仮面ライダーユナイト in my hero academia   作:夢野飛羽真

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皆様おはようございます。

本日はオリジナル回でございます。
翔が瑞希と共闘!?


第8話:2人のライダー

「こんばんは、我が魔王。改めて入学おめでとう、今日は何の用かな?」

 

「そろそろツッコむ気にもならないな。一先ずアンタに聞きたいことがある。」

 

入学式の日の放課後、翔はSPIRITS日本支部のウォズに電話をかけていた。

 

「猪狩瑞希という少女について教えてくれ。」

 

「どうやら彼女と早速顔を合わせたようだね。うん、君にも色々と話しておく必要があるようだね。」

 

そう言うと、ウォズは自分が持つタブレットから翔にデータを転送する。

 

「猪狩瑞希…日本支部所属か。」

 

翔は受け取ったそのデータをPCで見る。

 

「その通り、彼女は日本支部所属で君と同い年の仮面ライダーさ。」

 

「成る程、それでなぜ彼女が雄英に?」

 

「仮面ライダーとしての自身のレベルを高めたいそうだ。」

 

彼女のプロフィールを確かめながら翔はウォズから情報を得ていく。

 

「ビショップ、彼女のライダーシステムの分析を頼む。」

 

『了解』

 

さらに資料にあった瑞希の変身する仮面ライダーリクスにも興味を示している。

未知の仮面ライダーの存在に翔も内心ワクワクしてしまっている。

 

「あと一つ聞きたいことが…」

 

「何かな?」

 

「何故俺に彼女のことを話さなかった?」

 

翔にとって気がかりなことがあった。

それはウォズらが彼女の存在を翔に話さなかったことだ。

 

「まあ、事前に伝えるよりいきなりの方が燃えるかなと思ってねえ…」

 

「確かに、俺もまあ…楽しめた。」

 

だがそのことに関しては特に深い意味もなく、ウォズなりのサプライズという物だった。

そのことが分かると翔もリラックスした表情を見せて、彼に一礼すると通話を切りPCと向き合う。

 

「仮面ライダーリクス、ライドコインを使って変身するライダーか。」

 

ウォズが彼に送った資料にはリクスの詳細がしっかり書かれている。

 

『ホッパー、ドラゴン、レックスの3形態があるみたいだぜ。』

 

それを既にビショップは読み込んでおり、そのデータを解説している。

 

「ホッパーとドラゴンは個性把握テストでも変身してた姿か。」

 

『ああ、レックスの姿は今後に期待だな。』

 

自分と同世代の仮面ライダーの存在に翔は燃えていた。

自身のライバル的存在に対しての対抗意識からか既に仮面ライダーユナイトの新たな力を作ろうと模索していた。

 

(飯田のエンジン…面白かったな。やはりバイクか…)

 

今日の個性把握テストを振り返りつつ、やはりここは開発中のバイクを完成させて自身の戦いの幅を広くしようと考えていた。

 

『おっと、こんな夜に事件だぜ。ライザーが現れた!』

 

「あのカプセル怪人か…」

 

その為にもバイクを調整しようとした矢先、翔の下にビショップから怪人が現れたという情報が届けられる。

 

『座標も届いてるぜ。早速行こう!』

 

「ああ、早めに終わらせよう。」

 

ユナイトフォンを手に翔は現場に向かう。

 

「ヒャーハッハッハッハ!!走るのは最高だぜ!!」

 

「先制必縛ウルシ鎖牢!」

 

現場に到着した翔の目に映ったのは街中の構造物を破壊しながら暴走する黄色いバイクと、それを捕まえようとする個性樹木のヒーロー、シンリンカムイである。

彼の個性の樹木を使い、指から枝の様に根を伸ばしてそのバイク、もといバイク型の怪人を捕縛しようとするが、その怪人は前輪部分を起点に降臨をうかせた状態で身体を回転させ、飛んでくる根を弾き飛ばす。

 

「しまった!」

 

「ヒーロー風情になんて捕まるかよ!」

 

バイク怪人はそのままシンリンカムイを振り切ろうと加速する。

シンリンカムイらプロヒーロー達も追いかけようと鎖牢を伸ばして進んでいく。

 

「バイク型の怪人か。厄介そうだな。」

 

「お、アンタも来てたんだね。」

 

翔が現場に到着するのと同時に、SPIRITSから情報を得た瑞希もその現場に姿を見せる。

 

「猪狩か…話すのは後だ。まずはアイツを止めるぞ。」

 

「わかってるって、あんま足引っ張らないでよ。」

 

「俺はそんなヘマはしない。」

 

『ユナイトドライバー』

 

『リクスドライバー』

 

2人は怪人の方を見据えて自身の変身ベルトを腰に巻くと

 

『クウガ!ギャレン!ガタック!』

 

『ホッパー!』

 

翔はライドカプセルを、瑞希はライドコインを自身のベルトに挿入する。

相手はバイクの怪人であり、変身シークエンスに入っている間にも時速100km程の速度でヒーロー達を引き離していっている。

2人はそんな敵に対抗するためにそれぞれ機動力に優れた形態へ変身することにした模様

 

「「変身!」」

 

『ユナイトアップ!スタッグユニット!』

 

『上昇せよ!サイバーバッタ!ホッパークロッサー!』

 

翔はクワガタムシモチーフの3人のライダーの力を組み合わせた仮面ライダーユナイト・スタッグチェインに、瑞希は機動力と脚力に優れた仮面ライダーリクス・ホッパークロッサーに姿を変える。

 

『クロックアップ!』

 

「リクス!レディーゴー!」

 

クロックアップで一瞬にしてバイク怪人の前方に移動し、前輪部分を横薙ぎに回し蹴り。

そしてバランスを崩した怪人の後輪部をリクスの強靭な脚が蹴り上げる。

 

「いってーな!何すんだよ!!」

 

蹴り上げられた怪人は宙を舞い、地面に落下する。

 

『黄色いバイク…あれは仮面ライダーレーザーの力を使った怪人だ。』

 

「仮面ライダーレーザー?」

 

『バイクレースゲームの力を使う仮面ライダーだ!見ての通りバイクの姿をしてる……』

 

仮面ライダーレーザーは自分自身がバイクの姿をしている特殊な仮面ライダーであり、恐らく彼のライドカプセルを使って変身したと思われるこの怪人も黄色いバイクの姿をしている。

そのことを解説するビショップの言葉を遮るようにバイクのエンジン音が響き渡る。

 

「レーザーだか何だか知らねえけど俺の走りを邪魔するなぁ!」

 

エンジン音を噴かせてレーザーライザーがユナイトに向けて突進する。

小回りが利くのはユナイトの方で、突進攻撃を横薙ぎに受け流して躱してから腕の刃を後輪に突き立てる。

火花を散らしながらも刃を弾き、体勢を立て直したレーザーライザーはウィリー走行のような状態でユナイトに突っ込んでいく。

 

「バイクだから質量がッ……」

 

バイク型の怪人という事もあり、その重量は通常の人型怪人よりも大きい。

振り下ろされた彼の巨体を2対の刃で受け止めているが、その重量が腕に重くのしかかってくる。

 

「私がいることを忘れるな!」

 

だが怪人のバイクフロント部分をリクスが蹴飛ばす。

 

「助かった!」

 

バランスを崩したレーザーライザーをユナイトの肩に装備されたバルカン砲から放たれる弾丸の雨が襲う。

 

「攻めるわよ!」

 

倒れる怪人をさらにリクスが2,3度蹴り、追い打ちをかける。

 

『ラピッド!ファイア!』

 

蹴り飛ばされる怪人のバイク型の身体に炎の弾丸が高速で発射され、被弾する度に身体に掛かるダメージを現すように、体には黒い弾痕が出来ていく。

 

「俺の走りを邪魔するなァ!!」

 

ユナイトの攻撃に怖気づいてしまったレーザーライザーは車輪を全力で回し、目にも止まらぬ速さで逃げ出してしまう。

 

「またクロックアップか…」

 

「さっきの速いの?アレも有りだけど2回目だと見切られるかもしれないわね。」

 

「だったらどうする?」

 

「これ、私が前に任務で手に入れたんだけど使ってみる?」

 

そう言うと2本のライドカプセルを投げ渡す。

 

『ゾルダとドレイクか。銃系の奴らだな。よし!ギャレンとデルタのカプセルと組み合わせてみよう。』

 

「ああ、わかった。」

 

『ゾルダ!デルタ!ギャレン!ドレイク』

 

受け取ったライドカプセルと元から持っているライドカプセルを2本ずつユナイトドライバーに挿入する。

 

「ユナイトアップ」

 

『ユナイトアップ!バレットユニット!』

 

4人の銃を使う仮面ライダーの身に纏い、ユナイトは新たな姿に変化する。

緑の肩の装甲にはキャノン砲が付いており、両目の複眼はバイザー状のサングラスに覆われている。

胸にはダイヤのマークが刻まれており、背中には蜻蛉の羽を模した飛行ユニットが装備されている。

仮面ライダーユナイト・バレットユニット、その形態の専用装備であるスナイパーライフル型の武器、ムーバーズライフルの銃口は既に逃げ行くレーザーライザーに向けられる。

 

『ユナイトフィニッシュ!』

 

ライフルに付いているスコープを使って狙いを定めたユナイトが自身のベルトのグリップを引くと、タキオン粒子とフォトンブラッドがユナイトの身体からライフルに流れ

 

「ライダーショット!」

 

引き金を引くと銃口部から高エネルギー弾が発射され、逃げるレーザーライザーの後輪部を捉える。

 

「何だ!?」

 

バイク型の怪人は銃弾が当たった所から弾き飛ばされるように吹き飛び、

 

「これなら十分!」

 

その間に敵に追いついたリクスは自身のベルト上部のブーストライズスイッチを押すと

 

『ホッパーフィニッシュ!』

 

ライドコインのエネルギーが彼女の脚部にチャージされ、その足を突き出すようにして怪人に飛び蹴りを放つ。

 

「俺はまだ!走り足りてねえええぇぇぇ!!!」

 

2つの必殺技を受けたレーザーライザーの身体は限界を迎えて爆発四散、爆炎の中からは暴走族らしい男性とレーザーのライドカプセルが転げ出てくる。

 

「これ、アンタが使いなよ。」

 

その後、警察やSPIRITSの人々が事件の後処理をしている間に瑞希は拾ったレーザーライドカプセルを翔に手渡す。

 

「助かる。けど良いのか?そんな簡単に渡しても」

 

それを受け取る翔だが、自分に何本もカプセルを渡してくれる彼女に疑問を感じていた。

競争相手である自分に対して敵に塩を送る様なことをしていいのだろうかと考えてしまう。

 

「そんなの決まってるじゃん。アンタが強い方が面白いから」

 

「俺が強い方が…」

 

「そう、私はいずれアンタを超える。けどその超える相手はもっと強い方が良い。」

 

「フッ、面白い。」

 

彼女の熱い思いに翔の中の疑問が一瞬にして吹き飛んだ。

自分にとって初めてのライバル、そんな彼女の心意気にレーザーのライドカプセルを握りしめた翔は自身のラボに向かおうとその方向につま先を向ける。

 

「猪狩、俺は俺の力でさらに強くなる。そしておまえにも負けない。」

 

「面白いわね。けど私も負けるつもりは無いわ。」

 

そして2人はそれぞれの帰路に着く。

2人のライダーの存在はお互いを高め合うだけでなく、更なる力を生むこととなるのだった…

 

To be continued




この後リクスの設定も投下するのでそちらも是非ご覧下さい。

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