焼け爛れた手記   作:サンサソー

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遅れました。
ずっとダクソとブラボの考察してました。最近の悩みは啓蒙上がりすぎて並大抵の狂気小説では満足できなくなった点です。まあ私はそんなもの書けそうにないですけど。おお、アメンドーズ、アメンドーズ…

またまた時は進みます。


窮地の推薦組

滅尽龍ネルギガンテ、闇喰龍ミディールの襲来から時が経ち、調査団の第5期団が到着した。

 

しかし、その道中でトラブルがあったらしく2名が行方不明とのこと。

 

その報せを聞いた総司令はハンターたちを向かわせることにした。しかし、今の拠点にはハンターが少ない。

 

それは古代樹の森でとある痕跡が見つかったからだ。

 

『黒い精』

 

小さな黒い精。目に見えなくもない白い光が、靄のような黒いエネルギーに付いているその姿は、紛れもなくネルギガンテと交戦したミディールが発生させたものと同じだった。

 

古代樹の森にミディールの痕跡があった。それは森付近に構えた調査拠点アステラには決して見過ごせない脅威だ。

 

5期団のハンターたちは長期間の船旅とアクシデントで疲労困憊。まともに動けるものは少ない。

 

「どうしたものか……」

 

任務を終えたハンターがある程度帰還するまで、行方不明者の探索はできない。せめて、モンスターに鉢合わせないようにと祈ることしか、総司令に手はなかった。

 

 

 

 

しかし、その祈りは裏切られることになる。

 

行方不明者であったハンターと編纂者。翼竜に振り落とされ古代樹の森に落ちてしまっていた2人は、貪欲で凶暴な性格の持ち主、賊竜ドスジャグラスと遭遇してしまったのだ。

 

ドスジャグラスの口からは絶えず涎が垂れ流されており、一目で空腹であることがわかる。

 

ドスジャグラスは子分のジャグラスたちに狩った獲物の一部を分け与えるような一面を持つが、元が大食漢であるために空腹状態は危険度が跳ね上がる。

 

なんと子分であるジャグラスを捕食してしまうほか、格上の肉食竜であるアンジャナフなどにも襲いかかる。

 

力量の差など関係ない。自分を上回る巨体など好都合。たくさん肉が食えると全霊で喰らいつくのだ。

 

ハンターは武器を持っていない。船での移動中に外していたためだ。編纂者がドスジャグラスを相手できないのは言わずもがな。

 

ではどうするか?勝てない時は逃げるに限る。

 

森の中を駆け出した二人を、ドスジャグラスは非力な獲物と判断。腹に収めようと追い始めた。

 

「あ、あ!見てください相棒!もうすぐ森を抜けますよ!」

 

必死に走り、やがて木々の合間が広くなっていく。編纂者が指さした先に海が見えた。

 

森から出ることは、木々による追跡妨害も出来なくなる。だが、空を飛んでいた時に見えた。森の近くに大きな人造の建築物があったのだ。あれは恐らく、話にあった調査拠点アステラだ。

 

翼竜から落下したのはその建築物の近く。走り始めて外に抜けるまでそう時間はかかっていない。つまり、自分たちが走っているのは恐らく拠点側だ。人にこの状況を知らせることができる。近ければ逃げ込むことも出来るかもしれない。

 

森の中ではジリ貧。人間よりも地理を把握し感覚も鋭いモンスター相手に、森の中で撒くのは至難の業だろう。

 

いける、まだ助かる。そう思っていた。

 

重い地響きと共に、進路上に何かが立ち塞がった。

 

「グルルルル……」

 

執拗なまでに獲物を追い詰める追跡者。強力かつ凶暴な獣竜種。蛮顎竜アンジャナフがそこにいた。

 

「わ、わわわ!」

 

前門のアンジャナフ後門のドスジャグラス。大型モンスター二体に挟まれるという絶体絶命の状況だ。

 

ドスジャグラスが吠えた。その視線はアンジャナフに向けられており、注意は完全に二人から外れているようだ。彼は空腹が限界を迎えようとしていた、アンジャナフの方がよりご馳走に見えることだろう。

 

対し、アンジャナフも咆哮する。しかしその目は、どういうわけか威嚇対象のドスジャグラスではなく二人へと向けられている。

 

それを隙と捉えたのだろう。どうやらジャグラスがアンジャナフへと飛びかかった。地力の差、体格差も相まってドスジャグラスはすぐに振り落とされるかに思えた。

 

「グルォオオ……!」

 

アンジャナフが地面に押し倒された。意外と手応えの無い蛮顎竜に一瞬困惑するドスジャグラスだが、今は命を奪うのが最優先。早くこのデカい肉を腹に入れたいと、アンジャナフの首筋に噛み付いた。

 

しかし、やはり強者であるアンジャナフ。首を振るだけで牙を外し、ドスジャグラスへと噛み付いた。悲鳴を上げるドスジャグラス。アンジャナフはヨロヨロと立ち上がり、ドスジャグラスを振り回して木に叩きつけた。

 

「グルル……」

 

体力を使ってしまった。早く食べられそうな人間二匹がいたというのに。

 

辺りを見回すアンジャナフ。すぐ近くにハンターと編纂者を見つけた。

 

どうやらアンジャナフがドスジャグラスを叩きつけた際に、飛び散った木片が編纂者の頭に当たったらしい。血を流している編纂者を、ハンターが肩に担ぐ所だった。

 

「グルォオオオオッ!!」

 

アンジャナフが二人へと迫る。間一髪、駆け出したハンターはその顎から逃れた。しかしこのままでは食われてしまうのは確実だ。編纂者を担いでいるために転がることもできず、走るだけでかなりの体力を使ってしまう。

 

それでも、ハンターは諦めない。少なくとも、編纂者の命は。

 

ちょうど木の裏側に逃げ込んだ時、ハンターは編纂者を下ろし周囲に落ちている枝や低木を被せた。そして、近くにあったカクサンの実をもぎ取りアンジャナフへと投げつける。

 

カクサンの実は衝撃で破裂する特殊な木の実。アンジャナフの顔で破裂し、注意を向けさせることに成功した。

 

これで彼女は大丈夫だ。きっと救助の人が来てくれる。隠したとはいえ明らかに不自然な盛り上がり。モンスターの目は誤魔化せてもハンターたちの目は誤魔化せないだろう。

 

「グルォォオオオッ!!」

 

ハンターは森の奥へと駆け出した。できるだけアンジャナフを遠ざけるために。アンジャナフもまた()()()()()()()()()追いかけた。なんでもいい、さっさと食わせろと大きく咆哮しながら。

 

 

 

 

 

 

「……まさかこのようなことになるとは。すぐに追いかけなくては」

 

救難信号を上げ、導虫を頼りに一人の女性が駆けた。

 




まずい。最近ブラボやダクソの考察に耽りすぎて言いようのない快感(!?)を得てしまっている。まあもうピークは過ぎましたけどね(手遅れ)
秘密とは甘いものだ…MADNESS!

主人公の武器どれにする?

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