絶望的世界にアーチャーの力を持った男がいたら   作:九九八十七

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主人公の隊服は穂群原学園の制服をイメージしています。


1日目 午前③ 「さあ、リベンジマッチだ」

 「...七瀬さん。」

 

 「はい。」

 

 「彼はなぜポカーンとしているのかしら。」

 

 

 ( ゚д゚)

 

 

 「おそらく自分一人しか男性がいないからでしょう。」

 

 「ああ、なるほどね。」

 

 「向こうの基地に行くまでの航路には多くのキャンサーがいて貴方を安全に送れる確証がないの。申し訳ないけどわかって頂戴。」

 

 

 はっ...

 

 逆に考えればキャッキャウフフの展開では?!

 

 

 「ただし、変なことしたら...分かっているわね?」

 

 

 慎ましく生きよう。

 

 皆といい関係を築けるといいな!。

 

 「了解であります!」

 

 「理解が早くてたすかるわ。じゃあ、渡した隊服に着替えてきてちょうだい。」

 

 

 ◇

 

 

 「サイズは問題ないかしら。」

 

 

 何というか、学校の制服みたいだな。

 

 というか...この服、見覚えがあるような。

 

 

 「ええ、サイズもばっちりです。」

 

 「では、電子軍人手帳をだしてもらえるかしら。」

 

 

 手帳を取り出す。

 

 おお、すっげえ未来的だなこれ。

 

 

 「そこにあなたのセラフィムコードが記載されているはずよ。」

 

 

 っと、これか。

 

 ...。

 

 

 「あとは、電子軍人手帳を天にかざし、セラフィムコードを口にすれば、セラフがあなたのもとに舞い降りるわ。」

 

 

 言われた通り、手帳を天にかざす。

 

 

 『One for all』

       ――――――ひとりはみんなのために

 

 

 瞬間、空に裂け目が走り自分の真上にブラックホールのようなものが現れる。

 

 そこから降りてくるのが俺の...俺の

 

 

 「ん?...武器じゃないよなあれ。」

 

 

 てっきり、剣でも出てくるかと思ったけど、あれは...

 

 

 「魔術...回路?」

 

 アニメやゲームで幾度となく見たもの。

 

 そういえば、投影した時にも体に浮き上がっていたな。

 

 そのまま回路は俺の方まで降りて、肩に触れた

 

 その瞬間――――――

 

 

 「っ――――――!」

 

 

 ブゥンッ

 

 

 体に駆け巡るいくつもの線。

 

 腕、足、全身に駆け巡る魔術回路

 

 その数、50本。

 

 元の彼の回路の本数からしてみれば倍以上のものだ。

 

 

 「貴方が入院しているとき精密検査で体に回路のようなものがあるのを見つけ、

 

 貴方の魔法のような力もその回路に起因するんじゃないかと科学者たちも結論づけたらしいわ。」

 

 「なら、セラフで武器を与えるよりもその力を増幅させたほうが早いと考え、貴方の回路をコピーし、

 

 そこにセラフの概念を取り込ませたそうよ。」

 

 「科学の力ってすげええええええ!]

 

 あくまで、俺自身の回路のコピーだから拒絶反応はないし、

 

 この魔力量ならきっと...!

 

 

 「早速、貴方の力を見せてもらおうかしら。七瀬さんお願い。」

 

 「”これより、アレーナ起動シークエンスを開始します。その場から動かないでください。”」

 

 「”5,4,3,2,1...”」

 

 

 「うおっ――――――眩しっ」

 

 

 辺りが光に包まれ思わず目をつぶる。

 

 目の前に広がった景色に思わず感嘆を漏らす。

 

 

 「これは...凄いな。」

 

 

 そこに広がるのは疑似的な市街地。

 

 まるで電子空間のような光景が目の前に広がる。

 

 

 「ここで他のセラフ隊員とセラフで戦えばいいんですか?」

 

 

 ピキピキ 

 

 空気が凍った

 

 マズイ、司令官の琴線に触れてしまったみたいだ。

 

 

 「セラフは人類の生存を託した、この世界で最も尊いもの...。」

 

 「それで戦いあうだなんて。あt「す、すいませー--ん!軽率な発言でしたあああ」

 

 

 まさに鬼の形相!

 

 そりゃそっか、技術の結晶だもんな。

 

 ん?じゃあ何と戦えば...

 

 

 「貴方が戦うのはキャンサーよ。」

 

 「え!...どこにいるんです?」

 

 「ARと磁力により、疑似的に出現させるわ。本物と強さは変わらないので心配しないで。」

 

 「俺の攻撃は効くんですか?」

 

 「貴方のセラフもデータ上解析済みなので、それを介しての攻撃なら、現実と同じ効果を

 

 疑似キャンサーに与えることができるはずよ。」

 

 

 つまり死ぬことない実戦ってことか。

 

 

 「アリーナで命を落とすことはないけど、デフレクタが尽きたらすぐさま退避することを常に心がけて頂戴。」

 

 「じゃないと実戦で死ぬってことですか...。」

 

 

 肝に銘じておこう。

 

 

 「では、準備はいいわね。」

 

 「”それでは戦闘訓練開始します。”」

 

 

 ブウゥゥン

 

 

 現れたのは、あの時の蜘蛛のようなキャンサー。

 

 ...今度こそ勝つ。

 

 

          トレース オ ン

 「――――同調、開始」

 

 手にするのは双剣

 

 干将と莫耶、古の刀工の名を冠した名剣。

 

 外見はイメージ通り。構造、材質共に問題は無し。

 

 

 「Gyuuuuuuu!]

 

 

キャンサーが飛び込んでくる。

 

 

 「ふっ――――――」

 

 

 向かってくる攻撃を横にかわし、すれ違いざまに剣を振るう。

 

 

 パギャッ

 

 

 今回は砕けもせず、しっかりとダメージが入っている。

 

 キャンサーの外殻には今の攻撃でできた傷がしっかりとある。

 

 

 「さあ、リベンジマッチと行こうぜ。蜘蛛野郎!」




プロフィール  

 佐藤 拓海

 所属部隊  ???

 誕生日   11月26日

 身長    170cm

 出身地   山口

 趣味    モノ作り

 特技    なんでも”普通”にできる

 嫌いなもの 誰かの泣き顔

 好きなもの 笑顔、

 ※セラフ起動前のステータス

 筋力 E+   魔力 E+   耐久 E   幸運 B  

 俊敏 D   
 
 トラックに撥ねられ、いろいろありヘブバンの世界に転生した。

 型月作品のファンであり、正義の味方に憧れていた青年。
 
 あくまで、彼が持ち込んだのはアーチャーの能力、

 つまりは投影魔術と彼の魔術属性「剣」のみ。

 主人公の魔術回路は15本と少なく、投影ができただけでも奇跡である。

 もし魔力量を増やすことができればあるいは...


 次回は蒼井視点からいければと思います
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