絶望的世界にアーチャーの力を持った男がいたら 作:九九八十七
※セラフ起動時
佐藤 拓海
筋力 D 魔力 A+ 耐久 D 幸運 B
俊敏 C
セラフによる疑似的な魔力回路の移植により性能ははるかに向上している。
それにより魔力量も増大しており、セラフによるバックアップのためかほぼ
無尽蔵の魔力を得ることができている。
投影した武器ある程度までは力を引き出せるが、真名開放による宝具使用は
ものにもよるが、「約束された勝利の剣」であれば、自身の全魔力、
デフレクタの全てを消費することで再現は可能。
防御においてはデフレクタに依存しているため、完全無防備な状態で攻撃を受け
れば、死ぬときは死ぬ。
また、魔力量の増大に体がついて行ってないので、体にかかる負担は大きい。
いずれにせよ、まだまだ鍛錬が必要である。
◇蒼井サイド
大規模作戦が2週間後に近づいたある日
「”緊急連絡。有明ドーム周辺にキャンサー発見の報あり。待機中の29Aは直ちに出撃準備を行い、ヘリポートに集合”」
警報が鳴り響く。
「夕飯を食べている場合ではないようね。皆行くわよ!」
隊長の指示を聞き、急いでヘリポートへ向かう。
「これも強力なキャンサーが現れた影響でしょうか?最近ドーム周辺にキャンサーが多いような...」
「そうかもしれないわね。でも、今は目の前のことに集中しましょう、蒼井。」
「はい!隊長。」
そうだ、今はできることだけを考えよう。
◇
有明ドームに向かうヘリの中で通信がはいる。
「"ドーム周辺で一般人とキャンサーが交戦中と報告がありました。”」
「見えました!こちらからでも目視できます!」
「あっ?!...」
ドゴーーン
交戦していた人がキャンサーの一撃で吹き飛ばされる。
「まずいわね...蒼井行ける?!」
「はい!」
そのままヘリから飛び降りる。
目指すはキャンサーの目の前。
ドゴンッ
着地は問題なし。
どうやら、戦っていた彼も無事のようだ。
勢いを乗せてセラフを振るう。
「はあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ドゴッ
バキンッ
一手ずつ相手を追い詰めてゆく。
「これで!どうでしょう!」
シールドレイを放つ。
「Gyuuu...」
よしあと一歩
「蒼井、さがって。でかいのいくわよ。」
「っ――――――はい!」
指示を受け後ろに下がる。
ドガンッ!
「GYuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu]
キャンサーは断末魔を上げ消滅した。
「ふぅ...周囲にキャンサー反応ありません
「了解。私が司令部に報告をしてる間...彼の手当てを。」
「はい!」
急いで彼に駆け寄る。
どうやら、意識が朦朧としているようだ。
「ご無事でしょうか?!」
「ぐっ―――」
声を出すのも辛そうだ。
「貴方があのキャンサーを引き付けていてくれたおかげでドームの人たちの被害も最小限に抑えることができました。」
「”本当にありがとうございます”」
その言葉を聞いた彼は、少しだけ表情が和らいだ気がした。
「もうすぐ私たちの救護部隊が到着します。」
特に目立った外傷は無し...あんなに吹き飛ばされたのに。
っ...意識を失ったらしい。
「...!大丈夫ですか?!しっかりしてください!」
「すぅ――すぅ...」
命に別状はないみたいだけど...
「蒼井?彼の様子は?」
「意識を失ってるようですが命に別状はないようです。」
「そう...それにしても一人でキャンサー相手に戦うなんて。」
「それに、何か武器のようなもので戦っていました。」
「一体何者なのかしら、彼は...」
「...」
もし、私が同じ状況になったら彼と同じように戦えるだろうか...?
◇
あれから彼は病院に搬送されたそうだ。
...いつか再び会えるだろうか。
「ふぅ――――――さて、今日も頑張りましょう!」
午前の訓練も終わり、午後からはアリーナでの訓練だ。
ちょっとだけ早くいって訓練しておこうかな――――――
今回は蒼井視点からお送りしました。
次回は主人公の戦闘シーンから行きたいと思います。