さて新たな住人 ゴーダを受け入れてから数日…すでに
「眠い…」
俺の体は限界だった…原因は言わずもがな
『キサマ!ソコニモノヲ、オクナトアレホド!』
『良いじゃねぇかよ別に』
この同居人達の喧嘩が四六時中聞こえるからである、何故か知らないが俺の体の中で喧嘩している、馬が合わない所ではないし怒鳴り声は頭の中にガンガンと響くのでゆっくり眠れないときた…ったく
「本当、静かにしないと出るとこ出るよ」
『フン…ベツニコワクハ「無条件で狩崎さんに提供するモルモットにされろ」ウ、ウソダロ?』
「されたくないなら寝かせろ頼むから」
『はいよーよく寝ろよ、健斗』
原因はお前にもあるがな、ゴーダおやすみ!
学校の屋上
「はぁ…寝よ……ふわぁ…」
ポカポカ陽気に負けて昼寝をしようとする健斗の所にフラリと来た男がいた
「よ、今日は偉く眠そうだな」
まぁ修なんだがな…王族だけど…思わずタメ口になる
「本当に眠いから黙ってろ」
一応、立場を知るものとしてなら敬語だろうがベイルとゴーダが黙っている、この至福の時間を邪魔されたくはない…貴重な睡眠時間だからだ
「そうは言ってもな、俺は妹が寝てるから回収しに来たんだが」
「妹ぉ?」
取り敢えず目線を動かした先には俺と同じようにグースカ寝てるピンク髪の子がいた
「………zzz」
「んぁ?」
こんな子いたか?と冴えない頭で考えるが思い出した
「あれ?岬様?」
櫻田岬、王族の四女で中等部の学生だった筈だ…
「ここ高等部だよな?」
首を傾げていると修が答える
「こいつは岬の能力で出来た分身だよ…偶にここで寝てるんだ」
「授業サボって昼寝って、王族的にそれは良いのか?」
「さぁな…まぁ良いんじゃないのか?」
「さいですか…なら早く連れてってくれ俺は…眠いんだ」
『それなら永遠に寝かしつけてやろうか!』
もしそうしたら、お前のコアメダルも粉々にしてやる、なぁベイル?
『ノゾムトコロダ、ウデガナル』
さてどうする?
『悪かったよ!』
『ザマァ』
起きたら相手してやるから、少し黙ってろ
2人を黙らせて
「さぁ…て寝るか」
「おう、んじゃ連れてく…けどあんな眠れないかも知れないぞ?」
「は?それはどう言う?」
「じゃあな」
そう言うなり修は岬を抱えるなりテレポートして消えた
「何だ?まぁ良いやおやすみ〜」
意味がわからんと再度横になり眠ろうとした時である
「あら、サボりは関心しませんよ?」
「ふぁ……ん?」
目を開けてみると修と同じ黒髪で似た顔立ちで同学年を示すリボンの女性…確か
「櫻田奏様?」
「えぇ、確か転校生の神田君…ですよね?転校して数日でサボりとは不良ですか?」
「まさか俺ァ至って普通の健康優良不良少年だぜ…」
「どれですか……まさか寝ぼけてます?」
「かーなーり」
今ならホエールイマジンと同じような間伸び口調で話せる自信があるよ
「ですが学生の本文を疎かにしては…」
「はぁ……あ…」
あ、そっか彼女達は俺がライダーっての知らないのか…修は現場にいたから知ってるだけで。これが普通だよな…てか
「猫被り?」
「はい?」
「いや何も」
前世にいた妹も似たような感じだったなぁ…外面と中身が違うんだよね何というか雰囲気で?はぁ……
ーゴーダ、俺に変わって授業受けろー
『何!良いのか!!』
普通は嫌がるよな!?まぁ良いや強欲の塊だから知識欲でも刺激されたかね?
ーその間、俺は寝る…非常時になったら起こせ、お前らに任せた方が面倒臭くなるからー
『オレジャダメカ?』
ーベイルはカタコトが治ったらなー
んじゃ任せたと健斗はゴーダに任せて意識を手放したのであった
そしてゴーダと交代したが健斗の容姿のままで体を起こして
「んーよく寝たか…さて王族に、そう言われちゃ真面目に受けるかね」
「はい、是非」
「んじゃな、皇女さん」
手をヒラヒラ振り屋上から出ると扉を閉めるなりゴーダは不適に笑う
「ふぅ…さーて、健斗も寝た事だし俺は俺の好きにさせて貰おうか」
折角だし好き勝手暴れるか、やっと寝たからなとウキウキしていると別の声が聞こえた
『ソウハサセン』
「ったく、お堅いねぇ先輩は」
『ケントハ、イマシゴトチュウダ、オマエガジャマシタラオレタチハ、カリサキニ、モルモットニサレルゾ』
「仕事って屋上で寝てたじゃねぇか?…あと具体的な脅しどうも…なら俺も健斗の迷惑にならねぇ範囲でやらせて貰うぜ」
『ソレナラカマワン』
「さっすが先輩、話が早い」
『ダレガセンパイダ』
「んじゃ取り敢えず、ツーリングでも行くか健斗の奴バイク持ってたしな」
取り出したデモンズチェイサーの鍵を人差し指でクルクル回しながら答える
『ハナシキイテタカ?』
「へいへい……ん?」
ゴーダは何かに気づいたようで喜色に満ちた笑みを浮かべる
「なぁ先輩」
『ン?』
「健斗の仕事の範囲でなら何しても構わねぇよな?」
『ドウシタ?』
「悪魔獣だ、近いぜこりゃ」
『ナンダト?』
同時に携帯に狩崎からメールが入る内容は、こうである
以前、捕獲したプラナリア悪魔獣が脱走したと
ーーーーーーーーーーーー
デモンズチェイサーで現場を目指して運転するゴーダはガンデフォンとリンクしたヘルメットで狩崎と通話している
『ソーリー、まさか護送中に脱走するなんて思わなかった』
「んなのどうでも良いけどよ、何でアイツはこの学校を狙ってんだ?」
『どうやら学校か王族に恨みがある人が飼い慣らしたようだね…飼い主がいたようだ』
「何とまぁ、面倒な事を」
『気をつけたまえ!奴は今、電撃に耐性を得ているから同じ手は効かないぞ!』
「マジかよ…」
そんな会話をしている先では
「!!!!」
「がぁ!」
暴れているプラナリア悪魔獣がフェニックスの隊員を返り討ちにしていた、デモンズチェイサーを止めてヘルメットを脱ぐと飄々とした感じで近寄る
「おーおー、随分元気だねぇ」
『ケント、オキロ、シゴトダ』
ベイルが健斗を起こそうとしたがゴーダがそれを止めた
「待ちなよ先輩、健斗には少し休んで貰おうぜ?折角だから俺にやらせてくれないか?デモンズをよ」
『ナンダト?』
ゴーダはデモンズドライバーを取り出し腰に
つけてスパイダースタンプを取り出すと
「確かこうすんだよな?記憶見てからやってみたかったんだよな」
『SPIDER!』
「んで、こうか!」
『DEAL…』
そして蜘蛛が虚空から降りてくるのを見て
「よろしくな」
蜘蛛は反応しないがゴーダはお構いなしに悪魔獣に指を挿しながら
「さて…俺の命を賭けるんだ、覚悟しな」
『カケルノハ、オマエデハナク、ケントノイノチダガナ』
「ったく堅いねー先輩は、戦うに当たっての雰囲気作りは大事でしょ?」
『ゴウヨクノカタマリニ、ジブンノイノチヲカケルコトナドアルモノカ』
「……変身」
『DECIDE UP』
ゴーダの周りに健斗と同様、蜘蛛が糸を吐きながら彼の体を包み込む
『DEEP(深く)!DROP(落ちる)!DANGER(危機)!』
『(仮面)RIDER!DEMONS!』
デモンズに変身したゴーダは体の感覚を確かめると
「やっぱオーズとは違う感じだな…これがデモンズ!…よし!」
とデモンズは自分を指差すと大見えを切るように構えを取る
「オレ……参上!!」
『ソレ、ヒツヨウカ?』
「さぁな、健斗の記憶にある仮面ライダーがやってたからやってるだけ」
『ナラ、ケントガオキルマエニ、サッサトオワラセロ』
「はいよ!最初からクライマックスだぜ!」
ゴーダの変身したデモンズはガンデフォンで射撃をしながらプラナリア悪魔獣との間合を詰めて拳を叩き込んだが
「固っっった!!」
痛みで手を庇いながらも蹴りを叩き込むも、やはり固い…カウンターのようにプラナリア悪魔獣からパンチをくらい吹き飛ばされる
「がぁ!……この野郎!」
今度は間合いを詰めると同時にパンチ1発叩き込むと同時に手をスナップさせながら交互にパンチを打つ、効いているようだが
『ビミョウダナ』
「うっせぇ!俺の方が上手くやれるんだよ!」
『ADD』
『モグラ』
『DOMINATE UP!モグラ!GENONIX』
デモンディクソンを右手に装備してプラナリア悪魔獣の硬い装甲を貫こうとするが体の途中で回転が止まり動かなくなってしまった
「何っ!がぁ!」
カウンターをくらい地面に転がるデモンズに追い打ちをかけるべくプラナリア悪魔獣が一歩、また一歩と近づいてくる
「な、何でだ!オーズと言い、デモンズと言い!俺は最強の力を手に入れてる筈なのに!何故勝てない!」
『思いが足りねぇからじゃねぇの?』
「健斗!?」
『俺に内緒で何楽しんでんだよ、テメェ等?それと仕事なら起こせって言ったよな?』
『スマナイ』
『説教は後、取り敢えずだけどコイツ倒すよ!』
「だけどどうやんだよ!」
『ゴーダ、体を返しな神田健斗先生がデモンズの使い方をレクチャーしてやる』
「っ……ふぅ、真打ち登場ってね!」
体の主導権を取り戻した健斗は走っていたプラナリア悪魔獣にカウンターのデモンディクソンを横払いで当てる
「!!!」
火花を上げながら逆に壁に吹き飛ばされる悪魔獣を見て
『嘘だろ?』
『トウゼンダ、デモンズハ、ケントセンヨウダカラナ』
「ちょっ、それ言わないでよベイル」
『成る程な』
「ちょっ!ゴーダも冷めた目をしないで!」
「!!!」
「うるせぇ!」
懲りずに向かってきた悪魔獣にカウンターを顔面に叩き込んで距離を開けると
「けどなぁ…」
健斗は少し考えた、デモンズの必殺技では決定打にならないダメージを与えても再生される
「!!!」
そうだ!今の俺にはあるじゃん倒し方が!
「ゴーダ」
『何だ?』
「お前さ、沢山のメダルがあったって事はさ持ってんだろアレを」
『っ!アレならあるぜ!』
するとデモンズの体から抜け出たのは3つのメダルが入るドライバー オーズドライバーとオースキャナーを取り出すと、腰につけたデモンズドライバーを取り外して変身解除する
『ナニヲスル?』
「状況に合わせていくなら、こいつの方が向いてる」
少なくとも再生怪人の弱点 その1
再生出来ない一撃を撃てる!のだから
「ゴーダ、俺の欲望を満たしてくれるかい?」
今から俺がやるのは人を助ける為とは言え、ただの自己満足でもあるのだが…
『素敵なプロポーズだな!おうとも!』
「んな訳あるか…行くぞ」
そしてオーズドライバーを腰につけると
『健斗!これを使え!』
と取り出された3枚のメダルを見て理解した
「成る程ね」
硬い装甲にはうってつけだな
ゴーダから渡されたのは銀色系のコアメダル
つまり重量系 パワータイプのコンボである
健斗はコアメダルをドライバーに装填するとオースキャナーを取り出し、ドライバーにリードさせる
「変身!!」
『サイ!ゴリラ!ゾウ!』
3枚のコアメダルのエネルギーが上中下に現れ健斗の体に当たると、体はデモンズとは異なる戦士へと変わる
その重厚の装甲はさながら戦車
陸上を支配する重量系最強生物の力を内包したコンボ
「らぁ!」
『サ・ゴーゾ!…サ・ゴーゾ!』
仮面ライダーオーズ・サゴーゾコンボに変身したのだ
『サイ、ゴリラ、ゾウ?ウタハ?』
「『歌は気にするな』」
と注意する2人であった
その頃 フェニックス基地では
「何だ、アレは…」
と驚く若林長官の後ろで
「フォーーーーウ!!!ハッピーバースデー!!仮面ライダーオーズ!!!」
限界化して叫んでいる狩崎がいたが長官は
「アレがオーズか…しかし……サゴーゾ?」
「歌は気にしないで下さいよ長官!」