用いたのは鱗を貫く槍ではなく、瞳などの急所を撃ち抜く弓であったという。
美々しい物語には、誇張が付き物だ。
主人公の名前どうすればいいんだろう。ハンターと編纂者でいい…のかな?
ハンターという者たちは武器と四種の防具を装備する。護石や装飾品といった物もあるが、やはりハンターは武器防具に縁深い。
なぜなら、ハンターは武器防具から力を引き出すためだ。
本来、凶暴なモンスターとて必要以上の殺しはしない。喰うため以外の殺しなど、縄張り争いがヒートアップしたとしてもそうあるものでは無い。
なぜか?それは殺しというのが百害あって一利ない行為だからだ。
獲物を狩るならば良い。しかし、縄張りのために殺し合いをしたとする。そして勝利したとしよう。
残ったのは疲弊し傷の残る身体だけ。もしその時に他の敵に襲われたら?縄張りを追われるならばまだ良い。もしかすればそのまま殺され、胃の中に収まるかもしれない。
故にこそ、縄張り争いは必ずと言ってもよいほどに死者が出ない。力の差を知った敗者が自ずと逃げ出し、新たな縄張りを作る。勝者は余力を残して縄張りを得る。重要なのが『余力を残している』ということ。
戦いにあけくれ常に満身創痍。それは自殺志願の愚者がする行為であり、理解しているからこそ生命は保たれる。
故に、凶暴なモンスターに襲われた非力な人間も、拠点に戻ることができているのだ。
そんなひ弱な人間、しかし竜を狩るハンターはなぜ強大な竜と対等に戦えるのか。
それは武器防具に宿る力を引き出しているからに他ならない。鉱石ならば秘められし大地の力を、モンスターであればその身体能力を。武器の威力、防具の防御力。そこへ加わる身体の強化。この三つをハンターは竜狩りに用いるのだ。
故にこそ、ハンターは本来ならば身体が両断されていても可笑しくない攻撃を耐え、並の刃では傷つけること叶わない竜の身体へダメージを与えることが出来るのだ。
さて、編纂者を隠し自らを囮としたこのハンター。武器防具を付けていない彼女は、やはり飢えたモンスターから逃げ切ることが出来なかった。
足を引き摺っているとはいえ、歩幅が違う。さらには彼女が必死によじ登らなければいけない倒木も、アンジャナフ程の巨体であれば軽々と跨いでしまう。
しかし彼女は走った。立ち止まるな。撒くことなど考えるな。立ち向かうなどもってのほか。
彼女は諦めなかったのだ。編纂者の命だけは。
息切れが酷い。足も痙攣しもつれそうになる。すぐ後ろにアンジャナフは迫っている。
上手く動かなくなった足はついに植物に絡め取られ、派手に転んでしまった。アンジャナフが顎を地面に叩きつけ、土ごと喰らわんと抉りながら迫る。
どれほど距離を離せたのだろうか。しかし、これでやれることは全てやれた。
わたし…頑張ったよね。
生命の終わりを受け入れるために、彼女はゆっくりと目を閉じた。
瞬間、聞こえたのは肉が食いちぎられる音……ではなく。
「グルルァァアアッ!!?」
何かが弾ける音とアンジャナフの悲鳴だった。
驚いて目を開くと、アンジャナフの眼球に矢が突き刺さっている。弾けているのは電気、矢が纏っていた黄雷であった。
「あ、え…」
「ふむ、どうやら間に合ったようですね」
ハンターの彼女、その背後から弓を構えた女性が現れた。その手には弓が握られており、先程の雷矢は彼女が放った物なのだと漠然と理解する。
「後は私に任せて、休んでいてください」
女性は一度ハンターの肩に手を置いた後、持っていた弓『雷弓【獣王】』を背に掛け、腰の後ろに付けていたスラッシュアックス『ネルガルガッシュ』を取り外した。
「武器を二つも…」
「はい。どの武器も重く、やはり一つだけ持つのが理想的ですが……」
「グルルォォオオオッ!!」
アンジャナフは苦し紛れに折り畳み格納していた鼻を広げ、口から炎を覗かせる。しかし、女性は下から掬いあげるように斬り上げることで顎を閉じさせ…。
「私の目的を果たすには、一つだけでは足りないのです」
大きく振り回した後に広がった鼻目掛けて振り下ろした。ネルガルガッシュは龍属性エネルギーを撒き散らし、アンジャナフの鼻を破壊。アンジャナフは完全に沈黙した。
「改めて、貴方に名乗りましょう。私の名はシラ。栄国シュレイドが公爵の末裔にして━━━━━」
━━闇喰らいを殺す者です
栄華を誇ったシュレイド国。貴族とかもいたんだろうなぁ、てことは公爵もいるよね?
ということで、ミディールと言ったらこの人の『公爵の娘シラ』を出しました。後悔はしてません。
アンケート実施中、主人公の武器はどれだ。防具については、意見があれば活動報告の『生存報告』にお願いします。
主人公の武器どれにする?
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片手剣
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双剣
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大剣
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太刀
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ハンマー
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ランス
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ガンランス
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スラッシュアックス
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チャージアックス
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弓
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ライトボウガン
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ヘビィボウガン
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操虫棍
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狩猟笛