悪魔と契約した俺は仮面ライダーになりました?   作:カグ槌

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新たな影

 

ある日のフェニックスの基地

 

「神田、君の年齢は?」

 

若林長官に言われたので健斗は

 

「へ?18ですけど?」

 

実際に卒業前に死んだから、一応学生ではあるんだよな

 

「そうか……ならば新しい指令を出す」

 

「………」

 

何だろう、悪魔獣の調査ならどんと来い!

と構えていると若林長官はいつものトーンで言う

 

「君には王立学校に通って貰う」

 

「はい、定時です今日もお疲れ様でしたー」

 

さて今日のご飯は何か悠木に聴かないとなー!

 

「待ってくれ」

 

いやいやいやいや

 

「待つも何も任務関係ないでしょ?」

 

呆れながら言う、いや何で二回目の学校生活しないとならないんだ?と尋ねると

 

「実は王族の通う学園に悪魔獣が現れるという情報を掴んだ」

 

「はぁ…」

 

何でもこの学園には王族が通っているらしい

警備は厳重だが悪魔獣の戦闘力は知れ渡っており現状の戦力では心許ないとのこと

 

護衛対象

 

長女 第一皇女 櫻田葵

次女 第二皇女 櫻田奏

三女 第三皇女 櫻田茜

四女 第四皇女 櫻田岬

 

長男 第一皇子 櫻田修

次男 第二皇子 櫻田遥

 

以下 6名……うん

 

「王族通いすぎだろ!」

 

そう突っ込んでもおかしくない!由緒正しいなぁ!本当に!!

 

「王室御用達って…やばいな…てか…1人で6人も護衛できるか!!!!」

 

貰った書類を地面に叩きつけながら叫ぶ健斗しかし長官は冷静に

 

「しかし王族の皆様に何かあれば国が傾く…タダでさえ悪魔獣絡みで国民は心配しているのだ、その上で王族まで狙われたとなれば国の受けるダメージは計り知れない」

 

「へー」

 

あまり関係ねえなと思っていると顔に出たのか

 

「君も一応は国から給料を貰ってるのだがね?」

 

「否定出来ねぇけど、俺……そういやぁ公務員だったかぁ…」

 

まさかの将来安泰ルート!だがまぁ…利用されてる感じがするが…

 

「しかし1人で6人守れは無理ですよ流石に」

 

暗に頭数と割り当て考えろと言うと

 

「頑張れとしか…その分、手当は出す」

 

「それで何時ごろから赴任でしょうか?」

 

『テノヒラカエシ…ハヤイナ』

 

うるせぇ!手当出るなら話は別だぁ!

 

「任務は週明けからだ準備しておけ、サポートに狩崎をつける」

 

「了解!」

 

ーーーーーーーー

 

とまぁこんな経緯な訳なのですが

 

「安請け合いすんじゃなかった…」

 

そう後悔するしかなかった

 

『イツモノコトダロウ?』

 

「うっせぇ」

 

昼休み 人混みを回避しやる気なく屋上で横になる 一応2年生として転入した…一応、俺の事はフェニックス隊員で影で王族護衛と教職員は把握しているので別に授業サボっても文句は無いのだが

 

「サボると悪目立ちするからなぁ…」

 

陰ながら護衛の任務を果たせなくなってしまうとボヤいてると何かに気づいたのかドライバーを懐にしまうと変わりに取り出したのはカラフルなスマートフォン

 

名前はガンデフォン50 武器にもなるマルチアイテムだ よく聞けば着信音が鳴っている

 

「もしもーし」

 

『HEY BOY!調子はどうだい!』

 

声の主は狩崎さんだ丁度よいな

 

「最悪ですよ、何でまた学生しなくゃならんのですか」

 

まさか制服に袖を通す日が来るとは思う訳なかったからな

 

『任務だからね』

 

正論ですけども!

 

「しっかし、暇ですね…その情報…ガセでは?」

 

何もなさすぎて心配でしかない、あの長官が厄介払いしたかっただけなのではと勘繰ってしまう

 

『それは無いだろう、あの長官が根拠も無しに君を派遣しないさ…あぁ見えても我々のリーダーだからね』

 

「そっすか」

 

『それと新型ドライバーの開発で君の意見を…』

 

ガサッ

 

「すんません、また後で」

 

それを最後に電話を切って背後に向けて問いかけるようにガンデフォン50を銃モードにして構えると

 

「盗み聞きなんて趣味が悪いなぁ」

 

そう言うと下手人は観念したのか出てきた

 

「そりゃ悪い」

 

「わあああああああああああああ!!?」

 

その背後にだ、驚いて思わず尻餅をつくと

下手人である彼は驚いた顔をしながら

 

「悪い悪い、まさかそこまで驚くとは思わなかった」

 

「ぜぇぜぇ…心臓に悪い……辞めてくれ…って…」

 

折角取り戻した心臓なのだから大事にしたいんだよなぁ…

 

その犯人は先日の騒動で危うくデモンズチェイサーで引き掛けた王族 櫻田修であった まさかの護衛対象との邂逅である…よし

 

「これはこれは修様…如何いたしましたか?」

 

『キモチワルイ…ケイゴ…ヤメロ』

 

ぶっ飛ばすぞベイル!!と内心でツッコミを入れると

 

「この間の蜘蛛男だよな?」

 

またか!違う!俺は仮面ライダーデモンズ!と叫びたいが堪えるんだ狩崎さんの身バレ事件から何を学んだんだ!それとこんなに早く身バレしてたまるか!!

 

「……………」

 

「黙ってるのは肯定だぜ?」

 

おーう、しっかりバレテーラ…はぁ……

 

「ボーッとしてると思ったんだけど、以外と覚えられてるんだね」

 

「ま、あんな事があればな」

 

「はぁ…それで皆に言うつもりで?」

 

「逆に聞くけど行って欲しいのか?」

 

「んな訳あるか」

 

俺は仮面ライダーだ!なんて公言するのは別の人の仕事だからな

 

「なら言う気はねぇよ、町の皆を守ってくれたからな…それに正義のヒーローの正体をバラすなんて真似出来るかよ」

 

「……勘違いすんな、俺は喧嘩売る相手が同じなだけだ」

 

「まさかツンデレか?」

 

「違う…つか本当に王族なのな、お前」

 

「一応な…それとこの間は助かった町の人もお前のお陰で無事だったよ」

 

頭を下げて礼を言われたが健斗は淡白に返すのみだった

 

「そっかい」

 

元々はベイルから派生した悪魔獣である、なら自分がしている事はマッチポンプのような後ろめたさがあるのだ…それなのに純粋に感謝されると罪悪感で苦しくなる

 

 

「改めて…俺は櫻田修だ、お前は?」

 

「神田健斗…てか狩崎さんから聞いてたろ?」

 

「改めてお前の口から聞きたかったんでな」

 

「…変なやつ」

 

『オマエガイウナ』

 

ベイル、黙れ

 

「よろしく」

 

「ん」

 

握手をしようとしたその時

 

ドーーーーン!と大きな爆発音がした

 

「「っ!」」

 

避難用のベルが鳴り響くと健斗は慌てて金網に手をかけ全体を見渡すと

 

「!!!!」

 

何体かの悪魔獣が雑兵であるギフジュニアを連れて校内に入っていたのだ

 

ガンデフォンに耳を当てて

 

「おい!どうなってる!!お前の感知をすり抜けたのか?」

 

すると受話器越しにベイルから連絡が入る

 

『ソノヨウダ…コノ…アクマジュウ…ト…コレハ…』

 

「わーった、取り敢えず敵だな」

 

『ソウダガ……コノカンジ…』

 

珍しく煮え切らないベイルだが今はそれどころではないので通話を狩崎さんに変えて

 

「どうしたんだよ……っ、狩崎さん!」

 

『わかってる、此方でも悪魔の反応を感知した任せたよデモンズ!』

 

「了解……さーて…仕事仕事」

 

デモンズドライバーを取り出して腰につける

 

「あ、王族さん避難誘導と避難よろしく〜」

 

『SPIDER』

 

『DEAL』

 

「変身」

 

『DECIDE UP』

 

『RIDER DEMONS!!』

 

デモンズに変身するとデモンズノックを押し込む

 

『ADD』

 

『CONDOR』

 

以前手に入れた新しいスタンプを押印して力を解放する

 

『DOMINATE UP!』

 

『CONDOR…GENONIX!』

 

「よいっしょ!!」

 

すると背中から翼が生えたので、そのまま目標目がけて飛翔したのであった

 

 

ーーーーーーーー

 

 

その光景を見ていた3人がいた

 

「アレがデモンズ?」

 

「面白そうだな…よし!私が行こう!」

 

1人は小柄サイドテールの女の子は足をバタバタしながら飛翔しているデモンズを見ていると隣にはモッズコートを着た金髪の女性がバイスタンプを取り出して起動しようとしたが

 

「待ちなさい2人とも」

 

「何でさー」

 

「そうだ!あんなに面白そうな奴放っておけるか!!」

 

「まぁお手並拝見と行きましょうよ…」

 

最後に止めた銀髪の女性は熱に浮かされたような顔でデモンズ…正確にはドライバーを見ていた

 

 

「ベイル様…」

 

 

 

 

 

 

 

 

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