いみを探して   作:超試練14門6万職自由レベ93↑魚横

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 短い。
 主人公は盟友じゃないです。











1.プロローグ

 力が欲しい。

 

 その理由はいくつかあれど、余計なものを除いてしまえば、思う事はただそれだけだった。

 それが、自分の存在理由になると思っていたからだ。

 

 

 気が付いたら居た、小さな村。

 小さくとも、この大陸においてトップクラスに重要な要素を持ち、トップクラスの人材を育てることが出来るこの村。

 

 

 気が付けばそこに居た俺は、初めからそこに居たようにして在り、だからこそ違和感なく、違和感を抱えながら、呑み込んで生きてこれた。

 

 そして、ただひたすら、こうなる前に無為に過ごしてきた時を振り払うように励み、のめり込み、そして、俺はそこから消えてしまった。

 

 

 

 その村の、俺を含めた3人の秀才。

 その内の一人と共に研究していた、失われた古代呪文の一つ。

 

 隣にいたアイツの顔から落ちた汗と言う名の雫は、その呪文を構築していた呪文の方陣に歪みを生み、呪文の暴発を招いた。

 

 

 一部が滲んだ模様から、どす黒い魔法が放たれる。

 咄嗟に張った防御呪文は、俺だけしか守ることが出来ず、更に言えば、自分自身も守り切れなかった。

 

 狂った魔法の刃は、防御呪文によって拡散し、結果的に中途半端な成功の結果を引き出して、俺を遠い彼方へと消し去った。

 

 俺の目に、形無き刃に貫かれる友の姿を残して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────おい、大丈夫か!なんてこった、顔色が悪すぎる!」

 「いや待ちな、この耳、エルフじゃないかい?」

 「なんだって!?本当だ、ここいらじゃ滅多に見る事も無いってのに……」

 

 

 近くで聴こえる騒がしい会話に、無理矢理意識が戻ってくる。

 

 だが、それと同時に、体中に激痛が駆け巡る。

 

 

 「───ッ!グぅッ!!?」

 「あっ!気が付いたか!おい、大丈夫か!?」

 

 

 神経を引きちぎられるような痛みのせいで、大声で聴こえる声に文句を返す余裕もなく、僅かに浮かびかけた意識が再び落ちていく。

 

 ───ここはどこだ?俺は、アイツはどうなった?俺たちに何かあれば、可愛い妹分も悲しむ……、ああ、痛くて、眠い。

 

 

 「ああこら!あんまり動かすんじゃないよ!誰か人を呼んできておくれ!」

 「あ、ああ!おーい!誰か来てくれー!担架だ!教会の人も呼ん────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 強く引き戻されるような目覚めに、カッ、と目を開ける。

 それと同時に、ガバリと勢いよく身体を起こして、辺りを見渡す。

 

 

 ────呪文の暴発はどうなった?

 

 

 小さな短い悲鳴と共に、俺の視界に飛び込んできたのは、二人のよく似た少女らの姿だった。

 

 驚きの表情で、手を肩の横まで上げ、やや不自然な体勢で仰け反っていた少女と、体勢は違和感無いものの、手を胸元に抱くようにして、目を驚いたように開いた少女。

 

 二人ともややキツめの印象を受ける顔つきだが、流れるような長い髪と、顔立ちも良い。まぁ、美人は見慣れてしまった立場だから、これ以上何か思うことは無いが。ましてや子供だ。

 

 

 直前の記憶、想定していた状況とはかけ離れた状況を理解出来ない俺と、驚き固まる彼女たちの間に、間違いなく数秒、無言の時が流れる。

 

 そうして俺が口を開こうとした途端、仰け反ったまま固まっていた少女が、赤らめた顔で俺を指さした。

 

 

 「あ、お、起きるなら先に言いなさいよ!」

 「いや姉さん、それは流石に無理だと思う……。」

 「何よ!ルコリアだってびっくりしてたじゃない!」

 

 

 俺を置き去りに、やいのやいのと騒ぐ恐らく姉妹と、開け放たれたドアの傍からこちらを見つめるいくらかの子どもの視線に、張り詰めていた緊張の糸が、緩む感覚がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

──ツスクルの村──

 

 

 「知らない!私一人だって、レンさまを見つけるんだから!」

 「あっ、おい待て!」

 

 

 聞く耳持たず、といった様子で飛び出したエルフの少女。

 エルフの少年が、咄嗟に手を伸ばしたが、届くこともなく、追いかける間もなく遠ざかっていく姿に、追いかける事は困難だと、伸ばした手を戻して、もう一人へと向き直る。

 

 

 「はぁ……。フウラのことだ、息巻いてはいても、恐らくアズランで立ち往生することになるだろう。若葉の試みに合格出来ていないのだから、なおさらな。キミも、ヒメア様から何か頼まれごとがあるんだろう?ボクがフウラの所へ行っても意固地になるだけだろうし、別行動だ。」

 

 

 エルフ故に少年に見えるアサナギは、そういって、もう一人残ったエルフの少女へと紙を手渡す。

 その紙には、アサナギと連絡を取る為の、連絡先が書いてあった。

 

 

 「シア、どこかへ消えたレンについてだとか、何かあったら、この宛先で手紙を送ってくれ。キミの変わりようだとか、レンが消えた理由を細かく問いただしたい所だけど、世界樹の件もある。何か気付いた点があればボクからも連絡をするから。」

 

 

 そういってアサナギは立ち上がると、挨拶もそこそこに村を出ていった。

 

 

 残った、シアと呼ばれたエルフ。

 

 ツスクルの村にある学びの庭という、このエルトナ大陸でも有数の学校。

 その学校の試験、『若葉の試み』を無事……運よくクリアした彼女は、去っていくエルフの姿を見送った。

 

 

 彼女も、彼女であって彼女ではないという問題を抱えてはいる。

 

 だが、この村の長、ヒメアから聞いた話や、自らの身に起こった謎、そして確かめなければいけないものを確かめるために、村の道具屋でいくつかの薬草を買ってから、しっかりと装備を身に着けて村を出た。

 

 

 

 

 

 つい数日前に、ある隠れ村が焼かれるのと同時に、アストルティアの中央大陸、レンダーシアに昇った光。

 そしてその光を隠すかのようにレンダーシアを囲った闇。

 

 不安を感じる闇に呼応するように、各地で不吉な事件が起こり始めていた………

 

 

 勇者と、その仲間の目覚めは近い。

 

 そして、その運命に巻き込まれた者も、自らの『今』を取り戻すべく、未知の地から、渦中へと動き出した。











 今作での古代呪文は、ニフラムとルーラが混ざったものを失敗してます。
 ニフラムは公式曰く、退散呪文だそうですよ。悪霊退散悪霊退散。

 あと、別に名前はレンダーシアにかけてる訳では無く、たまたま流用した自分のメインサブの名前がそうだったからです。ダ―は居ないし出て来ません。

 曖昧で思わせぶりな書き方は、ストーリーの細部を覚えてないからですね。
 Wii時代のなんか覚えているはずもなく……キャラの口調にミスがあったら申し訳ない。
 某姉妹の口調は余所行きとで2種類あるっぽいのは理解している。

 エルデンリングとPhasmoPhobiaに飽きたらDQXのストーリーやり直してきます。
 DQXオフライン、せめてストーリーがVer4まであったらなぁ……
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