人間殴ルーラーとドチートと凡夫どもが逝くFF人理修復(夢想姉妹視点) 作:神代リナ
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「……ん」
体内時計がそろそろ起きろと私に伝えてくる。
……眠い。昨日の夜の疲れが取れていないのだろう。
だが、昼の私は天野学院中等部3年の優等生である。
遅刻しないようにそろそろ学校に行かなければならない。
「はぁ……行くか」
私は、身体を起こしてベッドから去る。
今日は……金曜日。
明日さえ終われば身体を休められる……はずである。
そう信じながら、一階に降り身支度を整えて、リビングへと入る。
「あ、
「ん、ありがとう」
と、台所から薄い金髪の小さな少女
毎朝、朝食は姫華が作っている。
うちの使用人が仕事し始めるのは昼からだからなぁ。
ちなみに、彼女は両親を亡くした私の唯一の家族である。
……この子の、姫華の笑顔だけはなんとしても守らないとね。
「一緒に食べる?」
「んー、私の分まだ出来てないし……先食べてて」
「分かったわ」
私は席につき、テーブルに置かれているご飯を見る。
ふむ、今日はお茶漬けか。
「いただきます」
……うんうん、お茶漬けはやっぱり美味しい。
この味は癖になる。
ま、ゆっくり味わいたいのは山々だけど……急がないといけないのでパッパと食べる。
「ご馳走様」
「お粗末様でした。ちょうど私が食べ始めるところだったのに……タイミングわるっ」
「ごめん、姫華。急いで学校行かないといけないから」
「分かってる。ちょっとイジワル言ってみただけ。じゃ、行ってらっしゃい」
「うん、行ってきます」
私は、横の椅子に置いておいた鞄を持って家から出る。
まったく、うちは無駄にデカいから外に出るだけで無駄に疲れる……。
しばらく通学路を無心で歩いていると、後ろから肩を叩かれる感触。
一応、鞄を開けて、隠しつつも拳銃を握りしめる。
多分、違うと思うけど……ひょっとしたら聖堂教会の手の者や夢想家と敵対している魔術師かも知れない。
「やっほー、澪。アタシはだーれだ?」
「……朝から元気ねぇ、
そう言って、後ろを振り返るとそこには私と同じ黒いセーラー服を着ている黒髪ショートの少女がいた。
彼女の名前は、
私の小学校からの親友である。
彼女は魔術のまの字も知らない一般人だ。
「せーかい。よく出来ましたー、パチパチ」
「声で分かるわよ、声で」
「そう言えばさ、今日って宿題の提出がある科目ってないよね」
「……数学、宿題あったよ」
「……マジ?」
そんな大した事ない会話をしながら、私たちは学校へと歩いて言った。
この頃はまだお姉ちゃん呼びな姫華さん。