エルデンリングの魔術が楽しくて2週目に突入しました
今作の月光枠がエモすぎてステ振り直ししました
それではどうぞ
~追記~
評価が赤色になっていて思わず確認してみたら総合ランキング56位になってました!
感謝の極みです
これからも投稿頑張ります!
「ああ、ゴース、あるいはゴスム…」
目の前にいる頭に檻を被った男が上位者に向けて交信しようとしている
「我らの祈りが聞こえぬか…」
どうやらゴースという奴に祈っているようだ…
だが、既にゴースは…
「けれど、我らは夢を諦めぬ!」
…もしかしたらこいつは既に知っているのかもしれない
ゴースが死んでいることに、しかしその男「悪夢の主、ミコラーシュ」は
「何者も、我らを捕え、止められぬのだ!」
声高らかにそう発言した
その声色はどこか楽し気で歓喜しているようだった…
「アッハハハ!」
その後俺はミコラーシュを追い詰めて応戦したが姿を消した
そして声があたりに響く
「おお、素晴らしい!夢の中でも狩人とは!」
…こいつは本当に楽しげだが何かを隠しているような気がした
これは、俺が前世から感じていたことだ
「けれど、けれどね」
そうしてミコラーシュはこの世界における最高の呪詛にして福音である言葉を俺に告げる
悪夢は巡り、そして終わらないものだろう!
全くその通りだと思うと共にこの言葉こそ狩人たる俺に相応しい言葉だと俺は感じた
現に俺は悪夢に囚われており、その終わりが見えないからこそミコラーシュのこの発言は実に的を得ていると思うのだ
…この言葉は今も俺の頭によぎるのだ、狩人として幾度の夜明けを繰り返してきた時に思い返すのだ…
悪夢は終わらない、終わっていないのだと
だからこそ、俺は狩人として獣を狩り続けるのだ
悪夢からいつか目覚めるために、そしてこの悪夢を終わらせるために…
…そうして俺はいつものように診療所を後にする
いつ訪れるかも本当に訪れるのかさえわからない悪夢の終わりに思いを寄せながら…
「ッ!!」
アメンドーズの頭からビームが飛び出し俺に降り注ぐ
俺はアメンドーズの周りを回るようにして回避する そして合間を縫って『シモンの弓剣』による射撃を行い続ける
「しッ!!!」
ビームを撃ち終わった後すぐに矢を打ち続ける
そうしてある程度打ち続けた時…
「ギャアアアアア!!!」
…目の前のアメンドーズから悲鳴らしき声が響き渡る
辺りにはこいつの体液が飛び散っている…
「ヴォォォォォォォォォォォォオ!!!!」
狂乱したアメンドーズが2つの腕を引きちぎり、手に持ち武器代わりにして俺に振るってきた
腕の先にはまるで宇宙を思わせるような塊が覆っている
「ッ!!相変わらず厄介だな!それ!!」
アメンドーズから距離を取り腕の振り下ろしを回避する 叩きつけられた腕からは小規模の爆発が伴った
だが…
「これで終わりだッ!!」
アメンドーズの頭が近づいたタイミングで『シモンの弓剣』を持ち替えて、『教会の杭』を変形させアメンドーズの頭めがけて叩き込んだ!
『ォォォォォォォォォ…』
アメンドーズの体が崩れ落ちるように消えている
もうじき何事もなかったように消えいつもの閑散とした廃墟に戻るだろう
「…」
俺はふと考える
今回はたまたまアメンドーズを発見できただけだが、まだ他にもいるのではないかと
そしていつかその脅威が自分を、家族を、友を襲うのではないかと…
(アメンドーズがいるということは、他の個体のアメンドーズもいるはずだ…)
幸いにも今回は死なずに済んだが、もしここで死んでいたらどうなったのだろう…
これまでは何度死んでも狩りの夢からやり直せていたが、かつての拠点に戻れていない現状どうなるかが検討もつかないのだ…
もしかしたら狩人の夢に行くのかもしれない、それか…
(一度死んで終わりか…)
そんなのは嫌だ!!
せっかくこっちの世界に戻ってこれたんだ…
だったら俺は、
(俺は獣も上位者どももまとめて狩り続け、生き抜いて見せる…!)
そう決意し、俺は家へ向かった
…この場に自分以外のもう一人がいたことに気が付かないままに…
「…狩夜」
廃墟に居たのは麻衣だった
麻衣が狩夜を見つけることになったのは、ほんの偶然だった
~回想~
『あれ?狩夜?なんでこんな時間に外に?ていうか、なんで学校に向かってるの?』
その日はたまたま二階の自室から外を眺めながらスマホをいじっていた麻衣だったが、ふと自分の視界に見覚えのある人影が写ったのだった…
『なんか忘れたのかしら…でもあの格好はたしか…』
その服装は狩夜が突然泣き出した日に身に着けていたものであると電柱の照明が照らした時にわかったのだった
少し様子が変なことに気づいた麻衣は…
『…様子を見に行こうかしら』
そういって麻衣は外出の支度を軽く済ませ、自分の母に適当な理由をつけて狩夜の後を追ったのである
…普段の狩夜つまり狩人としての狩夜ならば、麻衣が後をつけていることに気が付いただろう、しかし今の彼はアメンドーズがなぜいるのか、ヤーナムとこちらの世界の関連性について頭が一杯だったため周囲の警戒を怠っていたのである。
『…なんか普段と違うような…ピリピリしてる…?』
それは傍目から見てもなんとなく感じ取れるほどに普段の彼とは違っていたのである
まるで何かを追っているような…何かを見つけようとしているのか…と考えるも検討が付かないため特に気にすることはなく後を付いていったのである
しかし麻衣は気づく
『…おかしい、この先は学校じゃなくて裏山のはずよ…?』
そう、明らかに彼の目的地が学校とはかけ離れているのだ…それに向かっている先が学校の裏山ということも彼女の疑問となった…
そして彼は裏山をどんどん進み最終的にとある廃墟に行きついた
『えっ!?ここって!?』
…そこは地元でも有名な心霊スポットで、行方不明者も出ているまさに曰くつきの廃墟であった
夜中に一人でこんな廃墟に来る…それが麻衣の心に大きな揺さぶりをかけた
『何をしようとしているの…?まさか!』
麻衣は考える限りの最悪の想像をしてしまった
『きっと裕大になにかされて…自殺しに行くつもりなの!?』
その考えがよぎりいてもたっても居られなくなった彼女はすぐさま飛び込もうとする
「かりy…」
しかし彼女を待ち受けていたのはまったくの予想外のことだった
「え?」
狩夜が見えない虚空に向かって銀色の弓らしきものを構えていたのだ…
それだけならまだ思春期の少年が廃墟で
『なんで撃った矢が空中に刺さってるの!?』
彼女の視点ではアメンドーズは当然見えない、しかしその矢や狩り道具は別だ
彼女の視界には空中に刺さる矢がいくつも浮かんでいるのだ
しかしまだ、まだそれだけならば空中に立ててある的が位置的に見えなかっただけで本当はそこに的があるという誤解をしているかもしれない…
そうした淡い期待はすぐに裏切られることになる
「ぐうッ!?」
まるで何かにぶつかったように彼の体が吹き飛ぶ
『狩夜!?』
…彼の体に傷ができたからことで彼女は悟る…自分には見えない何かがいて狩夜はそれと戦っているのではないかということに…
今すぐにでも狩夜を助けに行きたかったが、周囲の瓦礫がまるでなにかにぶつかったようにして崩れていくのを見て麻衣は、姿勢を低くして息を潜めた
『なによこれ…なにが起きているのよ…!?」
自分の見えない何かと戦っている狩夜、今まで気にも留めてなかったがおそらくあの服はこうした怪異と戦うための所謂仕事服なのだと麻衣は気づいた
時より狩夜の立っていた場所が突然光ったと思ったら爆風を帯びて床が削れていく…すでに彼女の頭は混乱していた
『なんなのよ!!?』
…そうしてどれくらいの時間が流れていたのだろうか…ついに決着がつく予感がしたのだ
「これで終わりだッ!!」
『狩夜!?』
今までより一層弓を引き絞り解き放たれた矢は何かにあたる
それと同時になにか聞こえる気がしたが…まだ彼女は知る由もなかった…
それからしばらく経ち…狩夜が廃墟から出ていったころ
麻衣は、ただ立ちすくんでいた…
無理もない…いきなり目の前で自分の幼馴染が弓を構えたかと思うと近くの建材が何かにぶつかったように壊れた光景や幼馴染が見えない何かに怪我を負わされたことに加えて、彼が注射器のようなものを持ったかと思うと急に自分の体に突き刺したのだ
…それと同時に彼が負っていたであろう怪我が瞬時に治ったのを彼女は目撃してしまったのである
『狩夜…あなたは何を隠しているの…?』
立ち尽くす麻衣を頭上に浮かぶ蒼い満月が照らす、それはかつてヤーナムの秘密を秘匿したあの月のように輝いていたのだった…
これまでの日常が崩れていくような感覚に陥る…そんなことを思いながら彼女は家路についた
…彼女はどこか頭が澄み渡るような感覚に少し陥った気がしたが、それは眠気から来るものだと勘違いし家についてからすぐに眠りについたのだった…
はい、今回の件で麻衣ちゃんは啓蒙が1つ上がりました
しかしまだ1なので普通の人と何ら変わりませんが、本来なら上位者の存在を察知することすらできない中、『何か変なのがあそこにいる気がする……?』程度には感じ取れるようになっています
要するに今のところ問題はありません
それでは閲覧ありがとうございました!