「お前らさ…もう三回目だぞ…まだそんなに不安か?」
「「「……」」」
…相変わらず私たちはイリヤの様子を見続けている…分かってはいる…だが、未だに不安になる…せめて私たちの内誰かでも着いて行ければ…!
「あのガキ、断るだろ。」
「心を読むな「口に出してたぜ?」…本当か?」
「「……」」
二人の方を見れば無言で頷かれた…そこまで私は余裕が無いのか…
「気分転換にちょっと出かけて「ここは割と広いし散歩ならホテルの中でも良いだろ?…そもそも今日は雨だぞ?」……」
今日は朝から雨が降り続いている…てっきり通り雨だと思ったんだが…
「良いから座れ。ウロウロされると鬱陶しい…。」
「…分かった…」
私は部屋の中の椅子に腰かける(前まではロビーにいたが今の私たちはいるだけでもあまり空気が良くなくなる。見兼ねた従業員に注意され、必然的に客室にいる羽目になった。今はルヴィアと奴の部屋にいる)
「トイレに行って「さっき行ったじゃねぇか。…つか、部屋にトイレもシャワーもあるのに何で部屋の外に出ようとしてやがる」お腹空いたから何か「ルームサービス使えよ、ここはホテルでしかもスイートルームだぞ?」……」
「仕事の電話を「何のために部屋にいんだよ。ここは部屋数だけなら腐る程あんだ、空き部屋ですりゃ良いだろ」……」
「あのよ…お前らあのガキが学校行く度にそうするつもりか?いい加減慣れろ。」
「慣れるわけが無いだろう…!」
家族を心配して何がいけないと言うのか…!
「なら、割り切れ…普通の生活を送らせる前提ならお前らのやってるのは余計な事だ…」
「……」
「今は仕方ねぇけどよ、何れあいつは自分で立つつもりなんだろ?…こうもお前らが色々やってたらあいつは永遠に自立出来ねぇぞ?」
「ふざけるな…!彼女は長くないかも「なら尚のこと好きにさせろよ。…それとも何か?お前らは例えば、余命半年とか言われた人間に一生ベッドの上で寝てろと言ってんのか?それはそいつの意志を尊重した事になんのか?」論点を摩り替えるんじゃない!」
「騒ぐなよ。俺の言う事が気に入らねぇならそれはそれで良いけどよ、グダグダ悩むくらいならせめてあいつの意志を先に確認しろよ。…それで過度の干渉は止めて欲しいと言われれば最低限の事意外、お前らは手を引く…それで良いんじゃねぇのか?」
「「「……」」」
「…要らねぇと言われんのがそんなに嫌か?お前らだって元は自分の手で道を切り開いて生きて来た人間だろ?…なら、お前らに自分の足で歩きたいと言うあのガキの言い分を否定する権利はねぇんだよ。」