やはり寝るという事はいい事だ。特にソファの上で横になるとなんだか贅沢している気分になる。特に他人の家……もとい雄英高校の仮眠室でこんな贅沢をしているというのがもう素晴らしい。こう言う時が一番生を実感する。
昨日は1年A組の戦闘訓練を終えた後、そのまま残りの仕事と我慢していたお花摘みを終わらし、オールマイトとの会話に花を咲かせ(主に緑谷出久の話)、そしてそのまま晩ごはん食べたりとかして就寝した……とか思ってた時代もあったよチクショウめが!ヴィラン絶対に許さねぇ!あんな遅い時間にウチのシマで騒ぎ起こしやがってよぉ……おかげで就寝時間が午前三時だわコンチクショウめ!オールマイトがいないとすーぐこう言うことするからヴィランって駄目なんだよなぁ……更生してきて、どうぞ。職が無いならウチが雇うよ。
それと、理歩時最攻亜についてオールマイトと相談してたけどそろそろノンレム睡眠に突入するからもう語れないぜ。では私はこれでぇ……Zzz…Zzz…Zzz………
ジリリリリリリリリ!!!!
「
でけえ目覚ましやめちくりィィィィィィ!!!!誰だ
私はソファから飛び出し前転着地を決め、仮眠室の扉をスパァン!と開けて廊下に飛び出し扉をそっ閉じして急いで校門へ向かう。勿論膝から下のズボンをジェットに改造して高速移動だとも!と言うかもう面倒くさいから靴を反重力装置がついたものに改造して、窓から外に飛び出し外壁ランニングだ!良い子のみんな!廊下と壁は走っちゃいけないけど緊急事態の時は走ってOKだぜ!
「折角の仮眠を邪魔したヴィランはここでブチ転がさでおくべきかぁぁぁぁぁっ!!!!」
だがヴィラン、テメーらは駄目だ。潔く捕まれ。特に睡眠と言う人生の楽しみを昨日今日で奪われた私は激おこぷんぷん丸だ。どれくらい激おこ以下略かと言うと、とある学校の運動部の合宿に参加していた男子高校生から「顧問に彼女寝取られました」と言う通報を受けた時並に激おこ以下略だ。
NTRって創作だから許され…いや創作でも胸糞悪いヤツは破り捨てたいくらいだが、まぁ創作だから許されるのであって、現実でも出来ると思ってる屑は今すぐ社会的に死にましょうね〜。
「などと思ってる間に最短ルートでやって来ましたぜプレゼントマイクゥ!!とイレイザーヘッドォ!ヴィラン何処だァ?!」
「オゥイェア!口が悪いぜアップライジングゥ!だがいい所に来たな!ちょっとこの迷惑リスナー達の相手、頼まれちゃくれねぇか?」
「おう任せてくだされ!今すぐ地面にぶっ転が―――」
うっわ多いな〜、戦国無双出来そう。つか待て、コイツらヴィランじゃあねぇ!
「マスゴッ―マスクォミじゃあねぇですか!どっから入ってきた?!(驚愕)」
「正門からだろ」
「どうやって入ったか知らねぇがな」
うわー、うわー多いな〜。私対マスコミ戦闘経験は指で数える程しかやってきてねぇから難しいんだけど!助けてオールマイト!
「なんだコイツ?!ヴィランか?!」
「ここにいるってことはヒーロー?雄英の教師?」
「見たこと無いヒーローだな」
「この際誰でもいいわ!すみません、オールマイトについて一言!」
………あ〜やっべ。もう少しでにくすべおばさんならぬにくすべおじさんになる所だったわ。良かったな、今日の私は紳士的だ。
「わかりました。では先ず、アポ無しで雄英高校の敷地内に入ってきた集団不法侵入者がいると警察に通報するんで、その後でゆっくりお話しいたしましょう」
「え"っ?!」
「あっちゃ〜……いやこっちとしては嬉しいけどよ、アップライジングお前、明日位からエゴサとかしねぇほうがいいぞ」
「はぁ……ま、弁護士位なら呼んでやるよ」
うるせぇ!マスゴミにはコレが手っ取り早いんだよ!世間からの評価とか気にしねぇし!ヒーロービルボードチャートとか全然興味ねぇから(泣)!
数日後
「って夢を見てたらヤバい時間になってたんで、一緒にバスに乗せて下さい」
((((大丈夫かこのヒーロー))))
「つい数日前あった事を嘘に使うな。あとバスには乗せん。走れ」
「そんなご無体な!お慈悲を下さらないんですか!」
そう言って私は命乞いをするかの様にイレイザーヘッドへ近づき、彼にだけ聞こえるように声量を抑えながら話す。
「今回の四人体制はあのマスコミ事件がヴィランの仕業かもしれないからってヤツでしょう?ならまたいつ何処で襲撃されるかもわかりません。そしてわざわざ学校を襲撃するヴィランの狙いは、おそらく生徒達である確率が高いでしょう。根拠無いですけど。まぁ襲撃して学校の信用落とすにしろ、ヒーロー勢力を削るのが目的にしろ、アイツらにとって子供を狙うのは都合がいいでしょうし。で、そのヴィランが集団だった場合…まぁ貴方なら余程でない限り大丈夫でしょうが、もし捌き切れない数と強さを持ったヴィランが来たら、貴方じゃ不利だ。だから私も着いて行こうかなと思いまして」
「…………」
「それと、マスコミ事件のヴィラン、まだ見つかってないんでしょう?もしかしたら、もうこの中にいるかもしれない。コレはガチで寝言以下の考えですが、生徒に化けてると言う可能性も……」
「……はぁ、なら事前にそう言え。非合理の極みかお前は?」
「ヒェ…シュミマセンデシタ」
「もういい、早く行くぞ」
ふぅ…………なぁに言ってんだ私ィィィ!!!何がヴィランが攻めてくる云々だよ!素直にトイレでお花摘みしながらアークナイツしてたら遅れたって……言える訳ねぇよすみませんねぇッ!!!嫌だよ?!私クビになりとうない!!ヒーローは一度決めた事は必ずやり遂げ無ければならんのだ。でもその決め事は慎重に選ぼうね!マイナーヒーローとの約束だゾ☆
だから今から言い訳を実行する為に死ぬ気で生徒を守るわ。
Piiiiiii!!!!
「1A集合!スムーズに行く様、番号順で2列に並ぼう!」
「飯田君…フルスロットル……」
「アップライジング先生、めっちゃ煩そうにしとるけど……」
あばばばばばばば、近くでそういう高い音出すのやめちくり~。
「くそぅ!こう言うタイプだったか……!」
「意味なかったな〜」
よもや路線バスタイプだとはこのリハクの目を持ってしても以下略。
「私、思ったこと何でも言っちゃうの」
どうした蛙吹梅雨。突然だな。コレはアレか?修学旅行ナドナドでよくある移動中の暇潰し的な。これって生徒同士でこう言う乗り物に乗ると高確率で起こるよな。
それとなんだかアオハルの予感がするぞぅ!ガンバレ緑谷出久!彼女作りは、初エンカウントからの会話が勝負だ!
「貴方の個性、オールマイトに似てる」
「えぇっ?!そ、そうかなぁ……?!」
確かに似てますねぇ!オールマイトもオールマイトで親近感湧いてるのか緑谷出久をちょっと気にかけてるもんねぇ!私、気になります!
「待てよ梅雨ちゃん。オールマイトは怪我しねぇぞ。似て非なるアレだぜ。どっちかっつうと、理歩時の方がオールマイトに似てるんじゃねぇか?」
「ほっ……」
「入り組んだビルの中を高速で動いていた。常人の為せる技ではないだろう」
「常闇君、常闇君、常人にしては俺たち個性マシマシ過ぎない?」
おぉ、本格的に修学旅行のような光景に。うぅ!私の時は色々あって修学旅行無かったから羨ましいぜチクショウ!
「でもそうだねぇ。事実俺たちは理歩時さんにやられたみたいなもんだし?オールマイト並の身体能力に作戦立案も出来るとか最強でしょ。ねぇ?」
「何でアタシの方見んだよ失せろ!」
「………悪いけど、僕の個性じゃオールマイトみたいに拳圧で雲を吹き飛ばすなんて派手な事は流石に出来ないよ」
うっわ見るからに上機嫌だなぁ今日の理歩時最攻亜。やっぱりお前さんオールマイトのファンだろ?
所で切島鋭児郎。そのヒーローは人気商売だなんて認識は止めよう止めてくれ止めてくれ無いか!そういうの意識しながらヒーロー活動して現実に打ちひしがれたサイドキックヒーローが直ぐ側にいるんだよ!私だよ!
「まぁ、派手で強えつったら、鬼神人と竜祈と轟と爆豪だよな!」
「……ケッ」
「爆豪ちゃんはキレてばかりだから人気でなさそう」
「んだとコラ出すわ!」
「ホラ」
「この付き合いの浅さで、既に糞を下水で煮込んだ様な性格と認識されてるってスゲェよ」
「テメェのボキャブラリーはなんだこの殺すぞォ!!!」
「良かったなァ爆発。テメェ糞だってよ」
「テメェは喧しいんだよこの鳥頭ァ!そんなにぶっ殺されてぇならそう言えや!」
「誰がテメェなんかにやられるかよバカがァ!!あと訂正しろ竜頭だボケ!!」
「じゃあその竜頭があんだからそっちの鳥頭を爆破しても文句ねぇよなァ?!」
「あァン?!やってみやがれ!」
うん、そろそろ着くし危なそうだから止めよう。
「はいはーい!ちょっと静かにー!」
「もう着くぞ。いい加減にしとけ」
「「「「はい!」」」」
雄英高校にはありえん程の敷地があり、その中に頭おかしい程大きい施設が何個もある。その一つがここ!ウソの災害や事故ルーム!略して―――
U S J!!!!!
………うん、著作権とか大丈夫なのだろうか。雄英高校の校長ネズミだけども、著作権とか本当に大丈夫だろうか。
まぁそんなことより、今はちょっとした興奮がある。名前は知ってたけど生で見るのは初めてだ。内装もこんな感じになってるのね。まるでテーマパークに来たみたいだ。テンション上がるなー!
そしてこのずんぐりむっくりキュートな宇宙服はスペースヒーロー13号!一応何回かチームアップしてるから面識はあるぞ!
「アップライジングさん。今日ボク達はここで集合の予定でしたよね?どうして先輩と一緒にいるんですか?」
「ヒェッ、ホントウニシュミマセンデシタッ」
「13号、オールマイトは?」
「実は………」
ヒィー!!13号パイセン怖ぇぇぇぇぇぇぇ!!!声のトーンとか変わらないのマジだよマジ!殺されるかと思った。
さてと、13号が生徒に小言を1つ2つ3つ4つ……いやどんだけ増えるねん。まぁ言ってる間に、多少の周囲の警戒とかしておこう。つかオールマイトは今日来れない感じっすか?マジっすかぁ……オールマイトェ……。
「よぉし、そんじゃ先ずは……」
ん?暗くなって……停電?故障か?
「………っ?!」
ッいや違う!ドームの真ん中、噴水の真ん前!なんだあの黒い霧。いや十中八九ヴィランだけども。マスゴミん時のヴィランか?今まで気づけなかったのを見るに、私の超高性能フルフェイスヘルメットのカメラを潜り抜ける程高度なステルスの個性か。または………
「……やっぱりワープか!」
「一塊になって動くな!13号、生徒を守れ!」
「……なんだありゃ?入試みてぇに、もう始まってるぞパターンか?」
「「動くな!」」
「「「「ッ?!」」」」
「イレイザー、なんか私が危惧してた事がほぼまんま起こってるんだが」
「あぁ……アレは、ヴィランだ」
あぁムカつくなコイツら。どうしてよりにもよって、救助訓練の時間に攻めて来るんだよクソ雑魚ヴィラン共がァ!!!