【美少女】なんか知らんのだが部屋にウマ耳ウマ尻尾の美少女が現れたんやが【降臨】   作:カフェイン中毒

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ネタ提供から拾いました。オリウマ娘注意です。作中世界の未来の未来の話。


出てきてしまった(震え声)

1:他称トレーナー

ついに……ついに来てしまった……

 

2:毎日ウマ娘

どうしたイッチ

 

3:毎日ウマ娘

なんだ、ついに手を出したか

 

4:毎日ウマ娘

でも責任とったれや。上の子たち成人したやろ

 

5:毎日ウマ娘

そらもうアピールすごいだろうよ

 

6:他称トレーナー

違う、そうじゃない

 

7:毎日ウマ娘

そうじゃないとはいったい

 

8:毎日ウマ娘

でももう、向こう側に残ってる子もいないし、ゴルシちゃんとかネオユニヴァースとかももう向こう行けれへんのやろ

 

9:毎日ウマ娘

結局こいつのせいでウマ娘大量離脱が起こってしまった向こうの世界の未来や如何

 

10:毎日ウマ娘

いやまさか、かわらねーなーと思ってたらイッチに縁のある子があっちにいる限り向こうとつながっているせいで体の年齢が止まっていたとは

 

11:毎日ウマ娘

でもそれ推測やろ

 

12:毎日ウマ娘

フラワーちゃんが今まで大きくならんかったのはおかしいと思ってたんや。まさか今や……あんなふうになるとは

 

13:毎日ウマ娘

生命の神秘よ

 

14:他称トレーナー

あー、まあ正直言うと責任はとるよ、うん。もう俺じゃないとだめだってのはよーくわかったから。まあそういうのは置いておこう、ミスティが繁殖引退して世代が進んで俺も年を取ったから、まあ覚悟固まった

 

15:毎日ウマ娘

アラサーだもんなお前ももう、そろそろきづいたか、やっとか

 

16:毎日ウマ娘

ちょっと待って今ナポレオン級のコニャック空けるから

 

17:毎日ウマ娘

山崎40ねーん!

 

18:毎日ウマ娘

喜べハーレム野郎。お前なら許せる

 

19:毎日ウマ娘

ウマ娘の体の時間が進むようになったから、全盛期からの衰えも見られだしたしね

 

20:毎日ウマ娘

何だったら競馬のレベルも上がってウマ娘相手に勝てる奴も出てきたからな。そういう奴大体G1連勝するけど

 

21:毎日ウマ娘

ところで本題これ?

 

22:他称トレーナー

ちゃうんや。とりあえずこれ見て

【腰まである奇麗な栗毛を先端だけまとめたような髪型をしている小さなウマ娘が不思議そうに見上げている。 額にはイナズマのような流星があり、ウオッカの色違いのような耳飾りを左耳に着けている】

【内巻きのミディアムボブを跳ねさせて飛び上がる小さなウマ娘、スクエアの眼鏡をかけている 黒い王冠のような耳飾りを右耳に着けている】

 

23:毎日ウマ娘

ファファファのファッ!?

 

24:毎日ウマ娘

え、ちょま

 

25:毎日ウマ娘

あー、えーと、その~~~

 

26:毎日ウマ娘

ミスティストリームとゴングドラム?

 

27:毎日ウマ娘

そんなばかな

 

28:毎日ウマ娘

だって良くも悪くも向こうとの縁は切れたってゴルシちゃんが

 

29:他称トレーナー

あ、うん大正解。この度わがURAに新しい仲間がいらっしゃいました~。ミスティストリームちゃん(7)とゴングドラムちゃん(8)です。おいどうなってんねん。向こうにはいなかったってみんなに聞いてるんだぞ俺は。つまり俺とは面識のないウマ娘やねんな

 

30:毎日ウマ娘

……これ逆説的に向こうの縁が消えたからでは?

 

31:毎日ウマ娘

といいますと?

 

32:毎日ウマ娘

ほら、俺らの世界の馬の魂がウマソウルとなって向こうの世界に行ってウマ娘になるんやろ?でもこっちとあっちの縁が切れて、ウマソウルが向こうに行かなくなったからこっちにすでにいるウマ娘の形をとってウマソウルが出てきた、とか

 

33:毎日ウマ娘

おいバカを挟まずに正論を言うな

 

34:毎日ウマ娘

これありうるの?記憶とかは?

 

35:他称トレーナー

二人とも気づいたらここにいて、俺がパパだと認識してる。混乱してるからだと思ったけどもしかして遡るべき過去がないのか?にしては一般的な教養はあるっぽいけど?

 

36:毎日ウマ娘

しれっと娘にしてる……

 

37:毎日ウマ娘

ウワァーーーー!怪奇現象!

 

38:毎日ウマ娘

ママはだれよ

 

39:毎日ウマ娘

火種をそそぐな

 

40:毎日ウマ娘

ウオッカしかないだろ

 

41:毎日ウマ娘

そりゃそうだ。なんだったら違うって言っても俺がお母さんだっていうぞ多分

 

42:毎日ウマ娘

これに関してはスーパークリークですら勝てんからな

 

43:毎日ウマ娘

で、実際どうなの

 

44:他称トレーナー

うーん、これがな?帰りたいとかそういうのは無くて二人ともここが自分のおうちみたいな感覚でいるらしい。人見知りとかもなくてむしろみんなに懐きに行く。そんでみんなも何でか警戒せずに可愛がってる。不思議。

 

45:毎日ウマ娘

で、実際どうするのこの子たち

 

46:他称トレーナー

面倒見るしかなくない?幸いURAの会長職は譲れたし、ウマ娘のみんなも余裕あるから子供の面倒くらい余裕よ余裕。大丈夫だ、ウマ娘であるなら俺が幸せにする

 

47:毎日ウマ娘

なんという説得力

 

48:毎日ウマ娘

お前が言うならなあ……

 

49:毎日ウマ娘

まさか妹君が会長になってしまうとは

 

50:毎日ウマ娘

で、実際どんな子なの?

 

51:毎日ウマ娘

あ、それ気になる気になる

 

52:毎日ウマ娘

ミスティもゴングドラム君もまだ生きてるしな

 

53:毎日ウマ娘

正直マジでまだ走れそうで笑う

 

54:毎日ウマ娘

やめとけ、もうマジでいい年やぞ

 

55:毎日ウマ娘

30までは二人とも生きてほしいわあ

 

56:他称トレーナー

んじゃ軽くいくわ。ミスティの方なんだけど、性格は人懐っこい、とっても人懐っこい。ウララとタイキを足してブラストワンピースをかけた感じ。でもアホの子ではなくちゃんと人を見て判断してるところはある。でも第一声は両手広げて「ぱぱ!だっこ!」だった。あ、これミスティだってなったわ

 

57:毎日ウマ娘

あー、これはミスティストリームですわ

 

58:毎日ウマ娘

そうきたかぁ

 

59:毎日ウマ娘

素質の面でどうよ

 

60:毎日ウマ娘

幼すぎてわからんやろ

 

61:他称トレーナー

あ~~~、たぶん天才の類。無自覚の。両手を上にあげてフォームめちゃくちゃで走ってるので普通に早かったし、脚の蹴りこみがだいぶ強い感じする。スタミナとフォーム改善できればマイルくらいなら素質だけで走れる。足全般がかなり柔らかい、グニャグニャ曲がる。蹴りこみの力がそのまま地面に最効率で伝わるの、やばない?

 

62:毎日ウマ娘

聞いてるだけでヤバイのがわかる。

 

63:毎日ウマ娘

えっぐ

 

64:毎日ウマ娘

流石はミスティストリームというか、なんというか

 

65:毎日ウマ娘

もうちょっと加減というものをですね

 

66:他称トレーナー

あと笑顔が超特徴的。もう笑顔っていう形容詞そのままの顔をする、顔全体でニッコーって笑うんだよ。一発見ればわかる。

【にへら、と笑うミスティストリーム】

 

67:毎日ウマ娘

かわいっ

 

68:毎日ウマ娘

あかん画像なのにこっちも笑ってしもうた

 

69:毎日ウマ娘

これはミスティストリームですわ

 

70:毎日ウマ娘

うーん原作再現

 

71:毎日ウマ娘

原作っていうな

 

72:毎日ウマ娘

で、芝の魔王さんはどうなん?

 

73:毎日ウマ娘

現役時代不良のゴン君はいかに

 

74:他称トレーナー

こっちはお転婆。とにかくよく動く、木にも登る、飛び降りる、壁を蹴ってバク宙する。とにかく動くこと自体が大好きな子だ。ただ、口数はあんまり多くない。クリスエスみたいな感じだけど行動だけすごい雄弁。第一声というか行動は顔面への飛びつきと抱き着きだった。

 

75:毎日ウマ娘

あかんイッチにまたダメージが行く

 

76:毎日ウマ娘

うーん、ゴングドラム君っぽい

 

77:毎日ウマ娘

ゴンくんURA来る前は行動で語るタイプの馬だったしな、気性難だったし。

 

78:毎日ウマ娘

行動と口数が逆ゥ!

 

79:毎日ウマ娘

わかった、この仔ゴルシちゃんタイプだ!

 

80:他称トレーナー

そこまで理不尽感はないかなあ。ドロップキックされるわけでもないし。素質なんだけどミスティに比べると体は柔らかくないけど加速力とスタミナに優れてる感じ。今のままでも1500mくらいならノンストップで行けるかもしれない。自覚している天才の部類、自分の長所を把握して運動してる感じする。

 

81:毎日ウマ娘

結局天才じゃねえか

 

82:毎日ウマ娘

あかん、メイクデビューまだ?

 

83:毎日ウマ娘

無茶言うなよ8歳だぞ。せめてもう8年くらいたってからちゃうか?

 

84:毎日ウマ娘

うーん将来有望

 

85:毎日ウマ娘

元の馬の実績も十分だからなあ

 

86:他称トレーナー

あとゴングドラムちゃん怪力の部類。ジェンティルが目をつけてライアンが目を光らせるくらいの筋肉の逸材。現時点でも俺を持ち上げる程度はできる、ばんえいのそりをちょっと引けるって言ったらやばさわかる?

 

87:毎日ウマ娘

えっっっぐ

 

88:毎日ウマ娘

え?は?マジで言ってんの?

 

89:毎日ウマ娘

5トンタイヤを引いてるのは知ってるけど子供の子供でそれってやばくね?

 

90:毎日ウマ娘

あかんこのままじゃJHAが胃痛で死ぬぅ!

 

91:元新人系部長

あの~、名誉会長?JHAから鬼電きてますけど

 

92:毎日ウマ娘

監視されてて笑う

 

93:元新人系部長

あと件の二人が名誉会長が居なくて涙目になってるので今すぐ戻ってください

 

94:他称トレーナー

どこでもエンコセットもって今行くわ

 

95:毎日ウマ娘

おいばかやめろ

 

96:毎日ウマ娘

トラウマを残すな

 

97:毎日ウマ娘

いやはやまさかこうなるとは

 

98:毎日ウマ娘

てーへんだー

 

 

 

 

 

 

 

「トレーナー、いくらオレとは言えどさすがのこれは驚くぜ?」

 

「大丈夫、俺も驚いてる」

 

「ぱぱ?」

 

「……おとうさん?」

 

「なんだいふたりとも」

 

「お口がだらしなく緩んでいてよ。気持ちはわかるけどしっかりなさいな」

 

 トレーナー室と掲げられた部屋の中で、男は困惑の中にいた。なんか、入ったら小さなウマ娘がいた。背が伸び大人っぽくなったウオッカと、成長し妖艶さを増したジェンティルドンナですら最初は声を出せずにいたほどに驚いていた。

 

 無言で男の顔面にセミのように張り付いたウマ娘と男の足元に駆け寄って満面の笑顔で抱っこをせがむウマ娘……毎日本物を見ているからこそわかる……ミスティストリームとゴングドラムの魂を受け継いだウマ娘というのは見れば一発でわかったのだ。

 

 稲妻のような流星を前髪に光らせ、腰まである長い髪を先の方だけ縛ったような髪型、黄金のように輝く瞳、白一色のワンピースを着ているのがおそらくミスティストリームであろうウマ娘。笑顔という言葉そのままの見るものを笑わせる笑顔がまぶしい。

 

 一方ゴングドラムらしいウマ娘はミスティストリームと同身長らしいものの、体つきは華奢ではなく運動ができそうで、白のTシャツと短パンを着ている。鹿毛の髪は内巻きのミディアムボブ、虹彩は綺麗なマリンブルー、緑色のスクウェア眼鏡で眠たそうな半目を守っていた。

 

 すぽっとジェンティルドンナがゴングドラムを男の首から外して抱き上げ、今度はウオッカがミスティストリームを自然な動作で抱き上げた。ミスティストリームがにへ、と笑うとウオッカも思わず笑顔になってしまっている。ゴングドラムの方はジェンティルドンナを見てふわ、と微笑を浮かべた。これもまた可愛らしかった。

 

「かわいい」

 

「いい加減になさい」

 

 軽くぺちこんとはたいたように見えたジェンティルドンナの一撃は男の顔面をテーブルに沈めた。だが、自らが育てた競走馬の魂を継いだウマ娘が現れた時点で男がこうなるのは火を見るより明らか、というか今までの外部の馬主と一緒である、とどのつまりいつものことなのだ。

 

 やはりミスティストリームとゴングドラムと名乗った小さなウマ娘二人に顔を見合わせた3人はとりあえずウオッカとジェンティルドンナが抱いた状態でトレーナー室を出てそのままトレーニング場に向かうことにした。とりあえずは、ウマ娘たちに何か知っているか聞かなければならないわけで。

 

 人見知りをしない、ということは大きな収穫であったが、男と時間のループに閉じ込められたウマ娘がこちらに全員わたってきて、ウマ娘が新しく来ることがなくなった。数年ぶりの新人である。はてさてどうしたものか。

 

「あ」

 

「お、ミスティとゴン君」

 

「わたし?」

 

「ボク?」

 

 URAの本部を出た3人を待っていたのはたくさんのウマ娘……ではなく、年を重ねてなお馬体を保っているミスティストリーム号とゴングドラム号、そして彼女と彼らの系譜につながる競走馬たちであった。やはり、ウマ娘と馬を引き合わせた時のようにわかってしまうのだろうか。

 

「トレーナー」

 

「ああ、いいよ。ジェンティルも」

 

「よろしくてよ。さ、いきなさい」

 

 さっきから二人のウマ娘の視線は二頭の引退競走馬に釘付けになってしまっている。大きなタイガーゴールドの瞳と開かれたマリンブルーの瞳は自らの魂の大本に惹かれるように吸い込まれていった。抱いていた彼女らを地面に降ろす、するとステテー!と音が鳴りそうな勢いで二人が走り出した。

 

「おっ」

 

「まあ」

 

「速いな……」

 

 両手をあげて全速力で風の抵抗を受けるミスティストリームと走り方は普通なのに踏み込みが深いゴングドラム、二人とも子供にしてはかなりの速度で馬の群れに飛び込んでいく。ミスティストリーム号は自分自身を受け入れるように走り出し、ゴングドラム号はたどり着いてこいと言わんばかりに不動で、それぞれの自分自身を受け入れた。

 

「はじめまして、わたし。一目見たら、すぐにわかったよ。あなたとっても強そう、わたしもおなじようになれるかな?」

 

「………こんにちは、ボク。すごいね、おっきいんだ。まだボクじゃかてないけど……いつか抜かすから」

 

 ミスティストリーム号はまるで自分の子供にやるように一通り毛づくろいをした後小さな小さな自分を首で巻き取るようにして抱きしめた。あなたならなれる、なにせあなたは私のお母さんと同じウマ娘なのだから。私のようにきっとなれると言わんばかりに。強い抱擁を終えるとミスティストリーム号はかがむ、乗りなさいというそれに小さな彼女は素直に従う。自らを乗せた霧の女帝は最愛の母の元へ歩を進める。

 

 ゴングドラム号は矮小な自分の宣戦布告を鼻で笑うようにぶるるっと鳴いた後、自分自身ならば最低でもこれくらいは耐えろと言わんばかりに小さな自分を鼻で押した。むっとした顔の自分はそれをぎゅっと耐え、すてんと尻もちをつく。呵々大笑のいななきをした後にシャツの裾を咥えて立たせた。体をよじ登り始めた自分を振り落とすようなことをせず芝の魔王は不動のままだ。しがみついた自分を揺らして今の主人へ歩みを進めた。

 

「満足できたみたいだなー!ミスティ、良かったな。お前も」

 

「あら、ゴングドラム相手にあんな剛毅な……面白いですわね」

 

「トレーナー!トレーナー!みんなが急にこっちに……ってどぅええええ!?ミスティとゴンくん!?」

 

「ああ、そうなんだが……原因がわからなくてな。まあ、家族が増えたってことで」

 

ぐっと背が伸びスタイルがよくなったトウカイテイオーはまだ中等部だったころのように尻尾を逆立てて見慣れない二人に驚いている。ぎゅっとゴングドラム号に抱き着くゴングドラムとミスティストリーム号が落とさないようにバランスをとって座らせているミスティストリームは、突然の大声にウマ耳をペタンと伏せて驚いていた。

 

 ここに来る前は?わかんない。お父さんとお母さんは?お父さんは目の前にいる。好きな食べ物は?にんじん、りんご。走るのは好き?大好き!ととりあえず事情聴取をしてみるものの二人からは何か手掛かりになる情報は帰ってこなかった。しいて言えば、男によくなついていて、ウマ娘たちも顔を見れば懐きに行くということくらいである。

 

「まさかミスティストリームとゴングドラムがこちらに来るとは……3女神の奇跡といってもいいだろう」

 

「最後まで向こうにいたルドルフでもわかんないか。ゴルシちゃんは?」

 

「あー、あっちとこっちってもう縁がきれただろ?穴が全部ふさがれてんだ。こっちから行くウマソウルが今溢れてるんじゃねえの?」

 

「それ向こうの世界やばいんじゃ」

 

「向こうにつながってんのはひとつだけじゃねーかんなー。実際あたしが見てきたのとネオユニが見てきたのはちげーし」

 

「分岐……繫がり。あちらはたくさんつながってるけど、こちらはあちらだけ。向こうは大丈夫」

 

 なぜか世界を反復横跳びしているゴールドシップとネオユニヴァースに聞いてみるもどうやら無数のウマソウルの供給源の一つだったこの世界があちらから縁を切られたことでウマソウルがあふれかえっているということらしい、これはつまり……

 

「もしかしてほかの競走馬もウマ娘になる?」

 

「肯定……ありえる」

 

「あたしたち……なにかへん?」

 

 男の膝の上を片方ずつ独占していた小さなウマ娘の片方が不安げに男を見上げていた。もう一人の方は表情が変わっていないものの眠たげな瞳の奥は揺れていた。男は大丈夫だよと二人の頭を撫でてから集ったウマ娘たちに大きく声をかけた。

 

「全員、今の話は聞いたね?これから幼いウマ娘が増える、恐らく絶対。だから……トレセン学園を作るぞ、協力してくれ」

 

「「「「「はいっ!!!」」」」

 

 レース場に並ぶウマ娘たちは異口同音に同じ言葉を男に返した。

 

 

 

 

 

 

 

463:毎日ウマ娘

やべーよやべーよ

 

464:毎日ウマ娘

全国津々浦々の生産牧場、養老牧場、レース場その他の場所で幼いウマ娘が発見されまくってる

 

465:毎日ウマ娘

これウマソウルがあふれた原因?

 

466:毎日ウマ娘

未確認だけど海外まで現れたって聞いたけど

 

467:毎日ウマ娘

うっそやろ

 

468:他称トレーナー

あー、いまいい?

 

469:毎日ウマ娘

イッチィ!

 

470:毎日ウマ娘

この状況どうなっとんねん

 

471:他称トレーナー

悪いが俺にもわからんがいま政府と協力して日本に現れたウマ娘の子供たちはURAに集めてもらうことになった。外国は未確認だけど確認されたら対処法というかウマ娘のことに関して詳しく説明する予定

 

472:毎日ウマ娘

いや、まさかこんなことになるとは

 

473:毎日ウマ娘

つってもなー、これどうなるんだ?

 

474:他称トレーナー

競馬が続く限りはきっとウマ娘たちは生まれ続けると思う。それが向こうの世界と同じになるのかあるいは今回のように突然出てくるのかはわからない。だからおれはウマ娘の第一人者として残りの生涯をかけてこの世界でウマ娘が生きていける仕組みづくりをする。

 

475:毎日ウマ娘

具体的にどうするんだ?

 

476:他称トレーナー

まずURAを全国拡大して各地に支部を作りそこに全寮制の学園を作る。いわゆる向こうにおけるトレセン学園だ。親が必要な年齢の子たちには里親制度を用意するが、こちらは馬主さんとの兼ね合いも考える。とにかく急ピッチで進めていくよ。

 

477:毎日ウマ娘

当たり前のように言ってるが相当ビッグスケールの話だな。

 

478:毎日ウマ娘

そうか、馬主さんにとっては自分の息子娘みたいに考える人もおるでな

 

479:他称トレーナー

多分これは俺がやるべき最後の仕事だ。この世界はきっと向こうのように人とウマ娘が共存する世界になる。そうしなきゃいけない、何も知らずに放り出されたのは俺の責任だからな

 

480:毎日ウマ娘

流石にそこまではないやろ

 

481:毎日ウマ娘

んだんだ、事故であって故意じゃないし、そもそもイッチがどうにかできた話でもない

 

482:毎日ウマ娘

それよりもかわいい写真おくれ

 

483:他称トレーナー

えーしょうがないなあもう

【自分自身に乗っているミスティストリームとゴングドラム】

【ウオッカに抱き着くミスティストリーム】

【顔を真っ赤にして力を籠めるゴングドラムと余裕綽々のジェンティルドンナの腕相撲】

 

484:毎日ウマ娘

これだよ、これ。これを待ってたんだ

 

485:毎日ウマ娘

とんでもねえ、待ってたんだ

 

486:毎日ウマ娘

さすがに勝てんやろ。貴婦人やぞ。

 

487:毎日ウマ娘

慈しみを持った目をしている

 

488:毎日ウマ娘

とりあえずイッチー、さすがにスケールがでかいから俺等も協力すんべ。基金でも何でも言ってくれてええで

 

489:毎日ウマ娘

ワイ一人親方、伝手のすべてを使う覚悟で候

 

490:毎日ウマ娘

コンクリ会社社長っす、格安で卸しますよ

 

491:毎日ウマ娘

鉄筋なら任せろー

 

492:毎日ウマ娘

イッチ、ワイのとこにもウマ娘出た、どうしたらいい?とにかくかわいいんだけど

 

493:他称トレーナー

とりあえず落ち着いてからURAに連絡とってくれ。ホームページ更新した。

 

494:毎日ウマ娘

行くぞお前ら―!

 

 




 作中世界のあり得る未来の話です。これ以降男はウマ娘といちゃつきつつ世界中にトレセン学園を作り結果作中世界はウマ娘と共存を果たします。あと男の銅像が立ちます、偉大なる初代トレーナーとして。なお、中央トレセンに通うウマ娘の多くはな ぜ か 初代トレーナーの血を引いてる確率が高いそうです。フシギダナー。

どれ読みたい?

  • ジェンティルドンナとゴンくん(ウマ娘)
  • ミスティとゴンの初めてのお使い
  • 海外掲示板シリーズ
  • 全国ドサ回りウマ娘
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