焼け爛れた手記   作:サンサソー

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まだ出さないと言ったな…あれは嘘だ。

今回は展開の流れが早すぎます。ちょっと駆け足になりすぎたな……。


滅尽龍襲来

調査団はただ一期一団で総てではない。

 

新大陸への調査団派遣は複数に分けられ、土台作成など様々な役割が振られている。

 

そんな調査団、その第2期団が新大陸へと到達して少々経った頃。とある脅威が拠点付近の上空を飛んでいた。

 

「ゴルルルル……」

 

それは漆黒の巨体に無数の白棘を生やした一体の悪魔。その鋭い眼光は眼下をあまねく貫き、生命の一つに至るまで捉えて離さなかった。

 

彼こそ古龍の一角、滅尽龍ネルギガンテ。未だ人間たちは知らないが、古龍を喰らい生命の尽くを絶やさんと猛威をふるう、古龍らしからぬ凶暴な性格の持ち主である。

 

調査団は古龍渡りに合わせて派遣される。2期団が追ったのは炎王龍テオ・テスカトル。ネルギガンテはまさに渡ってきたテオ・テスカトルを探している真っ最中であった。

 

そうして新大陸を飛び回っている時……ふと目につくものがあった。

 

巨大な船を豪快に改造して作られた拠点。そこにチラホラと小さな生物、人間が動いている。

 

目に映るものは全て敵。そんな彼が襲撃しないことなどありえなかった。

 

 

 

 

「全員逃げろ!奴から離れるんだ!!」

 

未曾有の危機。突如襲来した未知の黒いモンスターによって、調査拠点アステラは阿鼻叫喚となっていた。

 

「私と彼が時間を稼ぐ!早くここから離れるんだ!」

 

総司令とソードマスターが武器を抜き放ち、モンスターと対峙する。敵意を向けて来るものに対し敏感なのか、逃げ惑う人々から目を離し、モンスターは二人へと咆哮した。

 

「ッリャアァァッッ!!」

 

と、そこへ小さな影が一つ。上階から飛び降りざまにモンスターを斬りつけたのは屈強なアイルーだった。

 

振るわれたアイアンネコソードが頭のツノを捉えるも、その硬さに弾かれてしまう。しかしその勢いを利用して総司令たちのもとへ着地した。

 

「チッ……押し込めすらできないか」

「おお、居たのか。大団長は?」

「探索に出かけてる。なんでこんな時にいないんだあのバカ」

「うむ……しかし、そう嘆いている暇も無さそうだな。来るぞ」

 

「ゴオォォオオオッ!!」

 

モンスターが咆哮し、後ろ脚で立ち上がる。そのまま右前足を3人目掛けて振り下ろした。

 

すぐさま飛び退く3人。モンスターの前足が地面に埋まる。その叩き付けの威力に3人は肝を冷やした。

 

しかし、そこで気を緩めてしまった。彼の攻撃は何も叩き付けだけではない。

 

「ゴルゥアアッ!!」

「グニャッ!?」

 

前足に生えていた棘が射出される。予想だにしなかった攻撃に反応が遅れたアイルーは、なんとか剣で身体は守った。

 

しかし、棘の一つが無防備な頭に命中。右目を大きく抉り、眼球が潰された。

 

「な、なんと!?」

「尻尾よりも棘が優先だ!破壊する…っお!?」

 

作戦を立てている暇などない。モンスターが脅威の跳躍力で周囲を移動し、二人へ突っ込んだ。

身体を地面に擦り抉る。なんとも無茶な戦い方だが、抑えることもされていない純粋な力は凄まじい速さと威力を伴った。

 

射線から転がり逃れた二人。すぐさま攻勢に転じようと武器を構え……突如空から迫る火炎を回避した。

 

「ガァルルアアッ!?」

 

火炎は黒いモンスターを飲み込み、拠点の一部を焼き尽くしていく。火炎の主は誰か、二人は空を見上げた。

 

龍がいた。これもまた聞いたことも見たことも無い龍だ。

 

黒い巨体に4枚の翼。骨格で言えば、近いのはゴア・マガラ骨格であろうか。

 

その龍は二人に目もくれず、モンスター目掛けて再び火炎を吐き出した。モンスターは力づくで突破しようと試みるも、特殊な火炎は物理的な衝撃で阻止する。

 

しかし延々と吐き続けることは不可能。息継ぎの僅かな間にモンスターは飛翔し、龍へ掴みかかった。

 

「ゴァアアアッ!!」

 

身を捩り振りほどこうとする龍。しかし、純粋な力はモンスターの方が上らしい。龍の頭部が掴まれ、力任せに投げ飛ばした。

 

龍は拠点の一部となっていた船に激突。そこへモンスターが突っ込み、その巨体を、硬化した黒棘を龍へと叩きつけた。その際、船の一部分が破壊され落下する。

 

「なっ!?ダメだ、そこは!」

 

総司令が走り出した。落下する先、そこにはモンスターの猛攻から逃れるために隠れている人らがいた。落下する船に気づき逃げ出していく人々、しかしすぐに離れられるわけもない。

 

武器を放り投げ、装備の力を最大限引き出した総司令は素早く落下地点へと到達。落下する船の一部が迫る中、まだ逃げきれていなかった人を範囲外へと放り投げた。

 

「よし…そうだ、あのモンスターは……なっ!?」

 

ソードマスターとアイルーも手伝っていたが、状況が一変。モンスターが目敏く人々に目をつけたのだ。空から急襲するモンスター、それに気が付いた総司令が割り込み吹き飛ばされてしまった。

 

「おい、大丈夫か!」

 

アイルーが駆けつけたところへ、邪魔をされた怒りからかモンスターが襲いかかってきた。

 

低空で軸を合わせ、右前足を振り上げる。総司令を守るために迎え撃たんと、アイルーがアイアンネコソードを振るった。アイルーの中でも指折りの強者ではあるが、その力も古龍には及ばない。

 

モンスターの一振りで打ち払われ、愛用のアイアンネコソードが折られてしまった。さらには、アイルーを吹き飛ばした腕が総司令の左足に突き刺さった。

 

「があぁぁああっ!!」

 

悲痛の声を上げる総司令。しかしそれでもモンスターは止まらない。追撃せんと、立ち上がり右前足を振り上げた。

 

瞬間、爆発が起こった。先程の龍が投げ飛ばされた場所だ。

 

暗い光が絶えず放たれ、ゆっくりと龍が身体を抜き出す。その目に理性は無く、ただただ狂気の光が点っていたのだった。




うん、失敗した。展開が早過ぎた。

主人公の武器どれにする?

  • 片手剣
  • 双剣
  • 大剣
  • 太刀
  • ハンマー
  • ランス
  • ガンランス
  • スラッシュアックス
  • チャージアックス
  • ライトボウガン
  • ヘビィボウガン
  • 操虫棍
  • 狩猟笛
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