終焉を綴る戦士とToLOVEるな日々 作:アイリエッタ・ゼロス
「....では、お願いします」
「あぁ。確かに受け取った」
そう言って、俺は女神である女から一冊の本を受け取った。
「申し訳ありません....あなたにこのような苦難をお受けさせてしまい....」
「サリューシュ....それは言わない約束だ。俺が自分で受けたんだ。お前のせいじゃない。
それに、もう一度生きるチャンスをすぐに貰えたんだ。対価は十分貰った。だから、今度は
俺が対価を払う番だ」
「結....」
「....じゃあ、行ってくる。まずは電王の奴等からだ。そっちで後処理は任せたぞ」
そう言って、俺は受け取った本のページをめくった。
グリモワール!
WHEN THE HOLY SWORD AND THE BOOK. INTERSECT REWRITE THE WORLD!
すると、俺の腰にバックルの様な物が現れた。俺はそのバックルに本を挿し込みボタン部分に
手を置いてボタンを押した。
「変身....」
OPEN THE GRIMOIRE. THE END OF THE STORY! KAMEN RIDER STORIOUS! フハハハハハハハ!
本が開いた瞬間、俺の影は形を変えて俺を呑み込んだ。すると、俺の姿は最凶のライダー、
仮面ライダーストリウスに変わった。そして、俺はボタンを二度押した。
OPEN THE STORY OF KAMEN RIDER!
すると、俺の目の前に本のページの様な束が現れて形を成していき黒いデンライナーへと
形を変えた。
「いってらっしゃいませ。あなたの旅路を、お祈りしています」
『....ありがとな』
俺はそう言ってデンライナーに乗り込んで操縦席のバイクにまたがりディスプレイの
時間を操作した。
『....さぁ、始めようか』
そう呟き、俺はバイクのハンドルを握りデンライナーを走らせた。
~~~~
サリューシュside
「....」
「彼は行ったのね」
「っ! ナターシャ....」
私は結が乗ったデンライナーが消えた方向を見ていると私の背後に親友のナターシャが
経っていた。
「さぁ、賽は投げられた。サリューはどう転がると思う?」
そう言いながら、ナターシャはタロットカードをシャッフルしていた。
「....きっと、彼なら大丈夫だと、思いたい」
「ふーん....おっ、剛毅のカードか。これなら大丈夫だと思うけど?」
ナターシャは引いたカードを私に見せながらそう言ってきた。
「あなたは随分と呑気ね....」
「呑気とはひどい言われようね。こっちもこっちで色々と忙しいのよ? 今回の件を起こした
連中の残党狩りに結界の張り直し。やる事は山積みよ。そっちもそっちで大変なんでしょ?」
「....」
「ま、彼を信じて気楽にやりましょ。私達が焦っても何も良い事はないわよ」
そう言うと、ナターシャはカードに姿を変えてこの場から消えた。そして、ナターシャが
いた場所には剛毅のカードが一枚落ちていた。
「....」
私は落ちていたカードを拾い、自分がいるべき場所に向かって歩き出した。