エレン・イェーガー=アグニカ・カイエル説   作:連邦士官

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第1話

 アグニカ・カイエルとは何者だったのだろうか、筆者は考える。筆者は単なる一介の芸術家に過ぎないことをここに記する。そして、私にはアグニカ・カイエルを見るに前世で見たエレン・イェーガーにしか見えない。

 

 その論拠を並べていこう。

 

 第一問、アグニカとギャラルホルン

 

 アグニカは昔は熱血漢であったと言われる。エレンも熱血漢であった。モビルアーマーは始祖ユミルにより作り出されたジークの仲間だと見れる。プルーマはスペイン語で羽根、羽根と言えば翼、これはエレン・イェーガーの自由の意思に翼があるわけでこの増幅型巨人に一種の自由を夢見たのかもしれない。

 

 アグニカ・カイエルもまた大規模な厄祭戦を納めはしたが、地ならしのように文明を衰退させている。そして、厄祭戦により、地球という壁の内側と戦っていた壁の外の勢力、悪魔のマーレ人の様な月は壊滅した。これが地ならしである。

 

 さらに言えばアグニカ・カイエルには同士たちがいたがいわゆるカイエル派である。これらが地球社会を4つに分断したギャラルホルンのメンバーであるが、アグニカは政治ができない革命家だったと思われる。政治ができないのに革命を企てる知能指数がグリシャであったとも考えられるのだ。

 

 ギャラルホルンとは“巨人”であるミミールが知恵の泉から水を組み上げる際に使っていた盃とされる。巨人関係ではあるがこれは何を意味するのかというと、知恵の泉とはミミールの知識が溶け出したものそれはユグドラシルのもとに有る。

 

 ユグドラシルは巨大な大木であり、世界観などを表し、ユグドラシルは様々なものにつながる。つまり、ユグドラシルとは始祖ユミルなのである。ユミルが残念な夢見がち夢女子系奴隷のカプ厨土遊びなのは諸兄らには周知の事実ではあるが、ユグドラシルというユミル、そして知恵の泉、つまりこれは道である。

 

 であるからして、進撃と始祖の巨人を持ったエレン・イェーガーはユグドラシルと知恵の泉を持っていたが結局、ラグナロクを避けられなかったオーディンに似ているのだ。つまり、ラグナロクもまた地ならしである。ムッスペルの巨人スルトの進撃は地ならしのように熱を帯び、スルトの炎の渦がその世界を焼き尽くす、九つの世界は海中に没する。

 

 ギャラルホルンとは地ならしと厄祭戦を結びつけるヒントであったのだ。大体は始祖ユミルとエレン・イェーガーが悪いが、ジークとグリシャが始めた物語も悪いのは周知の事実であり、エルディア人が悪魔の末裔ではなく、マーレに住んでいるグリシャから悪魔が生まれたのならマーレこそが悪魔の国家である。だから、ライナーがあぁなるのは仕方がなかったと言うやつだ。みんな同じなんだからあの世界は始祖ユミルが作り出した箱庭世界であるので、責任はすべて始祖ユミルに帰る。

 

 ユミルの民復権派というただの古文書推理サークルも無垢なのだから理解してくれるだろう。

 

 地ならしが必要だとしたイェーガー派もギャラルホルンの厄祭戦で戦ったアグニカ派も政治がうまくなかったのは周知の事実だ。

 

 

 

 第2問、戦闘

 

 アグニカ・カイエルは巨人であるエイハブリアクターを搭載した【悪魔の名を関する】ガンダム・フレームシリーズの“始祖”たるガンダム・バエルで厄祭戦で“進撃”したわけであるが、この事実は見過ごせない。

 

 ガンダム・バエルとは何かを説明しよう。

 

 ガンダム・バエルとは大気圏内を“自由に飛べる翼”を持ち、“二本の剣”で相手を撹乱し、モビルアーマーの首を切り落とす。モビルアーマーは一気に仕留めなければ徐々に回復してしまうのが常であるが、モビルアーマーの首や頭に致命傷を与える、空を飛ぶ、二本の剣これらが持つ意味は立体機動装置である。

 

 ここまで酷似した戦い方はあるだろうか?なぜ、バエルソードは折れないと言われたのかは説明に容易い。

 

 本来はバエルには進撃の巨人ではおなじみの鞘があったのだろう、バエルソードが折れても次々に替刃をするので、けして折れないし、切れ味が鈍らなかったのだ。

 

 そして、ガンダム・フレームなどが土に埋まっているのも壁に埋められている巨人の暗喩だったのであろう。でなければ脚本の人は何も考えずにライブ感だけで土から発掘しましょうとなるわけだから、そんなことはありえない。この説が間違っていたらライナーが口にライフルを咥えて謝罪するくらいありえないのだ。

 

 そして、ダインスレイヴとは何だったのかというとあれは雷槍である。雷槍といえばミカサが壁を破壊した悪魔の巨人である鎧の巨人の口の中にアーンとしてあげたことで、有名であるがそれこそがダインスレイヴだったのだ。でなければ近代兵器を耐えきり、何度だって立ち上がるライナーが雷槍ごときに負けはしない。だから、諸兄らもライナーにあったら友達ごっこは楽しかったのか?裏切ったあとに食う雷槍の味はどうだよ。この害虫がと気軽に声をかけてあげることを推奨する。

 

 きっと、ライナーなら「俺が悪いんだよ」と言うので、マルセルに認められてマルセルになりたかっただけだもんな、仕方がなかったんだよ、今も昔も子供だったお前に何ができる?社会や環境が悪かったんだ、だから地ならしをしても許されるはずだよな教えてくれよライナー、裏切りながらも食う飯の味とやらをさ。壁の中は分け合う精神はなかったよな。お前はマルセルに巨人を分け合われて良かったな。すまん言い過ぎたな、頑張れよ英雄、マーレへの忠誠心を書いた文豪鎧の巨人と励ましてあげろと私の脳内にいて道を授けてくれる始祖ガビルがおしゃられてるので、これも仕方がないのだ。

 

 閑話休題、つまりアグニカ・カイエルの派閥、アグニカ派にはハンジとキースとクサヴァーとジークのような人物たちもいたのだろう。そして、セブンスターズの中にアグニカ・カイエルの家名がないことからして、アグニカ・カイエルはミカサのような人物に操を立てて子供を作らなかったのか、巨人の継承者だからこそ子供が作れなかったのではなかろうか、それとも父グリシャのように育成失敗息子達が出るのではなかったのかと恐れたのではないのかと愚考する。

 

 第3問、エレンと自由

 

 ここまで聞いた諸兄らの中にも2.6%ぐらいはまだエレン・イェーガーみたいなテロリストの夜中に叫んだり、お前が一番奴隷だろ。進撃ってなんだよどちらがというと通り魔だろ殺されたいならそう言えよ。ミサカに引きずってもらいたいとか気持ちが悪いやつだな好きなら好きといえ、だからグリシャの息子なんだよ。お前が始めた物語だよなエレン・イェーガー。お前のその正義感に溢れたツラ構えを見るたびに吐き気がするんだよ。こんな正統派アナーキストの革命ぶった暴れたいだけの奴がアグニカ・カイエルと同じ訳がないだろと思う芸術を愛する人がいるかもしれないので解説を続けよう。

 

 アグニカ・カイエルもエレンも当初は自由であったが巨大な敵と戦う内に不自由へと成り下がった。つまりこの自由への構図もそうなのだ全ては自由への渇望から始まる。マクギリスも自由を求めた結果、バエル脳になってしまったのも記憶にあるだろう。

 

 エレンポイントを集めようとしたが暗躍をしたためにエレンポイントが反転してしまったのではなかろうか。イズナリオ・ファリドを芸術品にしただけではエレンポイントやユミルポイントはたまらないのである。絶えず、自らを地獄に落とし進み続けなければいけないのだ。それをできなかったのが彼の評価が低い点であるから。おそらく、今まで貯めてきたユミルポイントとエレンポイントをアグニカポイントに交換して、バエル交換券を手に入れたのだろう。バエルを手に入れても自由への意志や自分の背中を押せないマクギリスにはバエルの真価が発揮できなかったのだ。

 

 本当にエレンポイントを集めた、またはアグニカポイントを集めていたのならば、皆バエルのもとに集えなどと言わなくても、人は集まる。集まらなくても座標の力で強制集客力があるのでなんともないわけだが。つまり、エレン力の欠如が最終的な負けではあったが、終盤の鉄華団は裏切らないなどのエレンポイント荒稼ぎキャンペーンとガエリオとの決闘で順位が上がったかに見えたが、ガエリオはライナーポイントとエレンポイントとアグニカポイントを稼いでおり、かつ裏切者の親友により、ガビ山ポイントを荒稼ぎしたので勝てるわけがなかったのである。

 

 あの世界はポイント至上主義のため、何のためにしたかで獲得ポイントが変わるのだ。そういう意味ではお遊び革命により、マクギリスはマイナス補正のグリシャポイントを手に入れてしまったのも手痛かった。始祖ユミルはワンオペ奴隷夢女子なので、グリシャみたいなのは駄目なのである。

 

 逆に、エレンポイントを手に入れたのはオルガと三日月・オーガスであろう。三日月はエレンポイントを大量獲得をしてアグニカ・カイエルを見たとバエル、バエル、バエルの三拍子バエル芸人にお墨付きを貰ったのだ。

 

 三日月がバエルを手にしていれば進撃脳の持ち主であり、他人も進撃させ始める三日月はエレンポイントをオーバーフローさせ、ラスタルを倒せていただろう。この世界においてはラスタルが有能ではなくジュリエッタとガエリオが集めた各種ポイントの修正力により、勝てただけなのだ。序盤から中盤はラスタルが負けていたのはイオク・クジャンというデバッファーが味方にデバフをかけるという快挙をなしたからであろう。

 

 イオク・クジャンは芸術品にふさわしい逸材であり、。偉そうなやつと偉くないのに偉い奴で嫌いなのだが、イヤ…もうむしろ好きになってきている。ラスタルの勝利ではなく、ガエリオとジュリエッタの加点、オルガ・イツカの失点発言などが組み合わさり、負けてしまったのだ。

 

 オルガ・イツカはライナーポイントを集めるべきであったのだ。三日月がいくらエレンポイントを集めて、それをアグニカヂカラに出力させれてもオルガの停滞した俗物発言や安定を求めて立ち止まったことが敗因でもある。

 

 しかし、無事三日月とオルガが育成を成功させ進撃力をあげたライドには敬意を評したい。しかし、途中でタカキがベルトルト・アルミン脳を発動させたので育成力については相殺であろう。ヒューマンデブリやら孤児という立場から裏社会でのし上がり、火星の地位を上げるのには役に立った鉄華団はある種、革新などの配点が高くアグニカポイントやエレンポイントの稼ぎ場であることは周知の事実なので、諸兄らが鉄華団に入った際にはぜひ、エルヴィンのように頑張っていただきたい。筆者は集めないが。

 

 話はそれたが、自由をある程度手にしても止まれないことから三日月・オーガスが一番のエレンの意志を継ぐ8割エレン・イェーガーと言えるだろう。三日月の考えがわからないから不気味だとされたのもエレン・イェーガーとの共通点である。

 

 第4問、エイハブ・リアクター

 

 以上のことは初級編であり、周知の事実なので、これ以上深くは言わなくてもご存知のことしか並んでないために、もうわかってるよと言われてしまうかもしれない。

 

 阿頼耶識システムにより体を繋いだMSと体に繋がった巨人、この類似性の説明をしよう。まず、阿頼耶識は脊髄に加工を施して耐えきれないものは阿頼耶識システム搭載の機体のパイロットにもなれずに死ぬ。つまりは、脊髄液と一緒の立ち位置である。ジーク産ワインよりは致死率は低いようだが。

 

 まずはMSというのは大体は工作機械から始まっており、始祖ユミルも工作機械として道を作り、橋をかけてグリシャたちをうぉぉぉぉぉぉ!させたことで有名ではある。

 

 つまるところ、フリッツ王の操縦する機械程度の女のユミルはMSと同じで、また巨人を作るという点ではMAでもあった。デンドロビウムみたいな女である。この点から見ても、阿頼耶識システムは巨人の神経接続と共通しているのが見て取れる。

 

 しかし、惜しむらくは始祖ユミルの力を再現しきれなかった技術力であろう。その奇跡にも似た巨人を再現できていればバエルがMAとMSの一部を操るようなことも出来たのにも関わらず技術不足である。

 

 また、阿頼耶識システムは機体の中に座標のような力が入っており、そこから力を引き出すことで自分のコストパフォーマンスを上げれるが同時に脳に過負荷がかかる。そして、その過負荷を受けて戦うのがアイン・ダルトンであり、アインの運命力に接続されたガエリオが勝てるのは訳ないのだ。二人分のエレンポイントを使えるのだから。

 

 話はそれたがMSについては悪魔の名を関する。それらはまた神としても扱われる悪魔達だ。我々は悪魔とエルディア人を評価する人間たちを知っているが同時に巨人により労働力を解決すればそれらは神にもなるだろう。

 

 そしていちばん大事なのはあのユミルが契約した虫とガンダム・フレームは関係はあるのか?だ。結論から言うと大いに関係はある。あの虫はバエルの原型だからだ。

 

 ある文献によるとをバエルには、モノを透明として当事者が見たいときにしか見られない様にしたり、膨大な知識を与えたりする力があるとされる。この現象はエレンが始祖と進撃の力を手に入れてグリシャにしたことを考えればわかるだろう。

 

 蜘蛛のような節足動物の姿で現れるのがバエルであり、虫、ハエたちの王とバカにされたりもすることからわかるようにバエルはあの有機生物がモチーフなのだ。

 

 そして、そこに巨人としてのエレン・イェーガーと兵士としてのエレン・イェーガーの戦い方。鳥になろうとしたエレン・イェーガーの意思を元に飛べるように作られ、腕からは雷槍もどきのレールガンも撃てるわけだ。だとするならばラスタルが恐れるのも無理はない。進撃、革新派の象徴こそがバエルであることからわかるようにバエルは、エレン・イェーガーの意志を反映する。ならば、ラスタルなどはどうなるのかは想像に容易い。殲滅対象だ。

 

 しかし、前述のとおりバエルを扱うにはマクギリスはエレンポイントが少なすぎた為に失敗をした。三日月・オーガスというエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンの要素が入った始祖ユミルも納得の人材がバエルに乗り、アグニカ・カイエルをなぞれば世界は彼らの勝ちであっただろう。つまり、マクギリスはアグニカ・カイエルに憧れすぎて、アグニカ・カイエルの本質であるエレン・イェーガーには成れないから負けたのだ。

 

 エレン・イェーガーにはなりたくてなるのではなく、生まれ持った資質こそがエレン・イェーガーたらしめるのだ。ましてや、エレン・イェーガーの要素とミカサ・アッカーマンの要素が入った三日月・オーガスには敵うものはいないが彼はここではないどこかを探求する進撃を戦いの中で、戦いの中に見出してしまったがために進撃力が落ちてしまい、死亡した。

 

 また、エレン・イェーガーが何故死んだのかというのも似ている。エレン・イェーガーの末路にまで似るのは生まれ持った性質がエレン・イェーガーのような混沌の中でしか生きられないものだったからであろう。

 

 以上の事柄からエレン=アグニカ=三日月の図式は完成し、英雄も戦場が終われば人殺しとして社会に馴染めず殺されるという諸行無常さをあらわしている。

 

 ここでこの文章を終わらせて貰おう。最後に私の名前は何者でもないので書かないがこの世界に来たときにエレン・イェーガーを三日月に感じたものとだけ言っておく。

 

 

 

 




 オルガとライナーの限界サウナ小説書いてみたい。


 

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