僕の幻想アカデミア   作:ダナオ

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episode 1
1話


 

青いツナギを着た大柄な『ヒューマン』が色取り取りの服を着た疲労困憊な男女に

向かって叫ぶ。

 

 

「これにて本日の訓練は終了とする!」

 

 

「「「「やったー!お疲れ様でーす!」」」」

 

 

疲労困憊で座り込んでいる男女が元気に返事を返す。

こいつら意外と元気有り余ってないか?と考えつつタバコに火を着け一息つける。

 

「お前たち意外と元気だな・・・よし!次の訓練は3倍くらいキツくてもいい感じだな!どうだ?嬉しいだろ?」

 

 

その言葉を聞いた男女は顏を見合わせ、話を理解すると顏を青ざめ教官『安藤 優』

に向かって各々が苦情を述べる。

 

「旦那ー、無理だ!3倍なんかしたら死んじまう!」

 

「無理でござる!無理でござる!」

 

「あなたに人の心はないんですか!」

 

「優教官!申し訳なかった!許して!許して!」

 

 

各々、座りながら恐怖の3倍訓練を行おうとしている教官に対し謝罪をする。

その言葉を聞き、優は苦笑いをする。まさか冗談で言ったのにこんなに反応すると

思わなかった。

まあ、自分は比較的ほかの教官より厳しく訓練をしているという自覚もあったし

彼らに強くなってもらいたいと誰よりも思っているし、難しいなぁ・・・

と思いつつ彼らに声をかける。

 

「ハハハ!冗談だよ、冗談」

 

 

「「「「よかったー愛してるぜ!優教官!」」」」

 

 

「さてさて、バカやってないで帰るぞー」

 

 

「「「「押忍」」」」」

 

 

まったく自分の生徒はお調子者が多いもんだ・・・だが悪くないと内心で思いながら

吸った紫煙をナベリウスの森林の空に向かって吐き出す。

さて、後片付けるも終わったことだしさっさと帰るかなーと考えていると自分の

通信機に連絡が入る。

ん?うちの娘たちか?それとも自分のチームのやつか?今日は特に約束なんてしてなかったようなー?と思いつつ通信に応答する。

 

「こちら守護騎士(ガーディアン)安藤 優 どちら様ですか?」

 

「やあ!僕だよ僕!『シャオ』だよ」

 

「おーシャオか、どしたー?」

 

「ちょっとまずいことが起きててね・・・今訓練中だよね。悪いんだけど訓練を中止

 して僕の所に来て欲しいんだけどいいかな?」

 

「んー、大丈夫だ、丁度今訓練終わって帰る所だから。マズイことって言うと『娘  

 達』を連れてった方がいいレベルか?」

 

「うん・・・連れてきて貰うと助かる・・・」

 

「わかった。急いでそっちに向かう。じゃあまた艦橋で。」

 

「うん。よろしく。」

 

 

通信が切れた後ため息を吐きつつ『娘達』に連絡を取る。この時間なら『ユリ』は

狩りに出てるかな?通信出るかなー?と思いつつ通信を飛ばす。

 

 

「はい。救済中のユリです。今楽し・・・忙しいので簡潔にお願いします」

 

「おーユリ、俺だ俺。優だ(今、楽しんでるって言いかけなかったか・・・?」

 

「あ、お父様!どうしました?今訓練中のはずでは?」

 

「あー、訓練はもう終わったんだ。それで連絡した理由なんだが、シャオから連絡が

 あったんだ。なんかマズイことが起きてるらしくてな。俺と娘達連れてきてってこ  

 となんだが来れるか?」

 

「行きます!行きます!お父様と任務なんてテンション上がって参りました!

 『リサ』さん!楽しんでいる場合ではありません!甚振ってないでさっさと殲滅し  

 て帰りましょう!そうしましょう!」

 

「アハハ!そうですねー!リサもそろそろ殲滅したくなったのでいいですよー!

 ガンガンハチの巣にしてしまいましょー!」

 

「あ、ああ・・・終わったら艦橋集合なー」

 

「はーい!たーのしー!」

 

通信を切り目を閉じ空を仰ぐ・・・うちの娘やばくね・・・?変な方向にぶっ飛んでるなー・・・でも仕事面は優秀だしエネミーが絡んでなければ淑女だし、うん大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせる。

さて次だ次『ミカ』はこの時間はー・・・あ、デート中だった。まあ、いいかと連絡を飛ばす。

 

「はいはーい!絶賛デート中の『ミカ』です!デート中に連絡してくるなんてどこの

 おバカさんですか!?」

 

「お、おーすまん・・・俺だ俺『優』だ・・・」

 

「あ、おとーさ!おとーさなら大丈夫!で、どうしたの!?」

 

「いや、シャオから連絡が来てな、なんでもマズイことが起きてるから俺と娘達連れ 

 て艦橋まで来てほしいんだと。」

 

「そーなのー?今デート中なんだけどなー・・・せっかく『イオ』ちゃんとデートな

 のにー」

 

「イヤ、行きなよ!先輩が呼んでるんだから!」

 

「えー、じゃあまたデートしてくれるー?」

 

「う、うん///いいよ///」

 

「やったー!!じゃあ、おとーさ先に艦橋に行ってるねーじゃーねー!」

 

「あ、ちょちょっと抱き着かないでよ///」

 

 

ここで通信が切れた・・・『イオ』のやつもう落ちてないか・・・いや、落ちたな・・・これで『ミカ』が落とした女の子何人目だ?あいつそろそろ刺されるんじゃないか?未来のことを考えると頭が痛い・・・どうしようと頭を抱える。

 

「あれ、教官殿どうしたんでござる?頭なんて抱えて」

 

「いや、娘達の将来のことを考えると頭が痛くてな・・・」

 

「あー、教官殿の娘さんたちはお転婆でござるからなー」

 

「お、お転婆で片付けられないような・・・まあ、いいか・・・

 よし、キャンプシップに乗り込めー帰るぞー」

 

「了解でござるー!」

 

 

キャンプシップに乗り込み点呼を終えキャンプシップはアークスシップに向けて

ナベリウスを飛び立つ。シャオのマズイこととは何なのか、自分たちが呼ばれるほどの事態なのか考えを巡らせながら目を閉じる・・・

 

 

 

 

 

アークスショップへ移動中・・・

 

 

さて、到着したか。ユリもミカのもう艦橋にいるだろうからさっさと行きますか。

 

 

艦橋へ移動中・・・

 

 

「おーっす、来たぜーシャオ」

 

「いらっしゃい、優。待ってたよ」

 

「お父様お待ちしてました!ミカももう来てますよ!」

 

「おとーさ、遅ーい!」

 

「すまんすまん、これでもお父さん頑張ってきたんだけどな。」

 

「相変わらず仲がいいね君たち親子は」

 

「当たり前だろ?魂を分けた家族なんだから。さて世間話はここまでにして今日はど        

 んな面倒事で俺たちを呼び出したんだ?」

 

娘達との日常的な会話を交わしシャオに問いかける。シャオが言うマズイことだからなある程度心の準備しておかないとな・・・

 

「実は・・・消滅していた「ダーカー」の反応を察知した・・・」

 

「なにっ!「ダーカー」だと!?原初の闇を倒して消え去ったはずじゃないのか!?」

 

思いもしなかったことを聞かされシャオの肩に掴みかかる。原初の闇は確かに自分が

倒したはずだ・・・なぜ再び現れた!?わからないことだらけで頭が真っ白になった。

 

「お父様!落ち着いてください!シャオさんが続きを話せなくなってしまっています!」

 

「そうだよ!おとーさ!落ち着いて!」

 

「あ、ああ・・・済まないシャオ、あまりのことに冷静さを欠いてしまった」

 

「大丈夫、落ち着いてくれたのなら問題ないさ。じゃあ説明するね」

 

そしてシャオの説明が始まる。

 

 

「君も知っているだろうけど、たまに違う世界線と交わる時があったよね。(コラボ)」

 

「ああ、特殊なエネミーが出たりいろんな世界線の服を売り出したりいろいろ大変だったやつだよな」

 

「そうそう、でね今回も世界線が交わりそうなんだ」

 

「ほうほう・・・それで?」

 

「うん。その世界線で「ダーカー」の反応を察知した」

 

「まじか・・・なるほど・・・」

 

シャオの話を聞き考えを巡らせる。確かに別の世界線であるのであれば「ダーカー」

がいる可能性も否定はできない。しかし、ダーカーがいるということはDF(ダークファルス)もいるそしてDF(ダークファルス)がいるということは原初の闇もいるということだ・・・それを狩るアークスは居ないのか・・・?

 

「シャオ・・・その世界線にアークスは居ないのか?」

 

「うん、反応はなかった。僕が推測するに過去にアークスは居て君たち守護騎士が居なくて最後まで抵抗したが破れてしまった世界線なのかもしれないね。」

 

「なんで、そんな推測が立ったんだい?」

 

「『アークス』の反応はなかったんだけど僅かながら『フォトン』の反応はあったんだよ。そして僅かながら『エーテル』の反応も・・・」

 

「『フォトン』!?しかも『エーテル』もだと!?じゃあ昔に『フォトナー』が居て

 しかも『マザー』までいるってことか!?まじかよ・・・でも、『アークス』が居           

 ないのに『フォトン』の反応が・・・なんで・・・まてよ・・・シャオ、その反応

 は『何』から検出された?」

 

「『人』からだよ」

 

「やはりか・・・」

 

「多分それの影響なんだろうね。その惑星の全人口の8割が特殊な能力を備えている 

 みたいだよ。」

 

「特殊な能力?」

 

「うん、火を吐いたり氷を操ったり動物に近い姿になったり。この能力たちをひっく

 るめて『個性』って呼ぶみたい」

 

「『個性』・・・」

 

考えをまとめよう。ここいらでまとめておかないとわかんなくなってしまう。

その惑星は『マザー』が居て『マザー』が『フォトン』と『エーテル』を人々に馴染ませ特殊能力『個性』を発現させた。恐らく今後来る『ダーカー』に対する手段として・・・おそらく『マザー』は弱っている。外からくる『ダーカー』からの防衛そして『フォトン』と『エーテル』を人々に分けたのが原因で・・・

 

この『マザー』は人々を愛しているのだろうな・・・自分の身を削ってまで・・・

 

 

「さて、優。現状は理解できたかな?」

 

「ああ、『ダーカー』が出現して『マザー』はもうギリギリで俺らで『ダーカー』を

 どうにかしてこいってことだろ?」

 

「うん、大体理解できたみたいだね。じゃあ、頼むよ守護騎士(ガーディアン)」

 

「了解、守護騎士(ガーディアン)としての務めを果たして来るよ」

 

「おねーちゃ、話わかったー?」

 

「ミカ、後で説明してあげるから今は黙っていましょうね」

 

「はーい!」

 

 

 

うん、後でミカにはちゃんと説明しよう。あ、もう一人の守護騎士(ガーディアン)

の『マトイ』は同行するのだろうか。『マトイ』が居れば100人力なんだが・・・

 

 

「シャオ、マトイは?」

 

「ごめん、マトイは別の特別任務に出てるんだ・・・」

 

「それは、仕方ないわなーそっちの任務が終わったらこっちに来てくれるように言っ 

 ておいてよ」

 

「うん、わかった。」

 

「あ、聞き忘れてたなんて名前の惑星なんだ?」

 

「あ、そうだったね。『地球』さ」

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてここから『ヒーロー』と『アークス』の苛烈な戦いが始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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