運動不足で死にかける系ウマ娘   作:色龍一刻

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時間が空いたから書いたよ。
新年度頃になるとバタバタするよね。辛い。


ウンスの勝負服には、言葉に出来ない美しさを感じるんだ。
あのフリフリ感がヤバい。
復刻マダー? ウチの究極の機能美と激マブが待ってるよ。





恐怖!ウマ娘のスピード!!というよりはその脆さ。

私は正座していた。言い訳はすまい。

 

「限界まで走るなって言っておいたよね。」

 

「本当に久しぶりに、体調が良かったので。つい...」

 

言い訳をしてしまった。反省である。

 

腐ってもウマ娘故、塵程度は走行欲は存在する。

勿論恐怖心も同時にある。だから、それを前世の記憶やら理性やらで押さえながら、その生理的欲求を解消する。"嫌なのに、恐ろしいのに楽しい"という相反する感情は、大いに私を苦しめたものだ。.....今日のように。

 

さて、私の前には父がいた。顔はにこやかであるが、声は冷えていた。

久しぶりに怒っている。中年な()は兎も角、私は震え上がっていた。

私は怒られ慣れていないのである。致し方ないので僕が対応していた。

 

「本当に心配したんだ。近くにマックイーンが行く予定の店があることを思い出さなかったらと思うと恐ろしかった。今日は東京レース場にいたから、アラートが鳴った時は肝が冷えたんだ。しかも何故、よりよってレース後の渋滞の中で倒れるのか.....」

 

なるほど、家で倒れたときとかは、父が仕事を蹴っ飛ばしてまで駆けつけてくるのに、よりによってマックイーンだったのはそういう...。

 

今日は安田記念当日であった。勿論ビデオはとってある。

視聴会は友達とするのだ。そうしないとキツイ。

 

....だとしたら早計だったなあの時の私。恥ずかしすぎる話である。

どんだけはっちゃけていたのだろうか。

緩んでいただろう過去の私を思いだして、今更ながら悲しくなってきた。

 

「あー....多分カンちゃん、自己嫌悪で落ち込みまくってる様子だから、そのくらいに...」

 

とは、トレセン学園所属のもう一人の友達、タイちゃんである。

すわいつの間に私がここにいると?

 

「ブルーちゃんが教えてくれた。サブトレーナーにも用事があって呼ばれてたし。」

 

なるほどあいわかった。わざわざ駆けつけてくれてありがとう。

 

「なははー、友達だし、カンちゃんのことだしねー。.....実際のところは....黙秘権を行使します!」

 

む、含みありありだな? 

いや現にこんなことになっているわけで、

言われても仕方がないと思う所存であるが。

 

「まあ、見る感じカンちゃんも反省してるし、この程度で許してあげて下さいな。()()()()()()()()()()。」

 

「.....まあ、身にはしみているだろうし、そこまで言うつもりはないよ。私も適切な対応をとれていたわけではなかった。まさかスピーカーになっていたとはね。」

 

スピーカー?

 

「え"、それ言っちゃうの? わざわざ私が黙秘権まで行使したのに!?」

 

「曰く、貴女のアラートと"へるぷみー"が結構の音量で流れたようですの。ウマホのスピーカー機能で、観客席に。」

 

.......我が恥、この一日にて数知れず。死ぬしかなし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうやだあ

 

 

 

 

 

あー...........

 

 

 

 

「うわぁ、声圧し殺したガチ泣きしてる....(あんな姿久しぶり。どんだけ心が弱ってるん?結構マズイ気がする。)...カンちゃん、今日は、ほら、帰ろ? 後でまた話そ、多分今日は厄日だったんだよ。ほら送ってあげるから...」

 

「私が家まで車を出そう。当分学園に泊まり込みで家に帰れないが...約束通り、ヴァーカンシーを頼む、タイプノット。」

 

「了解しました。では私は休養期間にこれから入ります。サブトレーナーさんの家はぼちぼち寄りますのでご心配なく。」

 

「助かる。....さあ、帰ろう、ヴァーカンシー。」

 

「あーあーこんな泣いちゃって....もう高校生なのにこれじゃ形無しだよ。(まあ、見た目が小学生高学年くらいだから違和感無いけど。)」

 

うわぁっ....っ......ひっぐっ.....

 

 

僕は兎も角、わたしは駄目のようだ。

自業自得とはいえ、流石に心にダメージが入りすぎて幼児スイッチが入ってしまった。今日はもうわたしは使い物にならない。

 

.....参ったなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫ですの?」

 

「駄目じゃないかなー。」

 

「幸運を祈りますわ。」

 

「あんなことされて印象悪くないんだ。」

 

「何か原因とか悪意があるわけではなく、なるべくしてなってしまったことに後からくどくど言うことはしませんわ。彼女が怯えることをしてしまって、ついお腹の栓が緩んでしまった。その程度のことですの。私にも責任はありましたわ。」

 

「流石メジロ家、心が広すぎる。」

 

「臭いとか色とかも全然無いようでしたし、パッと洗って置けば問題なかったのですわ。」

 

「....尿ってそこまで汚くないってどっかの雑学で読んだな。」

 

「女性が話す内容ではありませんわね。」

 

「あー、ごめんなさい。」

 

「いいですわ。気にしません。」

 

「流石だなぁ....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうなってしまうと、結構めんどくさいのが私である。

高校生になってまで幼児退行とかメンタル弱すぎじゃない?とため息一つつきたい気分であるが、今も私はタイちゃんのお腹に抱きついて鼻を啜ってるので、それは無理な話だった。

私がごめんな。迷惑をいつもかけてるなぁ。よりによって毎日がお忙しいトレセン学園生に....と自分もじめじめしそうになるので思考をカットする。

後でなんでも料理リクエストを受けよう。迷惑かけた皆を呼んで、自腹パーティーでも開くか。それがいい。そうしよう。

 

「大丈夫だよー。大丈夫だよー。今日は大変だったねー。」

 

と、タイちゃんが優しく私を撫でてくれている。

ウマ耳美少女に抱っこされながら撫でられる.....こ、これがバブみ!?と、開きかけた禁断の扉を閉じようと四苦八苦しながら、車に揺られる私であった。

 

 

翌日。

 

私は死んでいた。

自己嫌悪期及び反省期である。

「私、恥ずかしすぎ、死のう。」状態がうだうだ続いているようなものである。

子供か?....(肉体は)子供だったな。

 

 

.....そろそろタイちゃんが安否確認のために訪れる時間だ。

ぐずぐずと布団から這いずり出て、立ち上がる。

何時ものように視界の色彩が飛び、平衡感覚がぐにゃぐにゃになる。

慣れると面白くなってくるあの感覚である。

低血圧の症状は直ぐ治まるので、眩暈に似た余韻を上手くかわしながら、洗面所に移動する。

 

顔を洗い、口を洗い、そこのコップで朝食前の薬を飲み干しておく。

体重計は....0.3kg減。許容範囲内だ。

 

朝御飯は.....多分タイちゃんは軽くしか済ませてないだろうし、多めに作ることにする。トーストにエッグ、ベーコンチーズトマトレタスレモンヨーグルトにココア。

 

ほぼほぼ既成食品の組み合わせで作れるし、毎度朝のデバフで回らない頭でも問題ない程度の難易度である。料理は正確性とパズル要素で構成されているというのが持論である。

 

 

ピンポーン。

 

お、来たかな。念のためカメラ...うん、タイちゃんである。

 

オープンザドア。

 

「お邪魔しまーす。うん、ちょっと顔白いけど大丈夫そうやね。.....朝御飯中だった?」

 

「ううん、作り途中ですよ。どうせタイちゃん、いつものプロテインだけ飲んで走ってたでしょ。着く頃には腹を空かせてると思ったから作っておこうと思って。」

 

「えー、いいよ悪いよー。.....いい匂い。」

 

「まあ、もう袋から出しちゃってるから食べてくれると嬉しいな。」

 

「じゃあ、お構い無く。皿だし手伝うよ。」

 

「任せました。こっちも仕上げちゃうね。」

 

 

父がどうしても仕事場から帰ってこれない時、

見計らったかのように友達たちが朝に来る。

 

曰く、朝ランニング途中に寄った。とのことだが、

昨日のことで漸く腑に落ちた。

多分父が、毎度毎度、頼んでおいていたのだろう。

一言言ってくれれば良いのに、なんとも父らしいことだ。

 

また、家に来た時、朝食を振る舞うのも恒例であった。

いつも彼女たちは遠慮するかのように振る舞うが、

その耳と尻尾の動きで嬉々としているのが丸わかりである。

簡単なものだとしても、自分の料理を喜んでくれるのは大変嬉しい。

 

 

「父さんも言ってくれれば良いのに...」

 

「あはは...私としても言っても良かったけど、なんか内緒にしておくのが普通にな空気になっちゃってねー。めんご。」

 

「まあ、気にしてませんよ。父らしいでーすーし。」

 

「サブトレーナーらしいと言えばらしいよねー。わかる。」

 

「.....父さん、サブトレーナーだったんだ。」

 

「あー、その話する。」

 

トレセン学園の高位の管理職、まあ嘘ではないな。

なんか上手く誤魔化されたなとは思うが。

トレセン学園で働いていると聞いていた時点で予想はしていたので驚きはさほどである。

 

 

「できたらお願い。サブトレーナーとしての父さんのこと、知りたいな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・ヴァーカンシーの父

 

主にお父さん、サブトレーナーの名で呼ばれ続けるであろう人。

名前は決まっていない。有名なジョッキーからとるのが鉄板かな?

 

性格・属性は、中庸的な天才型平凡。生き方は拙い。

我の強い嫁やヴァーカンシー、教え子、仕事仲間に引っ張られて生きてる人。

押しには弱い。想定外にも弱い。娘の危機にもずっと弱い。

ルドルフ会長からは『君はまるで鏡だな。』というコメントを貰っている。なんのこっちゃ。

長年の生活で、娘に絶対的な信頼を置いている節がある。故の油断をよくしてしまう。無自覚なので更に悪い。

そういう、父親という意味ではヴァーカンシーの友達からの評価はまあまあ。

トレーナーとしての評価はピカ一。

とあるウマ娘曰く「あの人、我が弱いからなのか知らないけど、周りをたてたり、成長させたりするのが上手いんだよねー。」とのこと。

 

テーマは『天才にも欠点あり。その欠点で色々苦労する運命』。

まあ、テーマ通りにはなったかな。

 

イケメン。片思いのウマ娘多数。嫁子供がいることは尋ねれば喋るので、ただの失恋製造マシンと化している。突然のやる気低下の原因。

 

 

 

・ウマ娘名 タイプノット

 

黒鹿毛のウマ娘。瞳は優しい白金色。

ヴァーカンシーの友達。

 

・現在のステータス(クラシック級6月前半)

 

体力 40/100(レース疲れ)

スピード 400/1200 C

スタミナ 250/1200 E+

パワー 250/1200 E+

根性 200/1200 E

賢さ 300/1200 D

 

バ場適性: 芝A ダートG

距離適性: 短距離B マイルB 中距離A 長距離G

脚質適性: 逃げB 先行A 差しD 追込G

 

芝中距離先行ウマ娘。スタミナが不安。逃げもイケる。

クラシック級では結構強いウマ娘。

 

ステータスの数値は、

流石にアプリのように最強のトレーナーはいないので、協ぎみ。

こんぐらいじゃねで決まっています。修正案あったら下さいな。

 

有名らしいウマをモデルにしたオリウマ娘。

名前は改変しています。

 

ステータス作る時、

馬場や距離は成績から察せるけど、勝ち方(脚質適性に反映)は動画を何度も見てわからなくちゃいけないから辛い。

我、ウマ娘から入った競馬にわかやし....

まあ、親が競馬やっているなら兎も角、現代っ子が競馬をそこそこ知っている例の方が少ないよね。許して。

 

 

 

 

 




母方実家の近くに地方競馬場があるんだけどね。
レースの日には道一杯に馬券+αが捨てられたらしいのよね。
周辺地域の経済は回るけど、そこまで治安は良くなかったらしいね。
地方だからこその光景だったのかな?
何故かウマが道端を歩いていてひやひやしたとも言ってたし。
交通事故でも起こせば一家離散だってさ。恐ろしいね。




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