トリニティセブン 短編集   作:真藤陽人

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 聖とアリンが特訓したりアラタとの事であれこれ話します・・・

 楽しんでね


二人だけの約束 アリン&聖

 これはアラタがアカーシャ学園に旅に出ていた頃の出来事

 

 聖とアリンの二人だけの秘密

 

 「聖、ここを貴方はどう思う?」

 

 「これは人によってかなり別れる印ですね、私ならこうでしょうか」

 

 「そう、私も同じ」

 

 「やっぱりアリンさんとは他人な気がしませんね」

 

 敵対しつつも同じ相手を好きになった者たちが和やかに研鑽していた

 

 「もうこんな時間ですか、アリンさん今日は休んではどうですか?」

 

 「そうね、その方が効率的なのは分かっているわ・・・でも」

 

 「アラタさんの為に頑張りたいんですよね」

 

 「ええ、少しでも旦那様の力になれるようにならないと、私は」

 

 「・・・仕方ありませんね、では私もお付き合いします」

 

 「・・・いいの?」

 

 「私もアリンさんと同じです。少しでもアラタさんの力になりたいですから」

 

 何処までも似ている2人だった

 

 「聖は本当に旦那様の事が好きなのね」

 

 「そ、それはアリンさんもでしょう?」

 

 面と言われ少しだけ頬を赤く染めてしまう聖、アリンはいつも通り

 

 「そう、私の聖の違いは羞恥心なのね」

 

 「なんの話ですか⁉」

 

 「聖、貴方は旦那さまにとって特別な存在・・・そんな貴方を見れば新しい発見があると思ったの」

 

 「わ、私がアラタさんの特別だなんて・・・ってそれでやってきたんですか」

 

 「八割くらいはそうよ、聖と一緒に学びたかったのも本当」

 

 「大半はそうなんじゃないですか‼」

 

 

 殆どの生徒が消え去ったその場所で2人の会話はとても懐かしい物だった

 

 

 

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 浴場にて

 

 「ふぅ、やっぱりお風呂は良いですね」

 

 「そうね、旦那様もよく聖の入浴中に遭遇して美味しい思いをしたと言っていたわ」

 

 「アラタさんは何を話してるんですか‼」

 

 「でも本当なのでしょう?」

 

 「うぅ、そうですね。よくそういうハプニングはありました」

 

 「そう、羨ましいわ」

 

 「アリンさんの場合はそのまま一緒に入ってしまいそうですね」

 

 「ええ、入ったわ」

 

 「ほ、本当にアラタさんと一緒にお風呂に・・・私も」

 

 「聖も一緒に入ったじゃない」

 

 「あ、あれはアリンさんがアラタさんと特訓するというので・・・」

 

 「一緒に入ったことには変わりないわ」

 

 「そ、そうですが、それとこれは別なんですよ(*ノωノ)」

 

 「難しいのね」

 

 そんな風に魔術の話をしていない時の二人の話題は基本的にアラタだった

 

 「ねぇ、聖」

 

 「なんですかアリンさん?」

 

 「貴方が旦那さまと暮らしていた時の事を知りたいわ」

 

 「それは・・・そうですね、いいですよ」

 

 「・・・本当に良いの?」

 

 「勿論です、アリンさんは他人だと思えませんし。何より私の記憶も・・・」

 

 次第に声の小さくなる聖を気に留めつつアリンは聖の話を聞いた

 

 

 「そうですね、では私とアラタさんが高校生だった頃の事なのですが・・・」

 

 そう言って聖は語り始める、今まで魔導書二人以外には話す事の無かった大切な思い出を

 

 

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 「アラタさん、早く行かないと遅刻しちゃいますよ」

 

 「そんな事言っても学校は逃げないだろ」

 

 「時間は逃げるんですよ。それに私は今日日直なんですから」

 

 「それなら聖だけ先に行ってもいいんだぞ?」

 

 「そ、それは、アラタさんと一緒に行きたかっ・・・何でもありません‼」

 

 拗ねた様に歩調を早める聖に慌てて付いて行くアラタ

 

 「からかって悪かったよ、俺が心配だったんだろ?」

 

 「そういう訳じゃ・・・いえ、そうですよ、アラタさんが心配だったからです‼」

 

 「そうだったのか、なら二人で行かないとな」

 

 「・・・はい(* ´艸`)」

 

 気を使ってから普段の様に笑うアラタを見てしまうと遅刻してもいいかもしれない、なんて考えてしまう聖だっ

  た

 

 

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 聖の言葉を受けて少しだけ急いだアラタだったので付くのは普段より少し早かった

 

 「おうアラタ、今日も夫婦で登校とは見せつけてくれるじゃねぇか」

 

 昇降口にてアラタのクラスメイト兼友人がからかってくる

 

 「私とアラタさんは夫婦なんかじゃなりません‼ ただの従姉妹で・・・」

 

 「その反応だけで分かっちゃうわよ聖ちゃん?」

 

 そう言ってまた別の、聖と親しかった女子生徒が話しかけてきた

 

 「校内でも有名な夫婦なんだからもっと胸張ったらどうだ?」

 

 「だから違います‼ アラタさんからも何か言ってください」

 

 「分かった分かった、だから聖もそんな赤くなって言うな」

 

 まるで動揺せずに話に加わったアラタが頬を赤らめる聖の髪を優しく撫でる

 

 「アラタさん・・・その」

 

 益々恥ずかしそうにしつつも決して離れようとはせず、なされるが儘となる聖とずっと続けるアラタ

 

 「な、なぁ俺が悪かったからやめてくれないか? お前らの事めっちゃみられてるぞ」

 

 「へっ⁉」

 

 「そうねー、アラタくんは何してても動揺しないし聖ちゃんもアラタくんに甘えてる時は周りの事気にしなくな

   るわよね」

 

 「そうなのか、聖もっと甘えていいんだぞ⁉」

 

 「甘えません‼ 私は日直なので失礼します」

 

 そう言ってその場を後にする聖

 

 そしてそれは後になってアラタに聞いた会話だが聖は知っている

 

 「本当、最初見た時は冷たそうな印象があったのにアラタと話す時だけは一変するな」

 

 「それだけ恋は人を変えるって事よ、そうでしょアラタ君?」

 

 「・・・そうなのか?」

 

 「「・・・これだからなぁ」」

 

 まるで分かっていないアラタに何とも言えない視線を向ける、そうアラタは聖に語った

 

 

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 朝来た道と同じ帰宅路

 

 「聖、今日の晩飯はなんだ?」

 

 「そうですねー、アラタさんは何が食べたいですか?」

 

 「そうだなー聖の作る物は何でも美味いから迷うけどやっぱり肉がたくさん入ったカレーだ」

 

 「アラタさんってば本当に好きですよね、私の作るカレー」

 

 「めちゃくちゃ美味いからな、それに日に日に美味しくなってる」

 

 「気付いてたんですか⁉ 毎回アラタさんが好きそうな味付けにしてるって」

 

 「あぁ、言わなかったか?」

 

 「言ってませんよ・・・今度からそう言うことはちゃんと言葉にしてください」

 

 「分かったよ、気を付ける」

 

 「それならいいです、それではアラタさんの為にお肉を買い足していきましょう♪」

 

 「よっしゃ、荷物持ちは任せてくれ」

 

 

 

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 「そう言って私とアラタさんは買い物をして、ご飯を作って眠りにつきました」

 

 そう言って聖の回想は締めくくられる

 

 「特別な事はありません私には、私とアラタさんにはそんな普通の毎日が大好きだった 

   んです・・・」

 

 「そう、旦那さまが時折寂しそうにしているのは聖だけじゃなくてその日々を思い出し 

   ていたのね」

 

 「あぁ、やっぱりアラタさんも寂しがってましたか?」

 

 「ええ、私達には見せないようにしていたけれど・・・」

 

 「・・・そうですか、アラタさんも」

 

 「聖、貴方と旦那さまの思い出を聞けて良かった。そしてこれは誰にも話さない」

 

 「それは・・・はい、そうして貰えると嬉しいです」

 

 聖にとって掛け替えの無い思いで、それはなるべく自分の中でだけ大切にしたい

 

 けれど聖はアリンになら、自分が居なくなった後にアラタを任せられる人になら話して

  みたかった

 

 「それじゃあ今日の事は私達2人だけの秘密、【約束】ですよ?」

 

 「ええ、約束するわ」

 

 

 そう言って聖とアリンの誰にも語られることのない、秘密の会話は幕を閉じた

 

 

                                             

                                  おしまい




 トリニティセブンに関しては初めて書くのですが如何でしたか?

 正直自信がありません、ですので皆様の疑問のある個所をお教えいただけると幸いです

 そして次回についてなのですが完全に未定です

 聖、アナ、イリアの誰かになるかと思います

誰の話が見たいですか?

  • リリス
  • アリン
  • レヴィ
  • ユイ
  • ミラ
  • アキオ
  • リーゼ
  • アナ
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