終焉を綴る戦士とToLOVEるな日々   作:アイリエッタ・ゼロス

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DESAST

「(....ん?)」

 次の日の昼休み、教室から外を見ていると人間じゃない教師が一人の生徒と部室の方に

 歩いていくのが見えた。そして、その後ろを転生者二人がコソコソ追っているのが見えた。

 

「(何やるつもりだアイツら....)」

 そう思った俺は、教室から出て三人が歩いて行った部室の方に向かった。

 

 ~部室前~

 

「ここか....」

「(さて....着いたのは良いが、何で古手川は俺を追ってきた?)」

 そう思いながら、俺は気づかれないように横目で背後を見た。背後の曲がり角の陰には、

 何故か古手川が俺の事を見ていた。元々古手川は教室にいたのだが、俺が教室を出ると

 バレないようにこっそり背後をつけてきていた。

 

「(バレると面倒だな....)」

 そう思いながら、俺はポケットの中に一冊のブックを作り出した。そして、俺は部室の扉を

 蹴り飛ばして部室の中に入った。部室の中には人の皮を捨てた何かと転生者二人が触手に

 縛られて眠っている生徒の服を脱がせようとしていた。

 

「はぁ....」

 俺はため息をつきながらポケットのブックを取り出して表紙を開いた。

 

『DESAST!』

 

 すると、俺の目の前で黒い本が積み重なっていき一体の怪物が現れた。

 

「デザスト、あいつら好きにしていいぞ」

『俺を呼び出すなんて随分珍しいじゃねぇか結ちゃん?』

「....ちゃんを付けるな。とっとと行け」

 そう言って、俺は転生者達の背後に謎のゲートが開いた。

 

『まぁ、少しは暇つぶしになるか』

 デザストはそう呟くと、マフラーで転生者と何かを捕まえてゲートの中に入っていった。

 四人が入っていくとゲートはこの場から消えた。

 

「さてと....この触手どうしたもんか」

 そう呟きながら、俺は触手を一本ずつほどいていった。すると....

 

「物部君....?」

 背後から古手川が声をかけてきた。

 

「古手川か....ちょうどいいところに来てくれた。これ外すの手伝ってくれないか?」

「これって....西連寺さん!? 一体どういう状況!?」

「知らん」

「知らんって....とにかくこれを外さないと!」

 そう言って古手川は触手をほどき始めた。そして数分が経つと女子生徒を縛っていた

 触手は全て外れた。

 

「さてと....とりあえず保健室まで運ぶか」

 俺は女子生徒を背負い、部室から外に出た。

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!」

「何だ?」

「物部君、さっき扉を蹴り飛ばしてたけどここで何があったの? 何か知ってるんでしょ?」

「....まぁな。ま、お前が知らないで良いことだけどな」

「知らないで良いって....」

「一つ言えるとしたら、この生徒を運んでいた男が二人いたってところだな。まぁ、

 気づいたら目の前から消えてたが....」

「消えたって....」

「綺麗さっぱりポンッとな。ま、そこに関してはどうでもいいが....てかさっさと行くぞ」

 そう言って、俺は保健室に向かって歩き始めた。

 

 

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