悪魔と契約した俺は仮面ライダーになりました?   作:カグ槌

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新しいスタンプと影

翌日 誌面を賑わせたのは

 

『謎の蜘蛛男現る!』

 

と言う新聞の記事だった

 

「わお、俺も有名人の仲間入りだなベイル」

 

ーマァ、トウゼンダー

 

それを持ってきたのは悠木であり。その顔は不満そのものだった

 

「それより…何で僕のいない所で暴れるのさ!」

 

「あそこに怪人が居るかどうかなんて分かるわけないだろうに…」

 

とコーヒーを飲みながら目線を逸らす

 

「それだとしてもだ!」

 

「なら付いてくりゃ良い、そうしたら写真でも何でも撮れるだろう?まぁ危険なのは請け合いだけどね」

 

ヘラヘラしながら挑発するように言うと

 

「分かったよ!なら僕は君についていくよ!」

 

「後悔するなよ」

 

それだけ言うと健斗は身支度を整えて外に出るのであった

 

「何処に行くの?」

 

悠木の問いに健斗は答えた

 

「仕事」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

俺のように戸籍や身分的なものが保証出来ない人間が安定した収入を得る方法は少ないしずっと悠木におんぶに抱っことも行かないので此処は逆に割り切る事にした

 

「いらっしゃいませー」

 

俺が選んだのは喫茶店、まぁ経歴に関しては必要な嘘も世の中にあるってもんよ

 

「神田君!休憩良いよー」

 

「ありがとうございます!」

 

取り敢えず休憩だとゆっくりしようとしているが

 

「なぁ健斗、本当にこれだけなのか?」

 

「何だい?そんなに都合良くスクープが取れると思ってるのか?」

 

休憩のテーブルで悠木と相席しながら話をしている有言実行するのは関心だけど怖いよねぇ〜

 

「生活費の足しにでもなればと思ってね…まぁ二束三文だろうけど」

 

「………」

 

「まぁ気長に待ちなよ、そしたら来るさ厄ネタとかは向こうから」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

そしてバイトも終わり、健斗は悠木と帰路に着いていると

 

「健斗?」

 

「…………………」

 

ーケント……チカイゾ…ー

 

ベイルからの指示に溜息を吐いて頭を掻きながら気怠気に言う

 

「わーった…悠木、カメラを離すなよ仕事の時間だぜ?」

 

健斗はデモンズドライバーを構えて警戒すると悠木はカメラを構えて周りを見渡すが敵などいない

 

「ど、どこから?」

 

ーチカイ……ミエルハンイ…イルー

 

見える範囲にいねぇよ…待てよと、この手の場合はと思い上を見上げるが誰もいない

 

「何処だ?」

 

俺も思わず声に出るがベイルは相変わらず近くにいるの一点張り…となると

 

「まさか」

 

その答えはすぐに現れた

 

「チュミミーン!」

 

地面から現れたモグラ怪人に思わず呟いてしまう

 

「モグラ怪人…いやモグラ獣人か?」

 

あのアマゾンの友達を思い出してしまう

 

「チュミミーン!」

 

この鳴き声が余計にだ何だろう…ハンバーガーで懐柔出来ないかな?

 

悠木はカメラを写真を激写しているが俺の領分をこなすとしよう

 

「おおおお!スクープ!!」

 

「はぁ……ま、俺は俺の仕事は済ませるとしようか」

 

『SPIDER』

 

健斗はスパイダーバイスタンプを起動しデモンズドライバーに押印した

 

『DEAL……DECIDE UP』

 

「変身」

 

『DEEP(深く)!DROP(落ちる)!DANGER(危機)!(仮面)RIDER!DEMONS!』

 

デモンズに変身するとモグラ怪人に向かって挑発するように指を曲げると意味を理解したのかモグラ怪人は真正面から突貫してくるのに合わせて

 

「はぁ!」

 

拳をぶつけて吹き飛ばすが、モグラ怪人はそのまま地面に潜った

 

「ちっ!」

 

地面に潜られた…くそッ!

 

「!!!」

 

「がぁ…このっ!」

 

背後から殴られたのでやり返そうと裏拳をするが瞬時に地面に潜られてしまい帰す刀で背後からやられてしまう、これが続くと非常に不味い

 

「そうだ!」

 

思いついたように悠木が空いた穴に向かって何かしている

 

「あ?おい、何してんだよ!」

 

「こうするんだよ」

 

悠木が取り出したのは夜に飲もうとしていた酒を穴の入口に掛けると近くの枯れ枝に火をつけ穴に投げ入れた

 

「出て来い!モグラやろう!」

 

穴から大きな炎と煙が上がるのを笑いながら言っている姿に思わずベイルが

 

ーアクマ…カ?ー

 

「世界を恐怖させた悪魔から悪魔呼びされてんぞ、お前…けど助かった!」

 

こうなったらモグラ怪人は流石に新しい穴から出ることはしない…となれば近くで安全な場所から出てくる…それは

 

「此処ダァ!」

 

目当ての穴、目がけて糸を出すと何かを捉えてので思い切り釣り上げる

 

「秘技!モグラの一本釣り!」

 

そのままの勢いでモグラを空に打ち上げる、地面に戻しても同じ事の繰り返しとなる…ならば

 

「浮いてるうちに倒す!」

 

デモンズノックを押し込んでゲノミクス!

 

『ADD』

 

デモンズは前回手に入れた新しいスタンプを起動する

 

『SCORPION』

 

液晶に押印するとドライバー横のホルダーにしまうと

 

『DOMINATE UP!SCORPION GENOMIX!』

 

そしたら尾骶骨あたりからサソリの尾が現れたのであった

 

「何か生えたーー!っいやそんな事より…」

 

その尻尾を落下中のモグラ怪人に向かって払うよりも刺すような感じで向けた、空中じゃ避けられる筈もなく

 

「!!!!」

 

見事に串刺しだ、尻尾伝いに青い血が流れ落ちていく

 

「っ…やな感触…」

 

尻尾 デモンライドルスティンガ越しの感覚の気持ち悪さに思わず、そのまま払うように尻尾を振るとモグラ怪人は手近な木に体を打ち付けさせた、その体ではもう地面に逃げる事は出来ないのか、のたうち回っている

 

「ごめん…せめて一撃で…」

 

とデモンズノックを二度押し込む

 

『MORE』

 

待機音に合わせて一歩、また一歩と近寄る中で

 

「終わらせてあげる」

 

そして終わらせるべくデモンズノックを押し込んだ

 

『SCORPION!』

 

同時にデモンライドルスティングが足に巻きつくと、そのままモグラ怪人の胸目がけて蹴りを叩き込んだ

 

「はぁ!」

 

「!!!!!」

 

『DEMONS Requiem!』

 

それがトドメと言わないばかりにモグラ怪人は爆散したのであった、赤い粒子を吸収し終えると悠木に向かってサムズアップしながら

 

「助かったよ、良い絵は撮れた?」

 

「うん、ありがとう」

 

「分け前は期待しても良い?」

 

「それは分からない…まぁ…明日は焼肉かな?」

 

「っしゃ!忘れるなよ!!」

 

ーヤキニク?ウマイノカ?ー

 

「あぁ俺の好物の一つで美味いよ」

 

ーナラ…オレモ……ヤキニク…クラウー

 

何か段々、俗っぽくなってるなベイルは…人間の世界が珍しいんだろうか?ま、後で良いか考えるのは、今は取り敢えず明日は焼肉だ!

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

翌日

 

「どーいう事だよ!」

 

朝から台パンを行う健斗に悠木は両手を合わせて謝る

 

「ごめん!俺も写真送ったんだけど何故か上の方でストップがかかってダメになった!」

 

「分け前は?焼肉分はありそう?」

 

「口止め料で幾らかあるけど…今月の光熱費に消えそう…」

 

「世知辛え…なオイ…」

 

ーヤキニク……ー

 

「けど本当何でだろうな?」

 

コレに関しては考えるしかなかったが正直謎でしかなかった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

ある研究室にて

 

「まさか僕の発明以外でデッドマンを倒せるものがいるなんてね」

 

その男の机には平成仮面ライダーのフィギュアやベルトが大量に飾られているがパソコンにはデモンズが映り込んでいた

 

「僕のドライバーにはない機能だが…」

 

その映像はゲノミクスしている光景を見て両手を叩いて称賛する

 

「excellent!!僕とは違う方向で悪魔の研究をしている輩がいるのか知らないが…変身している彼とは話が合いそうな気がするよ」

 

 

その頃、健斗はと言うと

 

「嘘だろ……平成ライダー普通に放送してるじゃん!」

 

仮面ライダーがこの世界にある事に感動しレンタルショップで只管借りていたのであった

 

「こうしてる場合じゃねぇ!借りないと!」

 

この男、悪魔に魅入られて当然な程、欲に塗れていた

 

ーコレハ…ナンダ?ー

 

「人生の教科書!」

 

躊躇いなくそう言う健斗にベイルは端末内で溜息を吐くのであった

 

 





因みに健斗が使っているのは プロトバイスタンプになります
なので音声は低く再生すると良いです!
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