船を駆り、長い航海を経て新大陸に辿り着いた者たちがいた。
「やっと到着だな」
「休んでいる暇はないぞ。何があるかわからん、早々に拠点を築き上げなければ」
「そうだな。よおし、お前らぁ!船を解体しろ!拠点に大改造だぁ!」
号令をかけるのは調査団大団長。厳しく律するのは総司令だ。
大まかに役割分担を終えると、慌ただしく人々が入り乱れ作業を開始した。
トンテンカンと槌が鳴り、次々に船が解体されていく。
「……おい、せめて2隻は残しておけよ?帰還すら出来なくなるなど笑い草にすらならん」
「わかってるさ。それより、数名ハンターを付近へ探索しに行かせよう。周囲に生息する動植物と地形、そしてモンスターの情報がいち早く欲しい」
「そうだな。そのあたりも選出しておこう」
ソワソワとし始める大団長。彼の性格をよく知る総司令は困ったように笑った。
「無論、その力は有効活用しなければな。探索隊の隊長……よりは自由な遊撃員に入れておこう」
「はっはっはっ!そうこなくちゃあなぁ!」
馬鹿力で総司令の背中を叩く大団長。総司令は背中に加わったあまりの衝撃に軽くむせ、笑いながら大団長が軽く謝罪した。
歴戦の強者だからこその独特な緩み。それは見るものに安心を、そしてほどよい緩衝材となっていたのだった。
夜になる頃には大部分の基礎は出来上がった。探索隊も帰還し、総司令の元へと情報を渡していく。
「なるほど。この付近には巨大な森が存在するのか…」
「はい。薬草などの現大陸で見かけた植物も数多く存在していました。草食竜の姿もあり、数も豊富であったため食料にも困らなさそうです」
「そうか……よし、今日はここまで。各自、身体を休め明日に備えろ」
「はい、失礼しま━━━」
「よお!ちょっと見てくれ…っと、取り込み中だったか?」
報告を終えた探索隊長の言葉を遮り、大団長がやって来た。隊長が会釈し去ると、総司令は大団長へと質問を投げかけた。
「探索結果を報告してもらっていたのだ。それで、何かあったのか?」
「おう、まずは来てくれ。見せたいものがある」
総司令が席を離れ、大団長について行く。入口付近に人だかりが出来ており、その中心にあるものを大団長は見せたいようだ。
「人が集まっているな。一体何を見せようと……これは…」
「捕獲したんだ、大型モンスターをな。まさか新大陸にも生息しているとは思ってもみなかった」
倒れているのは獰猛な獣竜種として知られる存在、蛮顎竜アンジャナフ。現大陸でも見られたが、今のところ目立った活動は出来ていなかった肉食竜だ。
「かなりの巨体だな」
「ああ。しかもコイツ、こっちを見つけた途端に襲いかかってきた。どうやら現大陸以上に活発に活動しているらしい」
「そうか…だが、これはお手柄だな。現大陸でも、調査はほとんどされていなかったアンジャナフの生態を暴くことが出来るかもしれん」
「……そういや、大型モンスターと言えばこの痕跡を見つけた」
大団長が見せたのは赤い何かの破片。それを目にした総司令の表情が変わった。
「赤い鱗片…!まさかこれは…」
「ああ。コイツは間違いなくあの飛竜、リオレウスの物だ」
「新大陸にまで生息しているとは……だが、これは大きな一歩だ。奴の縄張りが森にあるならば、アンジャナフなどの大型モンスターも警戒せざるをえん。森の外に出ようにも、空を飛ぶリオレウスから身を隠す木が少ない場所には姿を出せんはずだ」
「てことは、やることが出来たな」
「ああ。皆、森方面拠点近くの木々を伐採せよ!全て切る必要は無い、視界が開ける程度までだ!急げ!」
疲れているはずのハンターたちがすぐさま動き出す。この迅速な一体化も2人への信頼によるものだ。
「問題はリオレウスだ。奴の縄張りの範囲が知りたい…が、まだ渡航したばかり。無理はさせられん」
「ここが範囲外なら安心だがな。奴は縄張り以外に出張ることは極力しないはずだ」
「ならば某が行こう」
声を上げたのは、1期団の中でも随一の強者『ソードマスター』。総司令から直々の任を負う古強者だ。
「かの飛竜、新大陸の初陣には丁度良い…」
「お前ならやってくれそうだな。よし、リオレウスは任せたぜ〜」
大団長は手を振りながら去っていく。どうやら部屋に戻るようだ。
「まったく、自由人だなアレは。それにしてもソードマスター。新大陸に着いてからしばらく姿が無かったが、どこにいたのだ?」
「………………」
黙りこくったソードマスター。少しばかり沈黙が続き、やがてポツリと言葉が漏れた。
「……寝ておった」
「ああ、そうか……」
微妙な空気が流れる。とりあえず明日に備えるため、二人は部屋へと戻ったのだった。
主人公の武器どれにする?
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片手剣
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双剣
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大剣
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太刀
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ハンマー
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ランス
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ガンランス
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スラッシュアックス
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チャージアックス
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弓
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ライトボウガン
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ヘビィボウガン
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操虫棍
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狩猟笛