悪魔と契約した俺は仮面ライダーになりました?   作:カグ槌

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そして…

 

「らぁ!」「ふっ!」

 

両者が激突した後、すぐに互いの間合いでの勝負と移行する エビルブレードの斬撃はデモンズの糸を編み込んだ即席の籠手でガードして、そのままカウンターを叩き込むがエビルには読まれたいたのか、ガードされ暫く掴み合いの睨み合いとなる 次の攻撃が出たのも

 

「っ…」「おらぁ!」

 

 

ゴツン!!同時だった、両者の頭突きは中々の威力でありデモンズとエビルが距離を作るには充分すぎた

 

「っ!!」

 

デモンズは糸を伸ばして拘束を狙うが同じ手は何度も効かずに糸を切り裂きながら間合いを詰めていく

 

 

「やるねぇ〜」

 

冷静に観察しているとベイルから苦言が入る

 

『健斗、さっさと終わらせろ相手の手札を全部見てから動くのはお前の悪癖だ』

 

「後学に活かす為に観察してる生真面目って言ってよねベイル、相手の手札を見て正攻法で叩き潰す…本家のエビルには無いスタイルがあれば取り込む…ま、俺のスタイルだからさ」

 

「舐めやがって…潰してやる!」

 

『JACKAL!』

 

エビルは盗んだ新しいバイスタンプを起動した

 

「お!良いねぇ良いねぇ、もっと見せてよ!君の力!」

 

残念、俺には予想出来る…そのスタンプ以外の対策はまだしてないがジャッカルに関して言えば問題ないと思う

 

「吠え面かけ!」

 

『VERSES UP!(Yeah!!Hana!! )FEEL a THRILL!SPIRAL!仮面ライダーエビル『JACKAL!』!』

 

先程と同じように黒い霧に包まれるとエビルの顔が犬のような顔立ちに変わっている

 

仮面ライダーエビル・ジャッカルゲノムに変身した

 

「はぁ!」

 

同時に付与された力は高速移動だ、文字通り目にも止まらぬ速さでデモンズを切り裂いていく

 

「っがぁ……ちぃ!」

 

迎撃で糸を放つが

 

「ははは!当たるかよ!!」

 

文字通り掠りもしない、そしてその速度は更に跳ね上がる

 

一撃は軽いが集まれば大きなダメージになる

少しずつだが、装甲は削れていきデモンズは膝をついた

 

『言わんこっちゃない、油断するからだ』

 

『健斗、変われ!スピードならラトラータコンボだ!』

 

 

ごもっともだなベイル、それと大丈夫だよゴーダ…高速移動能力の対策はしてるから

 

 

「大丈夫大丈夫、諦めなければ運命は絶えず俺に味方するから」

 

天の道を行く人ではないが今回は味方してくれるだろう

 

 

『そんな呑気な事を!』

 

『もー我慢ならねぇ!変わるぞ!先輩!』

 

『待てゴーダ!…健斗まさか!』

 

 

 

「もらったぁ!」

 

『必殺承認!バット!ダークネスフィニッシュ!!』

 

必殺技でトドメを刺そうとデモンズに向けて振り下ろす その間際に健斗は言う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当、ジョースターさんの言う通りだぜ」

 

『『は?』』

 

そんな的外れな言葉に2人は固まっていると

 

 

「っ!!動けねぇ…」

 

 

エビルも動きが止まっていた、何かに縛られているように体か宙に浮いて止まっている

 

 

『まさか…糸か!』

 

そ、あんとき苦し紛れに出した糸とは別に細い糸を出して即席だけど糸の結界を作り、そこにエビルを誘導したのさ!

 

『スゲェ!』

 

 

「こ、この野郎…」

 

 

「勝ちを確信した時、そいつは既に敗北している!これが神田健斗のやり方…糸の結界、本当に出来て良かったー!凄いぞ俺!」

 

 

『最後で台無しだ』『あ〜やっぱバカだな』

 

うるせぇ!良いだろう決まったんだからよ!と内心で文句を言いながらも敵に向かう

 

 

 

「さーて、散々切ってくれたな…お礼してやるよ」

 

『ADD』

 

『BATTA SCORPION GENOMIX!』

 

最早、お馴染みになりつつある両脚の変化と腰にデモンスティングライドルを生やしたままエビルに尻尾の払い攻撃を当てて壁まで吹き飛ばす

 

「がっ!……このっ!」

 

「さて…修を返して貰う!」

 

『MORE』

 

再度デモンズノックを押し込み技を発動する

両脚の力で高く飛び上がり尻尾を両脚に巻き付け威力を上げる

 

『BATTA!SCORPION!DEMONS REQUIEM!』

 

「しゃおらああああ!」

 

高高度から急降下キックを叩き込もうとするが

 

 

「ちっ…仕方ねぇな!一つ貸しだぞポセイドン!」

 

『必殺承認!バット!ダークネスフィニッシュ!!』

 

エビルは迎撃で高エネルギーの斬撃を放つ、両者は激突すると互いに粉塵を上げながら吹き飛ばされあう

 

 

「がっ!……ってて…やったか?」

 

『バカ!それフラグ!』

 

「あ、やべ」

 

健斗が言ってしまった言葉に顔を青くしている

 

 

 

その台詞の回収速度は世界一早いのだ

 

 

『サメ!クジラ!オオカミウオ!!』

 

「そーりゃっさ!!」

 

電子音と同時に放たれた水流の一撃、不意とは言え直撃し変身解除されてしまう

 

「っ!があ………」

 

何とか体を起こして煙の中を凝視すると現れたのは

 

 

「ふん、この間はすまなかったな…今度は本気で相手してやる、命乞いはするなよ時間の無駄だ、まぁ変身する時間までは待ってやるがな」

 

 

ディーペストハープーンを構えるポセイドンであった

 

「そうだった……カゲロウとお前も剥がさないとダメだったな……」

 

やばい連戦は流石に耐えられるか自信がない

と考えている

 

 

『だったら俺がやる!!』

 

 

「いや、ちょっ、おまっ!!」

 

 

そして健斗の意識は体から離れると

 

 

「ふぅ〜漸く表に出れたぜ健斗、先輩もだけどゆっくりしてな…アイツは俺がやる」

 

 

健斗の髪に紫のメッシュと金色の瞳 ゴーダが主人格が変わると中に戻った同居人に言うと首に手をふれて撫でる

 

『好きにしろ』

 

『約束だからな…けど一つだけ』

 

 

「何だよ、修の奴なら助けてやるから心配すんなよ『違う』んぁ?」

 

 

『俺の負担は考えるな好きにやれ』

 

どうせダメージで千里さんの世話になるのだなら俺のダメージが軽いか重いかでしかないのなら好きにやらせるとする

 

 

「っ!おうよ!!」

 

 

と言うとゴーダはオーズドライバーとオースキャナーを取り出すと体から三枚のメダルを取り出した

 

 

「へへへ……なら遠慮なく!」

 

 

それは太古の昔 地球を支配していた王者のコアメダルだった

 

 

「前から使って見たかったんだよ」

 

 

『いや、ちょっ、ゴーダ!?』

 

『ほぉ…遠慮なしだな』

 

『んな事言ってる場合か!』

 

 

その属性は無 全てを終わらせるという危険な欲望

 

 

器の欲望を見たし怪人に変異させる曰くを持つ禁断のメダル しかしゴーダは人造とは言えグリードそれに健斗の体も普通の人という枠からは外れ始めている……

 

 

ならば問題なかろう さぁ戦闘狂に見せてやれ太古から続く力を!

 

 

メダルをドライバーに装填させてスキャナーに読み込ませる

 

 

「変身!!」

 

 

『プテラ!トリケラ!ティラノ!プ・ト・ティラノザウルース!!』

 

 

三枚のメダルがオーラングに収まるとゴーダの周囲は絶対零度の氷で凍てつき頭部にある翼膜が氷を吹き飛ばした

 

 

その姿は紫の恐竜 全身に漲るパワーはオーズのコンボで最恐と評される

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

仮面ライダーオーズ・プトティラコンボ

 

 

天にも響く咆哮をあげると

 

「ははっ!このコンボでぶっ倒す!健斗!先輩!フォロー頼むぜ!!」

 

そう言うなり地面に手を突っ込み引き抜くと

手には恐竜の顔のような片手斧型の武器があった

 

「っ…それは……」『やばいな』

 

 

ポセイドンもカゲロウも本能レベルで危機感を抱くほどの武器

 

その名はメダガブリュー

 

『あぁ、さっさと終わらせろ』

 

『んじゃベイル、フォローしろって言うから戦意高揚の為に俺と歌おうか?プトティラのテーマ、power to tearer』

 

『良いだろう』

 

『よっしゃ!んじゃ俺 映司パート歌うからベイルは串○さんパート頼むな!』

 

『良かろう』

 

「少しはお前ら真面目にやれ!!」

 

 

 

 

BGM power to tearer

 

 

「おーーーらぁ!」

 

「ふん!!」

 

戦闘は互いに武器を介した荒々しい戦闘となった まぁ

 

「ふん!おらぁ!」

 

「らぁ!せいや!」

 

互いにノーガードの殴り合いである、そして街に響く2人の

 

 

「はははは!痛み……これが痛みかぁ!生きてることを実感する!!」

 

 

「ふははは!いいなぁ…生きてるぞ!!俺は生きてる!!」

 

 

「だから」「だからよぉ…」

 

 

「「テメェはさっさとくたばれ(りやがれ)!!」」

 

 

笑い声 互いに宿主を介さねば五感も満足に働かない…だからこそ今この瞬間が最も生を謳歌していると言っても過言ではない…

 

 

『あぁー!やめてーーー!ゴーダ!間接そんな方向に曲げたら骨が折れるぅ!』

 

 

宿主の負荷を除けば完璧であるのだ

 

 

「ははは…いいぞ…やはり貴様は極上の獲物だ!」

 

 

「誰が獲物だ…お前が狩られるんだろうがぁ!」

 

 

と両者の得物が再度、交差して火花を散らせると距離を取る 槍という武器の都合上 距離が離れているのは好ましい…いやそれだけではない

 

 

「面白いものを見せてやる」

 

 

ポセイドンはそう言うなりディーペストハープーンに緑色の雷が発生した

 

「それは……」

 

『おいおい嘘だろ』

 

健斗は意味を理解して引き笑いをするしかなかった

 

 

「ぬん!」

 

 

緑の雷を帯びた突きがオーズに襲い掛かる

 

「らぁ!」

 

迎撃するようにプテラの部分の翼撃で相殺する

 

 

「まさか他にもあったんだなコアメダル」

 

『ウヴァさんの雷撃を使うとは…ツーことは…今までのヤミーって…』

 

と疑っていると

 

 

「貴様も同じことをしていたからな、同じグリードである俺に出来ない事はない」

 

 

 

槍を構え直して答えるポセイドンにオーズは悪態を吐きたくもある、溜息を吐く

 

 

「さて…肩慣らしも済んだし本気で行くか」

 

 

「おいおいもっと楽しもうぜ!!」

 

 

『目的変わってる!?』

 

 

プトティラはメダガブリューを片手にポセイドンに肉薄する

 

「らぁ!」「ふん!」

 

互いの武器が交差する中でゴーダは考える

 

ー何で攻めきれねぇ…スペックは健斗の記憶通りなら俺が圧倒して可笑しくねぇのにー

 

その小さな雑念がゴーダの判断を鈍らせた

 

「貰ったぁ!」

 

 

「しまっ、がぁ!」

 

 

ポセイドンに凶悪な突き技を受け、地面に転がるプトティラ

 

「戦闘中に考え事とは余裕だな」

 

「んなのじゃねぇよ……」

 

 

「まぁ良い、少しは楽しめた…1発で終わらせてやる」

 

『スキャニングチャージ!』

 

ポセイドンはディーペストハープーンを豪快に振り回しながら三枚のコアメダルのエネルギーを収束させていく 本気の必殺技を放つ気でいる

 

「いや待てどこで鳴らした!その音」

 

『メタいなぁ』『言ってる場合かベイル!避けろ!』

 

「悪りい…無理ミテェだ…」

 

『全身にダメージがある、このバカ…ノーガードで殴り合うからだ』

 

『おぉ…大ピンチだぁ…』

 

 

「終わりだ」

 

「い、いや、ちょっと待て!」

 

「最初に言ったぞ、命乞いはするな時間の無駄とは」

 

ディーペストハープーンを高く振り下ろそうとする刹那、健斗は溜息を吐くと

 

『ゴーダ、最初に謝る…悪りい!』

 

「は?何言って……がぁああああ!」

 

「っ!」

 

それを合図にプトティラの体から大量のセルメダルが放出され、メダガブリューに吸収されていく

 

 

『ゴックン!』

 

 

『チャージ完了だ!死にたくねぇなら思い切りぶっ放せ!!』

 

 

 

「お前が使ったの、俺のセルなんだけどな!!」

 

 

悪態を吐きながらもプトティラはメダガブリューをバズーカモードに可変させた

 

 

『プ・ト・ティラノ・ヒッサーツ!!』

 

 

「くたばれええええ!」

 

 

 

「うおおおおあああああ!」

 

 

プトティラが引き金を引くのと、ポセイドンが槍からエネルギーを放ったのは全くの同じタイミングだった

 

プトティラの射撃 ストレインドゥームとポセイドンの刺突 ディープスパウダーは互いの中間地点で激しく激突しせめぎ合いになる

 

 

「なんののおおおお!!」

 

ポセイドンと負けじと自らの体のセルメダルを技の威力に還元して両者互角のせめぎ合いだ互いに引く気はないからだ

 

 

 

だがその交差によって周囲に強力な光と爆発が起こったのであった

 

 

 

 

翌日

 

 

「また入院か……全く、少しは自分を大事にしろよ」

 

「すんません、千里さんに会いたくて」

 

「冗談なら笑えるものにしてくれ」

 

 

全身包帯グルグル巻きのミイラ男にされた健斗がいた、あの後 爆発の末 ポセイドンは瞬間移動で転移し逃げられプトティラは高密度エネルギーの爆心地に取り残されたのだ

 

 

ゴーダ曰く『プトティラじゃなきゃ死んでた』との事

 

 

「骨折に火傷に打撲や打身なんて…何で生きてるのか不思議な位だよ」

 

 

「いやぁ、俺も何でか知らんのですわ」

 

 

「これに懲りたら治るまで安静にする事だ、いいね」

 

 

「はーい」

 

ドアを閉めたのを確認すると健斗はコソコソと包帯やギブスを外していく

 

 

 

「よーし遊び行こ」

 

『ほぉ、元気だな』

 

「何故か知らんが体の回復力が上がった気がするんだよ?ギャグ補正?」

 

『知らね、それよりもセルメダル補充しねぇとな』

 

「俺でヤミー作る?」

 

『辞めとく、てか先輩は?』

 

「ベイルなら狩崎さんと話があるってさ、スタンプの事でとか」

 

『へぇ…』

 

 

 

 

狩崎の研究室にて

 

 

『すまないな狩崎、話を合わせてくれて』

 

「ノープロブレム、気にしないでくれ…僕としても知識にはない仮面ライダーを生み出す為の一歩なんだ協力は惜しまないよ」

 

 

『そう言ってくれると助かる』

 

「それでどんな能力をお望みかい?」

 

『ゴーダやデモンズとは逆を行く、高い基礎スペックだけあれば良い』

 

 

「武器とかは?」

 

『俺自身の力でどうとでもなる』

 

 

「そうか…なら…こんなので、どうだい?」

 

 

と狩崎が出した端末に映るライダーを見て、ベイルは、ほぉ と感心した

 

 

その姿はデモンズに似て、カブトムシが抱きついてような意匠と角 そして出立ちがさながら軍隊の将校を思わせるような外観をしている

 

 

「カブトスタンプの持つ、堅牢さとパワーを活かすように設計した…専用ドライバー完成には時間がかかるがね」

 

 

『問題ない、ドライバーなら複製可能だ…気に入ったこのまま進めてくれ…この戦士に名前はあるのか?』

 

 

「勿論だとも、ドライバーは君にちなんで…ベイルドライバー…変身するライダーはこう名乗ろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仮面ライダーベイルと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医務室から出た千里は壁にもたれかかると、ふぅ、とため息を吐くと健斗のカルテに目を通した

 

 

 

「本当、健斗君…君が生きているのが不思議だよ」

 

 

カルテに付属した一枚のレントゲン写真には

 

 

心臓だけが綺麗にくり抜かれて消えていたからだ

 

 

「君は本当に人間かい?」

 

そう呟くが答えは帰ってこない…変わりに

 

 

 

ナースコールが鳴り響く

 

 

「ん?」

 

 

「長谷川先生!神田隊員が外に出ようとして今、隊員と揉めてます!力添えを!」

 

 

 

「はぁ……取り敢えず麻酔で眠らせるとするか」

 

 

白衣に仕込んだ麻酔薬を使う日が来るとは思わなかったな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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