忍びが転生したら〝異世界珍道中〟になった件 作:にゃんころ缶
ジュラの大森林に朝日が昇り、新しい朝が来た。
朝露に濡れた樹々の葉が眩しく光り、地面に落ちた水滴が弾け小さな花を咲かせる。
リムルはこの世界に来てから感じた事のない、満たされたスッキリ感で目覚めていた。
起きて周りを観察してみると。
何やら皆慌ただしく動きまわっていた。
何気に『解析鑑定』してみると……。
………………
…………
……
以前より魔素量が増量していたのだ。
つまり、強くなっているという事になるのだから、自分の進化は成功したのだと確信する。
そこへ。
《是。
『なるほど、俺が魔王になった影響で配下の皆も進化したのか……。ところで『大賢者』、えらく流暢に喋ってないか?』
《否。気のせいです》
『そうかそうか~。気のせいか……って、そんな訳あるかい!!』
《……》
と、突っ込みを入れるも、それ以上は反応がなかった。
(ほんとに気のせい、なのか? ほんとに?)
そう自問自答してると、そこへ。
「あ! リムル様、お目覚めになられたのですね!」
懐かしい声が聞こえた。
そして、背中に感じるこの懐かしい感触はとリムルは思う……柔らかくリムルを包み込む大きな、二つの丘。
リムルはスライム形態のままシオンの膝に抱かれ、頬ずりをされていた。
「シオン、無事に生き返ったんだな!」
「はい、リムル様! 我等一同、こうして無事に生き返る事が、出来ました!」
我等と聞き、改めてリムルは周囲を見てみると、百名の魔物が跪いていた。
その百名が主の目覚めを喜ぶように――
「「「「「我等一同、一名の欠落も無く無事に生還しました!!」」」」」
百名の声が跳ねる様にリムルの心に響き渡る。
良かった、本当に良かったとリムルは心の底から、皆の無事生還を喜んだ。
しかしそんな喜びもつかの間――
「――リムル様、お目覚めですか。良かった――色々と問題がーーっと、その前に。ちゃんと理性が残っているか確かめないと安心できません。打ち合わせの〝合言葉〟は勿論、覚えておられますよね? では、確認させて頂きますね。『シオンの料理は?』――どうぞ、お答えください!」
ニヤリと邪悪な笑みを浮かべながら、ベニマルがリムルに問い掛ける。
(ああ、覚えているさ『クソ不味い』だろ? うんうん、さて、アンサーを……って、待て待て待て! これ、今答えたら――すげえマズくね? 俺、今シオンに抱かれてるよね……)
その答えを言った瞬間リムルの脳裏に、それはそれは恐ろしい想像が描かれていった。
(マズい、非常にマズい!! このままだと、怒ったシオンに抱き潰されかねんぞ!)
リムルは焦る、マジに焦りまくり思わず『思考加速』を掛けて、何か良い策はないかと必死に考える。
考える……。
更に考える……。
更に更に考える……。
(そうだ!? こういう時こその『大賢者』だ! さっそく……え?……なんで?……。『大賢者』がいなくね……? さっき俺に答えたのは……一体……なんだ?)
《告。ユニークスキル『大賢者』は、究極能力『智慧之王』へと進化しました。その為、消失しており使用不可能です》
リムルは『大賢者』がいきなり進化したと聞かされ、驚きを隠せなかった。
(おおぉ……
進化した『大賢者』改め『
『よし! 早速だが『
《解。演算結果より、該当する検索結果は得られませんでした》
『はあっ!? 使えねーーーー!!(確かに、『大賢者』もこういう場面では役に立たなかったが、『
一秒にも満たぬ思考の果てに出た結論にリムルは、再び窮地に陥る。
「え? 私の料理がどうかしましたか?」
「ん? あれだろ、お前の日頃の努力を確かめたくて、久しぶりに食べたくなったんだろう」
(はああああっ!? クソッ、ベニマルのやつ、最初からそのつもりだったんじゃねーか!)
ベニマルがにこやかにとんでもない事を言い出して、リムルは更に窮地に追いやられていく。
「なるほど、それで私に料理を用意しておけと言っていたのですね。流石はベニマル様です」
シオンはベニマルの提案を受け、満面の笑みを浮かべていた。
(俺、ピーーーーーーーーンチッ!!)
リムルの心の叫びが
「シオン、言った通りだっただろう? 言うまでもない事だが、俺は――」
そうベニマルが言いかけた時。
《――では一つ。〝ベニマルが決めた合言葉は、確か『クソ不味い』だったか? ちやんと覚えているよ〟――とでも、答える事を推奨します》
リムルにとって福音とでも言える、素晴らしい答えを紡ぎ出した『
「待ちたまえ、ベニマル君。合言葉、だったよね?」
「――え?」
「勿論覚えているとも。ベニマル君が〝決めた合言葉〟は、確か『クソ不味い』だったかな? なあ、ちゃんと覚えていただろう?(セーーーーフッ! 俺、セェーーーーフ!)」
シオンの笑顔が一瞬にして固まった。
そして、ベニマルの額からは……ツーっと汗が滲み落ちた。
「わかりました。ベニマル様――いえ、ベニマル。私はリムル様の直属なので、敬称などは不要でしょう? そうですか……そんなに私の料理が食べたかったとは……いいでしょう。満腹になるまで、堪能させて差し上げましょう」
固まった笑顔でそう告げるとシオンは、その場から去っていった。
ちょっと怖いかも、いやかなり怖いと、しみじみとリムルは思う。
それからベニマルは何とかリムルを巻き込もうとするが、「まあ、なんだ。お前の自業自得って事で……」そう告げ、今回は流石に慰めの言葉は持たないと……。
ベニマルには、尊い犠牲になってもらおうと思うリムルであった。
そうしてるとベニマルが何かを思い出したように話し掛けて来た。
「――おっと、そうでした。シオンの料理はこの際置いておいてですね、需要な案件を報告致します」
それに応じて姿を見せたのはカリオン配下の三獣士、〝黄蛇角〟アルビス以下三名。
「この度は魔王への進化、先ずはおめでとうございます!」
アルビスが一通りの口上を述べると、ベニマルが口を開き状況を説明し始めていく。
まず、獣王国ユーラザニアから避難民が到着したのが、つい先ほどの事だと。
どうやら俺は、丸三日寝ていたらしい。
魔王ミリムと魔王カリオンの決着は既に――
「――はい。俺が見届けました」
答えたのは、〝黒豹牙〟フォビオ。
最後まで魔王カリオンの傍に控え、ミリムとの戦いを見守ったらしい。
そして獣王国はユーラザニアは――魔王ミリムの超絶的な力で、消滅したと聞く。
それを聞きリムルは、しばし絶句する。
ベニマルも初耳だったらしく、言葉を失う。
フォビオは大怪我を負ったらしいが、元素魔法:拠点移動で仲間と合流出来たと言い。
その後、ガビルの回復薬のおかげで何とか助かったと、フォビオは感謝していた。
一通りベニマルの説明が終わり、三獣士は無言になる。
〝白虎爪〟スフィアも悔しそうに唇を噛み締めていた。
しかし、フォビオが何かを思い出したように言葉を付け加える。
魔王ミリムの超絶攻撃の後、何と魔王カリオンは魔王フレイに討たれたのだと言った。
「魔王同士が手を組むなんて……想像もしていませんでした。何より、魔王ミリムはそう言う策略を嫌う性格だと信じていましたし。それに、今思い起こせば不自然な点が……」
確かにと、リムルはフォビオの言葉に頷き、ミリムが誰かと手を組むなんて不自然だよなと思う。
フレイはカリオンを討った後、カリオンを担ぎ飛び去ったと。
更にフォビオがフレイの飛び去った方向が、フレイの支配地の反対方向、クレイマンの支配地に向かって飛び去ったと、フォビオが重々しく言葉を並べた。
「ちょっとオレ、出かけて来る」
「まちなさいスフィア!」
フォビオの言葉を聞くや、スフィアが飛び出そうとするのをアルビスが止める。
スフィアの顔には凄まじい怒りが浮き上がり、今にも飛び出していきそうだった。
「行くなら、全員で攻め込みますよ」
止めたと思いきや、何と全員で攻め込むとアルビスが言い出し、アルビスの目にも激しい怒りの炎が
それを、なんとかリムルが宥め止める。
「まあ待て、お前達。先ずは情報収集だ。フォビオの話では、どうやらカリオンは生きているだろう。とにかく、魔王フレイというものがどんな性格か知らないが。魔王ミリムが決闘を邪魔されて、怒らない訳がない。と、するとだ、何らかの事情があると見ていいだろうよ」
「そうですね。俺もそう考えます」
ベニマルもリムルの意見に頷く。
とりあえず、獣人全員に暴走しないよう、釘を刺すリムル。
それに三獣士達も――
「了解ですわ」
「わかったぜ」
「承知です」
冷静さを取り戻し、リムルから休息を取ることを提案され、三獣士はそれを了承する。
万以上の民が強行軍で移動して来たのだ、三獣士や戦士団は疲労困憊の様子だった。
どっち道このままでは、クレイマンの領地へ攻め込むなど無理なので、しっかり休息を取り、今後の方針を決めようとリムルは言い、話を纏めた。
その時リムルが、避難が遅れてる民はいるかと聞くと、アルビスが少し訝し気に答える。
「その事ですが……。遅れた避難民は、避難スピードにバラツキはあるものの、着実に安全にこちらへ向かっています。気持ちの悪い位何事もなく、です」
「ほお、なるほど。安全に向かってるなら、いいんじゃないか?」
「ええ、確かにそうです。ですが、敵の襲撃がないのが逆に気に掛かるのですが……。ただし、全ての逃げ遅れた民がこちらに向かってるわけではないので、少し休息を取ったのち。救援の戦士団を、差し向けたいと思っています」
「そうか……。まあ、それに関しては後で話そう。とりあえず、お前達も休息をとってくれ」
「はい、了解しましたわ。リムル様」
街の各地で炊き出しの用意始まり、宿屋や大会議室は受け入れの為の準備に取り掛かる。
炊き出しのいい匂いが立ち込め始め、わらわらと人や魔物が集まりだす……。
そんな中、リムルとベニマルはシオンの料理が出来上がるのを……恐怖を押し殺し、待っていた。
リムルは涙目で必死に訴えるベニマルの姿に折れ、一緒に食べる事となったのだ。
そしてついに来たのだ、恐るべき
嬉しそうな笑みを浮かべ、料理? を二人の前に置く、シオン。
「さあ、どうぞリムル様、ベニマル」
置かれた料理? を見る、リムルとベニマル……。
リムルが即座にダメ出しをする。
「――って、待てーーーーい! これは、なんだ? なんなんだ、これは?」
このシチューっぽい何かを見たリムルは、壮絶に頭を抱えた。
それからリムルは、なんで食材がまるごと浮かんでるんだとか、下処理とかしたのかと? 聞くと。
なんと背中に背負った大太刀〝剛力丸〟で、下処理をすると建物ごと切ってしまうと
何故、「包丁を使わないんだ!?」と言う問いにシオンは、「私は〝剛力丸〟一筋なもので、浮気はちょっと……」と言った物だからリムルは呆れながらも、次の言葉を告げる。
「あ、そう。今度包丁セットをプレゼントしようかと思ったんだけど――そうかぁ、いらないのか~」
「間違ってました! 私の勘違いです! 多少の浮気くらいは大丈夫と言ってました!」
おっさり折れたシオン。
一口くちに入れた瞬間、リムルは……。
(えぇー……美味い!?)
すかさずベニマルに目をやり、食べろと促す。
ベニマルも無言で、恐る恐る一口食べてみる――すると、驚愕に目を見開き、リムルを見た。
ゆっくりとシオンを見ると、ドヤァ! 得意げにドヤ顔を決めていた。
それを見た二人は軽くイラつくも、その疑問をシオンに問う。
「シオン、どういう事だ? 何故、見た目を裏切る、素晴らしい味なんだ?」
「ふっふー 実はですね――」
そう言いながらシオンは説明を始める。
それは――驚くべきことに、シオンは進化の際の希望で、強く、強く、料理が上手くなりたい! と、ひたすら念じていたらしい。
それを聞いたリムルは(俺の進化の
「えへへ。と言う訳で、獲得したのがこの
聞けば、どう料理しても、イメージした味になるのだとか言い、リムルはとんでもない
その日は祭りのようなどんちゃん騒ぎとなり、その宴は深夜にまで続いた。
そして、夜もとっぷりと更け。
皆が酔い潰れてる中、リムルは一人今後の方針に思い悩んでいた。
そこへ。
見慣れぬ者がリムルのもとにやって来た。
「お目覚めになられたようで何よりです、我が君。無事に魔王へと成られました事、心よりお祝い申し上げます」
その者はノワール、そう言いながら深々とお辞儀をする。
「誰だ、お前!?」
「――ッ!? こ、これは御冗談を。悪魔である私が、
リムルは、何故か動揺している悪魔を見ていると、影からランガが飛び出してきて、召喚した悪魔の一人だと説明をした。
そう言えば宴の最中にも、うろうろソワソワしていたようなとリムルは思い、その悪魔に告げる。
「色々と手伝ってくれたそうだね、助かったよ。俺もランガも、無事帰還出来たしね」
「いいえ、とんでも御座いません。つきましては――」
「長々と引き留めて悪かったね。もう帰っていいよ」
「――えっ!?」
リムルは早く悪魔界に帰りたいのだろうと思い、快く帰還命令を出したのだが……。
それが、どうやらそうではないらしいと、目の前のかなり綺麗な顔立ちをした悪魔が、困惑した顔で泣きそうな顔になっているのを見て、おや?っと思い、次なる言葉を告げてみた。
「あれ? 報酬が足りなかったとか、かな?」
「いえ。先だってお願いしていた通り、配下の末席に加えて頂きたいのです! どうでしょう、検討して頂けないでしょうか?」
意外な言葉が返ってきて、リムルは。
(配下になりたいだと? えーと、確かに召喚した上位悪魔が、そんな事を……。!?――待てよ、こいつ上位悪魔とか、そんなちゃちな存在じゃないぞ。もっと上位の、存在だよな? そういえば、後の二体はどこいったんだ?――)
《解。〝反魂の秘術〟を行使した際、
(――なんと。
リムルの出した答えは――
「報酬とかないけど、いいのか?」
「そんなもの、御使え出来るだけで幸福です」
「よし、わかった。今日からお前も、俺達の仲間だ!」
「おおおお! 感謝致します、我が君!」
「我が君はやめろ、なんかむず痒い」
「心得ました。では、何とお呼びすれば?」
「リムルでいいよ」
「なんと……甘美な響きです。それでは今後は、リムル様とお呼び致します」
歓喜極まったノワールは、その場で喜びに身体を打ち震わせる。
「そうだ、それよりお前の名は?」
「私など、名も無き悪魔で十分で御座います」
「そうか、よし。報酬代りに、お前に名前を付けてやろう。問題あるか?」
「なんと! 問題などありようが御座いません。この上ない報酬で御座います!!」
美形の顔を歪めて、嬉しそうに喜ぶノワール。
(うーん。俺は魔物に好かれやすい、体質なんだろうか? もういいや、ここは開き直ろう。さて、名前だが……ここは、スーパーカーシリーズで行くか。そういや、もろに悪魔っぽい名前があったな――)
「お前の名前は、〝ディアブロ〟だ。その名に相応しく、俺の役に立ってくれ!」
名前を付けた瞬間リムルの
(かなり高位の悪魔っぽいから、もっと魔素を奪われるかと思ったけど……。確か、前に上位悪魔のベレッタに名付けした時は、三割以上の魔素を奪われたからなぁ)
リムルが心の内でぶつぶつ言ってると。
《告。個体名:ディアブロは、元は上位魔将でした。
『お、おう。やはりどう考えても、
《否。気のせいです》
『あ、そう? まあ、いっか。因みに、大幅ってどれくらい?』
《解。参考までに言えば、以前の十倍です》
『え? えぇー……ヤバいわ、それ』
以前の十倍と聞きリムルは、目の前のディアブロを見る。
跪いたまま黒繭化し、進化が行われてる様に見えた。
今後は、名付けは慎重にと、心に決めるリムルだが――また、やらかすよなとも思うリムルであった。
ディアブロの進化はあっさりと終わり。
漆黒の髪に混じる赤と金のメッシュが映え、金の瞳に黒い瞳孔が妖しく輝く。
スッと立ち上がったその姿は、極上紳士服を着た
先程迄の貴族感漂う服から、執事の服へと変化していた。
悪魔は固有スキル『物質創造』で自在に服を生み出せ、ツキハもこの『物質創造』で自分の服を作り出している。
コハクは権能でこれより上位の『物質創造』を持ち、それで服を生み出していたのだ。
「ディアブロ、それが私の名。感激で胸が一杯ですよ、リムル様。今日この日より、誠心誠意御使えさせて頂きます」
そう言いながら、ディアブロは恭しく跪く。
それからディアブロは、リムルが今後の方針で思い悩んでいたのを見抜き、リムルは現在の状況を説明した。
まず、魔王ミリムの件とクレイマンの策略、それに一番の問題――今後の人間との関係を左右する事になるファルムス王国の後始末と、西方聖教会の動きへの牽制。
特に西方聖教会への対応を間違えると、確実に人間と敵対する事になるので、それは絶対に避けねばならぬ事態だとリムルは説明をした。
しばらく何事か考えていたディアブロが、ならば私が一方面を引き受けましょうと、提案する。
それを聞いたリムルは、ならば明日の会議にお前も出てくれとディアブロに言い、明日の会議に向けてそろそろ休もうとする、と。
《告。個体名:ヴェルドラを封じる『無限牢獄』の『解析鑑定』が間もなく終了します。この解放を行えば、西方聖教会への牽制効果としては十分であると推測します。それと、〝番外魔王〟に対する抑止力になると、推測します》
『ほほう、なるほど。確かにヴェルドラを解放できれば、西方聖教会も迂闊に動けなくなるし、もしも〝番外魔王〟が敵対した時に、か……。って!? やっぱり流暢に喋れるじゃねえか!』
《否。気のせいです》
『あぁーー、もういいよ。そういう事に、しとくよ。で、ヴェルドラの解放はマジなのか?』
《解。明日の昼には、解析完了予定です》
それを聞いたリムルは「よし、なんとかなりそうだ!」と思わず声を出してしまう。
リムルはある決意をする。
魔王クレイマンは叩く、そして魔王を名乗ると――魔王を名乗ったら他の魔王から制裁を受けるとミリムから聞いていたから、それも含めてここは一発、盛大に名乗りを上げて、華々しく魔王デビューと洒落込もうとしよう。
リムルの決意は固まった。
後は明日の会議で詰めるだけ。
そして――ヴェルドラの解放を……。
だがしかし、ヴェルドラの解放が成れば、必ず来るであろう者が二人。
その者が来た時、どうなるのか?
リムルとヴェルドラ……。
盟友の二年ぶりの
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