「…へぇ…んじゃあそのちんちくりんをウチで雇えって…?」
「…うむ…頼めるか…?」
奴がルヴィアと話すイリヤを見る…
「…法律問題は免許と戸籍ありゃクリアだろ?使えるなら俺は構わないぜ?」
「…いや、良いのか?」
「何がだよ?」
「…いや、揉め事に巻き込まれる可能性が「俺らが店やってから問題の起きなかった時の方が珍しいだろ?今更だ」…確かに、そうだが…」
「…まあその代わり指導はお前がしろよ。後万が一警察来たら説明はテメェがしろ。そんなもんまで責任負えねぇわ…ああ、いっそマスコミに第三者装ってリークしちまうか?話題になりゃ魔術師も手ぇ出して来ねぇだろ?無駄に客が増えそうだけどな…」
「…発想はともかく普通客が増えたら喜ぶ物じゃないかね?」
「…面倒臭ぇ…」
「…客商売でそんな事言うのは君ぐらいだよ…」
「趣味だって言ってんだろうが。そもそも俺の傭兵時代の貯金運用して利益出してるから別に汗水流して働く必要ねぇの」
「……初めて聞いたんだが…」
「言ってないからな。何かあってもこれで安心だろ?」
「……」
「そんな顔すんなよ、何ならお前も乗るか?遠坂と結婚するし、しばらくあのガキの面倒見なきゃ何ねぇんだろ?金はいくらあっても足んねぇだろ。」
「…そうだな…考えておこうか…」
藤村家だけに何時までも頼る訳にもいかないからな…
「…最低でも一万からだからな。」
「…フッ…その手の基本は分かっている…と言うかどうせ一枚噛ませてくれるなら私にも手を出させたまえ。」
「…まっ、良いけどよ…」
これで当面の資金の問題は片付いたかな…
「…てか予約すんのは勝手だけどよ、店が再建されんのはもうちょい先だぜ?」
「…出来てからで構わんよ。…と言うかどうせ改めてオープンした際は忙しいからまだイリヤに任せられん。」
「まあな。さすがにそれは俺も勘弁してもらいてぇわ。」
「…私、シロウのお店で働くの?」
「正確には店主は彼だ。」
「…そう。よろしくお願いします。」
「へーへー。せいぜい頑張ってくれ。」
「…あまりに態度が悪くないかね?」
「…俺はガキが嫌いだ、つっただろうが。こいつの中身が十八歳でも俺にはそれ以下のガキにしか見えねぇよ。…正直使えるかも怪しいしな。」
「…良いよシロウ…私、自分で頑張って認めてもらうから…」
「…妙な奴だな、こいつ…」
「…それなりに色々見てるからな…見た目で判断しない事だ…」
「分かってるさ…まあお手並み拝見と行こうかね…それはそうと…お前「…イリヤよ。せめて名前で呼んでよ」…その内な。…お前本当にウチで良いのか?何だかんだウチは忙しいぞ?面倒な客も来やがるしな。」
「…うん、大丈夫。」
「…はん。どれくらい持つか本当に見物だな。」