【美少女】なんか知らんのだが部屋にウマ耳ウマ尻尾の美少女が現れたんやが【降臨】   作:カフェイン中毒

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逃亡者と伝説

1:他称トレーナー

緊急事態のため別スレ立てた。競馬界のレジェンドが俺の家に向かってるってマジ?

 

2:名無しの会議参加者

大マジやぞ

 

3:名無しの会議参加者

イッチの方に連絡来たりしてなーい?

 

4:名無しの会議参加者

多分もう新幹線の中ちゃうか?

 

5:名無しの会議参加者

ありそうで困る

 

6:他称トレーナー

ええ、はいそうですね。幻想であってほしかったんですけど公式アカウントからDM来ました。一目でいいからあの動画のウマ娘に逢わせて欲しいってそれはもうご丁寧な文面で

 

7:名無しの会議参加者

ふぁーwww

 

8:名無しの会議参加者

レジェンドがガチすぎて草

 

9:名無しの会議参加者

で、結局どうするんべ

 

10:名無しの会議参加者

会わせてあげて欲しいけどなあ、個人的な考えとして

 

11:名無しの会議参加者

じっさいスズカさんは何と言っているんだい?

 

12:他称トレーナー

それなんだよ。サイレンススズカ号の毎日王冠の動画見せてこの人が君に会いたいって言ってるって伝えたんだよね

 

13:名無しの会議参加者

覚えてたりする?

 

14:名無しの会議参加者

でも継いでるのは魂なんでしょ?

 

15:名無しの会議参加者

忘れられててもレジェンドは会いたいやろなあ

 

16:名無しの会議参加者

そらそうやろ。唯一酔いつぶれるまで吞み明かした馬やぞ

 

17:他称トレーナー

それでな、スズカさん…朧げに覚えているみたい。というか、たまに夢に見るらしい、これはスぺちゃんとかファル子も一緒っぽいの。誰かと一緒に走ってる夢。自分が自分なのに自分じゃなくてよく分からないうちに走って、それで目が覚める。おそらくこっちのレースの記憶が魂に刻まれてるんじゃないかな。

 

18:名無しの会議参加者

なんですとぉ!?

 

19:名無しの会議参加者

これはこれでまずいのでは?

 

20:名無しの会議参加者

まさかとは思いますけど…

 

21:名無しの会議参加者

秋天の記憶とかも、おありに?

 

22:他称トレーナー

あるって。自分のようで今の自分じゃないから不思議らしいんだけど、そういうウマ娘多いみたい。ウマソウルがどうだのって言ってたけど多分こっちのレースの記憶を夢に見てるんだと思う

 

23:名無しの会議参加者

あああああああああ!

 

24:名無しの会議参加者

やめてくれよ

 

25:名無しの会議参加者

地獄やんけ

 

26:他称トレーナー

聞かせてやろうか?スズカの秋天の夢の話を

 

27:名無しの会議参加者

ふぐううう

 

28:名無しの会議参加者

聞きたいけど聞きたくない

 

29:名無しの会議参加者

俺の情緒が死ぬ

 

30:名無しの会議参加者

もしやイッチ…貴様既に…っ!?

 

31:他称トレーナー

そう、俺の情緒は既にスズカの話やライスの話を聞いてボドボドだ。お前らにも道連れになってもらう

 

32:名無しの会議参加者

ふざっけんなやめろバカ!

 

33:名無しの会議参加者

ヤメロー!シニタクナーイ!シニタクナーイ!

 

34:名無しの会議参加者

なんで俺たちまで道連れにされる必要があるんですか

 

35:名無しの会議参加者

俺は聞きたい

 

36:名無しの会議参加者

聞きたくないと言えば嘘になるが確実に泣く

 

37:他称トレーナー

さて、スズカたちの夢は必ずゲートの中から始まるらしい。その中で自分はウマ娘ではなく別のナニカで周りもそう。背中には大切な誰かが乗っていて、ただ前へ行きたいとだけ思っている状態なのだそうだ

 

38:名無しの会議参加者

もうこの時点でダメ

 

39:名無しの会議参加者

やっぱ、騎手が好きな馬が多いんやなって

 

40:名無しの会議参加者

ゲートの中から始まるのか

 

41:他称トレーナー

色んなパターンがあって、背中に乗ってる人が違ったりとか、調子が違ったりとか…急に寂しくなってゲートをくぐってしまったりとか…色々みたい。レース以外の話もなくはないけど圧倒的にレースの方が見る回数が多いとか

 

42:名無しの会議参加者

ほぼ史実とリンクしてるくさいな

 

43:名無しの会議参加者

厩務員がいなくなってゲートくぐった話あったな

 

44:名無しの会議参加者

やっぱこっちの記憶を垣間見てるのか?

 

45:他称トレーナー

その夢の中ではスズカは類を見ないほど調子が良かったんだそうだ。体が羽のように軽くて、空だって飛べそうなほど調子が良かった。スタートも抜群に巧く決まって、知らないはずの自分の上の人と意思疎通が完璧にできる。不思議な感覚の明晰夢だってさ

 

46:名無しの会議参加者

ふむ、ふむ

 

47:名無しの会議参加者

ごめん涙で画面がかすむ

 

48:名無しの会議参加者

ここまでにしようそうしよう

 

49:他称トレーナー

当然、サイレンススズカはハナを行く。大逃げだ。ある意味で自分の脚質の理想はあの夢だったとも言ってたな。どこまでもどこまでも加速して、先頭の先にあるあの景色に届かんとしたところで、左足から何かが砕ける音がして、遅れてきた痛みで脚が壊れたことを理解したと

 

50:名無しの会議参加者

うわああああああっ!やめろ!やめてくれえ!

 

51:名無しの会議参加者

そこまで、そこまで言えば十分だよイッチ…!

 

52:名無しの会議参加者

これイッチ直接本人から聞いたんだよね?地獄の拷問じゃん

 

53:他称トレーナー

痛くて痛くて、転びそうになったんだけど、上に乗る人を絶対投げ出しちゃいけないって思った。だから、少しずつスピードを落として、脇へそれた。他のやつらが行き切ったところで、夢が覚めるらしい。上の大切な誰かがどうなったのかは、分からないんですって耳をへにょらせて言ってたよ

 

54:名無しの会議参加者

すげえ辛い明晰夢やめろ

 

55:他称トレーナー

で、それを含めて言うんだけど…どうしようかな。返事待ちだと思うんだよね

 

56:名無しの会議参加者

急だしなあ

 

57:名無しの会議参加者

心の準備があるでしょ

 

58:名無しの会議参加者

サイレンススズカはどう言ってるの?

 

59:他称トレーナー

スズカ本人は会ってみたいって言ってる。何ができるか分からないですけどって。他のウマ娘もそう、ウオッカやスぺちゃん、あとファル子も会いたいって言ってる

 

60:名無しの会議参加者

じゃあもう決まりだな

 

61:名無しの会議参加者

覚悟決めろイッチ!

 

62:名無しの会議参加者

豊騎レジェンドも気が気じゃないだろうしな、サイレンススズカ号にもう一度会えるなら。

 

63:他称トレーナー

よし、受け入れることにしよう。とりあえず了解の返事して客間の掃除を他の子に頼んで…誰に案内してもらおうかな?乗ったことのある馬の子はちょっとアレかも

 

64:他称トレーナー

返信はやっ!?と、とりあえず2時間後に来るそうです。こわい、動画あげて1日しかたってないのに。

 

65:名無しの会議参加者

ふぅむ。そうなればマルゼンスキーかな?

 

66:名無しの会議参加者

中等部の子たちやニシノフラワーはちょっとあかんかもね

 

67:他称トレーナー

ファル子がけっこーワクワクしてらっしゃる。スぺちゃんはいまいちピンときてない様子。個人差があるみたい

 

68:名無しの会議参加者

スマートファルコンは割と覚えているタイプなのかな?

 

69:名無しの会議参加者

ウオッカも割と覚えているのかな?乗った回数それなりにあると思うんだけど

 

70:他称トレーナー

なんとなく、のレベルっぽい。むしろスズカやライスみたいにはっきりと夢の中で何があったかまで覚えているウマ娘の方が少ないらしい

 

71:名無しの会議参加者

さて、イッチ。覚悟はよろしいか?

 

72:他称トレーナー

助けてマルゼンスキー!

 

73:名無しの会議参加者

こいつ女に逃げやがった

 

74:名無しの会議参加者

ヘタレめ

 

75:名無しの会議参加者

おうイッチ腹を決めろや

 

76:他称トレーナー

ふー、すっとしたぜ

 

77:名無しの会議参加者

何この変わりよう

 

78:名無しの会議参加者

何があったし

 

79:他称トレーナー

マルゼンスキーに助けを求めに行ったらおぎゃる寸前までバブみを与えられて持ち直してきた。もう少しで尊厳が消えるところだった

 

80:名無しの会議参加者

まじで何があったんや!?

 

81:名無しの会議参加者

犯罪的な絵面

 

82:競馬で全財産を溶かす男

普通に相談してただけだけどな。膝枕してあげましょうか?って誘われてたけどイッチが鋼の意思を見せつけた。なおニシノフラワーからの元気出してくださいのハグは受け取った模様

 

83:名無しの会議参加者

クソァ!

 

84:名無しの会議参加者

マジで羨ましい。羨ましいああ羨ましい

 

85:名無しの会議参加者

マルゼンスキーの膝枕とか土下座超えて地面めり込んでもやってほしいレベル

 

86:名無しの会議参加者

で、イッチ実際大丈夫なん?

 

87:他称トレーナー

ワイ将、有名人に直接会うの初めて。失礼なことしたら業界の闇に消されそうで震える

 

88:名無しの会議参加者

ないから

 

89:名無しの会議参加者

ないない

 

90:名無しの会議参加者

仮にやったらウマ娘の皆さんが黙ってないでしょ。間違いなくやった人が物理的に八つ裂きになっちゃうよ

 

91:他称トレーナー

ヒェッ、もう私有地にタクシー入ってきた。速い速いよ!

 

92:名無しの会議参加者

レジェンドさん異次元の速度

 

93:名無しの会議参加者

覚悟決めろイッチ

 

94:競馬で全財産を溶かす男

あ、ボノちゃんに抱っこで空輸されていった

 

95:名無しの会議参加者

抱っこですと?

 

96:競馬で全財産を溶かす男

とりあえず出迎えるからここまでにしとくわ。あとで報告するね

 

97:名無しの会議参加者

たのんだぜよ

 

98:競馬で全財産を溶かす男

着替えたイッチ、ナリタタイシンに蹴っ飛ばされてマルゼンスキーとタクシーへ向かう

 

99:名無しの会議参加者

これはダメ亭主に喝をいれる良妻

 

100:名無しの会議参加者

イッチ、ファイトだぜ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やばい、ヤバいよマルゼンスキー。俺これどうしたらいいかわかんないよ」

 

 「大丈夫よトレーナーちゃん、お姉さんが付いてるわ。ふふっ、なんだか担当されたてのころを思い出すわね~」

 

 現在、男が作り出したURAは上を下へとひっくり返したような騒ぎに包まれていた。というのもサイレンススズカが男所有のレース場を調子を取り戻した脚で疾走する様子を収めた動画をサイトにアップロードされたその日に競馬界、ひいてはジョッキーのレジェンドとも呼ばれる男、豊騎武から直接の連絡がメールという形とはいえ男の元に届いたのである。

 

 男は競馬に関して詳しくはない。なので全財産ニキこと平塚に聞いて色々と知識を詰め込んでいるわけであるがここ最近はそれもできなくなっていた。というのもセイウンスカイのことやその他諸々立て込み過ぎたせいで3徹ほど頑張ったからであるがそれはどうでもいいので割愛。

 

 重要なのは男は有名人、それもテレビ番組やCMに登場するような有名人と会うのはこれが初めてであり、ありえないくらい緊張しているのである。だってレジェンドだぜ?競馬に詳しくない俺でも知ってるんだぜ?と錯乱してビワハヤヒデに頭をはたかれて再起動した男である。男の持つでかい土地は当然私有地なので農道含めてタクシーが入ってくることはできない。したがって誰か用がある場合は私有地の外にあるカメラで確認するわけであるがそこにタクシーが来た以上行かねばならんのだ。

 

 今回は相棒にマルゼンスキーを連れているわけである。理由は落ち着いていて大人っぽいからである。これで見た目が完全に中学生なウマ娘を連れて行ったら通報されかねない。ニシノフラワーとかまさにそれで、流石にまずいのではないかと男は混乱する頭を振り絞りタクシーの前に近づいた。

 

 するとタクシーから一人の壮年の男性が下りてきた。男はすぐにピンとくる。間違いなく豊騎武騎手である、その体はジョッキーらしく引き絞られており、騎手としては高い身長なのがうかがえる。荷物も少なく、かなり急いできたことが分かる。タクシーが出発し、豊騎が男へ近づく。

 

 「こんにちは、URAの代表の方ですか?」

 

 「ええ、そうです。遠路はるばるこんな僻地へようこそお越しくださいました。こちら、ウマ娘のマルゼンスキーです」

 

 「ハァイ、マルゼンスキーよ。一応お迎えってことになるかしら。よろしくね」

 

 「豊騎武です。ええ、動画で見させてもらいましたけど本当に尻尾に耳が生えてらっしゃるんですね。それにマルゼンスキー…」

 

 「ふふっ、この世界の私はかなり昔の馬だったみたいね。ちょっとだけショックだったけど…そんなに時間が経ってても覚えてくれる人がいるなんてステキなことだわ」

 

 「立ち話もなんですのでご案内させてもらいます。詳しい話はそこで」

 

 「すみません。よろしくお願いします」

 

 内心バックバクの男は豊騎を伴って自宅兼事務所の応接室まで案内する。部屋の中のソファで対面して座り、口を開こうとしたとき、厨房へつながるドアが開いてそこからスペシャルウィークが闖入してきた。お盆の上に置いたコーヒーとお茶請けを机の上に並べた彼女に対して豊騎が大きく目を見開いて思わず呟く。

 

 「スペシャルウィーク……?」

 

 「はいっ!スペシャルウィークです!豊騎さん、ですよね?不思議です、初めましてなのに、初めましてじゃないって感じで…うーん、これがデジャヴ……?でも、とっても懐かしい気分、この世界の私は貴方と走ってたんですね」

 

 「そう、だね。そっか、そっか…また君に会えるなんて思わなかった。ううん、君はきっと初めましてなんだね。豊騎武、ジョッキー…馬の背中に乗ってレースを一緒に走る仕事をしてるんだ。よろしくね」

 

 「よろしくお願いします!ウマ娘のスペシャルウィークですっ!夢は日本一のウマ娘!」

 

 「はは、日本一か。それは凄い目標だね。叶えられるよう応援させてもらいたいな」

 

 呼びかけられたスペシャルウィークは当然のように自分はスペシャルウィークだと返答する。スペシャルウィークはあまり魂が見せる夢を覚えているほうではない、それでもやはり感じ入るものがあったのか初めましてでも物怖じせずに対応している。そして、豊騎も感慨深そうに、彼女を微笑んで見つめていた。

 

 「豊騎さん、と呼ばせていただきます。単刀直入にお聞きしますが貴方はここにいる一人のウマ娘に会いに来た、と考えてよろしいですか?」

 

 「そうなります。スペシャルウィークやウオッカ、他にも私が乗った馬たちがいらっしゃると思いますが…彼だけは、サイレンススズカだけはどうしても我慢できなかったんです。こういったら他の馬たちに失礼だから決して言わないようにしていましたけど…彼は私の中で特別なのです。あの秋の天皇賞は、今でも思い出してしまいます」

 

 「…確かに、ここにはサイレンススズカがいます。会って、話すことはできますし、本人も会うと言っています。ですけど、いいんですか?競馬に関しては不勉強ですが、悲劇であったと聞いています。非常に失礼な話ですが、自ら傷を抉りだすことは、ないはずです」

 

 「承知の上です。悔しいレースはいくつもありましたが、その中でもやはりあれは私がいまだ乗り越えてないものです。謝りたい、と言えば虫のいい話です。覚えているなら、彼がどう思ってるかを聞きたい」

 

 男の瞳をしっかりと見据えた上でそう言い切る豊騎を見た男は、グイッと一気にコーヒーを飲みほした。男はもとから彼とサイレンススズカを引き合わせる気ではあったが、万が一お互いが傷つく結果になるのは本意ではないためかなり失礼な対応をとった。それでも真摯に頼み込む豊騎を見て、腹を決めたのである。

 

 「スぺちゃん、スズカ呼んできて。マルゼンスキーは自由でいいよ」

 

 「はい、スズカさんならいまは…」

 

 「一緒に行きましょ、スぺちゃん」

 

 二人が出ていき、男と豊騎だけが残る。手持ち無沙汰だった男は、他にも貴方が乗った馬の魂を継いだウマ娘が居るがあっていくかと尋ねる。豊騎は破顔し、それだけではなくいる娘全員に会ってみたいと話した。動画を見る限り名馬の集まりですから、ジョッキーなら気になるものですと話す。男も了承し、スズカの件が終わったら全員で練習用コースに行きましょうと話していると、ドアが控えめにノックされる。

 

 入っていいよ、と男が声を掛けると静かにドアが開いてサイレンススズカが入ってくる。彼女は豊騎を一目見ると、ふわりとほほ笑んで彼の元へゆっくりと歩いて近づく、豊騎もソファから立ち上がってサイレンススズカを出迎えた。男は邪魔しない方がいいだろうと無言でそれを見つめる。

 

 「よかった…無事、だったんですね。振り落としちゃったんじゃないかとずっと思ってたんです。初めまして、サイレンススズカです」

 

 「そっか、やっぱり君が守ってくれたんだね。骨が砕けて痛かっただろうにじっと耐えて、僕を安全なところまで運んでくれた。初めまして、サイレンススズカ。豊騎武です」

 

 「私はこっちのサイレンススズカ号(わたし)のことは分かりません。ですけど、魂はきっと貴方を覚えています。貴方とあの大欅を超えられなかった、だけど貴方を守れた。それだけで私の魂は誇らしい気持ちでいっぱいです。今も、レースをしてらっしゃるんですか?」

 

 「うん、うん…!僕は今もジョッキーだ。だけど、君を壊してしまったことを、どうしても謝りたい。君に謝ってもしょうがないのは分かってるけど…それでも」

 

 「いいえ、謝られることはないと思います。だって、私は…サイレンススズカ号は貴方を恨んでなんかいない。大切な相棒を恨む理由なんて何一つなかったんです。何度あの夢を見ても貴方に嫌悪感は沸きませんでした。私が継いだ魂は最初から最後まで、貴方へ感謝しています」

 

 「すまないっ…!スズカ…!」

 

 こぶしを握り締めて男泣きに涙を流す豊騎騎手を、気にすることはない、と諭すサイレンススズカ。彼女は覚えていないのだろうけど彼女の継いだ魂がそれを覚えている。それを彼女は言葉にして彼に伝えた。それだけできっと、彼は救われるのだろう。豊騎が落ち着くまで、男は無言を貫くのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

411:他称トレーナー

とまあこんな感じでレジェンドとサイレンススズカのやり取りは終わったんや。スズカ曰く「会ったから分かったけどトレーナーさんとは別ベクトルで大切な人。あえて関係性を表すなら親とか兄妹とかそんなイメージ」だそうだぞ

 

412:名無しの会議参加者

良かった、よかったよおおお

 

413:名無しの会議参加者

レジェンドの心のしこりがとれてよかった!

 

414:名無しの会議参加者

イッチおまえ世界一や

 

415:名無しの会議参加者

今レジェンドどうしてる?

 

416:他称トレーナー

今はレース場でウマ娘たちのトレーニング見てるよ。ファル子がコールの練習させようとしてる。止めてくるわ

 

417:名無しの会議参加者

何しとんねん

 

418:名無しの会議参加者

ああ、この前投稿された「ファル子が逃げたら~?」のやつか

 

419:名無しの会議参加者

追うしかなーい!

 

420:名無しの会議参加者

追うしかなーい!

 

421:名無しの会議参加者

追うしかなーい!

 

422:名無しの会議参加者

調教済みで草

 

423:名無しの会議参加者

いやしかし本当によかったよ。一生の心残りかもしれないことを晴らせたんだから

 

424:名無しの会議参加者

これレジェンドが帰ったら他の騎手も来るんじゃないか?

 

425:名無しの会議参加者

ライスシャワーの屋根がヤバくね?

 

426:名無しの会議参加者

絶対ヤバい

 

427:名無しの会議参加者

というかライスちゃんの性格上まずすぎるのでは?

 

428:名無しの会議参加者

ヤバい

 

429:名無しの会議参加者

ごめんなさい連呼されて斗馬騎手が曇る未来しか見えない

 

430:名無しの会議参加者

あの人も大概引きずってるもんなあ…

 

431:他称トレーナー

レジェンド、ウイニングライブを鑑賞する

 【サイレンススズカをセンターにした豊騎が乗ったウマ娘によるライブの様子の画像】

 

432:名無しの会議参加者

どうしてそうなった

 

433:名無しの会議参加者

だめだ、サイリウムを持つレジェンドで腹筋が崩壊した

 

434:名無しの会議参加者

>>433 ふざけんなよてめー俺の山崎20年返せ

 

435:名無しの会議参加者

いいもん呑んでんじゃねーよ

 

436:名無しの会議参加者

うるせえ祝い酒じゃ。いいもん呑ませろ

 

437:名無しの会議参加者

良かったねえレジェンド…!

 

438:他称トレーナー

ウオッカがレジェンドの戦績聞いてすっげえすっげえ言ってる。君に乗ったレースでも勝ったんだよって言われたら瞳キラキラにしてへへっ!当然だけどな!って誇らしげよ

 

439:名無しの会議参加者

エモい…!

 

440:名無しの会議参加者

ファル子は!?ファル子は!?

 

441:他称トレーナー

ファル子はむしろレジェンドが驚いてた。ウマドルだのなんだのっていうくだりで。むしろかなりはっきり覚えてるのがマヤノトップガンで「あーっ!マヤとダート走って…?あれ?トレーナーちゃんマヤ初めましてだよね?」ってレジェンドも「覚えててくれて嬉しい」って

 

442:名無しの会議参加者

嫌われてたらしいメジロマックイーンはどうなの?

 

443:他称トレーナー

マックイーンは記憶薄目だけど「なるほど、一心同体とは…そういうことでしたのね」って納得顔だった。嫌いではありませんわ、とも言ってたし魂の方はともかくマックイーン本人としては好ましい部類みたい。あとナリタタイシンははっきり勢「……久しぶり、それとはじめまして。元気そうでよかった」ってさ

 

444:名無しの会議参加者

レジェンド嬉しくてたまらないだろうなあ

 

445:名無しの会議参加者

多かれ少なかれ生まれ変わっても覚えられてたなんてさ、騎手冥利に尽きるんじゃないか?

 

446:他称トレーナー

とりあえずレジェンドは明日の朝まではいるみたいだから宿泊提案してみる。おーい料理人3人

 

447:競馬で全財産を溶かす男

はいよ

 

448:鉄人

呼んだ~?

 

449:栄養士

はいな

 

450:名無しの会議参加者

ここで業務連絡するな

 

451:名無しの会議参加者

携帯使え

 

452:名無しの会議参加者

使ってるけどな

 

453:名無しの会議参加者

そう言う意味じゃない

 

454:他称トレーナー

とりあえず夕飯一人追加だけどまだ仕込みやってないよね?

 

455:鉄人

あと2時間後に始める予定

 

456:他称トレーナー

おっけー、じゃそれBBQに変更頼むわ。無礼講でパーティーしようぜ。料理できるウマ娘そっち送ったからよろしくね

 

457:栄養士

はいはーい。ふひひ、社長の金で酒が飲める…

 

458:競馬で全財産を溶かす男

この人ウワバミなのがなあ

 

459:名無しの会議参加者

いいなー、レジェンドにいろんなお話聞いてみたい

 

460:名無しの会議参加者

イッチの会社本当の意味でアットホームだな

 

461:他称トレーナー

とりあえず今日はここまでね。あと明後日あたり重大発表するからよろしく。もちろんいい話だぞ

 

462:名無しの会議参加者

ほう

 

463:名無しの会議参加者

気になるではないか

 

464:名無しの会議参加者

イッチ、今日はお疲れさん

 

465:名無しの会議参加者

レジェンドをうまいこと味方に付けろよ~

 

466:名無しの会議参加者

もう味方じゃないか?

 

467:名無しの会議参加者

確かに

 

468:他称トレーナー

ではまた今度

【豊騎とサイレンススズカを中心にウマ娘全員が写った画像】

 

469:名無しの会議参加者

レジェンド満面の笑みや…

 

470:名無しの会議参加者

ありがと~~!

 

 

 

 




 はい、というわけでレジェンドとサイレンススズカのお話でした。分かっていると思いますがここでのレジェンドの内心やその他は全て作者の捏造で現実世界のあれこれとは一切関係ありません。

 なかなかに難産でした。ウマ娘が魂に刻まれた記憶を覚えているっていう設定をどこまで深く掘り下げていいものか迷いますがあんまり気になさらない方がいいかもですね。でも絶対、覚えていて欲しいと作者は思っています。

 では次回お会いしましょう!次回と次々回はレースで行きたいですね。おっとゴルシちゃん何してるの…?まあそれはそれとしてまたどこかで!

 感想評価よろしくお願いします!

K2編少し続けていい?

  • ええで
  • あかん
  • 掲示板やれ

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