西部劇と水木しげるワールドをこよなく愛する警察官、洸堂桃華はある日射殺されてしまい緋弾のアリアの世界に転生した。

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妖怪武装探偵

俺の名前は洸堂桃華(こうどう とうか)女みたいな名前と容姿ではあるがれっきとした男である

 

さて、俺はつい先月までごく普通の公僕、もとい警察官だった。時代劇と西部劇、それと水木しげるが大好きな警察官

 

しかし、ある日巡回していると突如現れたAKを持った中国語的な変な言葉をしゃべるオッサンに射殺されてしまった

 

そして目が覚めるとそこはアパートの一室。しかも十代の頃に若返っていた

 

そこは武装探偵略して武偵という銃や刀を振り回して犯罪者を逮捕する超世紀末な学校だった

 

俺はそこの生徒だったらしく、ルームメイトの遠山金次と一緒にチャリをこいで学校に向かっていた

 

《ソノ チャリには バクダン が 仕掛けて あり ヤガリマス》

UZIを取り付けた三台の自走セグウェイに追いかけられる羽目に会いました

 

「ついてねーなキンジ!俺のチャリには爆弾のばの字すらついてねーからゆっくり学校に行くよ!」

 

「ふざけんな!助けろ!」

 

「武偵憲章……いくつだっけ?武偵は自立しろとかあんだろ、それだよそれ」

 

「死ねッ!UZIに撃たれろ!いやむしろものすごく惨めな無駄死にしろッ!」

キンジは自転車こぎながら大声で怒鳴る

 

「酷いなぁ。それ以前に、キンジ忘れてない?武偵憲章第一条……」

俺は武偵高の制服の上から羽織っていた横縞のちゃんちゃんこを脱ぐ

 

「仲間を信じ仲間を助けよ!【霊毛ちゃんちゃんこ】!」

俺が投げたちゃんちゃんこはセグウェイに絡みつきあっという間に横転させた

 

俺はそこからサドルの上に座りジャンプ。空中で回し蹴りを放ち

 

「【リモコン下駄】!」

俺が足に履いていた両足の下駄が回し蹴りと共に投擲され、セグウェイのUZIの部分を粉砕した

 

そして俺は懐から素早く取り出した物を振りかざした

 

「【妖怪オカリナ】!」

水色のオカリナの吹き口から飛び出した鞭が信号機に絡みつき、ターザンのように振り子運動をし、自転車に飛び乗った

 

「……おぉ、相変わらずスゲー!」

 

「見直したかキンジ?」

自転車に並走する下駄をチャリに乗りながら履き、同じように飛んできたちゃんちゃんこを羽織る

 

これらの道具は俺が転生した時に手に入れた物だ。玄関に下駄が置いてあったのを見たときはビビった

 

「もちろん!カッコいい!」

 

「そう、んじゃ爆弾は自分で処理してね。ばいならー!」

 

「あっ!ちょ、待て!待ってぇえええ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アイツ……何者よ……」

屋上でスタんばっていたアリアは呟いた

 

「あの変な柄の、カーディガン(?)はなんなのよ。記憶形状合金?何で自走したのかしら?あの履いてる変なサンダルは、無人機?ラジコンとかじゃなさそうだし……」

アリアは一人悩みながらパラシュートを片付け始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京武偵高 昼休み

 

「洸堂!あんたッ!あたしの奴隷になりなさい!」

アリアはオカリナを吹いて遊んでいた洸堂にそう怒鳴る

 

「こ・と・わ・る」

振り返ることすらなく断った洸堂

 

「へぇ……断った理由は?」

こめかみに血管を浮かべながら問い詰めるアリア

 

「そういうプレイはもっとお互いを知ってからにしようぜ」

無駄に爽やかにそういう洸堂

 

「……風穴ぁ!!!」

逆上したアリアはホルスターから二丁のガバメントを引き抜き乱射する

 

「うわぁ!危なッ!」

【霊毛ちゃんちゃんこ】を広げ洸堂は銃弾から身を護る

 

一マガジンを空にするとアリアは怒りが収まったのかマガジンを交換する

 

「あんたのことを調べたわ。洸堂桃華。強襲科二年。使用する武器は【霊毛ちゃんちゃんこ】【妖怪オカリナ】【リモコン下駄】。他にも自身の髪の毛を硬質化させて相手に飛ばす【髪の毛針】や【髪の毛槍】。電子機器を使わずに犯罪者を見つける【犯罪者アンテナ】。その攻撃手段は多岐に渡る……なんでBランク武偵なのよ?」

アリアがガバメントを構えながら聞く

 

「いゃあ、まぁ……巡り合わせが悪かったんだよ」

 

「まぁ、いいわ!今朝の爆破未遂事件の腕前の良さからあんたを私の奴隷にするの!」

そういうとアリアはガバメントのマガジンを装填し再び銃撃を始める

 

「相手してられん!くらえ!」

洸堂が【霊毛ちゃんちゃんこ】を投げる。するとそのちゃんちゃんこはアリアの小さな身体をたちまち包み込み、縦縞模様のボールが出来上がった

 

「んじゃあね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キングクリムゾン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスジャック?いやいや俺には関係ないって

 

それに俺、基本朝はゆったりのんびりしたい派なんだ。バスなんて狭い乗り物は嫌なんだ

 

という訳で俺は車輛科の友人から借りたオフロードバイクにまたがり東京市内を走っていた

 

(あぁー、学校行きたくねぇー。よし、ふけるか)

そう考えていると上空に武偵高のヘリが飛び去って行った

 

(なんだありゃ?俺と同じ行先とかだったらやだなー)

そんなことをぼんやり考えながらサイドミラーを調整。後ろから無人のスポーツカーがやってきた

 

「んだ、ありゃ?」

そのスポーツカーが増速。俺の横につく。すると運転席からUZIが生えてきた

 

「やだなぁー、死ねよ」

UZIの銃口が俺に向けられて乱射される。しかし【霊毛ちゃんちゃんこ】を広げてUZIと操縦者の目と思しきカメラを塞ぐ

 

「朝の仕事は時間外なんだよッ!」

俺は背中に背負っていた水平二連ショットガンを片手もちして引き金を引く。発射された10ゲージ散弾が後輪のタイヤを粉砕させ残る一発が前輪のタイヤを破壊する

 

「なんかあったのかぁ?」

いったん口に10ゲージ散弾を二発咥え、ショットガンを口元に持っていき籠める

 

すると目の前にバスが見えた。そのバスの上に人が見えた。あれは……

 

「キンジ?なにやってんの?」

屋根に登ってなんかかざしている

 

というかすぐ横にさっきのスポーツカーが!UZI掲げてキンジ狙ってるよ!

 

「バカキンジッ!」

するとバスの下からアリアが飛び出してきて、キンジを庇うように突き飛ばした

 

「クソッ!間に合えッ!」

俺は慌ててヘルメットを脱ぎ捨てる

 

「【髪の毛針】!」

俺の頭から射出されたのは硬質化された髪の毛。髪の毛はスポーツカーの後部に金属音と共に連続して突き刺さる

そのうちの何発かがタイヤを破壊。結果UZIの昇順をズラした

 

「ヒッヒヒ!」

故障したスポーツカーの横を通り過ぎ、すれ違いざまにショットガンを発射し、UZIを横薙ぎに薙ぎ払う

 

「ぃよぉ!キンジ!なにやってんだ!?」

ショットガンを背中に仕舞い、バスと平行して走る

 

「桃華!悪い、手を貸してくれ!バスジャックだ!」

キンジがバスの上からそう言ってくる

 

「はぁ!?まじかよ!」

そう叫んだとき後ろから銃声が響く

 

サイドミラーで新たなスポーツカーを確認した俺は懐から一丁のリボルバーを取り出す

 

S&W、M686。マッドブラックのボディに装弾数八発に増設した特注品である

 

俺はサイドミラーを見ながら肩越しにリボルバーを乱射。スポーツカーはタイヤとエンジンを貫かれて横転した

 

「ひぃやぁっほぉぉおぉおおおおお!!性欲を持て余すぅーううぅぅぅ!」

テンションが上がった桃華はその場でドリフトしてバイクを止める

 

未だにしつこく追ってくるUZI搭載のスポーツカー。対する俺はバイクを降りてリボルバーを腰だめに構える

 

映画で散々みた早撃ちである

 

シリンダーに残されていた六発の弾丸はスポーツカーのタイヤを吹き飛ばしことごとく横転させた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行機の中で明かされた驚愕の真実。峰理子が実は!あのルパンの子孫だった!

 

本来いる必要のないはずの俺だが、この日ばかりは俺のアンテナがビクンと来たのさ

 

「さて、理子くん。ハイジャックにんか起こしたらダメだよ、君ぃ?」

 

「いいからそこどけよ。オルメスが殺せないだろ?」

客室に離脱したキンジを庇うためにもここはどけない

 

「さて、理子。真面目な話だやめにしないか、こんなことは」

 

「……断る!」

その瞬間。理子のワルサーが火を噴いた

 

俺は【霊毛ちゃんちゃんこ】を広げ、弾丸を防ぐ

 

「うぉらぁ!」

襲い掛かるナイフと俺のリボルバーが鍔迫り合いし、死角から理子のワルサーと俺の【妖怪オカリナ】の剣がお互いの喉元に突きつけられる

 

「「チッ!」」

お互いを蹴り飛ばし、理子は再びワルサーで弾幕を張ろうとするが

 

「【髪の毛針】!」

機関銃のような髪の毛による弾幕を前に理子もたまらずバーのカウンターに逃げ込む。無数のワイン瓶が割れ、理子に降り注ぐ

 

「髪の毛が武器なのはテメェだけじゃないんだよ!」

 

「ふざけやがって!」

弾幕が途切れると同時に理子が突撃してくる

 

それと同時に理子は己の髪を操り、巻き取ったワイン瓶の残骸を投げつけてくる

凶器と化した尖ったワイン瓶を俺は【霊毛ちゃんちゃんこ】を上半身に纏うことにより回避する

 

「くらえ!」

そこへ理子のキックが俺の下半身に突き刺さる

 

「くぁwせdrftgyふじこlp!!?」

 

「はぁーはぁっはぁっはぁっはぁッ!不能になれ、クソッタレ!」

俺は名状しがたい激痛に襲われ、気を失った

 


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