錬鉄の英雄の居る店   作:三和

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「そういや衛宮?」

 

「何かね?」

 

「お前あの二人に写真送ったんだろ?俺の近況について話してなかったのか?」

 

「……私は外人部隊時代から最近迄の私と君が写った写真と共に私が近々君を連れていく旨について書いた手紙を送っただけだ。……まあ君は顔を変えてしまったし私も魔術回路の過剰使用の影響で大きく見た目は変わってしまったが。」

 

「どうりで荒い歓迎だったわけだ、何で言わなかった?」

 

「君も良く知ってる彼女の友人に連絡を取り彼女の両親の居場所こそ聞いたが……そもそも私は面識が無いからな……突っ込んだ話をするよりまずは君を連れていくのが先と思った迄だよ。」

 

「というか良く届くと思ったな?こんな村まで。」

 

「……都市部に住む彼女の友人の話では一応届くとの事だった……まあ治安状況を考えればしっかり配達されるかは賭けだったがな……届いていたようで何よりだ。」

 

「行き当たりばったりにも程があるだろ……」

 

「何の計画性も無く日本を飛び出した君に言われたくは「ブーメランって知ってるか?」……」

 

「言わせてもらうが正義の味方になるって言って高校を卒業しただけのガキがガチの戦場にいきなり身を投じようとするのも十分ヤバいからな?」

 

「止めたまえ、この話はどちらにも不毛だ。」

 

「了解。俺もこんな所まで来て争いたくは無い。」

 

「……そっちでは無い、こっちだ。方向音痴では無いだろう?」

 

「遠回りしてんだよ、察しろ。」

 

「この辺は街灯が無い。日が暮れたら面倒な事になる」

 

「へいへい。」

 

「……結局君はどうするつもりだ?」

 

「お前はどうすんだよ?仮に俺が店畳んでこっちに残るって言い始めたら。」

 

「その時は私は正義の味方に戻るつもりだ。……もちろん出来るだけ人を殺さない、な。」

 

「ま、良いんじゃねえの?取り敢えず俺は今回は帰る。んで「親父さんの店の合った場所迄行くのだろう?」……言っとくが今度はお節介は要らねぇぜ?」

 

「その間は私が代わりに店を営業しよう。……帰って来なくても構わないぞ?」

 

「お前本当に性格悪いな。たまには素直に話せねぇのかねぇ……」

 

「天邪鬼は寧ろ君の特権……いや、君の場合ツンデ「止めろ、気色悪い。」ククク。」

 

「大体ツンデレならその称号に相応しいのが連れにいんだろ?」

 

「違いないな。彼女は紛うことなきツンデレだ。」

 

「で?そんな女がお前は好きなんだろ?」

 

「うむ、私は彼女を好いている。昔からな「良し!録った!」は?」

 

「今のはしっかり録音させてもらった!これでしばらくお前をからかえるな!」

 

「まっ、待ちたまえ!まさかそれを凛に!?」

 

「お前らこうでもしねぇと進展しねえじゃねぇか。」

 

「それを渡したまえ!」

 

「やなこった!」

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