個性【改造】教師のヒーローアカデミア   作:ゲルゲルググ

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改造ヒーローアップライジング!

個性【改造】

使用物を色々なものに改造する!箒を掃除機に改造する等、素材や大きさも自由自在だ!ただし!脳が凄ーく疲れる!既に改造したものを別のものに改造する場合は更に疲れる!また、他人の個性で生成されたものも改造出来るが、耐久性等はその個性に左右されるぞ!
そして、改造したものを元に戻すことは出来ない!


UA実技試験審査

 雄英高校職場体験(就職済み)とは恐れ入った。つかどうして私は雄英高校の教師として誘われたんだ?根津校長……あの人がどうして私なんかを選んだのかわからぬ。それと来る時に調べて見たがマジでプロヒーローでビックリ仰天なんだわ。世界は未知に溢れてるっつーかなんつーか。

 

 ところで、私は今とある人と共に学生共の受験会場を監視してる部屋へと向かっている。私と同じ今年度から雄英高校に配属されるプロヒーロー。ヘナヘナとしたボサボサヘアに、骸骨みたいな体でホントにプロヒーローか怪しいが、このお方はガチのプロヒーローである。

 

「ん?私の顔に何か付いてるかい?」

「いや、夢なら早く覚めないかなーと思いまして」

「アッハハハ…ま、この姿を見たら誰もがそう思うさ」

「いや、どっちかというと平和の象徴と一緒に廊下を歩いているこの非現実的な状況がですね」

「そっちなの?!」

 

 そう、今私の隣にいるこの骸骨男こそ、平和の象徴と呼ばれるヒーロー、オールマイトその人である。

 

 少し前、新幹線やらタクシーやらに揺られ雄英高校に到着。正門で待っていたイレイザーヘッドと雄英高校に入り…つかイレイザーも雄英高校の教師だったのよ。もうビックリだわ。ま、校長室で待ってたら根津校長とオールマイトが来て更にビックリ仰天したけどな。その後オールマイトの個性の秘密を知ってまた……

 

「ってどんだけ私をビックリさせたら気が済むんだこの万国ビックリ高校がァァァァァァ!!!!」WRYYYYYYYY!!!!

「ッ?!びっくりしたぁ……!」

「あ、スンマセンスンマセン」

 

 とまぁ、こんな感じで反り返りながらプレゼントマイク並みに叫んでしまう位にはビックリオンパレードだった訳だ。心做しか左腕が重い。いや重いのは何時もの事なんだが。

 

「お、ここじゃないかな?」

 

 そう言ったオールマイトはクソデカい扉を開けて中に入り、私もその後に続く。入った部屋は暗く、長椅子が沢山あり、沢山のモニターが合わさったデカいモニターがドッカンコと設置されていた。映画館かよ。そして雄英高校に所属している各地のプロヒーロー。

 

「アカン左腕と頭が」

「ホントに大丈夫かい?!」

「緊張するのはわかるが仮病を訴えるなアップライジング」

「緊張もしますわイレイザーヘッド!こちとら事務所も立ち上げた事無いヒーローなんですが!?」

「うるせぇ。さっさと席に着け。始まるぞ」

 

 取り敢えずオールマイトと共にイソイソと席に着く。

 ヒェッ、あっちもこっちも有名なプロヒーローやんけェ!口から蟹の如く泡が噴き出しそう。フルフェイスの中が泡だらけになるぅ……。

 

 そんな事を思ってると、白い光を垂れ流していたモニターがパッと映り変わり、実技試験会場内とその正門にそれぞれ集まっているヒーローの卵達を映し出した。

 

「では、今から実技試験のレスキューポイント審査を始めるのさ!オールマイトとアップライジングにとっては雄英高校着任最初の仕事。それに加え、今年からヒーロー科の定員は48名。今年の受験人数は過去最高さ。だからこそ、公正な審査を期待しているよ」

 

 ウッソだろお前今年から定員増やしたのかよ過労で死んだわ私。えぇいままよ!何故か働く事になった雄英高校。だが課題が出されたなら一応やってきたこの私!どんな事だろうとやりきってみせるわ!更に向こうへ、PLUSULTRAだァ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウォォォォ!!!ヒーローの卵たち鬼強ェェェ!!!逆らうヴィラン全てぶっ倒す勢いですねコルェハ。あ、今の男の子レスキューポインヨ5点。

 

 にしても本当にスゲェな。私が学生の頃は周りの奴らもこんな出力出して無かった筈だが。

 

「この実技試験は、受験生にヴィランの総数も配置も伝えていない。限られた時間と広大な敷地、そこから炙り出されるのさ!情報をいち早く把握するための情報力。あらゆる局面に対応する機動力。どんな状況でも、冷静でいられる判断力。そして、純然たる戦闘力。市政の平和を守る基礎能力が、ポイントと言う形でね」

「今年は中々豊作じゃない?」

 

 どいつもこいつも戦闘力と言うか、派手な個性の奴らばかりで、おまけに練度も多少ある。あの女子は増強型かな?仮想ヴィランを最短で壊し回ってやがる。あの男子は水を操ってんのか?シンプルだが威力ヤッベェな。あの女子はドラゴンの頭を作り出して噛み付いてる……あの男子はなんだろ?分身か?なんにしても最近の子供ヤベェー。そういや最近は中学から個性のカリキュラムがあるんだっけ?時代の流れェ……。

 でもま、ヒーローの本来の役割をこなしてる奴は余り少ないな。ハイそこの女子3ポインヨ。アレかな、他の人がやってくれるだろ精神かな。駄目だよソレ。ヒーローは自分がやらなきゃ。

 

「いやぁまだわからんよ。真価が問われるのは……」

 

 そう言ってプロヒーローの一人がモニターの下に備え付けられた機械のボタンのカバーを開く。ソレ私が押したい。

 

「これからさ」

 

 私が押したかった………。

 

 とか子供みてぇな事を思ってると、モニターの映像に変化が起きた。全ての実技試験会場に大きな振動が起こり、受験生は困惑の顔を顕にする。

 そういや、実技試験のターゲットは4種類だっけ?0ポインヨのお邪魔虫。でもコレ、お邪魔虫にしては……

 

「凄く、大きいですね」

 

 ヤッベスゲェカッケェぞオイ!雄英高校何なの?!資金潤沢かオイ?!まぁデカい敷地持ってるもんな!周りにプロヒーローがいなかったら叫んでる所だったぜ!

 

「フゥ……つっても、デカくて遅いから受験生達は0ポイントヴィランから逃げ続けそうですね」

「…そうだね。圧倒的な脅威、コレを目の前にした人間の行動は正直さ」

 

 オールマイトの言葉を聞き、私はスッと視線をモニターに戻した瞬間だった。

 

 

 

 私は、0ポイントヴィランが地面に倒れ伏す過程を目撃した。

 

 

 

「あの仮想ヴィランに挑んでもメリットは一切無い。だからこそ、色濃く、眩く、浮かび上がる時が来る」

 

 その少年は、突然0ポイントヴィランへ向かって走り出したかと思うと、カメラが追いつけない程の速度で空中へ跳躍した。

 

 そして、グッと拳を握り素人丸出しに振りかぶり、ぶん殴る。

 

「そう、浮かび上がるのさ。ヒーローの大前提……

 

 

自己犠牲の精神ってヤツが!」

 

 私はオールマイトの言葉を聞き流しながら、モニターを注視する。

 場所は演習場B。0ポイントヴィランを倒したであろう人物は、水色のジャージを着た緑の天パ少年。名前は緑谷出久。残り2分だというのにヴィランポイント0ポイント。それにも関わらず、彼は0ポイントヴィランを文字通りぶっ倒しやがった!

 

「オイオイオイ、スゲェヒーローがいるじゃあないか!」

 

 私は彼がわざわざ0ポイントヴィランを倒した理由に凄く感服した。ちゃんとモニターに映ってたぜ。瓦礫に足を挟まれて動けなくなっていた女子を助けるために、文字通り巨大な敵に立ち向かった!さっきオールマイトが言っていた、自己犠牲の精神!

 

 こうしちゃいられねぇぜ!最高のレスキューポインヨをプレゼントだ!

 

「根津校長!この10点のヤツに0を1つ付け足していいかな?!」

「審査は公平だよ」

 

 チクショー!流石に許可が降りなかったぜ!スマン緑谷出久!代わりに10ポインヨをプレゼントだ!

 

 ………いやぁホントにスッゲェ!他のプロヒーローも10点9点8点ばかり!レスキューポインヨだけで7位にまで登り詰めるとは、読めなかった!このリハクの目をもってしても!!でもオールマイトはめっちゃニコニコしてるだけで点つけて無いな?めっちゃニコニコしてるけど。

 

 あ、緑谷出久を助けた女子10点。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの後、実技試験の最終ランキングを確認後、私は色々な手続きをして帰宅することとなった。オールマイトはなんか撮影があるらしい。あの人やっぱスゲェな。

 明日から雄英高校に勤務することになる。いわゆる兼業と言うヤツだ。ま、勤務すると言っても、新入生が来る4月まで教師としての知識を頭に叩き込む事になるが。

 

 

 

 さて、雄英高校に就職するに伴って、カタをつけたい事が一つ存在する。

 アレは36万…いや、1万4千年…違う、約三年前。そう、私がサイドキックとして本格的にヴィラン退治や災害救助活動を始めた頃からだ。最早因縁と言ってもいいレベル。

 奴は何時もこの時間帯、良い子の皆んなが寝静まった位に、人気の無い場所で現れる。例えば今いる河川敷とか。因みに初回は実家での襲撃だった。色んな意味で死ぬかと思ったのは今じゃ懐かしい事だ。

 

 私は片脚の膝から下のズボンの生地を、推進機がついたアーマーに改造する。そして裏腿部分の推進機を起動し……

 

 

 コートをはためかせながら片脚を軸に高速回転し、そのまま回転力と推進機のブーストで後ろから飛びかかって来ていたヴィランを勢いよく蹴り飛ばす。

 

「悪いが今日こそぶっ飛ばすから覚悟しろよヴィラン野郎」

「…………」

 

 相変わらず不気味だ。割と骨折る感覚で蹴り飛ばしたにも関わらず黙って立ち上がるヴィランを見て、背筋に何度目かの気味の悪さが駆け巡る。

 

 私はフードの下のフルフェイスヘルメットの暗視機能をオンにし、手袋を鎮圧用の電撃を纏った手袋に改造し、ヴィランに肉薄する。その見事な腹筋に連続で拳を打ち込み、左腕の袖を片脚の様に推進機がついたアーマーに改造。推進機を起動してジャンピングアッパーカット。だがコレはダメージと言うよりかは自身の体を空中へ上げるのが目的。そしてすかさず脚の推進機を起動して横顔に回し蹴りを喰らえィ!

 

「………やっぱり防御力上がってるよなお前」

 

 川の方向へ吹き飛ばしたヴィランは横顔にクリーンヒットしたにも関わらず呻き声すら発さずに立ち上がって来やがる。しかも体格も一回りデカくなってないか?

 

「お前の個性、ホントに何なんだ?最初は異形型だと思ってたが、そうでも無いみたいだしよォ」

 

 軽口を叩くがやっぱり反応すらしてくれない。まるで機械か何かを相手してる感じだ。クソ気持ち悪い。もしかして本気で人造人間とかだったりじゃあ無いだろうな?いやでも、筋肉質な胴体に鳥みたいな頭とか言う見た目してるしなコイツ。有り得なくも無いかも。

 

「チィ!この筋肉達磨めが!」

 

 だが行動パターンは単調だ。例え体格がデカくなろうがパワーが上がろうが当たらなければどうと言う事は無い。どうだこの風神ステップ!攻撃当たらないねぇ!オラッ!クロスカウンター!

 ふぅ、やっぱり左腕はいいね。どんな相手もぶっ飛ばせる。コレが、本物の拳ッ!アイツ全然ぶっ飛ばなかったけど!どんだけ重いねんワレェ!

 

「……ん?おいおい待て!?もう帰るってか?!」

 

 あークッソ!また逃した!アイツいっつも黒い液体を纏いながらどっかに消えやがる。ホンマに個性なんやねん!つか今日帰るの早かったな?!

 

「あぁもう!早くこの関係終わらせたいんだがァァァァ?!!!?」

 

 

 

 

 

 

 が、4月が始まってから、あのヴィランは現れなくなった。ホンマになんやねんワレェ?!




アップライジングのヒーローコスチュームは全身真っ黒コートです。顔はフルフェイスのヘルメットで隠した上にフードを被ってます。長袖長ズボンで、手袋も嵌めて肌見せが全く無い不審者です。あと各部位に分けて取りつけ取り外しが出来ます。夏が極々、地獄です
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