Live☆twinチャンネルへようこそ!   作:ライブツインのマネージャーになりたい人生


原作:遊戯王
タグ:コメディ 独自設定 遊戯王MD
遊戯王の大好きなテーマ【Live☆twin】【Evil★twin】の二次創作です。
設定にはオリジナル設定と、ヴァリュアブルブックの公式設定が混ざっておりますので、あらかじめご了承ください。
デュエル要素はありませんが、お楽しみ頂けたら幸いです。

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遊戯王の大好きなテーマ【Live☆twin】【Evil★twin】の二次創作です。
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デュエル要素はありませんが、お楽しみ頂けたら幸いです。


Live☆twinチャンネルへようこそ!

「……うん、準備オッケー」

 

「さっすがリィラっ!よーっし、じゃあ始めよっかっ!」

 

「はいはーい。……んっん、せーのっ」

 

 

 

 

 

 

 

「「Live★twinチャンネルへようこそーっ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エントランス画面では二人の少女達が動き回る。

 赤い少女が跳ね回れば、青い少女は揺蕩うように。

 多くの視聴者を惹きつけて止まない、可愛らしい容姿が目を引く画面。

 

 楽しく、愉快に、全身全霊でLiveを楽しむおしゃまな女の子達。

 彼女らこそが今を駆ける売れっ子ストリーマー*1コンビ!

 

 その名も『Live☆twins』!

 『"カワイイ"を極めるために魔界からやってきた、天使のような小悪魔コンビ!』という触れ込みで瞬く間にワールドストリーマーランキングを駆けあがってきた。

 まさに今を時めく、時代の人……否、バーチャル美少女ストリーマーである!

 

 さて、チャンネルに目を向ければ、現在絶賛配信中のマークが浮かんでいる。

 二人が行っているのは、以前行っていた案件*2動画の感想のようだ。

 

 

「リップ案件動画、みんな見てくれてありがとねーっ!」

 

 

 大きなツインテールを揺らし、天真爛漫に笑顔を振りまく赤毛に黄色を足した少女。

 彼女の名前は『キスキル』。

 派手なアクション、人を楽しませる言動から場を盛り上げるムードメーカーでもある。

 ……最近リィラがオモシロ系衣装ばっかり回してくるのが悩みの種だとか。

 

 

「売上好調らしい。早く買わなきゃ売り切れちゃうぞー」

 

 

 半面クールな顔、水色の髪に黄色のアレンジが入った少女。

 彼女の名前は『リィラ』。

 その言動から察せられるように、お金が大好き。

 お金と相思相愛であると疑わないその性格は、セリフの商魂逞しさからも見て取れる。

 

 

「DMに送ってくれた使用感とかも、ちゃーんとスポンサーにフィードバックしてるから安心してねーっ!」

 

「その方が次の案件に繋がるしねー。ありがたや」

 

「そこ言わなくてもよくないっ!?でもまー、いいリップだったよねぇ」

 

「私イメージの青リップ、ナチュラル寄りのメイクにぴったりだから。みんなも買って試してみてね」

 

「んふふ、案件じゃないのに話してていいのかなこれ」

 

「いんじゃね?貶してるわけじゃないし」

 

 

 そういうこと言っていいの!?というラインをひょいひょい気軽に踏み越えるのも彼女らの持ち味。

 これがあるから依頼するスポンサーも、半端なものは宣伝させられないとヒヤヒヤするとかしないとか。

 

 

「でもさ、今月入って案件何件くらいあったっけ?」

 

「5件。皆様支払い遅れのない、ふくよかで素敵なスポンサーだったね」

 

「ちょちょちょ、太っ腹っていいなさいっ!見てるかもしんないでしょっ!」

 

 

 そんな二人のちょっと下世話であけすけなトークは見てる人を笑顔に誘う。

 この二人、カワイイ系だけで売ってるわけでなく、体当たり的な企画やスレスレなトークが人気を呼んでいる一面がある。

 リィラにその傾向が強いようにも見えるが、キスキルもまた言うときは言う。

 ストリーマー的にどうなの!?とも言われるが、やはりカワイイは正義。

 そこらの人が言おうものなら不評を買うものも、二人にかかれば愛らしい小悪魔トークに早変わり。

 

 

「さぁーてっ!今日の配信企画の前にお知らせっ!」

 

「今日の配信終了後、歌ってみた動画を投稿するよ。会員メンバーは先行配信してたよね」

 

「ここでも言っとくけど、六花絢爛*3コスの為にスノードロップさんとヘレボラスさんにちゃんと許可取ってるよっ!」

 

「杞憂民*4も安心してねー」

 

「そんな六花絢爛feat.Live☆twinっ!この後全体公開になるから楽しみにしててねーっ!それじゃ、今日の企画ぅ……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いってみよーっ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『裏』の世界には、たとえ法を犯してでも為さねばならないことがある。

 

 例えば『企業

 世界からの信頼を失うような重要機密の漏洩。その隠蔽、奪取。

 他企業を出し抜くためならば、どんな手だって使うだろう。

 それが利益追求主義者の正しき姿なのだから。

 

 

 

 

 例えば『警察

 犯罪者を捕える為なら犯罪も厭わない。

 そんな強固、強靭、強烈な『正義』を掲げる者たちもいることだろう。

 

 

 

 

 例えば『諜報機関

 自らの行いが違法捜査であったとしても、それでも無辜の人々を悪の手から護る為に。

 いつだって彼らは『情報』を求めて暗躍して回っている。

 

 そんな世界各地に存在する『諜報機関』には、共通した大きな制限がある。

 それは『自らの痕跡を残してはならない』という点だ。

 情報を集める傍ら、自らの情報が漏れることなどあってはならないのだ。

 なぜなら彼らもまた非合法。

 故に一切の痕跡を残さず、かつ己に課せられた任務を全うしなくてはならない。

 

 そんな彼らには奥の手がある。

 彼らがいわゆる『プランB』と呼ぶ手段。

 

 それは『外部のフリーエージェントへの依頼』である。

 

 目には目を、歯には歯を。蛇の道は蛇。餅は餅屋。

 裏社会のことは裏社会の人間に任せるのだ。

 そうすることで自分達の足はつかず、『諜報機関』は舞台に立たずして任務を遂行するのだ。

 

 

 

 

 

 そんな依頼される側の裏社会ではあるが、意外にも『序列』というものがある。

 俗に『ワールドエージェントランキング』などと呼ばれているが、そこに載るのはまさしく腕利きの証明。

 その多くは名だけを持ち、実態は闇に包まれ、だというのに彼らの依頼達成率は軒並み高い。

 当然、高ランクのエージェント程仕事の達成率は高い。つまり信用に繋がる。

 各国の諜報機関はそのランキングを頼りに、依頼を行うのだ。

 無論、費用は要相談であるが。

 

 

 

 

 

 さて、ある諜報員が今回依頼した彼女達。

 暗い室内には蒼くホログラムが浮かび上がり、そこにはオリジナルのレイアウトと共に今回の『標的』が映し出されている。

 

 

「今回の依頼は『盗まれたビッグ・ジュエルの強奪』。どう、いけそ?『リィラ』」

 

「こんなの次の企画のサムネ考えるより余裕よ。そ・れ・に、こんなのいくらでもこなしたきたじゃない。怖気づいたの『キスキル』?」

 

 

 赤髪の女性は椅子に膝をついてお行儀悪く座り。

 青髪の女性は今流行りのジュースを片手に飲みながら。

 仕事着であるスーツに身を包んだ彼女達は、余裕そうな面持ちで標的を眺めている。

 

 

「そんなわけないじゃない。リィラと一緒なら例え万魔殿*5だって怖くないわよ」

 

「フフフっ、そうね。私とキスキルの前じゃデーモンだって裸足で逃げ出しちゃうものね」

 

 

 しかし侮るなかれ、その瞳はどこどこまでも真剣に。

 恋に恋する乙女のように輝かせながら、獲物までの道順を何通りも思い描いている。

 

 

「これさ、最初の持ち主から盗み盗まれを繰り返して、勝手に売りに出されちゃったみたいね。かわいそー」

 

「あらら、それはご愁傷様。まっ、私達には関係ないけどね」

 

「そのとーりっ。私達の目的はこれを頂いて、依頼主に引き渡すこと。それだけだものねっ」

 

 

 

 巷で噂のストリーマーを模した……

 否、彼女達こそがオリジナル。

 今を時めくストリーマー、その正体は!

 

 

「今回はオークション会場で盗むの?それとも別な持ち主のところ?」

 

「もっちろん!オークション会場に決まってるじゃないっ!」

 

「ふふっ、聞くまでもなかったわね。だってそっちの方が……」

 

 

 

 

 

「「サイッコーに盛り上がるからっ!」」

 

 

 裏社会のワールドエージェントランキングに彗星のごとく現れ、その盗みの腕で駆け上がってきた凄腕コンビ!

 用意周到はもちろんのこと、アドリブだってなんのその。

 幾度のチャレンジを成功に終わらせ、その名は裏社会に轟いている。

 

 

「さーてっ、それじゃ行こっかっ!」

 

「オッケー!ではではぁ……!」

 

 

 【Live☆twin】は世を忍ぶ仮の姿!

 

 彼女らこそが【Evil★twin】!

 

 世の『カワイイ』を盗むなら、彼女らをおいて他にはいない!

 

 

 

 

 

 

 

「「チャレンジ・スタートっ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むむっ、待て待ていっ!ゴヨウである───!」

 

「おっとお顔を失礼」

 

「むぎゅっ!」

 

 

 けたたましくサイレンのなる会場はてんやわんや。蜂の巣つついたような大騒ぎ。

 今回の競りの大目玉『ビッグジュエル』を盗まれた運営は怒り心頭、怒髪天。

 すぐさま警備のガーディアンズを呼ぶも、華麗に飛び回る女怪盗達に悪戦苦闘。

 

 

「お顔を踏みつけるなんてお行儀が悪いわよ!」

 

「だってあのチェイサー、私を見て鼻の下伸ばしてたんだものっ!気持ち悪いったらありゃしないっ!」

 

「ならしゃーなし」

 

「でしょー?」

 

 

 軽口を叩きながらも彼女らの走りは止まらない。

 時に飛び越え、時に搔い潜り、時に隠れ、時に突っ走る。

 神出鬼没な怪盗達に、ガーディアン達は攪乱されっぱなしであった。

 

 

「ゴヨウだゴヨウだッ!ディフェンダー部隊ッ、奴らを取り囲めッ!」

 

「「「「ゴヨウだゴヨウだッ!!」」」」

 

 

 そんな彼女らをゴヨウが囲む。

 彼らはゴヨウが誇るガーディアン部隊。

 一体一体の練度は高くないが、複数機ともなれば話は別。

 しかもその数十数機、捕まればタダではすまない。

 

 

「さぁ逃げ場はないぞ怪盗共ッ!貴様らの悪行もここまでだッ!」

 

「リィラおねがーい!」

 

「了解っ。これで……BOMBっと!」

 

「「「「ヌワーッ!!」」」」

 

 

 服に取りつけられたホログラム機構が、彼女達に有利なガジェットの役割を果たす。

 リィラが得意とするのはクラッキング、そしてそれを用いたシステムの破壊活動だ!

 このゴヨウ・ガーディアン達は連携システム(アニメ効果)を取り入れており、そこを突かれてしまった!

 彼女らを取り囲んでいたガーディアン達は円を描くように爆発四散!

 残念ながら彼らでは、彼女らを止める足枷にはなりえない!

 

 

「よっと。うん、追いつかれてないわね。リィラ!」

 

「はいはい、ゲート開いたよ。外はどう?そっから見える?」

 

「……うんっ、外までは来てないみたい。問題なしっ!」

 

「そ。じゃあ脱出しましょ!」

 

 

 大きな壁も、二人は手を取り合い難なく超える。

 キスキルは派手なアクションで立ち回り、リィラは敵の妨害を受け持つ。

 彼女らのチームワークにはどんな相手だって敵いやしない。

 この程度のミッションは、彼女らにはあまりにイージーゲーム過ぎた。

 

 

「さてさてキスキル、お目当てのジュエルは?」

 

「ふふん、もちろん……ここにっ!」

 

「じゃあ今回は……っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「「チャレンジ成功っ!!」」

 

 

 もしも彼女らに依頼をお考えであるなら、その標的は『カワイイ』ものだとなおよい。

 なぜなら彼女達の『モチベ』が上がって成功率がグンと高くなるからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーっ!!またアンチコメ付いてるっ!なになに『チャンネル画面が重い』ぃ!?それは……そうかも……」

 

「やりたいこと詰め込んじゃったもんねぇ」

 

 

 彼女達への依頼は『秘密のホームページ』に『秘密の暗号』がセットで初めて行える。

 そのサイトは巧妙に隠されており、また『Live☆twinチャンネル』もその隠れ蓑になっているらしい。

 もっとも、最近は怪盗稼業よりもそっちの方に力を入れてるとかいないとか……。

 

 

 

 

*1
ネット配信者

*2
主に企業からストリーマーに、自社製品を紹介してもらう依頼

*3
【六花絢爛】

*4
著作権や肖像権の話題が出ると現れる「大丈夫?許可取ってる?」とコメントする心配性のリスナー

*5
【万魔殿‐悪魔の巣窟‐】


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