悪夢から目覚めたら前世まで戻ったのだが?   作:gnovel

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閲覧ありがとうございます!

マレニアが強すぎて勝てる気がしないのですが…


それではどうぞ

追記
*テスト返却のことを忘れていたので文を追加、内容に大きな変更は無いので悪しからず
*今作品における狩人くんの学校は木曜にテスト、金土日で先生方が採点、月曜日に返却して夏休みという割と珍しいスケジュールになっていますが、ご了承ください。


*5 迫りくる因果 筋力99の洗礼

「…狩人様」

夢の中だろうか、誰かが呼ぶような声が聞こえる

その声はどこか聞き覚えがある声だった

 

いや、この声はもう何度も聞いているし、この声の主には最後まで世話になったのだ 

忘れるはずがない

 

「…今は会うことが出来なくても、いつかは…」

そう告げる声の主に対して俺は口を開こうとしたが

 

 

 

 

ピピピピピッ!ピピピピピッ! ガチャ!!

 

「…もう朝か」

この前はテスト勉強で寝れなかったが、いざ布団に入るとすぐに眠れるものだと驚いた

 

(昨日の夢の声は間違いなく、人形ちゃんの声だった…)

間違いない、そう確信できる

だって自分のことを『狩人様』というのは、人形ちゃんしかいなかったからだ

 

…いつか会えるようになるのか?

その時俺はなんて言えばいい…?

それよりもまさかあの拠点へ行けるようになるのか…?

 

考えるのは後だ

ひとまず朝ごはんを食べて学校に行かなければ…

 

 

 


 

「おい!!てめぇ!!!なんで昨日はすっぽかしやがった!!!!」

…今日は厄日というやつなのか?

学校についてから変な奴(妙に見覚えがある姿と声)に絡まれてしまった…

しかしなぜそんなに怒っているのだろう?(自覚無し)

 

「ふむ…貴公はなぜそんなに怒っているのだ?」

 

「はぁ!?お前昨日俺がいったことを忘れたのか!?」

ここは下手に相手を怒らせてはならないな

では…

 

「貴公、学校内でそんなに声を荒げていては、変な目で見られるぞ?」

主に俺とか

 

「~ッ!!!!」

そいつは悔しそうに恨めしそうに去っていった

何だったんだあいつ

 

 

「お、おい…狩夜だいじょうぶか?」

周囲の賑わいが戻ったころ慎吾が心配して声を掛けてきた

 

「あぁ…大丈夫だ」

 

「あの野郎!!またいじめに来たのか!!中学の時にしこたま怒られてたはずだぞ!?」

中学でもそうだったのか…

 

「俺は大丈夫だから気にすんな」

 

「お前が気にしなくても俺が気にするんだよ!!それに狩埼さんも気にするさ!!」

それもそうか

…奴を何とかするか

 

「それは申し訳ない」

 

「お前が謝る必要はないんだが…」

 

「そんなことより慎吾、次の授業の場所だが…」

俺は今日の曜日には移動授業があると朝に知り、慎吾にその場所を聞いた

 

「え?今日は…」

 

 

 


 

「あの野郎…!なめやがって…!!」

裕大は朝の出来事を思い返す

 

『貴公、学校内でそんなに声を荒げていては、変な目で見られるぞ?』

 

「あの野郎!!俺を馬鹿にしやがって!!!」

 

「放課後だ…!放課後に奴を呼び出して半殺しにしてやる…!」

 

「まってろよ…!雑魚の分際で…!!」

 

しかしこの男は思い知ることになる

狩夜という人物が普通の人間であれば彼の思い通りになるであろう、しかしそこにいるのはこの現実という生ぬるい世界ではなく文字通りの殺伐とした世界に途方もない時間を狩人として過ごしてきた狩夜とは雲泥の差、いや文字通り次元が違うということに…

 

 

~放課後~

 

「あぁ~ようやく終わったぁ~」

慎吾が身体を伸ばしながら疲れたように言う

 

「とはいっても、殆どが先生方の話だけだったがな」

そう今日は夏休み前の全校集会およびクラスでの先生の連絡事項がほとんどだったのだ

時間割しか見てなかったためそうした予定が学校にはあることを失念していた

ちなみにテストは土日の2日掛けて先生方が採点するらしい

 

「夏休み入るし、今度遊ばないか?」

慎吾がそう提案する

…魅力的な提案だが、今の自分は生前やってたゲーム(ブラボ以外)やその他のカラオケなどの娯楽に関しての知識が抜け落ちているため、どうするべきが悩んだ

そして出した結論が

 

「いい提案だ 日程が決まり次第遊びに行くとしよう」

慎吾の誘いを承諾した

まずは以前の俺がやっていた娯楽について思い出していく事にした

 

「よし!わかった!!じゃあ俺部活あるからまたな!!!」

 

「ではまた」

慎吾を見送った所で

…手紙に記載された内容を思い出す

 

『カバンを取り返してほしければ、他人には言わず校舎裏にこい 破ればこのカバンは燃やす』

 

「…いい機会だ」

降りかかる火の粉は払うに限る

 

 

~校舎裏~

 

「遅いぞ屑が」

俺は放課後になった後すぐに来たんだがな このぐらいの時間でキレるのなら俺はアルフレートやアイリーンにぶち殺されても文句は言えないのだがな

 

「誰も呼ばずにきたか?」

 

「あぁ、勿論」

 

「そうか(にやぁ) お前ら!!!」

目の前の奴が合図らしき声を送った瞬間後ろから複数の人間が退路を塞いだ

…油断しすぎたか

 

「よぉ~し、そいつを痛めつけろ!!」

後ろの奴が俺に殴りかかってくるが

 

「…」

避ける

 

「は!?」

続けて殴ってくるがこれも避ける

 

「こ、こいつ!!」

複数が俺を取り囲むように位置についた

 

「何やってんだ!!さっさと殺れ!!!」

イラついた口調で奴が命令している

…正直こちらもうんざりしていたところだ

正当防衛…だったか?それを主張させてもらおう

 

「ふんッ!!!!」

目の前にいた体格が比較的多きい奴の腹に殴りかかる

目の前の奴は反応することが出来ていないようだ

俺が本気で殴ればそれこそ腹に風穴を開けることができるだろう、だからこそ俺はガラシャの拳も装備せず素手で()()()殴りつけたつもりだった

 

「ヴッ!!おえぇええええええ!!!!」

…手加減を失敗したようだ

少なくともこの威力ではヤーナムの獣がひるむ程度のはずだが…

あっここヤーナムじゃねぇわ、なんならこいつら獣じゃねぇわ

 

「…」

 

「うっ、うわぁあああああ!!」

 

「なんだよこいつ!おい!!大丈夫か!!!」

 

「カハッ…ゴホッゴホッ!!」

 

「は?」

 

~裕大視点~

 

準備は整った 何も知らないあいつはのこのこと一人で来るはずだ

校舎裏に誘い込んだ瞬間退路を塞いでリンチして生意気な口をきけないようにしてやる

…はずだった

 

なんだあいつ!?あいつにあんな力はないはずだ!?!?

あいつが殴ったやつは不良グループの中でも体格が優れていて殴り合いにはめっぽう強いはずだぞ!?

それなのにあいつのパンチを腹に受けて本気で苦しんでやがる…!!

 

こんなはずではなかったのに…!

今もこうしている間にも奴は周りの連中を片付けていく…それもたった一撃でだ!!

 

…?!気づいたら周りの奴が全員ダウンしてる!?雑魚が!!

奴が徐々に近づいてくる…糞!!ここで逃げるのは俺のプライドが許さねぇ…!!

 

「くたばry(ドゴォ!!)」

ここで俺の意識はとんだ

 

 

~視点終わり~

 

「…ただいま」

 

「あ、おかえり~狩夜お兄ちゃん!!」

 

「あぁ、ただいま」

 

「お兄ちゃん、どうしたの?」

 

「いや…なんでもない」

 

「?そう、ならいいけど」

 

「…俺は部屋にいることにする」

 

「はいはぁ~い、またゲームね やっぱりいつもと同じね」

 

「そうだな」

俺は部屋に入った

 

「…」

さっきの事を考えなおす、俺の力加減はうまくいかなかったというより価値観がヤーナム基準に染まっていることにいい加減気づいたのである

 

「これで奴もまた来ることは無いだろうけども…」

流石にやりすぎたか…?

一瞬殺さなかっただけまだましと考えるが、さすがに殺すのはまずいと気づいた

 

「…力を強くすることは飽きるほどやったが、その逆はやったことが無いから今後は気を付けなければな」

こうして俺はゲームに意識を落とす

しかしあの現場にいた奴らの他にもう一人の視線を感じたが、気のせいだったのか?

まぁ…その時はその時か

 

 

 


 

「…」

予想外だった

 

「ううっ…」

あいつを取り囲んでいた奴らは決して弱くはないむしろ奴らはこの地域で名が知られているほど喧嘩には強い奴らでこちらも困り果てていたのだ…

それにも関わらずあの生徒は一人で全員沈めてしまった

だが私にはわかる

あいつが本気はおろか力をほとんどだしていなかったことに…

 

「興味深いな」

思わず口からその言葉がこぼれる

 

「…もう夏季休暇目前だから君を見ることはあまり無くなるだろうけど…」

その時はじっくり話を伺いたいものだな

 




狩人様は筋力10くらいで殴ったと考えてますが実際のところ30くらいの力で殴っていました

この数値は素性の『暴力的過去』の初期筋力15の2倍なので実際の所滅茶苦茶痛いと思います



それでは閲覧ありがとうございました!
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