前世から愛をこめて   作:サイリウム(夕宙リウム)

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※注意

本編が完結したので作者もお嬢様もユキぴもブレーキがなくなりました。好きなようにします。


DROSSEL[D-Verse]Home Party
お嬢様だよ~、見てるぅ~?


 

 

 

 

「あはー、思ったより疲れたなあぁ。やっぱ最近全然動いてないせいかな?」

 

 

昔やってたランニングでも再開しようかな? と思いながら寝台に倒れ込む。

 

肉体的疲労と言ってもそこまでキツイものじゃない。せいぜい『明日の筋肉痛が怖い』程度なものだ。昔、前の世界での私みたいに疲労で逆に目がさえて眠れない状態とは違う状況だ。……まぁあの時はやらないといけないことが多すぎたわけで、身を削って一日の睡眠時間が3時間を切るような事態になってたから仕方ないけど。冷静に考えてみれば私よく生きてたな、ってレベルだ。

 

 

「朝はこれから先の事件に対応するために技術を押し上げて、根回しとか仕事とかしてて。夜は夜で襲い掛かってくるニンジャを切り殺して、敵の数を減らす。もう二度とやりたくなーい。」

 

 

ま、この新しい世界じゃする必要もないんだけど。

 

寝転がりながらサイドテーブルに手を伸ばし、リモコンに手を伸ばす。ボタン一つでカーテンが開いていき現れるのは“新しい”オオサカの夜景。よくよく考えれば考えるだけで開けることもできたのだが、やっぱりアナログな人間のせいか。デバイスの方に手が伸びてしまった。

 

 

「軽く念じれば何でもできる、ってかなりヤバい力だよねぇ。」

 

 

寝転がり視線を天井に。軽く念じてみれば何もなかった場所には数多くのホログラムが出現し、現在この国で放送されているTV番組が流れ出す。そして何もなかったはずの場所にはいつの間にか軽い軽食に甘ったるい炭酸系の飲料。わざわざ私が望んだ弱炭酸になっている。

 

最期まで傍観者として記録し続けた娘たちが手に入れた技術のほんの一つ。思考を形にする技術だ。

 

しかも彼女たちからすればこれでも入り口にちょっと入ったぐらいって言うもんだからもうレベルが違い過ぎる。お母ちゃん置いて行かれ過ぎてもう何したらいいかわかんないよ。だってさ、この前のツラヤバ消去するときもさ、『ニンジャという存在をなかったことにすることもできますし、今後この世界に置いて似たような存在が生成されないようにすることもできますよ?』とか言い出すもん。ちょっと刺激的な子が『新しく世界作ってこれまで集積した負の感情を永遠に味わい続ける牢獄とか作りません?』とかいう意見も出してくるし。

 

 

「行き過ぎた科学は魔法と見分けがつかないだっけ? もう魔法も超えて神の奇跡とかそういうレベルじゃんか。」

 

 

まぁ実際さ、あの世界から派生した世界の全部が寿命を終えるまで見続けたわけだからさ。いくら隔離された世界群とは言え超高位存在とかのデータは蓄積できたみたいだし……。なんだろ、特に世界に対して何もする気はないんだけどやろうと思えばこのマーベルというマルチバースの中で上から数えた方が速い存在達とタイマンできるとか……。もうつぐみちゃんわかんない。

 

 

「……あ、そうだ。うぇーい、読者のみんな見てるー? お嬢様だよー。」

 

 

寝ころびながら無理やり“視点”を私の正面に移動させ力なく手を振ってみる。遅延があるせいかどんな感情が帰ってくるのかはわからないが、“あちら側”の認識も簡単にできるようになってしまった。今の恰好かなり薄着で大事なところとか見ようと思えば見れる感じだけど、まぁもう今更だし。正直全部見られてもいい気がしてきた。……いやまぁ見せないけどさ。

 

元々あった『マルチバースに関連する力』。一度終わったこの身が同じ存在として再定義されたせいか、かなり強化されたおかげでそれまで知覚できなかった“向こう側”の存在も感覚的に解る様になった。元々そっち側にいた経験があったおかげで何となく昔からそういう存在がいることは理解していたが、こっちに来てからは確実に視認できるようになった。

 

娘たちが言うにはやろうと思えばそっち側に遊びに行くことも結構簡単にできるらしい。むしろこっちみたいにまるでお話しの世界のように月間世界の危機! とかが起きない分安全だし、もしよかったら長期滞在とかしてほしい、って感じだったみたい。

 

まぁ確かにありえそうな世界の危機と言ったら核戦争ぐらいだしねぇ……。それぐらいだったらもう秒もかからずに解決できるからなぁ。

 

 

「っと! じゃあ休憩はこれぐらいにしておきましょうか!」

 

 

ぱっと立ち上がり、クローゼットから着替えを手元まで運ばせる。

 

さっきまではややこしい仕事があったが、この後は彼女との時間が控えている。遅刻してもされても怒るような間柄ではないが、彼女のことだから予定よりも早い時間で待ち合わせ場所に移動しているだろう。私もそれに合わせるのができる女って奴だ。

 

見た目重視のために、昔超人血清を使った時の背丈まで身長を変更し、礼服へと着替えていく。うん、やっぱりいつもよりもこっちの方が大分見た目がいい。今日の予約はちょっと大人な雰囲気の場所だからね、昔はおめかしとか全然分からなかったけど今なら完璧ですとも。

 

 

さて、着替えているうちにこれまでのことをそっちのみんなにも説明しておこうか。

 

こっちではかなりの年数が経過したが、多分そっちでは一月も経っているか怪しいところだろう。まぁなんせ私の半生を綴るのに半年ぐらいしかかかってないんだ。時間のズレはしかたない。

 

私が今いる世界の時間は2019年がそろそろ終わろうかというところ。つまりサノスとの戦いが終わった後の時間軸ということになる。私が前の世界で死んだ年でもあるね。……まぁそう考えればちょっと縁起が悪いが私たちにとっては重要な日だ。今日は彼女と二人だけの楽しいディナーに、明日は娘たちとホームパーティ。その次の日はアベンジャーズのみんなを誘って楽しい宴会だ。

 

 

「おっと、ごめんごめん。君たちが知ってるのは2009年までだよね。それまでの空白の10年についての説明をしていこう。」

 

 

2009~2012年、つまり私がこの世界にもう一度“産まれ直して”。アベンジャーズが始まるまでの間。この期間は基本昔自分がやった通りのことをしていた。シールドのみんなにちょっかいを掛けながら自分を売り込み、トニーと交友を深める、といった形に。もちろん見せた技術力は昔と同じレベルに。まぁニックは昔よりも私のことを警戒してたけど表面上は仲良くしてくれたからね、そこら辺は別に気にしていない。

 

この間は特に事件もなかったから基本ユキや子供たちと失った時間を取り戻すように遊んだりと色々していた。仕事と言ってもほとんど子供たちが終わらせてしまうからやることは私が前に出ないといけない会合とかそういうことだけ。今いる町も2010年くらいには完成してたからかなりゆっくりと過ごすことができた。

 

 

「おかげさまでユキの隣に立ってもおかしくないぐらいには自分を磨けたんじゃない?」

 

 

軽く伸ばした髪を後ろに纏めながら自身の姿、中性的な黒いスーツに身を包む自身を鏡越しに眺める。うん、いい感じ。

 

 

 

んで、2012年。この年はニューヨークにチタウリ達がやってくる年。

 

この世界では初対面のみんなと全員で顔合わせした年でもある。この時までずっと記憶をどうするのか迷っていて、私だけ知った状態で昔みたいな関係性を続けていくのか、それとも無理やりみんなの記憶を戻して最後の記憶にあるあの時間から進めていくのか。

 

皆と顔を合わせるまでは前者のつもりだったんだけど、やっぱり集合しちゃうとね。

 

戦いが終わった後、色々耐え切れなくなって全部曝け出しちゃった私はその時点の彼らに許可をもらって彼らの記憶を戻した。イヴが色々ぼかしたり、今後悪影響になりそうな部分は切り離しての処置だったけど彼らの頭の中にもう一人の自分の記憶が流れ込んだ形になる。

 

 

……うん、まぁ色々大変ではあったけど今はすごく幸せだからね。みんなには何も隠さなくてよくなったし、それが一番よかったや。

 

 

その後はなんだろ。ハッピーエンドの大安売りって感じ?

 

皆がみんなその後に起きる出来事ある程度把握してるから問題らしい問題は先回りして解決できたし、ソコヴィアで実験に参加してた二人はすぐに連れて来て記憶戻したし、ウルトロンは誕生しなかったし、ヴィジョンはもう私が作っちゃったし。まぁいいことがあり過ぎて楽しい日々でした。

 

こまごまとした問題は色々あったけどみんな先回りしすぎて退屈してたからね、私が動くまでもなくすぐに解決してあのクソみたいなソコヴィア協定や超人法は生まれず、みんなのヒーローアベンジャーズが世界を守り続けている。

 

記憶に関してだが、過去のデータを返したのは最初の七人と例の姉妹とヴィジョン。それとあと数人程度にとどめている。それ以外は私に言ってくれたら反映するよ、って感じ。この人たちは仲間って言うよりも家族って感じが強かったからね。本人たちから許可もらったらもう我慢できなかった。

 

ま、つまりピーターとかスコットとかクイルとかは記憶戻してないってことだね。

 

 

「特にピーターはまだ高校生だしね、あんまり記憶戻し過ぎて混乱させるのも違うし。」

 

 

あ、ちなみにサノス君は変なこと思いつく前に食糧問題をこっちで解決してあげたから今も元気にタイタンで遊んでるよ? 多分ニコニコしながら土弄ってる。娘の一人に食料問題に熱心な子がいてね、全く栄養のない大地から栄養満点の紫イモを生成する品種を開発しちゃったらしく、それをタイタンのサノスが発見したという風に“しておいた”ので彼が暴れる必要性はもうない。

 

食料問題は彼が解決したことになってるし、行き過ぎた経済格差とかはハイツレギスタの宇宙部門が全宇宙を飛び回って色々解決してあげている。やっぱり世界は平和が一番だ。

 

 

「ま、さらっとだけどそんな感じ。もっと詳しく教えてほしい場合は連絡頂戴ね。」

 

 

ちなみに私とユキの結婚式だけど、とりあえず思いついた形式を全部やることになったので一月ぐらいずっと式やってた。みんなの記憶戻したおかげで念願の結婚式ができたわけだし、ユキも楽しそうにしてくれたから私も大満足。まぁちょっと着せ替え人形にされてたのは拒否できないけど。

 

 

「さて、こんな感じかな。イヴ? 隠れて私の写真を撮るのもいいけど、感想の一つぐらいくれてもいいんじゃない?」

 

『……バレてましたか。非常にお綺麗です、性別不詳の王子様。といったところでしょうか? マスターがなりたかったであろうイメージにピッタリかと。』

 

「そう? ならよし。」

 

 

じゃ、私はこれからユキと楽しいデートなので。

 

 

 

「悪いけど視界は切らせてもらうよ。ほら、後はご想像にお任せします、ってやつ。」

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

「……えっと、つまり?」

 

「映画見に行こうぜ、ユキ! 別世界の!」

 

 

件のデートから数日後、今のアベンジャーズメンバーを集めて行ったパーティの翌日。その余韻が覚めぬまま私はユキにそんな提案をしていた。

 

 

「別世界ってのは……、他のマルチバースに行くってこと? 何か面白そうなのでもあったの?」

 

「うんにゃ、その外。今から行くのは私が前々世でいた世界だね。ちょうど私があっちで死んだ後に公開される映画がやるって聞いたから見に行こう、ってことで。」

 

 

つまり今私たちが生きている世界の前の世界、つまり前世の世界にとっても類似した世界を物語として書いた映画……。つまり原作の映画を映画の世界の住人が見に行こうって話だ。すでに私たちにとって世界の壁などネコの前にある障子よりも脆い。やろうと思えば隣町の映画館に行くノリで飛び越えることができるのだ!

 

 

「つまり劇場の大画面でつぐみの顔が見れるってこと?」

 

「……あ、そっちじゃなくて私たちがいない世界の描写がされてる奴。」

 

 

そう言った瞬間に見るからに顔から覇気というかエネルギーが消失するユキ。……あ、あの。なんかごめんなさい。こ、こんどね? こんどそっちの世界の映画見に行きましょ? というか私たち題材にした映画って明らかに地雷あるけどいいの?

 

 

「確かにそうだけど私の隣にはホンモノがいるし大丈夫かなって……、正直大画面で映画として描かれたあなたが見たい。」

 

「ドストレートに来たね、いや確かに私もみたいけどさ。」

 

 

スケジュール帳に新しい予定を書き込みながら、脱線していた話題を元に戻していく。

 

何度か話題には上げたが、私が前々世で命を落としたのは2020年代。ちょうどエターナルズの放映が終わったぐらいだったと記憶している。つまりだが私のMCUの知識ってのはそこで止まってて、それ以降何が起きたのかはよくわかっていなかった。

 

んで、この世界で新しい視点を手に入れてから色々調べてみるとなんでもその次の話はスパイダーマンのお話をやるみたいで。予告編とかそう言うのをネタバレ防止のため全力で阻止しながら調べた結果、どうやらこれまで放映されたMCUのみならずスパイダーマンと名の付く映画のすべてを見ておくととても幸せになるらしい。

 

わざわざそっちの世界に行って一緒に来ていたジュノーと調べた情報だ、その書き込みをしていた人も結構著名なマーベル好きの人だったし、おそらくその通りにしておいて間違いがない。

 

 

「と、いうわけで今から一緒に映画を見に行く前に。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「MCU+αのデスマーチしようぜ!」

 

「おー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ、とりあえず順番に。」

 

 

サム・ライミ監督 トビー・マグワイア主演

 

スパイダーマン(2002年)

スパイダーマン2(2004年)

スパイダーマン3(2007年)

 

 

「おぉ、これがスパイダーマン。……なんというかヒーロー、って感じだね。」

「ヒーロー映画こうあるべし、って感じがするよねぇ。」

「あとこのダンス好きかも。」

 

 

 

マーク・ウェブ監督 アンドリュー・ガーフィールド主演

 

アメイジング・スパイダーマン(2012年)

アメイジング・スパイダーマン2(2014年)

 

 

「おぉ、ピーターがかっこよくなった。こっちの彼はシューター使ううんだね。」

「こっちのスパイディもいいよねぇ。」

「ラストシーンがまた……、楽しませていただきました。」

 

 

 

 

「じゃあMCU行っていきましょう! とりあえず最初はフェーズ1から。」

 

〇フェーズ1

アイアンマン(2008年)

インクレディブル・ハルク(2008年)

アイアンマン2(2010年)

マイティ・ソー(2011年)

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)

アベンジャーズ(2012年)

 

 

「おー、ほんとにつぐみがいない。……なんか物足りなさは感じるけどすごく“チーム”って感じがしてるね。」

「……そういえば最初のころ『私いらない子』みたいに考えてたっけ。」

「あとこのブルース博士役の役者さんが変わってるのは……。」

「それ以上いけない。」

 

 

 

〇フェーズ2

 

アイアンマン3(2013年)

マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2014年)

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)

アントマン(2015年)

 

 

「お~、ソーさんとかギャラクシーの子たちはこんな戦いしてたのか。知らなかった。」

「そういえばあんまり接点ないものね、私がちゃんと関わったのもここじゃ二つだけだし。」

「あとウルトロンがトニーさんみたいに書かれてたのがちょっと面白かったかも。」

「こっちじゃ私が関わっちゃったからねぇ。」

 

 

〇フェーズ3

 

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)

ドクター・ストレンジ(2016年)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年)

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年)

スパイダーマン・ホームカミング(2017年)

ブラックパンサー(2018年)

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年)

アントマン&ワスプ(2018年)

キャプテン・マーベル(2019年)

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年)

 

 

「か、数が……。それに知らないことばかりで情報量に押し流されそう。というか一回失敗しちゃってるじゃんそっち!」

「そうならないように頑張った。」

「お疲れさまでした……、というかこっちのピーター君のヨーロッパ旅行こんな感じになるんだね。」

「ちょうどさっき『これから旅行に行ってきます!』連絡来たけど先に何起こるか見ちゃった形になるねぇ。」

 

 

 

 

 

 

「よし、後はドラマとかあるけどここまでくれば大丈夫らしい!」

 

「結局数日かかちゃったもんね。でもつぐみが好きになった理由が解る濃厚な時間でした。」

 

「布教が成功したみたいで何よりです。……では。」

 

 

 

「「いざ、劇場に。」」

 

 

 

 

 

 

 ☆スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2022年)☆

 

 

 

 

 

 

 

 

〇鑑賞後

 

 

 

 

 

「「よ゛か゛っ゛た゛!!!」」

 

 

 

 

「いや、すごい。すごい良かった。なんで私これ見る前に死ぬんだって、今から蘇生しに行きたいぐらいよかった。」

 

「なんというか集大成みたいな感じだったねぇ……、立ち上がって拍手しそうになったもん。」

 

「いや、ほんとに。ほんとにすごかった。これが私たちの世界でも起きるかと思うと……、、あれ?」

 

「……つぐみの記憶見た感じそんなイベントなかったというか、起きる前につぶしちゃったというか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ごめんピーター! 私たちこれからこっちでバカンスしてるから! 何かあったらストレンジ先生に相談して!!!」

 

 

 

 

 







男装つぐみ

中性的な王子様、を目指しコーディネートされた服に身を包んだ彼女。少し伸ばした髪を後ろでしばり、また身長を過去の自身のレベルまで伸ばして黒い礼装に身を包んでいるので非常に見ごたえがある。実際町中を歩けば黄色い歓声が上がるし、一部の娘たちがかなり危険なレベルまで追い込まれた。なおユキにはあまり効かなかった模様。

いろんなことを天秤にかけた結果、今なら何が起きても対応できるし並行世界関連の問題はお手のものなので涙を呑んで無視することに決めた。後輩君との交友度は前の世界と同じくらい、多分彼はトニーの次ぐらいに相談の相手として思いつくだろうが、トニーは自分から発表する人だしお嬢様はn度目の新婚旅行中、あとすぐに頼れそうなのはストレンジ先生くらい。ヨシ!


ユキ

そういうのも好きだけど、いつもの方が好き。
娘たちのおかげでそう言った身体的特徴どころか性別を弄ることもできるようになったし、元に戻すのも一瞬なため一時期片っ端から試しまくったことがある。結婚式が長引いたのもそれが原因。

正直最終的に隣にいる人が楽しそうにしてくれればそれでいいので、今回は思いっきり背中を押した。現在つぐみと町の中を歩いてもヴィランが一切出てこない平和すぎるこっちの世界を満喫中。戯れに囲碁と将棋のAIに勝負を挑み圧勝して帰ってきた。




おまけ

〇Phase 1
DROSSEL[]Begins of FIREBALL
Marvel's The Avengers


「おぉ、私が画面の中に。」
「かなり細かく描写されてるよね、つぐみの記憶の話とかが一切触れられずに伏線として細かい小道具に仕掛けがあったり……」
「え、普通に見逃してた。」


〇Phase 2
DROSSEL[]Purged FREESIA
Avengers: Age of Ultron
DROSSEL[ ALL ]BREAKER


「どうしよ、気分悪くなってきた。」
「大丈夫つぐみ? ほら、私ならちゃんと隣にいるよ?」
「ユキ……!」


〇Phase 3
Avengers: Only my[]once


「原作、だっけ? そっちを見ると結構印象変わるね。知っているからこそ続編に続くようなことを全部悉く破壊してる。」
「まぁ映画としては間違ってるよねぇ。」
「あとラストシーンしっかり描写してたのは私としても高得点ですね。」
「褒めるとこソコなのね。」



ファイアボール

「……コメディ? アニメだったんだねぇ。」
「私ら殺し合いしかしてないからこっちの原作見るとちょっと……、気が抜けちゃうかも。」
「つぐみがよくする両指の強調マーク、ここからなんだ。」

ファイアボール チャーミング

「あれ? 年号が遡ってる。」
「そこがコレの面白いところでもあるよねぇ。」
「……多分この面白さは見ないとわからない奴だ。」

ファイアボール ユーモラス

「あ、お父さん出てきた。」
「ちなみにお母さん出てこないなぁ、と思った作者が考えて生まれたのが私らしいよ。」
「メタいですな。」

ゲボイデ=ボイデ

「これで終わりか……、一本一本が短いせいかすごい名残惜しい。」
「もう制作チーム解散しちゃったらしいからねぇ……。」
「「次回作来たらいいねぇ……。」」

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