頑張れ、お姉さま!   作:かりん2022

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レッツ、ぱーちー!(言えてない)

「なるほど、つまり悠仁は末弟なのだな」

 

 にーちゃ達は、俺の説明を聞いて頷いた。

 トリオンを与えて体にしているので、異形ではない。

 俺、すごい!!

 俺はにへらっと笑う。

 

「そう。だから、にーちゃ達は招待してあげようと思って」

「招待?」

「俺の楽園」

 

 ようやく思い出したのだ。

 俺は捧げられて、なんでかマザートリガーと一体となって生まれた。

 俺は星になる。そうして、ねーちゃは星の支配者となるのだ。

 

「ただ、ねーちゃは俺と一つになっちゃったから、分離しねーと。本当の宿儺の器、伏黒を手に入れるか、俺とねーちゃでお星様をして、王様を探すかしねーと」

「王様を?」

「そー」

『ならば伏黒を贄にする』

「てことで、にーちゃ達は、伏黒を捕まえてきてくれない?」

「それがお前の為になるのか?」

「そー」

 

 脹相は考える。そうして、頷いた。

 

「じゃあ、俺は星を作ってるな。動けなくなるから、植物とか色々な物も持ってきてよ」

『裏梅達に会うことがあれば、声を掛けて欲しい』

 

 そうして、俺は宙に浮かんでいく。

 俺が作り出すのは、トリオンによる大地。建物。母なる星、全て。

 

「なるほど、新しい世界、か。凄い術式だな」

 

 戸惑いながらも、3人は納得して捜索に向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、呪専。五条は怒り狂っていた。

 

「悠仁にしてやられるなんて! 何やってたんだよ、マジで!!」

「ヒィィ、すみません! すみません!!」

「東京の真上に現れた島……悠仁が言ってた星ってまさか……。ちっ忙しいってのに。あれはあれで気になるけど、メロンパンの討伐優先ね。悠仁は殺しをするタイプじゃない。もちろん、あれはあれで対処するけど」

「わかりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 一方、メロンパン。

 

「なんだあれは」

「あれこそ、宿儺様が私たちにご用意してくださる楽土です。呪霊の楽園が、そこにある」

「なるほど、あれが」

 

 裏梅の言葉に、漏瑚が声を上げる。

 

「ならば、もはや貴様に従う意味はないな」

 

 特級呪霊達は東京上空にできた島へと移住をしていく。

 

「まっ 待て……っ」

 

 メロンパンに従う呪霊は、もはや術式で従えた者のみとなった。

 そして、受肉した者達も、続々と向かっていく。

 もちろん、宿儺に恋する女である万もである。

 

 

 そして、なし崩しに呪霊と術師が、東京上空の島に集まっていく事となる。

 その過程で、呪霊の存在は明らかにされ、呪霊を見えるように出来、攻撃もできるようになる武器がばら撒かれるのだった。

 ボーダーと呼ばれる彼らも、突出したものは東京上空の島にさらわれていく事になる。いや、ボーダーこそが攫われていく事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一ヶ月後。

 

【レディースアンドジェントルマン! この星の王様を決める戦いが今始まる! 別に殺し合わなくてもいいけど、皆で決めた、かつトリオンの多い人が王様だよ! ねーちゃも、俺を手に入れたかったから勝ってね❤️】

『むぅ、甘やかせすぎたか。まさか俺に噛み付くとは、我が妹ながら豪胆よ』

 

 

「なんでもいい。お前なら津美紀を救える。そうだな」

「そだよ。ただし、もう俺、王様の言うことしか聞かねーから。まずは王様になれ。話はそれからだ」

「はっ やってやるよ!」

 

 津美紀を救うため、伏黒は、吠えた。

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