

そうだ、あいつ、仲間を呼んでいたんだった!どうする。さすがにこの人も、群れとなったら太刀打ちできないだろう。どうする!

 

再びここからみんな生き残るために、頭を考えさせようとしたら。ティムじいは息を大きく吸い込んでいるのが聞こえた。そして、すい終わった後、群れに向けてそれを放った。

 

 

≪『戦いの咆哮』発動≫

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!」

「うっ」

 

それを聞いたとき、恐怖で身がすくみ、体の警戒音が聞こえてくるようだ。あまりの大きさに耳鳴りがなった。

 

グウッ

       ゥウウウウウッ

  グルルルッ

 

あちらも同じようで、誰も動いていない。

そのまま群れは、背を向けて森の中に帰っていった。そこにはもう植物の緑色の景色しかなかった。

 

それを見て安心したのだろう、俺の瞼はひとりでに閉じてしまい、聞こえる音が小さくなった。

 

 

 

 

 

そこで俺の意識は暗転した。

 

 




毎日投稿はここまで。

バレリナ君のゼラーニの呼び方。

兄ちゃん→ベルのリナにい呼び→兄貴
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